【穴ぐさをより活用するためにデータを深堀り!】
穴ぐさ長者への道
オーシャンSは前走重賞で掲示板外だった馬が穴ぐさ指名ならチャンス!?
文/藤山剣
先週の穴ぐさは、最終レースで大爆発! 土日6クラのうち4クラで激走馬が出ました。
特に中山は、土曜日にジェットエンブレムが7番人気①着、日曜日にアベックフォルスが14番人気③着。救われたユーザーさんもけっこういたのではないでしょうか。
今週は中山&阪神の2場開催。少頭数のレースも結構あるので、穴を狙うなら選択肢は狭めですが、レースを絞って狙い撃ちしていきましょう!
※本文中の穴ぐさの集計データは、特に記載がない場合は2018年以降、2022年2月27日終了時点のものです。
今週の重賞チェック
3月5日(土)
チューリップ賞(G2)
阪神芝1600m
阪神芝1600m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★☆☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★☆☆☆☆ |
今年の出走頭数 | ★★★★☆ |
今年の波乱期待度 | ★★☆☆☆ |
近4年のチューリップ賞の穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | 穴ぐさ不在 | |||
2019年 | ドナウデルタ | B | 6 | 4 |
アフランシール | A | 8 | 8 | |
サムシングジャスト | C | 10 | 12 | |
2020年 | イズジョーノキセキ | B | 10 | 4 |
ショウリュウハル | C | 8 | 11 | |
シャンドフルール | A | 7 | 13 | |
2021年 | シャドウエリス | A | 11 | 6 |
タイニーロマンス | B | 7 | 7 | |
レアシャンパーニュ | C | 9 | 9 |
近3年、残念ながら穴ぐさの馬券絡みはないものの、2019年のドナウデルタが③着とはアタマ差、2020年のイズジョーノキセキが③着とは半馬身差と、おしいところまでは迫っています。
ただ、ここ2年は4番人気以内が③着までを独占しガチガチの決着。今年も15頭立てと頭数こそ揃ったものの、阪神JFの上位馬がエントリーしており、このあたりが能力発揮するようなら堅めの決着となりそう。
3月5日(土)
オーシャンS(G3)
中山芝1200m
中山芝1200m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今年の出走頭数 | ★★★★☆ |
今年の波乱期待度 | ★★★★☆ |
近4年のオーシャンSの穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | キングハート | B | 10 | 1 |
リエノテソーロ | C | 7 | 10 | |
ジューヌエコール | A | 12 | 12 | |
2019年 | ダイメイフジ | A | 7 | 3 |
エントリーチケット | B | 9 | 7 | |
カイザーメランジェ | C | 5 | 11 | |
2020年 | カッパツハッチ | B | 8 | 6 |
ダイメイプリンセス | A | 5 | 7 | |
エンゲルヘン | C | 10 | 12 | |
2021年 | カイザーミノル | B | 3 | 5 |
ダイメイフジ | A | 8 | 6 | |
アンヴァル | C | 13 | 10 |
近4年で2頭の穴ぐさが馬券圏内と、相性は悪くないオーシャンS。好走馬は、2頭とも前走が重賞で掲示板外からの巻き返しパターンでした。
今年のメンバーで、これにマッチする馬は意外と少なく、サヴォワールエメ(シルクロードS⑮着)、ジャンダルム(シルクロードS⑬着)、ビアンフェ(シルクロードS⑨着)、ファストフォース(阪神C⑦着)の4頭だけ。
この中から穴ぐさ指名馬が出ればチャンスが広がりそう。
3月6日(日)
弥生賞ディープインパクト記念(G2)
中山芝2000m
中山芝2000m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★☆☆ |
今年の出走頭数 | ★★☆☆☆ |
今年の波乱期待度 | ★★☆☆☆ |
近4年の弥生賞の穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | 穴ぐさ不在 | |||
2019年 | 穴ぐさ不在 | |||
2020年 | アラタ | C | 10 | 6 |
ウインカーネリアン | B | 7 | 8 | |
メイショウボサツ | A | 8 | 10 | |
2021年 | ソーヴァリアント | A | 8 | 4 |
ゴールデンシロップ | C | 7 | 8 | |
タイセイドリーマー | B | 10 | 10 |
トライアルをスキップして、年明け緒戦がG1といったローテーションを組む陣営も増えた昨今、弥生賞も影が薄くなりつつあります。
少頭数の影響もあって、上表にあるように近4年中2年が穴ぐさ不在。昨年は、ソーヴァリアントが8番人気④着と健闘しましたが、③着とは1馬身半差。人気馬の壁に跳ね返された感じでした。
今年も11頭立てながら中身の濃いメンバーが揃って、レースとしては面白そうですが、馬券的には、波乱は望み薄かもしれません。穴ぐさ不在の可能性も高いんじゃないでしょうか。
さらに、重賞以外で注目したいレースをピックアップ!
今週の穴ぐさ特選レース
3月6日(日)中山5R
未勝利
芝2200m
芝2200m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今年の出走頭数 | ★★★★★ |
今年の波乱期待度 | ★★★☆☆ |
このコースの平場の穴ぐさは[4.7.5.60](複勝率21.1%)と悪くない成績。施行レース自体が少ないコースではありますが、そんなときこそ穴ぐさの出番。
母父ミスプロ系の馬が[0.3.2.7](複勝率41.7%)と好成績なので、該当するパンパシフィック、ポッドヴァイン、メノーグラジオラスの3頭が穴ぐさなら、警戒していたほうが良さそうです。
前走馬券圏内はバトルボーンとマイネルメサイアの2頭なので、このあたりを軸にしつつ攻めるのがいいかもしれません。
3月6日(日)中山12R
2勝クラス
ダ1200m
ダ1200m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今年の出走頭数 | ★★★★★ |
今年の波乱期待度 | ★★★★☆ |
最終レースがこのコースの2勝クラスだった時の穴ぐさは、1~3月に限れば[4.2.7.44](複勝率22.8%)と好数値。年明け以降、該当レース5クラのうち4クラで馬券に絡んでいます(ダブル激走1クラあり)。
中身を見てみると、前走が異なるコースだった馬が[4.2.6.19](複勝率38.7%)。該当馬はキュウドウクン、ケイアイメープル、スリーピート、ライフレッスンズ、レインボービームの5頭。さらに加えれば、関東馬のほうが好成績なので、ケイアイメープル、ライフレッスンズ、レインボービームはより期待できそうです。
3月6日(日)阪神10R
斑鳩S
3勝クラス 芝1400m ハンデ
3勝クラス 芝1400m ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今年の出走頭数 | ★★★☆☆ |
今年の波乱期待度 | ★★★☆☆ |
阪神芝1400mの3勝クラスのハンデ戦は[1.3.3.13](複勝率35.0%)と、穴ぐさの得意条件。該当レースが7クラあって5クラで馬券に絡んでいます(ダブル激走2クラあり)。
11頭立てということで穴ぐさ不在の可能性もあるものの、過去には、2019年の大阪-ハンブルグCが12頭立て、2021年の水無月Sが10頭立てながら、いずれも穴ぐさが③着以内に入っている実績あり。
距離短縮で臨んだ馬が[1.1.1.3]なので、該当するハッシュゴーゴーとミエノウインウインは要注意ですね。
以上、今週はこの3クラにご注目ください!
先週は、当コーナーでプッシュした3クラのうち、稲佐山特別は穴ぐさ不在、ブラッドストーンS、日曜日の小倉最終ともに穴ぐさは不発に終わってしまいました。
ただ、小倉最終で、「穴ぐさなら面白い候補」として挙げた4頭のうち、14番人気のレットミーアウトが③着に激走。最後の1点にでも加えて好配当をゲットされた方がいればうれしいです。
では、今週も馬券生活、頑張りましょう!!
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