【穴ぐさをより活用するためにデータを深堀り!】
穴ぐさ長者への道
今週の重賞では過去4年中3年で穴ぐさが馬券圏内のフィリーズレビューが好相性!
文/藤山剣
先週は、重賞が3クラ組まれていて、土曜日のチューリップ賞、オーシャンSともに、穴ぐさがクビ差の④着。悔しい思いをぶつけた弥生賞では、9番人気のボーンディスウェイが③着! 連対2頭が3&1番人気だったので、穴ぐさユーザーなら、当てやすかったかもしれません。
今週も穴ぐさの激走を期待しつつ、データを精査していきます!
※本文中の穴ぐさの集計データは、特に記載がない場合は2018年以降、2022年3月6日終了時点のものです。
今週の重賞チェック
3月12日(土)
中山牝馬S(G3)
中山芝1800m ハンデ
中山芝1800m ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★★ |
今年の出走頭数 | ★★★★★ |
今年の波乱期待度 | ★★★★☆ |
近4年の中山牝馬Sの穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | ゲッカコウ | C | 10 | 6 |
キンショーユキヒメ | A | 8 | 7 | |
ワンブレスアウェイ | B | 4 | 11 | |
2019年 | フローレスマジック | A | 7 | 5 |
レイホーロマンス | C | 13 | 8 | |
ランドネ | B | 6 | 13 | |
2020年 | レイホーロマンス | A | 9 | 5 |
フィリアプーラ | C | 6 | 10 | |
ゴージャスランチ | B | 10 | 13 | |
2021年 | ロザムール | B | 5 | 2 |
ロフティフレーズ | C | 15 | 11 | |
アブレイズ | A | 10 | 12 |
JRAの重賞の中でも、波乱度はトップクラスの中山牝馬S。1番人気は、目下7連敗中。穴ぐさは、過去4年の馬券圏内は昨年②着のロザムール1頭だけですが、2019、2020年と掲示板内には入っています。
過去10年、前走が重賞①着だった馬は[0.1.0.7]。人気になりそうなミスニューヨークとルビーカサブランカが、このデータ通りに苦戦するようなら、穴ぐさの出番は十分。
前述のロザムールも含め、近4年の穴ぐさ最先着馬4頭のうち、3頭が前走と同斤量でした。今回、該当するのはスマイルカナ、フェアリーポルカ、ローザノワールの3頭だけ。このあたりは、ヒントになるかもしれません。
3月13日(日)
金鯱賞(G2)
中京芝2000m
中京芝2000m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★☆☆☆ |
今年の出走頭数 | ★★★☆☆ |
今年の波乱期待度 | ★★☆☆☆ |
近4年の金鯱賞の穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | 穴ぐさ不在 | |||
2019年 | ムイトオブリガード | C | 9 | 7 |
モズカッチャン | B | 7 | 9 | |
タニノフランケル | A | 8 | 10 | |
2020年 | サトノソルタス | A | 8 | 2 |
ダイワキャグニー | B | 6 | 3 | |
ケイデンスコール | C | 10 | 7 | |
2021年 | サンレイポケット | A | 7 | 6 |
ペルシアンナイト | B | 8 | 8 | |
ジナンボー | C | 9 | 9 |
少頭数も珍しくないので、穴は出にくい金鯱賞。今年も13頭立てで、G1で好走歴がある馬たちもエントリーしてきているので、そうした実績馬が能力を発揮するようだと、穴馬台頭の可能性は薄くなりそう。
2020年に好走した2頭の穴ぐさは、いずれも関東馬。今年は、アラタとシャドウディーヴァの2頭が関東馬で、人気の盲点になるようなら狙い目ですね。
3月13日(日)
フィリーズレビュー(G2)
阪神芝1400m
阪神芝1400m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★★ |
今年の出走頭数 | ★★★★☆ |
今年の波乱期待度 | ★★★★☆ |
近4年のフィリーズレビューの穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | リバティハイツ | C | 8 | 1 |
アリア | B | 11 | 12 | |
コーディエライト | A | 7 | 15 | |
2019年 | イベリス | B | 9 | 4 |
エイティーンガール | A | 7 | 9 | |
ココフィーユ | C | 10 | 17 | |
2020年 | ナイントゥファイブ | C | 12 | 3 |
クーファイザナミ | A | 10 | 14 | |
ソーユーフォリア | B | 9 | 15 | |
2021年 | シゲルピンクルビー | B | 8 | 1 |
ミニーアイル | C | 11 | 3 | |
エイシンヒテン | A | 4 | 11 |
表にあるように、過去4年中3年で穴ぐさが馬券圏内に入っており、2019年最先着のイベリスも③着とはアタマ差の④着。相性良好なのがこのフィリーズレビューです。
本番と同コースのチューリップ賞のほうに有力馬が集まる傾向もあって、穴が出る可能性は高いんじゃないでしょうか。
データを精査すると、前走時の馬体重が450~488kgで、父がサンデー系じゃない馬が[2.0.1.1]。今年これに該当するのは、アドヴァイス、コンクパール、サブライムアンセム、ブッシュガーデンの4頭。この中から穴ぐさが出れば、より期待度は高まります。
さらに、重賞以外で注目したいレースをピックアップ!
今週の穴ぐさ特選レース
3月12日(土)中京10R
恋路ケ浜特別
2勝クラス 芝2000m
2勝クラス 芝2000m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今年の出走頭数 | ★★★★★ |
今年の波乱期待度 | ★★★☆☆ |
このコースの2勝クラスの穴ぐさは[2.5.3.23](複勝率30.3%)。頭数も揃って、ここは期待できそうです。
好走パターンを探ってみると、前走でも同じ中京芝2000mを走っていた馬が[1.2.0.0]。今回の出走馬の中では、タイフォン、メイショウボサツが該当。
さらに、前走と同騎手だった馬が[1.2.1.2]で、こちらはアナゴサンとキボウノダイチが該当しそうです。
3月12(土) 阪神10R
飛鳥S
芝1800m ハンデ
芝1800m ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今年の出走頭数 | ★★★★★ |
今年の波乱期待度 | ★★★★☆ |
このコースの3勝クラスのハンデ戦の穴ぐさは[1.1.3.17](複勝率22.7%)。該当8クラのうち5クラで好走馬を出しています。
ハンデ戦ですから斤量データを掘ってみると、52~53kgの牝馬が[1.0.3.6](複勝率40.0%)といい感じ。今回の該当馬はアドマイヤメティス、エンスージアズム、リーピングリーズン、リノキアナの4頭。ぜひチェックしておいてください。
3月13日(日) 中山12R
1勝クラス
ダ1200m
ダ1200m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★★ |
今年の出走頭数 | ★★★★★ |
今年の波乱期待度 | ★★★★☆ |
先週もプッシュした中山ダ1200mの最終レースですが、日曜日の中山最終で穴ぐさ評価Aのネヴァタップアウトが③着。今年に入って、このコースでの9レース以降の穴ぐさは[1.3.1.13](複勝率27.8%)と好走率が高く、さらに、
2 3 7 8 枠だと[1.3.1.3]
1 4 5 6 枠は[0.0.0.10]。
外枠か、内すぎない内枠がベターですね。
このコースの穴ぐさは、枠順と合わせてのご検討を。
以上、今週はこの3クラに注目してみました。
先週は、当コーナーでプッシュし、穴ぐさがいた2クラのうち、上でも触れたように日曜日の中山最終で好走が出ました。「穴ぐさだったら期待できる馬」の中からライフレッスンズも②着に入りましたし、悪くなかった見立てだったと思います。
中山ダ1200mは、毎週レースが組まれているので、通してチェックしていると、何かしらピンとくるものがあるかもしれません。では、今週も馬券生活頑張りましょう!!
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