【穴ぐさをより活用するためにデータを深堀り!】
穴ぐさ長者への道
今週の注目重賞は荒れるとデカい阪神牝馬S! 前走ハンデ重賞の馬が穴ぐさなら!?
文/藤山剣
先週の大阪杯は、二強対決の様相でしたが、エフフォーリアとジャックドールがともに馬券圏外に敗れるという大波乱。そんな中、穴ぐさ勢はポタジェが勝ち、アリーヴォが③着と大攻勢!
ただ、人気2頭が馬券圏外ということで2連勝式、3連勝式の馬券はちょっと難しかったかもしれません。②着だったレイパパレ重視か、穴ぐさから流していれば、といったところでしたかね。当たった方、おめでとうございます!!
今週も、ユーザーさんのサポートができるよう、荒れそうなレース、穴ぐさの得意なところをピックアップしていきます!
※本文中の穴ぐさの集計データは、特に記載がない場合は2018年以降、2022年4月3日終了時点のものです。
今週の重賞チェック
4月9日(土)
阪神牝馬S(G2)
阪神芝1600m外
阪神芝1600m外
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今年の出走頭数 | ★★☆☆☆ |
今年の波乱期待度 | ★★★★☆ |
近4年の阪神牝馬Sの穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | ジュールポレール | A | 5 | 5 |
ミエノサクシード | C | 7 | 6 | |
ミリッサ | B | 9 | 7 | |
2019年 | ミエノサクシード | A | 9 | 3 |
クロコスミア | B | 6 | 5 | |
リバティハイツ | C | 10 | 11 | |
2020年 | プールヴィル | B | 7 | 7 |
アマルフィコースト | A | 10 | 14 | |
トロワゼトワル | C | 8 | 15 | |
2021年 | ドナウデルタ | A | 8 | 3 |
エーポス | C | 7 | 5 | |
メイショウグロッケ | B | 10 | 10 |
昨年は3連単1万円台でしたが、2019年は72万馬券、2020年は14万馬券と荒れるとデカい阪神牝馬S。今年も秋華賞馬アカイトリノムスメこそいるものの、やや安定感に欠ける馬も多く、12頭立てでも難解です。
穴ぐさは過去4年で③着2回と相性はまずまずで、その好走馬2頭はともに前走がハンデ重賞。今回のメンバーで前走がハンデ重賞だったのはアンドヴァラナウト、デゼル、マジックキャッスルの3頭(いずれも前走愛知杯)。この中から穴ぐさが出るようなら注目度アップでしょう。
4月9日(土)
ニュージーランドT(G2)
中山芝1600m
中山芝1600m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今年の出走頭数 | ★★★☆☆ |
今年の波乱期待度 | ★★★☆☆ |
近4年のニュージーランドTの穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | デルタバローズ | C | 9 | 3 |
アイスフィヨルド | A | 7 | 5 | |
エントシャイデン | B | 10 | 9 | |
2019年 | ココフィーユ | A | 8 | 7 |
ホープフルサイン | C | 12 | 12 | |
アンクルテイオウ | B | 除外 | ||
2020年 | アブソルティスモ | A | 9 | 4 |
ソウルトレイン | B | 8 | 5 | |
カフェサンドリヨン | C | 10 | 16 | |
2021年 | シティレインボー | B | 11 | 3 |
ヴィジュネル | A | 8 | 4 | |
ワザモノ | C | 9 | 7 |
穴ぐさは過去4年で2頭が馬券圏内に入っていて、それらも含めて掲示板内が6頭と相性は悪くないレースなんですが、今年は11頭立て。果たして穴馬が食い込む余地があるかどうか。
過去4年で馬券圏内に入った穴ぐさ2頭は、いずれも前走は3番人気以内で敗れていた馬。今年のメンバーで、それに該当するのはティーガーデン(前走ファルコンSで3番人気⑧着)と、デルマグレムリン(前走フローラルウォーク賞で1番人気⑥着)の2頭。少頭数で穴ぐさ不在の可能性もありそうですが、どうなりますか。
4月10日(日)
桜花賞(G1)
阪神芝1600m外
阪神芝1600m外
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★☆☆ |
今年の出走頭数 | ★★★★★ |
今年の波乱期待度 | ★★★☆☆ |
近4年の桜花賞の穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | トーセンブレス | B | 8 | 4 |
レッドサクヤ | C | 12 | 7 | |
プリモシーン | A | 6 | 10 | |
2019年 | シゲルピンクダイヤ | A | 7 | 2 |
シェーングランツ | B | 6 | 9 | |
ノーブルスコア | C | 10 | 17 | |
2020年 | ミヤマザクラ | B | 7 | 5 |
マジックキャッスル | A | 8 | 12 | |
ウーマンズハート | C | 10 | 16 | |
2021年 | アールドヴィーヴル | A | 5 | 5 |
ククナ | B | 9 | 6 | |
ソングライン | C | 7 | 15 |
近4年連続で1~3番人気のうちの2頭が馬券に絡んでいる桜花賞(2018年は人気3頭が上位独占)。この間の穴ぐさ馬券圏内はシゲルピンクダイヤ(2019年②着)の1頭のみながら、掲示板内には毎年送り込んでいるので、堅めの決着が続く中では健闘しているほうかもしれません。
今年も上位人気と目される馬が強そうなので、極端な波乱は考えにくいような気もしますが、ナミュールが大外の8枠18番、サークルオブライフが8枠16番と外枠に入ったので、そこはまぎれる余地が少し生まれたんじゃないでしょうか。
桜花賞は、人気馬はもちろん、人気薄も前走チューリップ賞組が強く、過去10年、6番人気以下で③着以内に入った9頭中6頭がこのルート。今年はナミュール、ピンハイ、ウォーターナビレラ、サークルオブライフの4頭が前走チューリップ賞からの臨戦ですが、人気になりそうな馬が多いので、この中から穴ぐさ指名馬が出るかどうか。
なお、過去4年とも、穴ぐさ3頭の中でA評価かB評価が最先着だった点もご参考に。
さらに、重賞以外で注目したいレースをピックアップ!
今週の穴ぐさ特選レース
4月9日(土) 中山9R
印西特別(2勝クラス)
ダ2400m ハンデ
ダ2400m ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
このコースの2勝クラスの穴ぐさは[2.5.3.39](複勝率20.4%)で、単複回収率は100%超。施行回数が少ないコースなので、狙い打ちたいところですね。
該当データの中での好走パターンは、前走の馬体重が472~502kgの関西馬が[1.3.1.3](複勝率62.5%)とホットな状況。該当するのはサダムラピュタだけなので、気にしておいて損はないかも。
4月10日(日) 阪神4R
未勝利
阪神芝1400m
阪神芝1400m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★★ |
午前中の平場でもあり、穴ぐさがいるかどうか微妙ですが、このコースの未勝利戦の穴ぐさは[3.8.7.60](複勝率23.1%)となかなかの成績。
傾向としては、初出走だった穴ぐさが[0.1.1.2]と好走していて、しかも、この馬券圏内の2頭とも父がキングマンボ系。このレースの初出走馬は5頭いて、そのうち父キングマンボ系はウインマリアンヌ(父リオンディーズ)とルージュティアーモ(父ロードカナロア)の2頭のみ。これは気にしておいたほうがよさそう。
4月10日(日) 中山12R
2勝クラス
ダ1200m
ダ1200m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
このコースの最終レースが2勝クラスだった時の穴ぐさは[4.7.10.87](複勝率19.4%)。先週の不発により、やや数値は下がったものの、ここは巻き返しがあると見て注目レースに挙げます。
先週も血統的な傾向からヒントを探りましたが、今週もその視点から。今回のメンバーで、産駒がこのコースである程度の回数を走っていて、なおかつ成績がいい種牡馬を父に持つのは、タケルラスティ(父スクリーンヒーローは[1.1.0.6]で複勝率25.0%)。同様に母父の方も見てみると、タケルラスティとダイシンウィット(母父タイキシャトルは[0.3.3.16]で複勝率27.3%)といったところ。どちらもマッチしたタケルラスティは要注意ですね。
先週の推奨レース3クラのうち、日曜日の心斎橋Sで穴ぐさのルチェカリーナが③着に激走! 「前走マイル戦の馬が好成績」としてピックアップしていた1頭でもあったので、ホッとしました。
今週も、穴ぐさの奮闘に期待しつつ、馬券生活頑張りましょう!!
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