【穴ぐさをより活用するためにデータを深堀り!】
穴ぐさ長者への道
先週は3重賞とも穴ぐさが激走!! 今週の安田記念は母父の系統が攻略の鍵!?
文/藤山剣
先週の日本ダービーは、穴ぐさのアスクビクターモアが③着! 「A評価」であり、しかも①&②着馬は人気どころだったので、的中馬券を手にされたユーザーさんも多かったんじゃないでしょうか。当たった方、おめでとうございます!!
また、日本ダービー以外にも、葵Sのコムストックロード(9番人気②着)、目黒記念のウインキートス(8番人気③着)と、3重賞すべてで穴ぐさが馬券圏内と、なかなか喜ばしい週末でした。
この土日は束の間の2場開催となりますが、この流れを切らないよう、今週も穴ぐさの動向をナビゲートしていきます!
※本文中の穴ぐさの集計データは、特に記載がない場合は2018年以降、2022年5月29日終了時点のものです。
今週の重賞チェック
6月4日(土)
鳴尾記念(G3)
中京芝2000m
中京芝2000m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★☆☆☆ |
今回の波乱期待度 | ★★★☆☆ |
近4年の鳴尾記念の穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | モンドインテロ | A | 9 | 6 |
ナスノセイカン | B | 8 | 7 | |
ストレンジクォーク | C | 10 | 11 | |
2019年 | 穴ぐさ不在 | |||
2020年 | トリコロールブルー | A | 8 | 7 |
ドミナートゥス | B | 7 | 11 | |
テリトーリアル | C | 9 | 13 | |
2021年 | ショウナンバルディ | B | 9 | 2 |
ペルシアンナイト | A | 7 | 4 | |
アフリカンゴールド | C | 11 | 10 |
谷間のG3で、頭数も少なくなりがちな鳴尾記念ですが、その割に、まあまあ荒れている印象。今年も10頭立てながら、ほぼ全馬にチャンスがありそうで、意外と難解なメンバー構成となっています。
近4年で穴ぐさが馬券に絡んだのは2021年の1回だけですが、それが今年と同じ中京芝2000mでの開催。そこは心強い点ではありますね。
過去10年の6番人気以下を精査すると、前走の重賞を馬体重492kg以下で走ってひと桁着順だった馬が[2.0.2.6](複勝率40.0%)。
今年のメンバーでは、カイザーバローズ、サンレイポケット、ジェラルディーナの3頭がこの条件を満たしています。10頭立てで穴ぐさ不在の可能性もありそうですが、3頭のパフォーマンスにご注目あれ。
6月5日(日)
安田記念(G1)
東京芝1600m
東京芝1600m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今年の出走頭数 | ★★★★★ |
今年の波乱期待度 | ★★★★☆ |
近4年の安田記念の穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | モズアスコット | B | 9 | 1 |
レッドファルクス | A | 8 | 9 | |
キャンベルジュニア | C | 10 | 11 | |
2019年 | サングレーザー | A | 6 | 5 |
ペルシアンナイト | B | 8 | 10 | |
フィアーノロマーノ | C | 9 | 14 | |
2020年 | ノームコア | B | 7 | 4 |
アドマイヤマーズ | A | 6 | 6 | |
ペルシアンナイト | C | 10 | 9 | |
2021年 | ダノンキングリー | A | 8 | 1 |
カテドラル | B | 9 | 12 | |
ラウダシオン | C | 7 | 14 |
今年は5年ぶりにフルゲートの18頭立てで行われる安田記念。頭数が多ければ穴が出る可能性はアップするのはもちろん、今年は、近年のアーモンドアイやグランアレグリアのような突出した存在はいません。穴ぐさも近4年で2勝と相性は悪くないので、ここは期待していいんじゃないでしょうか。
過去10年の6番人気以下の馬を精査すると、母父がストームバード系の馬が[3.0.1.3](複勝率57.1%)。今年のメンバーではロータスランドだけなので、どんな走りを見せるか楽しみです。
さらに、重賞以外で注目したいレースをピックアップ!
今週の穴ぐさ特選レース
6月4日(土) 中京9R
弥富特別(2勝クラス)
ダート1800m ハンデ
ダート1800m ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★★ |
このクラスのハンデ戦は対象が3クラと少ないながらも、穴ぐさは2勝をマーク。攻める価値は十分あると思います。
好走傾向を掘り下げると、前走がダート1700mか1900mでひと桁着順だった馬が[2.0.0.1]。出走予定馬の中では、コトブキアルニラム、サワヤカコーズサンの2頭が該当するのでお見知りおきを。
6月4日(土) 東京10R
由比ヶ浜特別(2勝クラス)
芝1400m ハンデ
芝1400m ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★★ |
今回の出走頭数 | ★★★★☆ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
東京芝1400mのハンデ戦の穴ぐさは[6.5.7.59](複勝率23.4%)と好成績。ここは13頭立てとお手頃な頭数でもあり、翌日のG1へ向けての資金稼ぎにちょうどいいんじゃないでしょうか。
対象の穴ぐさを精査すると、今回の負担重量が51~52kgで、前走から斤量が減っている4~5歳の牝馬が[2.2.4.9](複勝率47.1%)とハイアベレージ。
今回のメンバーでは、オータムレッド、ライクアジュエリー、ルルローズの3頭が該当しています。穴ぐさに指名されれば、期待してよさそう。
6月5日(日) 中京10R
高山S(3勝クラス)
芝2000m
芝2000m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
中京芝2000mの穴ぐさは複勝率21.4%で、今回の2場のコース別複勝率はトップ。同コースでは鳴尾記念も組まれていますが、こちらは15頭立てなので、より穴馬台頭のチャンスがあるはずです。
過去のデータからは、前走が2200~2400mで⑩着以内だった関西馬が[4.2.3.14](複勝率39.1%)と好成績。
今回のメンバーでは、イクスプロージョン、ジョウショームード、ニホンピロタイズの3頭がマッチするので、穴ぐさに指名されるかどうか、ご期待ください。
先週の「特選レース」3クラで、穴ぐさ激走馬が出なかったのは残念でしたが、冒頭でも紹介した葵Sで、推奨したコムストックロード(9番人気)が穴ぐさに指名され、見事に②着! こういうパターンもなかなか気持ちのいいものです。
今週もこんなレースが続出することを祈りつつ、馬券生活頑張りましょう!!
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