【穴ぐさをより活用するためにデータを深堀り!】
穴ぐさ長者への道
先週は中京記念で穴ぐさが②着好走! 今週の2重賞も穴ぐさとの相性はよさそう!
文/藤山剣
先週の穴ぐさは、唯一の重賞・中京記念で10番人気のカテドラルが②着に激走! ③着が1番人気のファルコニアでもあり、ワイドや3連勝式の馬券は獲りごろかと思いきや、報告掲示板のメッセージはそこまで多くはありませんでした。やはり、勝ったのが6番人気のベレヌスというのが、微妙に難しかったんでしょうかね。
今週は札幌と新潟の2場開催。ふたつの重賞は、いずれも穴ぐさとの相性がよさそうなので、先週に続いて的中のチャンスは十分あるはず。ぜひご参考に!!
※本文中の穴ぐさの集計データは、特に記載がない場合は2018年以降、2022年7月24日終了時点のものです。
今週の重賞チェック
7月31日(日)
クイーンS(G3)
札幌芝1800m 牝馬限定
札幌芝1800m 牝馬限定
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★☆ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
近4年のクイーンSの穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | トーセンビクトリー | A | 7 | 4 |
エテルナミノル | B | 8 | 6 | |
ハッピーユニバンス | C | 10 | 8 | |
2019年 | カリビアンゴールド | C | 9 | 3 |
エイシンティンクル | B | 8 | 5 | |
メイショウショウブ | A | 7 | 8 | |
2020年 | シャドウディーヴァ | C | 9 | 4 |
リープフラウミルヒ | A | 6 | 7 | |
タガノアスワド | B | 8 | 13 | |
2021年 | サトノセシル | B | 8 | 3 |
フェアリーポルカ | A | 6 | 4 | |
シャムロックヒル | C | 10 | 9 |
過去4年で穴ぐさの最先着は③着が2回、④着が2回と、相性は良好なクイーンS。今年は、突出した馬が不在で人気も割れそうなので、穴ぐさの出番があるはず。
過去10年の6番人気以下の傾向を見てみると、父キングマンボ系の5歳馬が[0.2.0.2]。今年の該当馬はゴルトベルク、ファーストフォリオ、ルビーカサブランカの3頭。いずれも前走は掲示板外なので、そこまで人気になることもないでしょうから、穴ぐさに指名されれば面白い存在となりそう。
7月31日(日)
アイビスSD(G3)
新潟芝1000m直
新潟芝1000m直
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★☆☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
近4年のアイビスSDの穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | ナインテイルズ | A | 8 | 3 |
ノットフォーマル | B | 13 | 9 | |
ベストマッチョ | C | 7 | 17 | |
2019年 | オールポッシブル | C | 9 | 3 |
ラインスピリット | B | 11 | 10 | |
アルマエルナト | A | 8 | 11 | |
2020年 | メイショウカズヒメ | C | 15 | 4 |
イベリス | A | 8 | 7 | |
カッパツハッチ | B | 11 | 8 | |
2021年 | トキメキ | C | 11 | 4 |
ジュランビル | B | 9 | 5 | |
ビリーバー | A | 7 | 11 |
近4年の穴ぐさは③着と④着が2頭ずつで、クイーンSとまったく同じ構成。同時期の重賞とはいえ、不思議な感じはしますが、いずれにしても穴ぐさとの相性は良好と考えてよさそうです。
過去10年の6番人気以下を精査すると、前走が2~3勝クラスの芝1200mで、馬体重460~490kgだった馬が[0.1.4.3](複勝率62.5%)。これにマッチするのはマウンテンムスメだけなので、人気がないようならご注目を。
さらに、重賞以外で注目したいレースをピックアップ!
今週の穴ぐさ特選レース
7月30日(土) 新潟12R
1勝クラス
芝1000m直
芝1000m直
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★★ |
千直では、アイビスSDもいいですが、それ以上に穴ぐさが好相性なのが1勝クラス。[6.7.13.88](複勝率22.8%)で、トータル114頭もいながら複勝回収率は104%。安定して好走馬を送り出している条件です。
対象馬を精査すると、 8枠 に入ったときが[3.3.4.10](複勝率50.0%)。このコースで、言わずもがなの 8枠 を推奨するのはこっ恥ずかしさもありますが、それでも来るものは仕方がありません。ピンク帽の穴ぐさがいたら、まず目をつけておくことをオススメします。
7月31日(日) 札幌6R
1勝クラス(牝馬限定)
ダート1000m
ダート1000m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★☆☆ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
このコースの平場戦の穴ぐさは[6.9.6.82](複勝率20.4%)とまずまずの成績。土曜日にも9Rに同コースのおおぞら特別が組まれていますが、特別よりも平場の方が成績がいいので、狙うならこちら。
対象の穴ぐさを絞り込んでみると、母父がノーザンダンサー系の馬が[3.3.3.10](複勝率47.4%)と好成績。今回、該当するのはシューラヴァーグ、ビップアクア、プリティインピンクの3頭。穴ぐさに指名されれば要注目です。
7月31日(日) 札幌12R
ポプラ特別(2勝クラス)
ダート1700m
ダート1700m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★☆☆ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
このコースの2勝クラスの特別競走は[3.8.6.39](複勝率30.4%)と、穴ぐさの得意ゾーン。
対象馬をさらに掘り下げてみると、前走がダート1700m以下で、馬体重が480~499kgだった馬が[0.4.2.3](複勝率66.7%)。
今回のメンバーでは、フローラルビアンカとペイルライダーの2頭が該当。フローラルビアンカは昇級戦の3歳馬で人気になるかもしれませんが、ペイルライダーは現級8戦で③着以内が1回もないので、おそらく注目度は高くないんじゃないかと。穴ぐさに指名されれば狙う価値はありそうです。
先週の「穴ぐさ特選レース」は、土曜日の福島10R横手特別でカズロレアート(8番人気)が②着、日曜日の札幌9R・HTB賞でマイネルエニグマ(7番人気)が②着と、3本中2本で穴ぐさが好走! まずまず期待に応えてくれました。
今週から2週間は小倉が小休止で2場開催。特選レースの選択肢が狭まってしまうことを危惧してたんですが、思いのほかいいところをピックアップできたんじゃないかと自負しております。重賞とともにぜひご注目いただければ。
では、今週も、馬券生活頑張りましょう!!
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