【穴ぐさをより活用するためにデータを深堀り!】
穴ぐさ長者への道
今週の2重賞はやや難解…狙うなら穴ぐさC評価!?
文/藤山剣
先週の穴ぐさは、札幌がなかなかの働きっぷりでしたね。土日の特別競走6クラのうち、ダブル激走1クラを含む3クラで③着以内を記録。クイーンSのサトノセシル(8番人気②着)も奮闘してくれました。
今週も2場開催ですが、魅力的なレースがけっこうあるので、ぜひお付き合いください!
※本文中の穴ぐさの集計データは、特に記載がない場合は2018年以降、2022年7月31日終了時点のものです。
今週の重賞チェック
8月7日(日)
エルムS(G3)
札幌ダート1700m
札幌ダート1700m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★☆☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★☆ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
近4年のエルムSの穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 | 2018年 | ディアデルレイ | C | 8 | 8 |
---|---|---|---|---|
モルトベーネ | A | 10 | 9 | |
リーゼントロック | B | 6 | 13 | |
2019年 | ハイランドピーク | C | 10 | 2 |
レッドアトゥ | B | 7 | 4 | |
ドリームキラリ | A | 8 | 11 | |
2020年 | ワンダーリーデル | C | 9 | 5 |
ロードゴラッソ | B | 11 | 11 | |
サトノティターン | A | 8 | 13 | |
2021年 | ロードブレス | C | 11 | 3 |
レピアーウィット | B | 5 | 5 | |
ダンツキャッスル | A | 8 | 9 |
大荒れはないものの、中規模の波乱は起きているエルムS。そんな中、穴ぐさは近4年で2頭が馬券圏内と、まずまずの成績を残しています。
ただ、近4年ともC評価が最先着。というか、4年中3年がC、B、Aの順なんですよね。このあたりに、少頭数ながら難しさがにじみ出ている気がします。
過去10年の6番人気以下の動向をふるいにかけると、前走が地方競馬の1900~2000mでひと桁着順だった馬が[0.0.3.2]で、このデータに合致するのはスワーヴアラミスのみ。人気の盲点になるようなら面白そうです。
8月7日(日)
レパードS(G3)
新潟ダート1800m
新潟ダート1800m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★★ |
近4年のレパードSの穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 | 2018年 | ヒラボクラターシュ | C | 10 | 2 |
---|---|---|---|---|
ビッグスモーキー | B | 9 | 3 | |
プロスパラスデイズ | A | 6 | 11 | |
2019年 | アヴァンセ | C | 13 | 9 |
エルモンストロ | A | 4 | 10 | |
ビルジキール | B | 5 | 11 | |
2020年 | タイガーインディ | C | 6 | 8 |
バンクオブクラウズ | B | 10 | 14 | |
メイショウダジン | A | 8 | 15 | |
2021年 | トモジャリア | C | 15 | 7 |
タイセイアゲイン | B | 12 | 11 | |
ロードシュトローム | A | 8 | 12 |
3歳馬のダート重賞。こちらも、過去4年で穴ぐさの馬券絡みは2頭ですが、4年とも最先着がC評価で、なおかつC、B、Aの順で入線しているのが3回というのはエルムSと一緒。同時期のダート重賞だからといって、ここまで酷似するのも不思議ですが、いずれにしても、穴ぐさ班が手を焼いている重賞であることは間違いなさそうです。
過去10年の6番人気以下の馬を精査してみましたが、ビシッとハマるデータが見当たりませんでした。それなら、過去10年の全馬のデータから、前走が地方競馬の2000mでひと桁着順だった馬が[3.3.3.9](複勝率50.0%)、というファクターを採用したほうがベターでしょう。
これに唯一該当するハピを軸にして、穴ぐさへ流すという馬券のほうが現実味があるかもしれません。
さらに、重賞以外で注目したいレースをピックアップ!
今週の穴ぐさ特選レース
8月6日(土) 札幌10R
桑園特別(2勝クラス)
ダート1700m
ダート1700m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
このコースの2勝クラスの穴ぐさは[3.8.6.45](複勝率27.4%)。日曜日には同コースのエルムSが組まれていますが、期待度はこちらのほうが上でしょう。
対象の穴ぐさをチェックしてみると、距離延長で臨んだ馬が[1.2.2.5](複勝率50.0%)。今回の出走馬の中では、ストラテジーマップ、リズムオブザナイトの2頭が、いずれも東京ダート1600mからここにエントリーしており、穴ぐさに指名されるようなら注目。
8月7日(日) 新潟7R
1勝クラス
芝2200m
芝2200m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★☆☆ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
このコースの1勝クラスの穴ぐさは[1.5.3.21](複勝率30.0%)と上々。ここは頭数も15頭と揃っており、穴が出る可能性は高そう。
対象となる穴ぐさを精査すると、父サンデーサイレンス系の関西馬が[1.3.1.6](複勝率45.5%)。今回のメンバーで該当するのはアクティブバイオ、イスラグランデ、シエラネバダの3頭。平場なので、穴ぐさ不在の可能性もありますが、これらが穴ぐさ指名なら、好パフォーマンスに期待。
8月7日(日) 新潟9R
驀進特別(2勝クラス)
芝1000m直
芝1000m直
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
先週もここでピックアップして、見事 8枠 の穴ぐさが③着に入った千直。外枠有利は言わずもがなのコースで、ピンク帽の穴ぐさも[4.7.7.32](複勝率36.0%)と安定しています。
なお、重~不良に限れば[0.4.2.3](複勝率66.7%)。日曜日の天気予報は「曇一時雨」(新潟地方気象台発表、8月4日17時時点)と出ており、もし馬場が渋るようなら信頼度アップ。
先週の「穴ぐさ特選レース」は、3クラのうち、穴ぐさがいたのは2クラで、そのうち上でも触れた土曜日の新潟12R(千直)で6番人気のルドラクシャが③着に粘り込んでくれました。
アイビスSDも 8枠 の3頭が①&②&④着で、もはやベタ中のベタですが千直の外枠は本当に無視できません。うまく活用して的中につなげたいところです。今週も馬券生活頑張りましょう!!
穴ぐさ長者へのご質問やご感想があれば、こちらのフォームからお寄せください。
※お送りいただいた内容は、今後、弊社ウェブサイトや関連書籍などへ掲載・収録させていただくことがあります。