【穴ぐさをより活用するためにデータを深堀り!】
穴ぐさ長者への道
先週のスプリンターズSは穴ぐさがズバリ! 今週の3重賞で最注目は京都大賞典!
文/藤山剣
スプリンターズSで、穴ぐさのジャンダルム(8番人気)が見事勝利を決めました! 1番人気のメイケイエールだけでなく、2&3番人気のナムラクレア、シュネルマイスターまでもが馬券圏外ということで、秋G1は開幕戦から波乱の結果となりました。
やはりG1は注目度が格段に高いので、穴ぐさ報告掲示板でも大きな反響がありましたね。馬券をゲットされたユーザさん、おめでとうございます!!
今週も穴ぐさを活用してハッピーになれるようナビゲートしていきますよ!!
※本文中の穴ぐさの集計データは、特に記載がない場合は2018年以降、2022年10月2日終了時点のものです。
今週の重賞チェック
10月8日(土)
サウジアラビアRC(G3)
東京芝1600m
東京芝1600m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★☆☆☆☆ |
今回の出走頭数 | ★★☆☆☆ |
今回の波乱期待度 | ★★☆☆☆ |
近4年のサウジアラビアRCの穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | 穴ぐさなし | |||
2019年 | 穴ぐさなし | |||
2020年 | セイウンダイモス | C | 9 | 3 |
スペシャルトーク | A | 7 | 7 | |
ピンクカメハメハ | B | 6 | 9 | |
2021年 | 穴ぐさなし |
いちょうSが重賞に格上げとなったのが2014年で、さらにその翌年にサウジアラビアRCへと改称。勝ち馬には、グラアレグリアやダノンプレミアムなどのちのG1馬もいる重要な一戦となっています。しかしながら、近年は少頭数になることが多く、上表のように穴ぐさ不在も常態化。ただ、近4年で唯一穴ぐさがいた2020年は、セイウンダイモスが9番人気で③着に激走していることから、相性はいいんじゃないでしょうか。
今年も9頭立てで穴ぐさ不在の可能性も高そうですが、重賞になって以降の過去8年の6番人気以下を精査すると、馬券圏内に入った3頭は、いずれも前走が新潟。今回のメンバーで該当するのはグラニット、シルヴァーデューク、ブーケファロスの3頭なので、ご注目あれ。
10月9日(日)
毎日王冠(G2)
東京芝1800m
東京芝1800m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★☆☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★☆☆ |
今回の出走頭数 | ★★☆☆☆ |
今回の波乱期待度 | ★★★☆☆ |
近4年の毎日王冠の穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | ステファノス | B | 8 | 4 |
サンマルティン | A | 7 | 10 | |
カツジ | C | 9 | 12 | |
2019年 | ランフォザローゼス | B | 8 | 5 |
ケイアイノーテック | A | 7 | 9 | |
2020年 | カデナ | A | 6 | 4 |
トーラスジェミニ | B | 8 | 6 | |
ワンダープチュック | C | 10 | 8 | |
2021年 | ダイワキャグニー | C | 8 | 4 |
サンレイポケット | A | 9 | 6 | |
ヴェロックス | B | 7 | 7 |
近4年の穴ぐさは、最先着が④着3回、⑤着1回と、あと一歩という結果。頭数少なめでレースが堅くおさまる中、健闘はしているんですが…。
今年も10頭立てですから、極端な波乱は期待しづらい感じ。過去10年の6番人気以下を精査すると、前走2000m以上に馬体重494~506kgで出走していた馬が[1.0.2.5](複勝率37.5%)。今年のメンバーで該当するのはキングオブコージだけ。近2走がG1とはいえふた桁着順なので、狙いづらい状況ではありますが、穴ぐさ指名があるようなら。
10月10日(月)
京都大賞典(G2)
阪神芝2400m
阪神芝2400m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★☆☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★☆ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
近4年の京都大賞典の穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | ブレスジャーニー | B | 7 | 5 |
スマートレイアー | A | 6 | 8 | |
2019年 | ノーブルマーズ | A | 4 | 4 |
ウラヌスチャーム | B | 7 | 7 | |
パリンジェネシス | C | 10 | 10 | |
2020年 | シルヴァンシャー | A | 8 | 4 |
バイオスパーク | C | 10 | 9 | |
タイセイトレイル | B | 11 | 14 | |
2021年 | ダンビュライト | A | 8 | 9 |
ヒュミドール | B | 7 | 10 | |
ムイトオブリガード | C | 13 | 11 |
今週の3重賞の中で、穴ぐさの出番がありそうなのはここでしょう。たしかに相性は良くないんですが、これまで、レース自体はそれなりに荒れていて、今年も多彩なメンバー構成。チャンスはあると思います。
過去10年の6番人気以下を精査すると、前走が重賞で6~14番人気かつ③~⑪着の関西牡馬が[2.4.0.11](複勝率35.3%)。該当するのは、キングオブドラゴンとレッドガラン。穴ぐさ指名があれば、大きな後押しとなりますね。
さらに、重賞以外で注目したいレースをピックアップ!
今週の穴ぐさ特選レース
10月8日(土) 阪神10R
戎橋S(3勝クラス)
芝1400m ハンデ
芝1400m ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★★ |
このコースのハンデ戦の穴ぐさは[1.4.5.18](複勝率35.7%)とハイアベレージ。ここは18頭立てと頭数も揃って、まず荒れるんじゃないでしょうか。
対象の穴ぐさを精査すると、AorB評価でハンデ53kg以上だった馬が[0.1.3.2](複勝率66.7%)。A~C評価が全レース対象ではなかった頃のレースもあるので、総数は少し減っているんですが、参考にはなるはず。このレースの穴ぐさを馬券に組み込む際は、評価と斤量のチェックをお忘れなく。
10月8日(土) 阪神11R
大阪スポーツ杯(OP)
ダート1200m
ダート1200m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★★ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★★ |
このコースのOP特別の穴ぐさは[1.4.3.16](複勝率33.3%)で、8クラのうち7クラ(ダブル1クラ含む)で③着以内と、穴ぐさファンなら見逃せない条件です。
対象の穴ぐさを見てみると、前走が510kg以上だった牡馬が[0.2.2.1](複勝率80.0%)、前走が470kg以上だった牝馬が[0.1.1.0](複勝率100.0%)。今回のメンバーでこのデータに合致するのは、牡馬がガンケンとジェネティクス、牝馬がウルトラマリン、ボンボンショコラ。4頭とも前走は掲示板外なので、人気を集める可能性は低いんじゃないでしょうか。穴ぐさ指名なら一発があっても。
10月9日(日) 東京12R
2勝クラス
ダート1400m
ダート1400m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★☆☆ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
東京の最終レースが2勝クラスのダート1400mだったときの穴ぐさは[6.9.11.72](複勝率26.5%)。今年に入って、同条件のレースが4クラありましたが、そのうちの3クラ(ダブル1回含む)で馬券圏内ですから、安定感もあります。
対象の穴ぐさをチェックしてみると、牝馬が[1.3.4.18](複勝率30.8%)。このレースの牝馬はダイナストーンとメディシスだけなので、覚えておきたいところ。
先週の「穴ぐさ特選レース」は、日曜日の中山最終・外房Sがズバリ! プッシュした2頭の関東牡馬が、これまた好成績だった8枠に2頭で同居し、なんとワンツーを決めるという出来過ぎな結果。いや、当コーナーはあくまでデータを紹介しているだけで、すごいのは穴ぐさなんですが、それにしても最高に気持ちいいゴール前でした。
今週からは東京&阪神に場所を移して秋競馬が本格スタート。先週までいい流れで来ていただけに、開催替わりは少し残念な気がしなくもないけれど、引き続きお付き合いいただければ幸いです。
では、今週も馬券生活頑張りましょう!!
穴ぐさ長者へのご質問やご感想があれば、こちらのフォームからお寄せください。
※お送りいただいた内容は、今後、弊社ウェブサイトや関連書籍などへ掲載・収録させていただくことがあります。