【穴ぐさをより活用するためにデータを深堀り!】
穴ぐさ長者への道
先週は3重賞で穴ぐさが大暴れ! 今週のエリザベス女王杯も昨年W激走の要注目レース!!
文/藤山剣
先週の重賞の穴ぐさは、4クラのうち3クラで穴ぐさが激走! 特に土曜日は、京王杯2歳Sで11番人気(単勝56.5倍)のフロムダスクが②着、ファンタジーSで10番人気(単勝70.7倍)のリバーラが①着と、濃いめの穴馬が激走してくれましたね! もちろんアルゼンチン共和国杯のブレークアップ(6番人気①着)も、当サイトユーザーさんの馬券に貢献してくれたはず。
今週も、穴ぐさを活用して、美味しい馬券がゲットできるようナビゲートしていきます!!
※本文中の穴ぐさの集計データは、特に記載がない場合は2018年以降、2022年11月6日終了時点のものです。
今週の重賞チェック
11月12日(土)
武蔵野S(G3)
東京ダート1600m
東京ダート1600m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★★ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
近4年の武蔵野Sの穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | クインズサターン | B | 7 | 2 |
クルーガー | C | 6 | 8 | |
モルトベーネ | A | 12 | 14 | |
2019年 | カフジテイク | B | 4 | 8 |
スウィングビート | A | 6 | 14 | |
マジカルスペル | C | 10 | 15 | |
2020年 | ソリストサンダー | C | 11 | 2 |
エアスピネル | B | 8 | 3 | |
レピアーウィット | A | 7 | 10 | |
2021年 | スリーグランド | B | 11 | 5 |
スマッシャー | A | 7 | 11 | |
レピアーウィット | C | 13 | 14 |
12月のG1・チャンピオンズCを見据えるダート重賞ながら、近8年で1番人気が1勝と、なかなか難解なこのレース。荒れ気味なこともあり、穴ぐさは近4年で3頭が馬券圏内となかなかの成績です。
過去10年の6番人気以下を精査すると、前走がJRAのダート1600~2000mのリステッドかG3で⑨着以内だった関西馬が[0.3.2.5](複勝率50.0%)。このパターンの穴馬が目下4年連続馬券圏内を継続中。
今年の該当馬は、ギルデッドミラー、スマッシングハーツ、タガノビューティー、ハヤブサナンデクン、ブラッティーキッドの5頭。人気薄でなおかつ穴ぐさに指名されるような馬がいれば狙っても面白そう。
11月12日(土)
デイリー杯2歳S(G2)
阪神芝1600m
阪神芝1600m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★☆☆ |
今回の出走頭数 | ★★☆☆☆ |
今回の波乱期待度 | ★★★☆☆ |
近4年のデイリー杯2歳Sの穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | メイショウショウブ | A | 6 | 2 |
アズマヘリテージ | B | 8 | 9 | |
2019年 | アジャストザルート | A | 8 | 7 |
コルテジア | C | 9 | 8 | |
インザムード | B | 6 | 9 | |
2020年 | 穴ぐさなし | |||
2021年 | 穴ぐさなし |
少頭数もあって、ここ2年は穴ぐさなし。それでも、残る2年のうち1頭好走しているので、相性は悪くないと思います。
過去10年の6番人気以下を振り返ってみると、前走が1400mか1800mの未勝利戦で、1~3番人気で勝ってここに臨んだ馬が[0.3.0.3](複勝率50.0%)。これを満たすのはフォーサイドナインだけ。今年も10頭立てで穴ぐさ不在の可能性もありそうですが、もし穴ぐさに指名されれば、ご注目ください。
11月13日(日)
福島記念(G3)
福島芝2000m ハンデ
福島芝2000m ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★☆☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
近4年の福島記念の穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | トーセンビクトリー | B | 11 | 6 |
メドウラーク | C | 10 | 12 | |
キンショーユキヒメ | A | 8 | 15 | |
2019年 | ステイフーリッシュ | B | 6 | 2 |
メートルダール | C | 11 | 8 | |
マイネルファンロン | A | 5 | 16 | |
2020年 | ウインイクシード | B | 7 | 5 |
ドゥオーモ | A | 10 | 12 | |
マイネルファンロン | C | 14 | 15 | |
2021年 | パンサラッサ | A | 5 | 1 |
ヒュミドール | B | 6 | 2 | |
サトノエルドール | C | 15 | 10 |
ローカルのハンデ戦で、波乱多発かと思いきや、過去10年で1番人気が[2.3.3.2](複勝率80.0%)、2番人気が[4.1.2.3](複勝率70.0%)と堅実で、1~3番人気が2頭以上馬券に絡んだのは8回。あまり夢を見すぎると痛い目に遭いそうなレースですね。
6番人気以下の馬たちを精査してみると、セン馬が頭数少ないながらも[1.1.0.2]の好成績。今年はゴールドスミスとフォワードアゲンの2頭がエントリー。
ゴールドスミスは8歳馬ながら近3走で2勝と好調。前走のオクトーバーSは、穴ぐさで①着(7番人気)と、まだまだ衰えはなさそう。フォワードアゲンも前走の新潟記念が初の2000mで、16番人気④着と大善戦。ハンデは据え置きの53kg、そして引き続き江田照騎手とのコンビ。なにかを起こしそうな馬ではあります。2頭の動向は、気にしておいてもいいんじゃないでしょうか。
11月13日(日)
エリザベス女王杯(G1)
阪神芝2200m
阪神芝2200m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★☆☆ |
近4年のエリザベス女王杯の穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | クロコスミア | B | 9 | 2 |
フロンテアクイーン | A | 7 | 7 | |
アドマイヤリード | C | 11 | 14 | |
2019年 | クロコスミア | B | 7 | 2 |
センテリュオ | A | 5 | 4 | |
フロンテアクイーン | C | 10 | 10 | |
2020年 | リアアメリア | A | 7 | 7 |
シャドウディーヴァ | B | 14 | 8 | |
ミスニューヨーク | C | 13 | 10 | |
2021年 | ステラリア | B | 7 | 2 |
クラヴェル | C | 9 | 3 | |
ランブリングアレー | A | 6 | 9 |
近4年で4頭が馬券圏内と、相性は上々のエリザベス女王杯。しかも、この4年で6番人気以下だったのは5頭で、そのうち4頭が穴ぐさ(2020年は、1→5→3番人気の決着)。
つまり、この間の人気薄の激走馬5頭中4頭を穴ぐさレーダーでキャッチしているんです。今年と同じ阪神で行われ、3連単339万馬券と大波乱だった昨年も穴ぐさがダブル激走していますし、今年も期待大のレースです。
過去10年の6番人気以下を精査すると、父がサンデーサイレンス系かロベルト系かキングマンボ系で、前走が府中牝馬Sで⑦着以内だった馬が[2.4.1.11](複勝率38.9%)。該当馬はアンドヴァラナウトとイズジョーノキセキの2頭なので、お忘れなく。
さらに、重賞以外で注目したいレースをピックアップ!
今週の穴ぐさ特選レース
11月12日(土) 福島11R
奥羽S(3勝クラス)
ダート1700m
ダート1700m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
このコースの穴ぐさは、クラスが上がるほど成績が上昇。3勝クラスの穴ぐさは[1.4.2.20](複勝率25.9%)と、ナイスアベレージとなっています。
対象の穴ぐさを絞り込むと、前走⑥~⑫着の父サンデーサイレンス系の馬が[1.2.2.3](複勝率62.5%)。該当馬はギブミーラブ、メイショウヨカゼの2頭。両馬とも前走⑪着ですから、上位人気になることはなさそう。穴ぐさ指名があれば、押さえておきたいところです。
11月13日(日) 阪神10R
室町S(OP)
ダート1200m ハンデ
ダート1200m ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
このコースのOP特別の穴ぐさは[1.4.3.19](複勝率29.6%)。3勝クラス以下は目立った結果は出ていませんが、OP特別は好数値。見逃せない条件です。
対象の穴ぐさを精査すると、前走が510kg以上だった牡馬が[0.2.2.1](複勝率80.0%)。該当するのはジェネティクス、ニシノライトニング、ファイアランスの3頭。
実は先月の同条件のレース(大阪スポーツ杯)でも、同じスタイルでプッシュしたんですが、そのときは、該当馬がいながらも穴ぐさ指名はなく、その該当馬は馬券圏外でした。なので、今回も穴ぐさ指名があった場合、より注視する形がいいかもしれません。
11月13日(日) 東京11R
オーロC(L)
芝1400m ハンデ
芝1400m ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★★ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★★ |
東京芝1400mのリステッドは[4.1.2.16](複勝率30.4%)と得意条件。
対象の穴ぐさをチェックしてみると、前走が北海道の2場を除く東日本エリアの競馬場(東京、中山、新潟、福島)で、なおかつ9番人気以内だった馬が[3.0.1.2](複勝率66.7%)。
該当馬がウインシャーロット、グレイイングリーン、ストーンリッジ、テンハッピーローズ、トリプルエース、ラルナブリラーレ。該当馬は6頭と多めでも、この中から穴ぐさが出るようなら軽視禁物です。
先週の「穴ぐさ特選レース」3クラは、日曜日の阪神5R新馬戦でサウンドレイラが③着に好走! 惜しかったのが土曜日の阪神10R安芸S。推奨馬で、穴ぐさでもあったジェットエンブレムは、中団から直線でよく差を詰めてきましたが、③着馬と半馬身差の④着。あと一歩でした。
推奨馬は、穴ぐさになったときは個人的にも厚めに買うことが多いので、特に上記の特選3クラは、身を入れて応援します! では、今週も馬券生活頑張りましょう!!
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