【穴ぐさをより活用するためにデータを深堀り!】
穴ぐさ長者への道
先週は穴ぐさのダノンザキッドがマイルCS②着激走! ジャパンCは近年堅い傾向だが!?
文/藤山剣
先週のマイルCSでは、穴ぐさのダノンザキッドが8番人気で②着に激走! 突出した馬がいない難解なメンバーだっただけに、穴ぐさを有効活用して的中されたユーザーさんも多かったことでしょう。
今週はジャパンCということで、これすなわち東京開催の最終週でもあります。まだまだG1は続きますが、東京開催をビシッと締められるよう、穴ぐさのナビゲートをしていきますので、お付き合いください。
※本文中の穴ぐさの集計データは、特に記載がない場合は2018年以降、2022年11月20日終了時点のものです。
今週の重賞チェック
11月26日(土)
京都2歳S(G3)
阪神芝2000m
阪神芝2000m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★☆☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
近4年の京都2歳Sの穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | ペルソナデザイン | A | 6 | 6 |
2019年 | 穴ぐさなし | |||
2020年 | マカオンドール | A | 7 | 3 |
ダノンドリーマー | B | 8 | 5 | |
2021年 | シホノスペランツァ | B | 8 | 5 |
ディープレイヤー | A | 7 | 7 | |
グッドフェイス | C | 10 | 10 |
少頭数になることが多く、それ故に波乱も少なめだったこのレース。そうなると、穴ぐさの出番も限られるわけで。しかし、今年は15頭と頭数も揃って面白そうな一戦となっています。
過去8年、6番人気以下で馬券圏内に入ったのは4頭ですが、そのうちの3頭が前走2000mの新馬か1勝クラス。今年のメンバーでは、グランヴィノス、スマラグドス、ロードプレイヤーの3頭がそのステップです。穴ぐさ指名があればチャンスは十分ですね。
11月27日(日)
ジャパンC(G1)
東京芝2400m
東京芝2400m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★☆☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★☆☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★☆☆ |
近4年のジャパンCの穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | ミッキースワロー | A | 8 | 5 |
サンダリングブルー | B | 7 | 10 | |
ガンコ | C | 11 | 12 | |
2019年 | エタリオウ | B | 9 | 7 |
ムイトオブリガード | C | 7 | 8 | |
ルックトゥワイス | A | 6 | 10 | |
2020年 | ミッキースワロー | B | 10 | 7 |
キセキ | A | 6 | 8 | |
ユーキャンスマイル | C | 8 | 12 | |
2021年 | グランドグローリー | C | 8 | 5 |
シャドウディーヴァ | A | 11 | 7 | |
キセキ | B | 7 | 10 |
まぎれが比較的少ない東京芝2400mとはいえ、あまりにも堅すぎる最近のジャパンC。近5年の③着以内はすべて1~5番人気ですから、穴ぐさの出番がないのも仕方のないところでしょう。
過去10年、6番人気以下で③着以内に入った馬は5頭で、そのうちの3頭は前走が天皇賞・秋でした。今年の該当馬は、カラテ、シャフリヤール、ダノンベルーガ、ユーバーレーベンの4頭。シャフリヤールとダノンベルーガは人気サイドでしょうから、あとの2頭が穴ぐさ指名されるかどうか。
11月27日(日)
京阪杯(G3)
阪神芝1200m
阪神芝1200m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★★ |
近4年の京阪杯の穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | ナインテイルズ | C | 12 | 2 |
エスティタート | B | 8 | 5 | |
アサクサゲンキ | A | 10 | 16 | |
2019年 | カラクレナイ | A | 7 | 3 |
ビップライブリー | C | 10 | 15 | |
ダイメイフジ | B | 8 | 16 | |
2020年 | アンヴァル | C | 7 | 4 |
タイセイアベニール | B | 9 | 9 | |
ジョーカナチャン | A | 6 | 12 | |
2021年 | ファストフォース | A | 6 | 3 |
アイラブテーラー | C | 9 | 4 | |
シゲルピンクルビー | B | 7 | 5 |
上で紹介した2クラとは傾向が真逆とも言っていい京阪杯。とにかく荒れるので、高配当を狙うならここでしょう。穴ぐさも、近4年で馬券圏内3回。残る1年も、③着とアタマ差の④着でした。相性も上々です。
過去10年の6番人気以下を精査すると、逃げた馬が[2.1.1.1]と大活躍。スプリント戦でハナを切る馬を見定めるのは簡単ではないですが、前走逃げていたのはヴァトレニ、テイエムスパーダ、ビアンフェの3頭。
それと、秋山真騎手が関西馬に騎乗したときが[1.1.1.2](複勝率60.0%)。昨年の勝ち馬エイティーンガールで参戦予定なので、要注目ですね。
さらに、重賞以外で注目したいレースをピックアップ!
今週の穴ぐさ特選レース
11月26日(土) 阪神5R
新馬
芝外1600m
芝外1600m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
このコースの新馬戦の穴ぐさは[3.3.4.32](複勝率23.8%)。手がかりが少ない新馬戦だけに、参考にしたいところです。
該当の穴ぐさを精査すると、母父サンデーサイレンス系(サンデーサイレンスは除く)の牡馬が[1.2.1.1](複勝率80.0%)と、かなりの数字。該当馬はアスクビートルズ、クファシル、フルオーケストラ、プロパルジョンの4頭なので、穴ぐさ指名があれば、お見逃しなきよう。
11月26日(土) 東京11R
キャピタルS(L)
芝1600m
芝1600m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
近4年で穴ぐさが3回馬券圏内に入っている好相性のキャピタルS。今年も18頭立てで、まともには決まりそうもないメンバー。穴ぐさ台頭の可能性は十分です。
対象の穴ぐさを精査すると、前走が左回りの芝1600m以上で⑧着以下だった馬が[0.1.1.2](複勝率50.0%)。該当馬はココロノトウダイ、スライリー、ノルカソルカの3頭。穴ぐさ指名があれば後押しになりそう。
11月27日(日) 東京10R
アプローズ賞(2勝クラス)
ダート1600m
ダート1600m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
今年のこのコース2勝クラスの穴ぐさは、牝馬に限れば[1.2.1.8](複勝率33.3%)。狙ってもいい条件です。
今回のメンバーで、牝馬はリッキーマジックとロゼキルシュの2頭だけ。リッキーマジックは上位人気になりそうなので、ロゼキルシュが穴ぐさに指名されるかどうか、ご期待ください。
先週の「穴ぐさ特選レース」は、穴ぐさがいた2クラのうち、福島民友Cで7番人気のダノンファストが③着に好走! 昨年の勝ち馬で、当時も穴ぐさに指名されていたんですが、その後、6戦して馬券圏内がなく、記憶も薄れつつあったところで、同じレースでの激走。この時期の福島に好相性な馬なんでしょう。
2場開催ながら、今回もいいレースをピックアップできたと思いますので、穴ぐさ勢の奮闘をお楽しみに! では、今週も馬券生活頑張りましょう!!
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