【穴ぐさをより活用するためにデータを深堀り!】
穴ぐさ長者への道
チャンピオンズCの穴ぐさは近4年で2頭が激走! 今年もヒモ荒れの形で穴ぐさの台頭が!?
文/藤山剣
先週の重賞穴ぐさは、京都2歳Sではトップナイフ(これは3番人気②着と人気サイドでしたが)、京阪杯ではキルロード(10番人気②着)と頑張ってくれました。一方、ジャパンCは、近年の傾向通り堅い決着で、こうなると穴狙いの馬券プレイヤーは、沈黙せざるをえません…。
今週も3重賞が組まれているので、どこかでチャンスがあるはず。ぜひとも穴ぐさを活用して高配当を射止めていただければと思います!
※本文中の穴ぐさの集計データは、特に記載がない場合は2018年以降、2022年11月27日終了時点のものです。
今週の重賞チェック
12月3日(土)
ステイヤーズS(G2)
中山芝3600m
中山芝3600m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★☆☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★☆ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
近4年のステイヤーズSの穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | コウキチョウサン | A | 6 | 7 |
メドウラーク | B | 7 | 8 | |
カレンラストショー | C | 8 | 12 | |
2019年 | サンシロウ | A | 7 | 5 |
レイホーロマンス | C | 9 | 8 | |
チェスナットコート | B | 8 | 10 | |
2020年 | オセアグレイト | A | 7 | 1 |
タイセイトレイル | C | 9 | 4 | |
リッジマン | B | 11 | 8 | |
2021年 | ヴァルコス | A | 3 | 8 |
アドマイヤアルバ | C | 12 | 9 | |
ボスジラ | B | 7 | 11 |
3000m超のレースは、そもそも全体数が少ないだけに、難しい状況になりがち。穴ぐさも、近4年ともA評価が最先着していながら、馬券圏内は1頭だけと、少々手を焼いている様子ですね。
過去10年の6番人気以下を精査すると、前走がハンデ戦で、8番人気以内かつ③~⑪着だった馬が[3.2.0.6](複勝率45.5%)。今年のメンバーでは、エドノフェリーチェ、ナムラカミカゼ、マンオブスピリット、ユーキャンスマイルの4頭が該当するので、お見逃しなきよう。
12月3日(土)
チャレンジC(G3)
阪神芝2000m
阪神芝2000m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★☆☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★☆☆☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★☆ |
今回の波乱期待度 | ★★★☆☆ |
近4年のチャレンジCの穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | マルターズアポジー | A | 7 | 7 |
ダッシングブレイズ | B | 9 | 11 | |
ロードヴァンドール | C | 8 | 12 | |
2019年 | ハッピーグリン | C | 11 | 4 |
ケイアイノーテック | B | 6 | 7 | |
ノーブルマーズ | A | 7 | 8 | |
2020年 | 穴ぐさなし | |||
2021年 | スカーフェイス | C | 8 | 5 |
モズナガレボシ | B | 7 | 7 | |
アルジャンナ | A | 6 | 10 |
近4年で、穴ぐさがいた年は3回ですが、掲示板内までは詰め寄るも④着、⑤着まで。ただ、ハンデ戦から別定戦になって以降の近5年で、6番人気以下で③着以内に入ったのは1頭(2019年②着トリオンフ)だけ。これでは、穴ぐさがお手上げ状態となるのもやむなし。
それでも今年は混戦模様なだけに、穴ぐさ台頭の場面があっても不思議ないところ。近5年、3歳馬が[4.0.2.4](複勝率60.0%)と躍動していて、今年はビーアストニッシドだけなので、ここをとっかかりとする手はありかもしれません。
12月4日(日)
チャンピオンズC(G1)
中京ダート1800m
中京ダート1800m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★★ |
近4年のチャンピオンズCの穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | ウェスタールンド | A | 8 | 2 |
アンジュデジール | B | 9 | 4 | |
アポロケンタッキー | C | 13 | 14 | |
2019年 | タイムフライヤー | B | 8 | 8 |
ワイドファラオ | C | 9 | 14 | |
サトノティターン | A | 7 | 15 | |
2020年 | インティ | C | 10 | 3 |
タイムフライヤー | A | 7 | 8 | |
エアアルマス | B | 8 | 10 | |
2021年 | インティ | C | 9 | 4 |
カジノフォンテン | A | 7 | 10 | |
クリンチャー | B | 8 | 14 |
秋のJRAダート王決定戦。最近は、ガチガチの年もあれば、3連単10万円超の波乱の年もあり、一筋縄ではいかないレースです。
今年は、ディフェンディングチャンピオン・テーオーケインズが支持を集めそうな雰囲気ですが、穴ぐさも相性は悪くないので、ヒモ荒れのような形は期待していいんじゃないでしょうか。
現行のレース名になって以降の過去8年の6番人気以下を精査すると、前走時の馬体重が470~511kgで②~⑨着だった6歳馬が[2.1.1.4](複勝率50.0%)。該当するのはオーヴェルニュとスマッシングハーツの2頭なので、ご注目を。
さらに、重賞以外で注目したいレースをピックアップ!
今週の穴ぐさ特選レース
12月3日(土) 中京12R
1勝クラス
芝2000m
芝2000m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★☆☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
このコースの1勝クラスの穴ぐさは[7.4.10.78](複勝率21.2%)。回収率は単複100%超と、安定感もあります。
対象の穴ぐさを掘り下げると、前走が小倉、京都、阪神の1800mで④~⑨着だった馬が[3.3.1.6](複勝率53.8%)。該当するのはレディーシス1頭のみ。穴ぐさ指名があれば、チャンスが広がりそう。
12月4日(日) 中山11R
ラピスラズリS(L)
芝1200m
芝1200m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
このコースのリステッド競走の穴ぐさは[2.2.2.14](複勝率30.0%)。7クラ中5クラで馬券圏内に激走していて、この好走馬には近2年のラピスラズリSも含まれています。
対象となる穴ぐさを精査すると、父がサンデーサイレンス系で、関西所属の8歳以下の牡セン馬が[2.1.1.2](複勝率66.7%)と好成績。該当馬はディヴィナシオン、モントライゼ、ロードベイリーフの3頭。穴ぐさに指名されるかどうか要チェックです。
12月4日(日) 阪神11R
ギャラクシーS(OP)
ダート1400m ハンデ
ダート1400m ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★★ |
このコースのハンデ戦の穴ぐさは[2.3.4.33](複勝率21.4%)。特に昨年以降、対象レース7クラのうち6クラで穴ぐさが③着以内に入っている得意条件です。
ハンデ戦なので、斤量面に注目すると、前走から斤量が減っていない(同斤か斤量増)6歳以下の馬が[0.2.1.3](複勝率50.0%)。該当馬はエイシンギアアップ、ボイラーハウス、メイショウミモザの3頭なので、この中から穴ぐさが出るかどうか。
先週の「穴ぐさ特選レース」は、3クラとも穴ぐさの馬券絡みなし。長者の推奨馬は2クラで3頭が③着以内に入ったんですが、人気馬だったり穴ぐさとはすれ違いだったりで、噛み合わず。
ただ、イマイチだった翌週は爆発する傾向にあるので、この土日は、開催替わりでもあり、いいところがあると信じます!
では今週も馬券生活頑張りましょう!!
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