【穴ぐさをより活用するためにデータを深堀り!】
穴ぐさ長者への道
中日新聞杯は昨年に穴ぐさダブル激走の注目重賞! 阪神JFも近3年で2連対と相性○!
文/藤山剣
先週の重賞の穴ぐさは、土曜日のチャレンジCでルビーカサブランカが②着(4番人気)。日曜日のG1チャンピオンズCは、シャマルの⑤着(7番人気)が最先着でした。単勝1.5倍のテーオーケインズが④着に敗れるという波乱の決着ではありましたが、結局上位3頭は6番人気以内。もうひと荒れほしいところでしたね。
今週こそは穴馬の台頭があるかどうか、ナビゲートしていきますのでお付き合いください!
※本文中の穴ぐさの集計データは、特に記載がない場合は2018年以降、2022年12月4日終了時点のものです。
今週の重賞チェック
12月10日(土)
中日新聞杯(G3)
中京芝2000m ハンデ
中京芝2000m ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★★ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
近4年の中日新聞杯の穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | エンジニア | A | 6 | 6 |
ハクサンルドルフ | C | 9 | 11 | |
エテルナミノル | B | 11 | 12 | |
2019年 | ショウナンバッハ | C | 10 | 4 |
アドマイヤジャスタ | B | 11 | 11 | |
カヴァル | A | 4 | 12 | |
2020年 | シゲルピンクダイヤ | B | 9 | 2 |
ギベオン | C | 10 | 14 | |
デンコウアンジュ | A | 11 | 16 | |
2021年 | ショウナンバルディ | A | 8 | 1 |
シゲルピンクダイヤ | B | 10 | 3 | |
プレシャスブルー | C | 12 | 12 |
ローカルのハンデG3らしく、なかなかの荒れっぷりを見せている中日新聞杯。2017年から12月の施行となってそうした流れがさらに強まっており、穴ぐさもその波に乗る形で、近2年で3頭が馬券圏内と好相性です。
12月に行われた過去5年の6番人気以下を探ってみると、前走がG1かG2で⑦~⑩着だった馬が[1.1.1.2](複勝率60.0%)。該当馬はアスクワイルドモア、キラーアビリティ、ハヤヤッコの3頭。穴ぐさ指名があるかどうか。
12月11日(日)
カペラS(G3)
中山ダート1200m
中山ダート1200m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★☆☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★☆☆ |
近4年のカペラSの穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | ダノングッド | B | 12 | 7 |
ネロ | C | 9 | 10 | |
ウインムート | A | 6 | 11 | |
2019年 | シュウジ | B | 7 | 3 |
タテヤマ | A | 8 | 7 | |
ヒザクリゲ | C | 10 | 9 | |
2020年 | スズカコーズライン | A | 8 | 5 |
ヒロシゲゴールド | B | 9 | 12 | |
ノーフィアー | C | 14 | 14 | |
2021年 | アポロビビ | A | 8 | 7 |
ミッキーワイルド | C | 12 | 11 | |
ディサーニング | B | 9 | 12 |
近4年の馬券圏内は1頭で、他に掲示板内が1頭。穴ぐさとの相性は可もなく不可もなく、といったところですかね。近況に差があるメンバー構成となっているので、好調な馬が力を出し切れば、堅めの決着となる可能性も高そうな感じですね。
過去10年の6番人気以下をチェックしてみると、前走がJRAの競馬場のダート1400~1600mで、3~11番人気かつ⑧着以内だった馬が[2.1.4.10](複勝率41.2%)。該当馬はオーヴァーネクサスのみ。前走でOP特別を勝っているので、まったくの人気薄ということはないでしょうが、ご注目ください。
12月11日(日)
阪神JF(G1)
阪神芝1600m外
阪神芝1600m外
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★☆☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
近4年の阪神JFの穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | プールヴィル | B | 14 | 5 |
メイショウショウブ | A | 7 | 6 | |
グレイシア | C | 8 | 15 | |
2019年 | マルターズディオサ | A | 6 | 2 |
ロータスランド | B | 8 | 12 | |
ルーチェデラヴィタ | C | 9 | 16 | |
2020年 | ジェラルディーナ | B | 8 | 7 |
エイシンヒテン | C | 7 | 11 | |
シゲルピンクルビー | A | 11 | 17 | |
2021年 | ラブリイユアアイズ | B | 8 | 2 |
スタティスティクス | C | 9 | 8 | |
パーソナルハイ | A | 7 | 16 |
穴ぐさは、近4年で2頭が連対しており相性は悪くなさそう。今年の2歳重賞、OP特別は波乱多めの傾向。このレースも人気馬を信用していいのか悩むところだけに、穴ぐさに期待するのもアリでしょう。
過去10年の6番人気以下を精査すると、馬券圏内に好走した7頭のうち6頭が関東馬で、さらにそのうちの5頭が父サンデーサイレンス系。当てはまる馬は、キタウイング、シンリョクカ、ミシシッピテソーロ、ミスヨコハマ、リバーラの5頭。この中から穴ぐさが出るようなら、チャンスアップでしょう。
さらに、重賞以外で注目したいレースをピックアップ!
今週の穴ぐさ特選レース
12月10日(土) 中山10R
アクアマリンS(3勝クラス)
ダート1200m ハンデ
ダート1200m ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★☆☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
10月に 8枠 の穴ぐさがワンツーを決めた外房Sとまったく同じ条件のレース。
その外房Sの結果も含めて、 8枠 の穴ぐさが[1.4.0.4](複勝率55.6%)で、今年に限れば②②④①②着と絶好調。さらに、馬番1番も[0.1.2.3](複勝率50.0%)とフィーバー中。極端な枠に穴ぐさがいたら、軽視禁物です。
12月10日(土) 阪神10R
豊中特別(2勝クラス)
ダート1800m ハンデ
ダート1800m ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
このコースのハンデ戦は[1.5.2.28](複勝率22.2%)と、穴ぐさと好相性の条件。なお、この中に2勝クラスは2クラ含まれてますが、いずれも穴ぐさが激走しています。
対象の穴ぐさを精査してみると、斤量が前走から3kg以上減り、偶数馬番に入った馬が[0.3.0.1](複勝率75.0%)。ちなみに今回、斤量が3kg以上減っている馬は、インウィクトス、カムカム、グレースルビー、ジャッジ、メリディアン、ラブスピール、ランスルーの7頭。この中で、どの馬が偶数馬番に入るか、要チェックです。
12月11日(日) 中山10R
常総S(3勝クラス)
芝1800m
芝1800m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★☆☆ |
このコースの3勝クラスの穴ぐさは[2.2.4.27](22.9%)。対象の穴ぐさを精査すると、前走でメンバー中3位以内の上がりを計時していた馬が[1.1.2.4](複勝率50.0%)と好成績を残しています。今回、該当するのはダノンドリーマー、レヴァンジル、レッドランメルトの3頭。
近況好調馬が揃った印象で、大波乱は望み薄かもしれませんが、人気どころと穴ぐさの組み合わせで決まるような形になれば、当てやすいレースとなるのでは!?
先週の「穴ぐさ特選レース」は、日曜日の阪神メイン・ギャラクシーSで、穴ぐさのボイラーハウス(9番人気)が③着に激走! 当コーナーの推奨馬でもあったので、久々にガッチリ噛み合った気分爽快なレースでした。
今週の土曜日には、穴ぐさの得意条件でもある中山ダート1200mの3勝クラスのアクアマリンSも組まれているので、2週連続の一発を期待していいんじゃないでしょうか。お見逃しなきよう!
では今週も馬券生活頑張りましょう!!
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