先週の重賞穴ぐさは、2クラとも馬券絡みはなかったですが、土日トータルで中山の芝が[2.2.1.16](複勝率23.8%)、中京のダートが[1.1.2.14](複勝率22.2%)と好調でした。特に中山芝1800mは、日曜日のディセンバーSのサクラトゥジュール(10番人気②着)など、穴ぐさがいた3クラとも馬券絡み。

これが次につながることを信じて、今週もホットなレースをナビゲートしていきます!




穴ぐさ長者の独断査定

過去の穴ぐさ相性	★★★★☆
過去のレース波乱度	★★★★☆
今回の出走頭数	★★★★★
今回の波乱期待度	★★★★★

近4年の阪神Cの穴ぐさ

年	馬名	評価	人気	着順
2018年	ダイアナヘイロー	B	11	1
	ラインスピリット	C	9	10
	シュウジ	A	8	12
2019年	メイショウショウブ	B	10	3
	ノーワン	C	13	5
	ロジクライ	A	7	10
2020年	マルターズディオサ	A	6	2
	レインボーフラッグ	C	10	7
	クラヴィスオレア	B	11	14
2021年	ケイデンスコール	B	9	9
	ラウダシオン	C	7	11
	シヴァージ	A	8	16

近年は、期待ほど荒れていない阪神C。そんな中で、穴ぐさは上表のように4年中3年で馬券圏内を記録する好成績を残しています。ここは期待してよさそう。

過去10年の6番人気以下を精査すると、前走が4コーナー4番手以内(逃げた馬を除く)で③着以下だった関東馬が[2.2.1.3](複勝率62.5%)。該当馬はオパールシャルムだけ。そもそも関東馬が1頭しかいないんですが、データは満たしているので、どんなレースを見せてくれるか楽しみです。


穴ぐさ長者の独断査定

過去の穴ぐさ相性	★★☆☆☆
過去のレース波乱度	★★★☆☆
今回の出走頭数	★★★★★
今回の波乱期待度	★★★★☆

近4年の有馬記念の穴ぐさ

年	馬名	評価	人気	着順
2018年	ミッキースワロー	A	10	11
	パフォーマプロミス	B	7	14
	クリンチャー	C	11	15
2019年	キセキ	A	7	5
	ヴェロックス	C	8	8
	エタリオウ	B	10	10
2020年	バビット	B	10	13
	オーソリティ	A	7	14
	ブラストワンピース	C	9	中止
2021年	ウインキートス	B	12	11
	ペルシアンナイト	C	11	14
	アサマノイタズラ	A	10	16

1番人気は過去10年で[6.1.1.2]とまずまず支持に応えている有馬記念。以下、2番人気が複勝率60%、3＆4番人気が同40%と、他の上位人気馬もそれなりに頑張っており、そうなると、穴馬の出番が減ってしまうのは必然。近4年の穴ぐさは、2019年のキセキが掲示板に載ったのが目につく程度と、相性はあまり良くありません。

過去10年の6番人気以下の好走馬の共通項を探してみると、6頭のうち5頭がノーザンファームか社台ファーム生産の関西馬で、関東所属以外の騎手(関西所属か外国人)が騎乗していました。

今年のメンバーでは、アリストテレス、ジェラルディーナ、ジャスティンパレス、ボッケリーニ、ボルドグフーシュの5頭。この中から穴ぐさ指名が出るかどうか。


穴ぐさ長者の独断査定

過去の穴ぐさ相性	★★★☆☆
過去のレース波乱度	★★☆☆☆
今回の出走頭数	★★★★★
今回の波乱期待度	★★★☆☆

近4年のホープフルSの穴ぐさ

年	馬名	評価	人気	着順
2018年	コスモカレンドゥラ	C	8	4
	ミッキーブラック	A	7	9
	ジャストアジゴロ	B	10	11
2019年	ブルーミングスカイ	B	7	7
	ガロアクリーク	C	9	11
	ナリノモンターニュ	A	8	12
2020年	アオイショー	C	8	7
	マカオンドール	A	9	8
	アドマイヤザーゲ	B	6	10
2021年	ラーグルフ	B	8	3
	フィデル	A	7	4
	ボーンディスウェイ	C	10	5

皐月賞と同じ舞台ということで、朝日杯FSとの差別化が浸透しつつあるホープフルS。適性の見極めがより正確になってきているためか、堅くおさまることが当たり前となっています。

そんな状況下で、昨年のラーグルフ(8番人気③着)を穴ぐさ指名できていたのはファインプレイと言っていいでしょう。

G1に昇格して以降の5年で、そのラーグルフを含めて6番人気以下は2頭しか馬券に絡んでいない(もう1頭は2017年に8番人気③着のステイフーリッシュで、こちらも穴ぐさ)ので、精査するのも難しいですが、2頭に共通するのは、ともに前走が2000mで、メンバー中最速の上がりを繰り出し勝っていたこと。

この記事の更新時点でまだ出走馬は確定していませんが、登録馬19頭の中で該当するのはシーウィザード、ジェイパームス、セブンマジシャン、セレンディピティ、ファントムシーフ、ワンダイレクトの6頭。穴ぐさ指名ならチャンスがあるかもしれません。

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さらに、重賞以外で注目したいレースをピックアップ!



穴ぐさ長者の独断査定

過去の穴ぐさ相性	★★★★☆
過去のレース波乱度	★★★★☆
今回の出走頭数	★★★★★
今回の波乱期待度	★★★★☆

このコースの3勝クラスのハンデ戦は、[1.3.2.21](複勝率22.2%)と穴ぐさは好成績。対象の穴ぐさを精査すると、前走から斤量が3kg以上減っていた関西馬が[0.3.0.4](複勝率42.9%)。

該当するのはクインズバジル、スペースクラフト、チェルアルコの3頭。穴ぐさ指名があればチャンスアップ。


穴ぐさ長者の独断査定

過去の穴ぐさ相性	★★★★★
過去のレース波乱度	★★★★☆
今回の出走頭数	★★★★★
今回の波乱期待度	★★★☆☆

このコースの3勝クラスの穴ぐさは[7.10.4.74](複勝率22.1%)。ただ、たびたび紹介しているように、ここは枠順に偏りがあって、 8枠 だと[1.4.0.4](複勝率55.6%)とフィーバーしているんです。

なので、まずは 8枠 重視。他に 1枠 と 3枠 も30%台の複勝率があるので、そのあたりもケアしていただければ。穴ぐさが出たら、まずは枠順をチェックすべし。


穴ぐさ長者の独断査定

過去の穴ぐさ相性	★★★★☆
過去のレース波乱度	★★★★☆
今回の出走頭数	★★★★★
今回の波乱期待度	★★★☆☆

このコースのOP特別の穴ぐさは[2.4.4.20](複勝率33.3%)。10クラ中8クラで馬券に絡んでいるドル箱条件と言っていいでしょう。

対象の穴ぐさをチェックすると、前走の馬体重が470kg以上で⑥～⑨着だった馬が[2.3.4.4](複勝率55.6%)。

条件は絞ったんですが、それでも、アーバンイェーガー、ガンケン、スナークダヴィンチ、ファイアランス、メイショウミライの5頭が該当しています。穴ぐさ指名があれば、要警戒。

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先週の「穴ぐさ特選レース」3クラは、いずれも馬券圏内なしという残念な結果…。土曜日の香取特別で、松岡騎手の騎乗馬ということで推奨したクールファイブが、15番人気(単勝252.0倍)で⑤着の健闘はあったのですが。穴ぐさではなかったけれど頑張ってくれました。

今週は、今年最後となる3勝クラス以上の中山ダート1200m･フェアウェルSがあるので、これが有馬記念前の起爆剤になって欲しいところです。

というわけで、今年の更新は、今回がラストでございます。毎度お付き合いいただきありがとうございました。年明けは、1月3日に東西金杯などの情報をお届けする予定ですので、また元気にお目にかかれればと思います。

では、よいお年を!

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