【穴ぐさをより活用するためにデータを深堀り!】
穴ぐさ長者への道
愛知杯は近3年、日経新春杯は近2年で穴ぐさが激走中!
文/藤山剣
先週は木・土・日・月という怒涛の「4日間開催」でしたが、4重賞での穴ぐさ激走は、残念ながらありませんでした。
ただ、全体で見れば中山ではダートが好調で、1月9日は指名のあった4クラすべてで穴ぐさが激走! 3Rでは単勝万馬券で①着という派手な一撃もありました。
一方、中京では芝が好成績で、こちらも重賞を除く1月9日の芝3クラはいずれも穴ぐさが馬券圏内で、そのうちダブル激走を2クラ記録しています。
通常よりも短い中4日の開催となりますが、月曜日からの好調をキープできていれば、引き続き期待できるんじゃないでしょうか。というわけで今週も、穴ぐさの動向をナビゲートしますので、お付き合いください。
※本文中の穴ぐさの集計データは、特に記載がない場合は2018年以降、2023年1月9日終了時点のものです。
今週の重賞チェック
1月14日(土)
愛知杯(G3)
中京芝2000m 牝馬限定 ハンデ
中京芝2000m 牝馬限定 ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★★ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
近5年の愛知杯の穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | アンドリエッテ | C | 12 | 9 |
ギモーヴ | B | 7 | 11 | |
クインズミラーグロ | A | 9 | 16 | |
2019年 | レイズアベール | A | 5 | 8 |
ウスベニノキミ | C | 10 | 9 | |
スカーレットカラー | B | 9 | 10 | |
2020年 | デンコウアンジュ | A | 9 | 1 |
ポンデザール | C | 10 | 12 | |
レッドランディーニ | B | 8 | 15 | |
2021年 | ウラヌスチャーム | C | 8 | 3 |
デンコウアンジュ | A | 11 | 6 | |
サマーセント | B | 13 | 16 | |
2022年 | ルビーカサブランカ | B | 7 | 1 |
ラヴユーライヴ | A | 10 | 12 | |
スライリー | C | 12 | 13 |
牝馬限定のハンデ戦という設定もあって、とにかく荒れる愛知杯。穴ぐさも、近3年連続で馬券圏内に好走しており、ここは狙い目。
過去10年の中で、中京で行われた8回の6番人気以下を精査すると、前走から距離短縮だった馬が[3.1.2.13](複勝率31.6%)と悪くない成績を残しています。今年のメンバーで、該当するのはアンドヴァラナウト、ホウオウイクセルの2頭。ご注目ください。
1月15日(日)
京成杯(G3)
中山芝2000m
中山芝2000m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★☆☆ |
今回の出走頭数 | ★★☆☆☆ |
今回の波乱期待度 | ★★☆☆☆ |
近5年の京成杯の穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | サクステッド | A | 7 | 5 |
ロジティナ | B | 9 | 6 | |
スラッシュメタル | C | 11 | 8 | |
2019年 | リーガルメイン | A | 6 | 5 |
ナイママ | C | 8 | 6 | |
カイザースクルーン | B | 9 | 10 | |
2020年 | ディアスティマ | B | 6 | 3 |
キングオブドラゴン | C | 8 | 5 | |
ヴィアメント | A | 9 | 8 | |
2021年 | タケルジャック | C | 10 | 9 |
ラカン | B | 8 | 10 | |
ディクテイター | A | 7 | 12 | |
2022年 | サンストックトン | B | 7 | 7 |
フジマサフリーダム | C | 9 | 9 | |
タイセイディバイン | A | 10 | 10 |
過去10年のうち、12頭立てが4回と、頭数少なめの年も珍しくない京成杯。ただ、今年は9頭立てですから、穴ぐさ不在の可能性も高そう。
過去10年の6番人気以下を精査すると、1800~2000mの新馬戦を勝ち上がった直後に挑んだ牡馬で、前走時の馬体重が480kg以下だった馬が[1.0.2.0]。今年該当するのはソールオリエンスだけ。重賞好走馬に混じってどんなパフォーマンスを見せてくれるか、楽しみです。
1月15日(日)
日経新春杯(G2)
中京芝2200m ハンデ
中京芝2200m ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★☆☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★☆ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
近5年の日経新春杯の穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | ガンコ | C | 7 | 3 |
サンタフェチーフ | A | 6 | 5 | |
ベルーフ | B | 9 | 10 | |
2019年 | サラス | B | 10 | 10 |
ウインテンダネス | C | 7 | 11 | |
ガンコ | A | 8 | 16 | |
2020年 | サトノガーネット | B | 7 | 6 |
マスターコード | A | 8 | 8 | |
ロードヴァンドール | C | 9 | 10 | |
2021年 | ショウリュウイクゾ | C | 7 | 1 |
ワセダインブルー | B | 12 | 8 | |
バレリオ | A | 10 | 14 | |
2022年 | ヤシャマル | A | 9 | 3 |
エフェクトオン | C | 13 | 4 | |
アフリカンゴールド | B | 12 | 5 |
京都競馬場の改修のため、3年連続で中京で行われる日経新春杯。直近の2年では、いずれも穴ぐさが好走しているだけに、今年も期待が高まります。
その近2回で、6番人気以下で馬券圏内に入った馬は3頭で、いずれも前走が左回りの2000~2200mで④~⑧着。今年のメンバーでは、イクスプロージョン、ハヤヤッコ、プリマヴィスタの3頭がこれに当てはまります。奇しくも中日新聞杯の⑤~⑦着馬ということになりましたが、この3頭とも前走は人気以上の着順を記録しているので、ここも激走があるかも!?
さらに、重賞以外で注目したいレースをピックアップ!
今週の穴ぐさ特選レース
1月14日(土) 小倉9R
帆柱山特別(1勝クラス)
芝2600m
芝2600m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
このコースの1勝クラスの穴ぐさは[2.7.8.39](複勝率30.4%)と高水準。黙って見逃す手はありません。
対象の穴ぐさの中で、前走がダートだった馬が[0.3.2.3](複勝率62.5%)。該当馬はアテンパーティ、マンクスホップの2頭。穴ぐさ指名があるようなら要チェックですね。
1月14日(土) 中山11R
カーバンクルS(OP)
芝1200m
芝1200m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
このコースのOP特別の穴ぐさは[4.0.1.16](複勝率23.8%)。勝率が高めなのも特徴ですね。
対象の穴ぐさを精査すると、前走が芝1200mだった牝馬が[1.0.1.2](複勝率50.0%)。該当馬はインターミッション、エレナアヴァンティ、ミニオンペールの3頭。3頭とも、前走はOP特別で馬券圏内なので、調子をキープできていれば出番がありそうです。
1月15日(日) 小倉11R
門司S(OP特別)
ダート1700m
ダート1700m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★★ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★★ |
このコースのOPクラス(重賞も含む)の穴ぐさは[2.2.1.16](複勝率23.8%)。
対象の穴ぐさを絞り込んでみると、父がサンデーサイレンス系、ミスプロ系、ロベルト系以外の血統の馬が[2.2.1.5](複勝率50.0%)。主流からやや外れる血統が穴馬券の立役者となっているようです。
今回のメンバーで該当するのは、ジャズブルース、ハギノアトラス、ファシネートゼット、ミステリオーソ、メイショウダジンの5頭。この中から穴ぐさ指名馬が出ればチャンス。
先週の4日間開催で当コーナーが推奨した3クラは、日曜日の中山10R若潮Sで穴ぐさのアールバロンが③着。しかし、こちらは3番人気と、人気サイドでした。まあ、変則開催でもあり、ちょっと難しい状況でしたかね。
今週からは、通常の土日開催となり、さらにローカル(小倉)も始まって、選択肢も増えたので、さすがにいい当たりが出てくれるはず!
では、今週も馬券生活頑張りましょう!!
穴ぐさ長者へのご質問やご感想があれば、こちらのフォームからお寄せください。
※お送りいただいた内容は、今後、弊社ウェブサイトや関連書籍などへ掲載・収録させていただくことがあります。