【穴ぐさをより活用するためにデータを深堀り!】
穴ぐさ長者への道
先週はシルクロードSで穴ぐさのファストフォースが激走! 長者推奨レースでも穴ぐさが好走連発!!
文/藤山剣
先週の重賞の穴ぐさは、シルクロードSで10番人気のファストフォースが②着に激走! 同馬は、OPクラスで5回馬券圏内に入っていますが、そのうち6番人気以下だった4回は、すべて穴ぐさに指名されています。指名しての不発は3回なので、相性は上々。
そして、重賞以外の特別競走でも、11クラのうち8クラ(ダブル激走2クラ含む)で③着以内! この調子が続くよう願いつつ、今週も穴ぐさの動向をナビゲートしていきますで、お付き合いください。
※本文中の穴ぐさの集計データは、特に記載がない場合は2018年以降、2023年1月29日終了時点のものです。
今週の重賞チェック
2月5日(日)
きさらぎ賞(G3)
中京芝2000m
中京芝2000m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★☆☆☆ |
今回の出走頭数 | ★★☆☆☆ |
今回の波乱期待度 | ★★☆☆☆ |
近5年のきさらぎ賞の穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | スラッシュメタル | B | 9 | 6 |
オーデットエール | A | 6 | 8 | |
2019年 | 穴ぐさなし | |||
2020年 | コルテジア | B | 7 | 1 |
トゥルーヴィル | A | 6 | 5 | |
2021年 | アランデル | C | 8 | 5 |
ショウナンアレス | A | 6 | 6 | |
ジャンカルド | B | 7 | 9 | |
2022年 | メイショウゲキリン | B | 8 | 3 |
アスクワイルドモア | A | 6 | 4 | |
シェルビーズアイ | C | 9 | 9 |
過去10年の平均出走頭数が9.1頭と、時期的なものもあって少頭数が当たり前のきさらぎ賞。さすがにレース結果も平穏気味ながら、上の表のように、近3年で2頭の穴ぐさが激走しています。
過去10年(近2年が中京芝2000m、それ以前の8年が京都芝1800m)の6番人気以下を集計すると、距離延長で臨んだ牡セン馬が[3.0.2.11](複勝率31.3%)。今年の該当馬はオープンファイア、クールミラボー、トーセントラムの3頭。少頭数で穴ぐさ不在の可能性も高そうですが、どうなりますか。
2月5日(日)
東京新聞杯(G3)
東京芝1600m
東京芝1600m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
近5年の東京新聞杯の穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | ディバインコード | B | 11 | 5 |
ハクサンルドルフ | A | 8 | 6 | |
ガリバルディ | C | 15 | 15 | |
2019年 | ロードクエスト | B | 10 | 4 |
テトラドラクマ | A | 7 | 12 | |
ショウナンアンセム | C | 11 | 15 | |
2020年 | シャドウディーヴァ | B | 6 | 2 |
レイエンダ | A | 7 | 8 | |
キャンベルジュニア | C | 13 | 15 | |
2021年 | カテドラル | B | 12 | 2 |
トライン | A | 8 | 5 | |
ロードマイウェイ | C | 10 | 12 | |
2022年 | ドナアトラエンテ | A | 9 | 5 |
エイシンチラー | C | 14 | 6 | |
ディアンドル | B | 15 | 11 |
近5年で穴ぐさの馬券圏内は2回ですが、それ以外の年も掲示板内には入っており、相性はまずまずといったところ。
過去10年の6番人気以下を精査すると、ハーツクライ産駒が[0.2.0.0]。該当するのはシュリのみ。2走前の関屋記念は12番人気で②着と激走しているだけに、面白そうな存在です。
さらに、重賞以外で注目したいレースをピックアップ!
今週の穴ぐさ特選レース
2月4日(土) 小倉10R
有田特別(2勝クラス)
ダート1000m
ダート1000m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
このコースの穴ぐさは、トータルでは目立つ数字ではないんですが、昨夏から今冬にかけて、目下4戦連続馬券圏内を継続中。その勢いに乗ってみます。
クラス不問でこのコースの穴ぐさを精査すると、前走の馬体重が422~468kgの牝馬が[0.2.3.8](複勝率38.5%)。該当するのは、イプノーズ、ダンスウィズジョイ、デアリングウーマン、テンクウフラワー、プリティインピンク、ミツカネプルートの6頭。この中から穴ぐさ指名が出ればチャンス。
2月4日(土) 東京10R
テレビ山梨杯(2勝クラス)
芝1400m ハンデ
芝1400m ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★☆☆ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
このコースのハンデ戦の穴ぐさは[6.6.8.69](複勝率22.5%)となかなか。
対象の穴ぐさを精査すると、父ノーザンダンサー系の馬が[1.1.4.6](複勝率50.0%)。該当馬はサイモンメガライズのみ。11頭立てなので、穴ぐさ不在もあり得る状況ですが、指名されるようなら期待していいでしょう。
2月5日(日) 中京10R
令月S(OP)
ダート1200m ハンデ
ダート1200m ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★☆☆ |
今回の波乱期待度 | ★★★★★ |
このコースのOP特別のハンデ戦の穴ぐさは[0.1.0.2]。サンプルが少ないですが、②着は12番人気馬なので、決して相性は悪くないはず。
そしてなにより、中京ダート1200mのハンデ戦は、1番人気が一度も馬券圏内なし。今まで「一度も」です。過去に5回しか組まれていない条件ですが、1番人気馬の成績は⑦⑤⑤⑤⑤着。その一方で2番人気が3勝しています。
先週、シルクロードSのところで、「中京芝1200mのハンデ戦は1人気が10連続馬券圏外中」と紹介したら、さっそくマッドクールが③着に入ってブレイクされましたが、ここはどうでしょうか。穴ぐさの動向とともに注目です。
先週の推奨レース3クラでは、穴ぐさがいた2クラで、ともに馬券圏内を記録! 土曜日の東京10RクロッカスSは、推奨した2頭が人気ながらも①&③着で、②着に穴ぐさという爽快な結果でした。
厳寒期だからか少頭数のレースが多めですが、その分、絞って狙えるメリットもあります。今週も、穴ぐさを上手に活用しつつ、馬券生活頑張りましょう!!
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