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三強ムードの弥生賞ですが、馬券は少し狙ってみます!
2016.3.5

現在の馬券作戦:「勢いのある馬に乗れ!」

どうも! 馬迷男八木たかおです。

おととい、藤田菜七子騎手がJRAよりも一足早く川崎競馬場で「ひな祭りデビュー」。JRAで久々に誕生した女性騎手がひな祭りにデビューするなんて美しい流れ。テレビのニュースでも取り上げられたり、同じレースに騎乗した通算6800勝オーバーの大ベテラン・的場文男騎手「あの子乗れる。7000勝する」と絶賛したりと、ちょっとした「菜七子フィーバー」。そして、今日のJRAデビュー戦でも②着でした。すばらしい!

まだ1勝も挙げていない新人騎手に「7000勝予想」はなかなか思い切った発言。「大井の帝王ジョーク」かもしれませんが、何はともあれ盛り上がるのはうれしいことです。やはり話題作りは大事。

思い返せば僕も4年前、神宮球場へ出かけて、当時広島カープ入団2年目の磯村捕手の1軍初出場を目撃。プロ入り初安打を打った磯村捕手を「きっとこれから通算2000本安打を記録するような名捕手になるに違いない」と期待したものでした。あれから4年。…ちょっと綾小路きみまろさんの漫談のようになっていますが、あれから4年。昨シーズン終了時点での磯村捕手の通算安打は1本。あの初ヒットから1軍では1本もヒットを打っていませんw ただ、去年は2軍で3割をマーク。今年あたりは出場機会が増えるかもしれないので、個人的に磯村捕手の安打数と藤田騎手の勝利数の対決を楽しみにしたいと思います。打つか? それとも勝つか? 捕手対騎手の異種格闘技戦。

「菜七子フィーバー」がここまで盛り上がるなら、「ひな祭りデビュー」にあやかって、今年の新人男性騎手は「端午の節句デビュー」にするべきでした。奇しくも今年デビューする男性騎手は5人。端午の節句も5月5日ですから、「5・5・5」の5並び。ほら美しい! 早くデビューしたいだろうけど安心してください。去年のルメール騎手もツイッターをめぐるひと騒動があってデビューが1か月遅れたのに112勝も挙げられたから多分、大丈夫です。比較対象は史上最強の新人騎手のひとりですが。

外国人騎手のJRA所属が認められるようになったこともあり、新人騎手をめぐる環境はますます過酷なものになっている気がします。これまでにも実力を発揮する場すら与えられず、騎手を辞めることになった人もいたかもしれません。正直、どの騎手が上手いかどうかなんて、乗馬経験のない僕のような者からしたら分からんのです。たくさん勝っている騎手が上手いかというと必ずしもそうではない気がしますし、逆にあまり勝っていないのに実は上手い騎手というのもいそうですし。とにかく若者たちがなるべく早い時期に、実力を世に知らしめるチャンスに出会えるよう陰ながら応援したいと思います。

ちなみに当コラムは、2016年シーズン2週目にして早くも的中です。実力を知らしめたかどうかは分かりませんが、チャンスに出会っていますw この際、実力でもマグレでもどっちでもええんや! 当たったもんが正義や!

先週のターゲットレース・中山記念を勝ったドゥラメンテの実力は本物。マグレなどと疑う余地はありません。実力馬たちを相手に直線ではケタ違いの瞬発力で抜け出し、おまけにソラを遣うシーンまであっての完勝。的場文男騎手なら「あの馬走る。7000勝する」と言ってくれそうですw

まだ同世代のG1しか勝っていませんが、スーパーホースになる資格は十分。オルフェーヴルが現役の頃、休養明けや国内復帰戦などで疑った挙句に馬券を外し、当コラムで「スーパーホースは8割程度の出来で十分」などと書いていたような気がしますが、今回の中山記念はまさにその通りの一戦になったかもしれません。

今後は、国内古馬G1どころか世界が視野に入ってきます。日本の競馬ファンはしばらくドゥラメンテにいい夢を見せてもらいましょう。そして夢を現実にしてくれるかもしれません。気の早すぎる話ですが、今年の凱旋門賞が伝統のロンシャン競馬場が改装のため、シャンティイ競馬場で開催されることが残念w これは2年連続優勝してもらわんとw

②着アンビシャスは急坂を登り切ってから一気に迫るも届かず。ドゥラメンテとは2kg差があったとはいえ、いい脚を見せてくれました。重賞2勝目は目前。G1制覇もありそうです。

馬券に入れたもう1頭、イスラボニータはまさかの⑨着。伸び上がるようなスタートで出遅れたことはありますが、それにしても負け過ぎの印象。精神面の影響でしょうか? ちょっと心配。

気になるけど最後に消した馬「特選馬」ロゴタイプは⑦着。先行して直線入り口で先頭をうかがう積極的なレース運びを見せましたが、馬群の外から上がってきたドゥラメンテに抵抗できず、他馬にも交わされてしまいました。テン乗りの田辺騎手はレース後、時計が速すぎることを敗因に挙げていましたが、1000m通過が59秒4ですからこのクラスならミドルペース。後半のペースアップに対応できなかったのかもしれません。現状は、よどみない流れで上がりのかかる展開が向くのかも。

グリグリさん
「八木さん、恐れ入りました。『お見事!』の一言に尽きますね。私の◎イスラボニータは敢えなく撃沈😢 特選馬もズバリ!素晴らしい」

ありがとうございまーす! ドゥラメンテは僕にとって相性のいい馬のようですね。昨年の当コラムも馬券的にお世話になりましたが、今回も馬連的中をもたらしてくれました。2点で馬連8倍ちょうどを的中なら上出来なのでは? 回収率も200%ちょうどに跳ね上がりました。春の椿事といわれないように、この調子でがんばっていきますよ! 先週も書いたけど、有馬記念まで連勝や! 有馬記念まで残りわずか9か月と20日や!


そんな有馬記念を見据えた一戦・弥生賞が今週のターゲットレースです! この出走馬の中に今年の有馬記念をにぎわす馬がいることでしょう! 有馬記念の前に当然、皐月賞の参考にすべきですけどw

先週の中山記念がG1級のG2ならば、今週はもはや皐月賞と呼んでもいい弥生賞卯月Sと呼んではいけません。卯月Sはどうやら2009年を最後に行われていないようです。とにかく豪華メンバーが揃いました。それでは読者の皆さんから届いた弥生賞の狙い馬」をご紹介していきましょう。

藤本淳さん
エアスピネルの逆襲に期待する! デムーロばっかりにやられて良いのか武豊!! 先行馬が有利な馬場でリオンの末脚を封じられるかが見所!!! 今回の弥生賞は例年より面白い。(*⌒▽⌒*)」

Nasuさん
「見ていて安心感があるエアスピネル軸で行きます」

エアスピネルはレース運びが上手い印象。ここまでの3戦、すべて4コーナーで前を射程圏内に捉えて、しっかり末脚を伸ばしてきました。折り合いもしっかりつく馬なので馬券を買う側としては安心ですね。今回は初の2000m戦。逆にマイル戦の競馬が上手すぎてマイラー感が漂っていますが、折り合いがつく馬なのでこなせそうな気がします。ただ、先週の中山芝コースはエアレーションの効果なのか、開幕週ながら差しが届いていました。今回は有力馬に末脚自慢が数頭いる組み合わせ。末脚比べだと少し不利かもしれないのに、先に抜け出す展開も避けたいところ。なかなか脚の使いどころが難しいレースかもしれません。

河童さん
「弥生賞の声を聞くといよいよクラシックシーズン到来との期待が一気に膨らみます。クラシックに直結するレースではありますが今年はサトノダイヤモンドへの挑戦権獲得戦のような様相、実質3頭立てとは思いますが未知の切れ味を期待してマカヒキ!!」

その末脚自慢の1頭がマカヒキ。勝負服もあって、今のところディープインパクトの再来のよう。レース運びに関してはディープインパクトより優等生かもしれませんね。デビュー戦の京都芝外回り、2戦目・若駒Sの京都芝内回りをいずれもノーステッキで完勝。ノーステッキどころか、デビュー戦ではゴール手前100m付近で鞍上のM・デムーロ騎手が首筋を撫でています。あんなの初めて見たw 京都内回りでスパッと抜け出られるあの脚なら、直線の短い中山コースも問題ないはず。急坂は初体験なのでやってみないと分かりませんが、そこは未知数なので考えないようにします。新馬戦、若駒Sを連勝して3戦目で弥生賞を勝てばディープインパクトと同じ戦績に。偉大な父であり先輩に近づくための一戦です。

シンゲンさん
「◎はリオンディーズ。前走のパフォーマンスは圧巻でした。そしてなにより今のデムーロ騎手には逆らえません」

リオンディーズ(馬番10番)の強さは朝日杯FSで思い知らされました。マイル戦より距離が延びる今回の方がレース運びは楽になりそう。後ろから運ぶ馬だけに、直線の短い中山コースで取りこぼしの可能性はつきまといますが、勝ち負けは確実とみます。


グリグリさん
「八木さん、素晴らしい!全勝宣言、気合い通り有馬まで行きましょう!弥生賞は◎タイセイサミットで三強撃破を狙います。中団から4角一気のスパートで差しきりです。内田Jガンバレ‼️」

タイセイサミット(馬番3番)は朝日杯FSでも狙った馬。東京スポーツ杯2歳S朝日杯FSと不利が続きましたが、寒竹賞はしっかり末脚を伸ばして快勝。個人的にも寒竹賞の単勝でドカーンと勝負させていただいた馬ですw 現時点の能力では上位3頭にやや劣るかもしれませんが、差し有利の馬場を味方につければ一角崩しは可能かも。

そして今回、もっとも読者の皆さんに注目されている馬はあの馬! 皆さん、さては穴狙いですねw

うまたろうさん
「穴でオススメはアドマイヤエイカンです。弥生賞は重賞実績馬が強いので、リオンディーズとエアスピネルで堅そうですが、この馬も重賞勝ち馬なので期待します」

阿波の虎さん
「私の出目ではアドマイヤエイカン。先週のレースがさっぱりで今回は思い切ったレースが出来ると思っています。岩田君らしくない騎乗が続いてますが、外国人ジョッキーに一泡吹かして下さいよ」

ブルーさん
「先週は堅い決着もバッチリでしたね! プラスはプラスで勝ったとこが大事です! 弥生賞の狙いは3強が強いかと思いますが穴っぽいところでアドマイヤエイカンで。連闘が予定通りかは別として、上がりのかかる中山は向いてると思いますし天気も下り坂で内枠の岩田騎手なら一発期待です」

アドマイヤエイカン札幌2歳Sを勝った後、徐々にトーンダウン。先週のすみれSを使っての連闘、今回の初ブリンカーなど、何とかきっかけをつかむための起爆剤を探しているようです。いつ復活するのか? 今回か? それとも次走以降か? ただ今回は買いづらいなぁ。

それでは展開を予想してみましょう。ハナはモーゼス(馬番9番)が濃厚。ひょっとすると最内枠のアドマイヤエイカン(馬番1番)&岩田騎手が思い切って逃げる奇襲を仕掛けてくる可能性もありそうです。シャララ(馬番2番)、エアスピネル(馬番4番)、ケンホファヴァルト(馬番7番)などが先行。その後ろでタイセイサミット(馬番3番)、リオンディーズ(馬番10番)、マカヒキ(馬番11番)などが中団を形成。後方待機はモウカッテル(馬番6番)、エディクト(馬番12番)あたり。

ペースはスロー。3コーナー過ぎから有力馬が動く展開は先週の中山記念と同じ。エアスピネル(馬番4番)&武豊騎手の仕掛けどころが不確定要素ですが、ライバルのリオンディーズ(馬番10番)、マカヒキ(馬番11番)よりも先に仕掛ける展開になるのでは? 差し有利の馬場での追い比べです。

そして現在の馬券作戦は「勢いのある馬に乗れ!」弥生賞出走メンバーに連勝中の馬が2頭。リオンディーズ(馬番10番)とマカヒキ(馬番11番)ですね。では、この2頭の馬連で…といきたいところですが、前日売りでは1番人気と2番人気の組み合わせでオッズは2倍台。1点で買えばそれなりに格好はつきますが、予想コラムとしてはどうなんでしょうね。

それでは買い目を発表します! 3連単で①着リオンディーズ→②着マカヒキ→③着タイセイサミット。もう1点も3連単で①着マカヒキ→②着リオンディーズ→③着タイセイサミット。2点×各3000円で計6000円です! ちょっと狙いすぎかなぁw

リオンディーズ(馬番10番)に勝つ可能性が唯一ありそうな馬はマカヒキ(馬番11番)。京都芝内回りの若駒Sで発揮した末脚を今回も使えれば十二分に対抗できるはず。

気になったけど最後に消した馬「特選馬」エアスピネル(馬番4番)。勝ち負けしてもおかしくない実力馬ですし、本当は「特選馬」に選びたくないんですよw 馬券圏内突入はもちろん大いにあり得る馬。でも、先ほども書きましたが、3強の中でもっとも厳しい立ち位置にいるのがこの馬だと思うんですよね。

弥生賞にも注目ですが、やはり今週は新人騎手が気になります。そういえば藤田菜七子騎手の馬柱の表記の件はどうなるんでしょうか? 根本調教師は「藤田」表記は藤田伸二元騎手のイメージが強いために「菜七子」表記での統一を提案していましたよね。

同様のケースとしては、カープでは「前田」といえば2013年に引退した天才打者・前田智徳さんのことなので、現ロサンゼルス・ドジャースの「まえけん」こと前田健太投手への声援は「健太」で統一されていました。「がんばれ、がんばれ健太!」。打席に立ったら「かっとばせ! 健太!」など。

これを考えると「菜七子」でもいいような気もしますが、今日のスポーツ新聞や専門誌を見ると「藤田菜」表記で落ち着いた模様。でも、ちょっと味気ないかも。別案としては「男・藤田」に敬意を表して、「女・藤田」表記はいかがでしょうか? 「・」をハートの記号に変えるのもアリ。8枠に入った時はハート記号がピンクになるようなギミックも欲しいですw 各スポーツ紙や競馬エイトさんなど、カラー印刷を使っている新聞社の方々はご一考くださいませ。

回収率…200%(目標100%)
特選馬の成績…[1.0.0.2]

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