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今週は重賞ではなく昇竜Sで勝負! 狙うは「隠れ連勝馬」!?
2016.3.12

現在の馬券作戦:「勢いのある馬に乗れ!」

どうも! 馬迷男八木たかおです。

今週も続いた「菜七子」フィーバー。テレビのワイドショーなどでもたっぷり取り上げられました。僕が見たところでは月曜の日本テレビ系「スッキリ!」が冒頭15分かけて、「ひなまつりデビュー」から土日の騎乗までを伝えていました。

僕は月曜の「ZIP!」という番組で原稿を書いているので、日曜夜から月曜早朝の放送が終わるまで、日本テレビ内で作業。普段なら午前8時の生放送終了とともに、そそくさと帰宅するのですが、そのままスタッフルームに居座って15分まるまる視聴。仕事場にいる時間を1秒でも短くしたい僕を15分も居残りさせるなんて、藤田菜七子騎手はなかなかやりますね。

高知での騎乗が決まったり、来週はフラワーCでの騎乗が濃厚になったりと話題も豊富。あとは初勝利がいつになるのか注目ですね。こればっかりは騎乗馬や運にも左右されますが、その時も大いに話題になることでしょう。

ただ、各方面から注目される理由は、今は物珍しさによるもの。実力優先の世界とはいえ、女性が1人しかいないというのはあまりにも歪な状況。藤田菜七子騎手が初勝利し、勝ち星を増やし、後に続く女性騎手が増え、やがて中央競馬で女性騎手の勝利が珍しくない状況になれば、競馬の新たな可能性も出てくるのではないでしょうか。18歳の新人騎手に重責を背負わせるのはかわいそうな気もしますが、現状に変化を与えることができる存在であることは事実。以前にも、このコラムで書いたことがありますが、武豊騎手に次ぐ「競馬界のアイコン」としての活躍を期待したいです。

一方、期待の新人という意味では、ドゥラメンテ中山記念の勝利を高く評価されて、IFHA(国際競馬統括機関連盟)が昨日(金曜日)に発表した「ロンジンワールドベストレースホースランキング」でアメリカのカリフォルニアクローム(牡5)、イギリスのポストポンド(牡5)と並ぶ121ポンドで1位タイドゥラメンテは新馬ではありませんが、まだ古馬G1を勝っていない馬。同世代のG1しか勝っていない割には、かなり高く評価されている印象があります。

カリフォルニアクロームは昨年のドバイワールドカップの②着馬ですし、ポストポンドキングジョージ6世&クイーンエリザベスSの勝ち馬。競馬の専門家が見ても、ドゥラメンテは世界の主たるレースで好走する馬と同等のレベルにあるということなんでしょうね。

ドゥラメンテは2週間後、ドバイシーマクラシックポストポンドと対戦する予定。まずはポストポンドを降して、次の標的はカリフォルニアクローム。1頭ずつライバルを倒していくなんて何ですか、この週刊少年ジャンプ的展開! ワクワクしますねぇ。ただ、このパターンだとカリフォルニアクロームに勝って世界ランク1位になったと思ったら、地球外惑星とか、魔界とかから新たな敵が襲来するパターン。馬の能力もどんどん上がっていって、連載終盤には東京芝2400mで勝ちタイムが1分を切るような競馬が見られそうです。何だ、連載って? 「ゆけドゥラメンテ! 戦いはまだまだ続くのだ! 八木たかお先生の次回作にご期待ください!」あ、打ち切られた。

とにかく新たな逸材が次々に登場してくるのも競馬の魅力の一つ。騎手も馬も応援します。

そして先週は、日本の競馬の未来を背負い立つ可能性のある逸材同士が激突した弥生賞。勝ったマカヒキはこれで偉大な父ディープインパクトと同じ路線で3連勝。勝ってしまえばゲートでやや出負け気味だったのもご愛嬌です。末脚の切れ味は世代最上位。皐月賞川田騎手とのコンビになるそうですが、どんなレースを見せてくれるのか楽しみです。

②着のリオンディーズは休み明けの影響なのか、道中で少し力んでいたように見えました。2戦目は変わってくるでしょうし、まだまだマカヒキとの勝負付けがついたとはいえないのでは? 僕の予想よりも位置取りが少し前でした。皐月賞&日本ダービーは後ろの位置取りで勝負するのか。それとも策を講ずるのか。各陣営の駆け引きにも注目。

今回、やや味噌をつけたのが③着の「特選馬」エアスピネル。前を行くリオンディーズに離され、後方からマカヒキに差される厳しい結果。現状では本番へ向け、何か策が必要かも。ただ③着をしっかりキープしたのは立派。だから先週、『特選馬』に選びたくない」って書いたじゃないですか! 言わんこっちゃない!

結果的に今回の僕の馬券は、3連単のタイセイサミット③着付け流し。そのタイセイサミットは見事④着でした。競馬あるあるw よく頑張ったとは思うんですが、現状では3強との力の差が大きいようです。エアスピネルが休み明けだけに、順調度&距離延長で朝日杯FSのときよりも迫れると思ったんですけどねぇ。

ブラックドラゴンさん
「八木さん、惜しい、やっぱりマカヒキは強かったなぁ~でもリオンはかかってなかったら来ていたよ」

満貫さん
「惜しかったですねー。馬連か素直にエアスピネルを入れた3連単でしたね。私 単勝と3連単1点買いで いただきました」

今思えば、馬連2.2倍とはいえ1点買いならよかったかもなぁ。失って初めてわかる2.2倍のありがたさ。ちょっと後悔。


今回は確実に獲る! そんな思いで今回のターゲットレースは日曜の中京第10レース「昇竜S」です!

あ、それほど強い思いもないんですw フィリーズレビューはキャリアの浅い3歳牝馬同士で難しそうだし、中山牝馬Sはハンデ戦な上にルージュバックが56kgも背負うから難しそう。そんな風に考えていたところ、3歳のオープンがありました。今年の連載再開時にお知らせした通り、今年から「ターゲットレースは重賞以外からも選ぶことにする」というルールを新規導入しています。限りなく消去法に近いレース選びですねw では、いつも通り、読者の皆さんから届いた昇竜Sの狙い馬」をご紹介していきましょう!

ブルーさん
「狙い馬はエルフィンコーブで。前走初芝で粘りきれず4着でした。前で進めたい馬も多そうですが2走前の直線坂のある阪神で強い内容でしたし、ダートに戻って狙い打ちです」

に・・・にしさん
エルフィンコープを狙いたいと思います。松山騎手は中京ダート1400mで好走率、回収率共に高いですし、馬はダート1400mは未経験ですが、前走はレッドアヴァンセの一捲りに遭いながらコンマ4秒差に踏ん張ってますし、芝スタートのダート1400mは合いそうな気がします」

エルフィンコーブは新馬戦と500万下を逃げて2連勝。前走・エルフィンSは1000m通過62秒1のゆったりとしたペースで逃げられたとはいえ、直線半ばまで粘っての④着。見せ場はたっぷりでした。距離短縮、そしてダート戻りはプラス材料のはず。主導権さえとれれば、勝ち負け必至です。

海賊同盟さん
「中京のダート1400mのオープンともなれば逃げや先行では苦しいかな?と思います。東京でも経験のあるカネノイロが差して勝つでしょう」

りーかさん
カネノイロ~ダートで上がり36秒台はそう出ません!! ここが狙い目です(^^)」

カネノイロの前走は東京ダート1400m。「ダートで上がり36秒台はそう出ません」と教えていただきましたが、実はこのレース、35秒台の馬が2頭いましたw ただ、抜け出る時の脚はまずまずの鋭さ。レース運びの上手さは魅力です。

うめあにさん
「まさかのレースチョイスですね! その名前から期待が読み取れる、ダノンフェイスでいかがでしょう?」

ダノンフェイスは前走の未勝利戦を3番手追走から、4コーナーでは持ったままで前に並びノーステッキで完勝。勝ち時計の1分24秒9も優秀。上積みはまだまだありそうで、ここを勝てばさらに視界が広がります。

色気無しババアさん
「広島カープファンなのに昇竜Sですか。去年は竜にやられましたからねぇ。今年こそは撃破だ。ディーズプラネットで」

ディーズプラネットは前走・ヒヤシンスSで果敢に逃げましたが、先行争い激化の影響もあってか⑧着。前々走の500万下のように前を見ながら運ぶ競馬の方が現状ではあっているのか、それとも単に距離が長かったのか。いずれにせよ、今回の距離短縮で見直す手はありそう。

機工さん
プレスティージオで! 前走、前々走を見ても、私から見て他の馬より格が違うと思うので…」

プレスティージオは新馬、ヤマボウシ賞を逃げて2連勝。2戦とも後ろを突き離したあたりはスピード能力の高さ。ハナを他馬に譲ったときにどんな反応を示すかは未知数ですが、あっさり勝ってもおかしくありません。

たいそんさん
「カジノドライヴ、カネヒキリ産駒にマル外と目移りしますが、穴狙いでビービーサレンダー!」

前走の500万下をしっかり差し切ったビービーサレンダー。タイム的にはやや平凡でしたが、しっかり伸び切った末脚に魅力を感じました。ここは力試しの一戦。前がバテるような展開になれば、一発あるかも。

シンゲンさん
ゴルゴバローズをお薦めします。前走・500万下の勝ちっぷりからオープンでも勝負になると思います」

ゴルゴバローズは芝のデビュー戦は②着に敗れましたが、2戦目の未勝利戦、3戦目の500万下を2連勝中。しかも2戦とも余裕たっぷりの逃げ切り。この馬もかなりのスピードを持っています。

それでは展開を予想してみましょう。逃げて勝ってきた馬がたくさんいますね。プレスティージオ(馬番3番)、ドライヴナイト(馬番11番)、ゴルゴバローズ(馬番12番)、コージェント(馬番13番)、エルフィンコーブ(馬番14番)あたりがハナ争い。展開は速くなりそうです。その後ろで、ビービーサレンダー(馬番2番)、メイショウカネサダ(馬番5番)、カネノイロ(馬番9番)、ダノンフェイス(馬番15番)あたりが先団を形成。中団グループはスリラーインマニラ(馬番4番)、ウィズエモーション(馬番7番)など。ロンドンタウン(馬番10番)が後方待機。

ペースが速くなりそうなので、逃げ争いを見ながらレースを運べる馬が有利かもしれませんが、行き切った馬の逃げ粘りにも注意したいところ。ただ、どの馬が行き切るか、分からないんですよねぇw

そして現在の馬券作戦は「勢いのある馬に乗れ!」。連勝馬を要チェックしていますが、今回気をつけたいのは「隠れ連勝馬」。ダート馬の場合は、芝で敗戦してもそれを度外視していいと思うんです。むしろ芝のレースでの敗戦で評価を落としているならば狙い目。

スリラーインマニラ(馬番4番)の前走は朝日杯FSで⑬着。ドンマイ! 前々走の500万下・中山ダート1200mではビービーサレンダーとの追い比べを制しています。減量騎手が乗っていた点が有利だったかもしれませんが、要注意。東京1300mを逃げ切ったようにスピードもあります。

メイショウカネサダ(馬番5番)は前走・アーリントンCで⑬着。これもドンマイ! 前々走は中京ダート1200m・ごぎょう賞を先行策から抜け出しての勝利。やや地味な勝ちっぷりでしたが、中京コースを経験している点は好材料。

それでは買い目を発表します! 3連複でスリラーインマニラ(馬番4番)1頭軸流し。相手は、プレスティージオ(馬番3番)、メイショウカネサダ(馬番5番)、ウィズエモーション(馬番7番)、ゴルゴバローズ(馬番12番)、エルフィンコーブ(馬番14番)の5頭です。10点×600円で計6000円!

逃げて勝ってきた馬が多いので、どの馬がハナを切るか分からない今回は逃げ馬を軸にするのを避けました。軸馬が逃げられずにズブズブになると困りますからね。

気になったけど最後に消した馬「特選馬」ビービーサレンダー(馬番2番)。スピードはあるんですが、1400mだと少し長いイメージがあるんですよねぇ。この馬のベストは1200mなのでは? 実際にスリラーインマニラ(馬番4番)に負けている点も気になりました。

さて、3月11日で東日本大震災から5年が経ちました。あの日は金曜日でしたので、翌日・翌々日の競馬開催があるかどうか分からない中で、当コラムの原稿を書いたことを思い出します。今週は競馬を楽しめる幸せを感じながら、改めて被災された皆さんが一日も早く、元の生活と普通の生活を取り戻されることお祈りしたいと思います。

回収率…133%(目標100%)
特選馬の成績…[1.0.1.2]

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