強い馬が多い桜花賞は、ヒモ荒れを狙います!
2016.4.9
現在の馬券作戦:
「勢いのある馬に乗れ!」どうも!
馬迷男・
八木たかおです。
リオデジャネイロオリンピックに向けての選考会が花盛り。各競技で選手・チームが見事に出場を決めたり、惜しくも届かなかったり。4年に一度の大会に出場するために、まずは越えなければならない壁。選手たちにはとにかく全力を出し切って欲しいものです。
毎日競技に打ち込む中では息抜きも必要でしょう。
でも違法はアカン。競馬にしておきなさい。
「俺、絶対にオリンピックに行くから。賭けてもいい!」それもアカン。今、世の中は賭け事に厳しいんだから!
そんな中、昨日(金曜日)に水泳の
北島康介選手が引退を表明。北島選手は2000年のシドニーから、アテネ、北京、ロンドンと4大会連続でオリンピック出場。アテネと北京の金メダルは有名ですが、シドニーでも100m平泳ぎで4位。16年前…というかその前からずーっと第一線で活躍してきたんですね。すごいなぁ。2000年といえば、
日本ダービーで
アグネスフライトと
エアシャカールが死闘を演じた年。みんなが「2000」という形のメガネをかけて浮かれていた年です。もはや大昔の印象。
オリンピック派遣標準記録をめぐるルールの問題もあって、今回
「オリンピックへ行かせてあげたい!」という意見もあるようですが
ルールはルール。マラソンみたいなもやもやはあっても、スポーツがルールを守らなくなったら終わり。どんな人気のある馬でも、賞金の足りない馬がトライアルで既定の順位以内に入らなければ本番に出られないのは、競馬ファンなら周知の事実。
ここで
北島選手をリオオリンピックに出場させたら、
クィーンズベスト(
チューリップ賞④着)と
ダイアナヘイロー(
フィリーズレビュー④着)と
ペプチドサプル(
アネモネS③着)が怒ります。
チェッキーノ(
アネモネS①着)は
「私の分の出走権、あげようか?」と言っているかもしれないけどそれもアカン!
人にしろ、馬にしろ、普段のトレーニングもさることながら、ルールが厳格な環境にいること自体が尊敬に値します。僕はもっとぬるま湯のような環境で生きていたい!
強い気持ちでそう思います! だからスポーツはやるものではなくて観るもの。ご本人たちの迷惑にならない程度に応援し、楽しませていただきます。
先週楽しませてもらったのは
ダービー卿CT。唯一の牝馬・
マジックタイムが中団追走から直線で内をすくって優勝。
シュタルケ騎手の好騎乗と53kgの軽ハンデが効きましたね。何から何まで上手くいったような印象があるので、これで
「ヴィクトリアMの大本命!」とはならないでしょうけど、上位争いができる1頭とみていこうと思います。
気になったけど最後に消した馬
「特選馬」ロゴタイプは悔しいでしょうねぇ。直線先頭で久しぶりの勝利かと思った矢先に、その勝利を横取りされたかのような②着。ただ58kgを背負っての好走は立派。そしてレースの上がり3ハロンタイムが34秒5で、自身も34秒2。上がりの速い決着に対応できたのは、この馬にとって可能性が広がったかも。そうは言っても瞬発力勝負というよりは、今回のような他馬よりも早めに脚を使ってリードを奪う展開が理想なんでしょうね。
③着は
サトノアラジン。前走比プラス10kg(534kg)の馬体重は自己最多タイ。休み明けだけに、ちょっと太かったのかなぁ。絞って次ですね。
僕が期待した
ダッシングブレイズは特に見せ場のない⑥着。最後はまずまず伸びていたんですけどねぇ。スタートで少し後手に回ったのが結果的に響いたかも。
もう1頭の
「特選馬」エキストラエンドは⑦着でした。直線で一瞬伸びてきそうな雰囲気があったんですが不発。前回「このメンバーで57kgはやや厳しいかも」と書いたんですが、やはり斤量が伸びあぐねた理由のひとつだったかもしれません。
花見のビール&おつまみ代も、
桜花賞の資金も稼げませんでした。いいんです。桜なんてもう散っちゃったし、
桜花賞だってどんなことがあっても馬券を買うんだから。何となくやけっぱちの中、
桜花賞の予想に入ります! まずは読者の皆さんから届いた
「桜花賞の狙い馬」をご紹介していきましょう!
パウエルさん「ここはダイワスカーレット級だと思っている
メジャーエンブレム本命です。負ける姿が想像できません。鮮やかに先行逃げ切りすると思います」
五頭ボックスさん「
メジャーエンブレムは堅そうな気がします。対抗にはデムーロJ、池添Jが人気するでしょうが…。あえて武豊騎乗のレッドを狙いたいです。武豊Jも最近好調♪ レッドも馬体さえ戻っていれば間違いなく強いはず!!!」
てぃむさん「
メジャーエンブレムで大丈夫でしょう。あとは何着で買うかだけかと」
シンゲンさん「◎
メジャーエンブレム。ルメール騎手は昨年阪神JF前からクラシックを意識していたそうです。個人的にはオークスより安田記念に出てほしいと思ってますし、ここは負けてほしくありません」
ぴよこさん「逃げて良し、番手から差して良しの
メジャーエンブレムで磐石でしょう」
色気無しババアさん「1横綱2関脇あとは十両みたいな感じ。穴党の自分だけど
メジャーエンブレムで仕方ないですかね」
ハカセセブンさん「桜花賞は、
メジャーエンブレムです。とにかく強い 負けず嫌いな女の子なんでしょうか。クイーンC勝ち馬の成績は良くないのは気になりますが、私自身の重賞連敗を止めてくれた子ですし、しっかり応援します」
ブラックドラゴンさん「やっぱり
メジャーエンブレムですよ~! あとは穴探しです!」
まあ、しょうがないですよねw 唯一敗れた
アルテミスS(②着)は行きたがる面を見せて途中からハナに立つ展開。その後の
阪神JFで外からハナを奪いにきた馬を先に行かせてもしっかり折り合っていました。あのレース運びができれば、気性面の不安も心配なさそう。超ハイペースに巻き込まれるような組み合わせでもないですし、不動の本命かもしれません。
前田敦子さんと
大島優子さんと
指原莉乃さんを足して、さらに
吉田沙保里選手を加えたような馬だと思います。
たいそんさん「三強で唯一、偶数馬番をゲットした?
シンハライトが軸です! MyPOGでもありますが池添騎手が牡牝三冠ジョッキー達成することを期待してます!」
ジャックさん「メジャーエンブレムもジュエラーも強いと思いますが、
シンハライト頭固定で勝負します」
くまさんさん「
シンハライトでしょ」
「打倒メジャーエンブレム」をもくろむ読者さんたちから熱い支持を受けているのが3連勝中の
シンハライト。
新馬、紅梅S、チューリップ賞の王道路線を全勝してきたのですから、例年であれば主役。ただ今年はねぇ…。その3戦目の
チューリップ賞、観ていて気になったのは、直線で
ジュエラーに前に出られたこと。ゴール前で交わしましたが、一瞬の瞬発力では
ジュエラーの方が上なのかも。いい脚を長く使うことは分かりましたが、そのパターンに持ち込むにはどこを通ればいいんでしょうか? 大外? ただ、そこを通ると
メジャーエンブレムに届かないかも…。馬群の中で、前が開くのを待つのかなぁ。
ブルーさん「八木さんこんにちわ。桜花賞は3強かなり強力そうですが馬券圏内を3頭で占めることはないような気がします!狙い馬は
アットザシーサイドで。牝馬に強い福永騎手。相手なりに堅実に差してくるタイプですし前走後に福永騎手もマイルの方が良さそうとの事で狙います!」
すばる豪さん「
アットザシーサイドが本命です。出走馬唯一のキンカメ産駒。前走は前有利の中、鋭い末脚を見せてくれました。近親は2~3歳で活躍した馬ばかりで、現状の能力では力上位なはず」
阿波の虎さん「先週は狙い通りマジックタイムでしたが2頭軸で失敗。再度5枠10番
アットザシーサイドが福永騎手を屋根に頭迄の予想でいってみます。頑張れ👍」
フィリーズレビューは3番手からレースを進めた
ソルヴェイグが①着で、逃げた
キャンディバローズが③着。そこへ割って入った
アットザシーサイドは中団のポジションから直線で迫力のある脚をみせました。直線では狭くなったところをこじ開けるような場面も。今回もあの末脚を発揮できれば、前に迫る場面がありそうです。
馬仙人さん「マエケン凄いなぁ、イキナリのHRデビューとは…。さて桜花賞ですが、毎年絡むディープ産から
ラベンダーヴァレイを狙います。叩いた上積みに、ケンタならぬケイタの一発に期待です(^^)」
海賊同盟さん「
レッドアヴァンセと天才武豊さんが勝つでしょう。先行か中団待機で、上がり33秒台前半の脚で差し切る事を期待します」
tytさん「
デンコウアンジュ。メジャーエンブレムのペースについていくにはスタミナの裏付けが必要かな、と。近走のメジャーエンブレム上位陣には“1800m以上で勝ち鞍あり”の馬が来ているので。キレだけではメジャーエンブレムが作り出すペースで台頭するのは厳しいかなと」
この中に、まえけん級のびっくりホームランをかっ飛ばす馬はいるのか? 近年の
桜花賞といえば
ディープインパクト産駒が大活躍。今回も5頭が出走。その能力の高さと切れ味を考えれば、無視はできませんねぇ。ひょっとすると
メジャーエンブレムからこの5頭に流せば当たるのかもw
メジャーエンブレムが
クイーンCのように速めのラップを刻んでいくケースになれば、追走する方はなし崩しに脚を使うことになります。そうなると切れ味だけでなくスタミナも求められるレースになりますね。ちなみに今回のメンバーでは1800m以上の距離で勝ち星があるのは、
メジャーエンブレム、デンコウアンジュ、ジュエラー、ウインファビラスの4頭。いずれも1800mの新馬・未勝利戦です。
そして今回、
メジャーエンブレムの対抗馬として、もっとも支持を集めたのはあの馬!
内からエモシオンさん「本命は
ジュエラーです。デムーロ騎手が一番勝ちたいと言っていたレース。前走、前々走は惜しいレースであり、ここで人気が落ちるなら買いです。デムーロからルメールにドカンといきます」
ユッキーさん「
ジュエラー。男の馬単一点勝負。相手はメジャーエンブレム」
Nasuさん「3強で決まりそうな気がしますが、軸にするなら
ジュエラーです。桜花賞でよく来るシンザン記念好走馬ですし、チューリップ賞僅差の2着というのもダイワスカーレットを彷彿とさせます(脚質は違いますけど)。最低でも馬券圏内には入りそうです」
藤本淳さん「ミルコがどうしても桜花賞を獲りたいらしいから、
ジュエラーを頭から買いたいと思ってます。メジャーとルメールは強いと思うが、あえてジュエラー!」
りーかさん「今週の桜花賞…一週間考えましたが、難しいですね(笑)競馬観戦時、逃げ馬に『粘れ!! 粘れ!! 』って叫んでも粘れた試しが無いです(T_T)逆に『差せ!! 差せ!! 』と叫べば差してきます(^^)
ジュエラー差して来てね(笑)デムーロ頑張って差して来て下さい~m(__)m」
エル山プラン太郎さん「難しく考えず今年のG1はデムーロからでいいんだとフェブラリーS後に思いました。(ドバイも連対)ぶれずに
ジュエラーから」
僕も
M・デムーロ騎手の
「桜花賞は一番勝ちたいレース」というコメントをスポーツ紙などで読みました。
「へー、桜花賞にそんなに思い入れがあるんだ」と意外なコメントに驚きましたが、その後に
「やはり桜がきれいですし…」と書かれていましたw それが理由!? 菊やら、百合やら、樫やら、忘れな草とか、ポインセチアやら、他の植物の関係者に怒られるで! …まあ、まだ勝ってないし、2013年に
レッドオーヴァル(②着)で弟が騎乗した
アユサンに負けていることもあるんでしょうけどね。
その
ジュエラー。僕も気になります。
メジャーエンブレム、シンハライトと3強を形成していますが、目下のライバルは恐らく
シンハライト。
チューリップ賞の直線で一旦
シンハライトの前に出ていたことを評価したいと思います。末脚のイメージを擬音で表現すると、
ジュエラーは「スパッ!」で、
シンハライトは「ググーン!」 この感じ、伝わりますか? とにかく、あの瞬発力があれば、どんな展開・コース取りになっても好戦可能とみます。
それでは展開を予想しましょう。
アッラサルーテ(馬番8番)、
ジープルメリア(馬番9番)などがハナを主張するかもしれませんが、
メジャーエンブレム(馬番5番)の方が速いかも。でも、
メジャーエンブレム(馬番5番)&
ルメール騎手もハナにこだわることはなく、やや速めのペースであればOKなはず。位置取りは問題ではなさそうです。
キャンディバローズ(馬番1番)、
ブランボヌール(馬番2番)、
ソルヴェイグ(馬番4番)、
ビービーバーレル(馬番6番)、
ラベンダーヴァレイ(馬番15番)などが先行グループを形成。中団には
デンコウアンジュ(馬番7番)、
アットザシーサイド(馬番10番)、
シンハライト(馬番12番)、
ジュエラー(馬番13番)、
ウインファビラス(馬番16番)あたり。
メイショウスイヅキ(馬番3番)、
レッドアヴァンセ(馬番11番)などが後方待機。
ペースは速めですが、前がなかなか止まらない展開。スピードとスタミナの両方が求められる厳しいレースです。ただ、③着には勝負がついた後に伸びてくる馬がいる可能性も。
③着に穴を狙う3連複・3連単、あるいはワイドが狙い目かも。
そして現在の馬券作戦は
「勢いのある馬に乗れ!」。連勝中の馬は
メジャーエンブレム(馬番5番)と
シンハライト(馬番12番)の2頭。まあ、今回はこの2頭から買うというのは当たり前といえば当たり前。
そこで新たな作戦を追加します! それは…
「強い馬がいる時は3連系で穴を拾え!」 よくあるじゃないですか。1頭強い馬がいる時に、負かしにいった馬が直線で失速して、マイペース的についていった馬が最後に交わしちゃうレース。あのイメージです。特に今年の
桜花賞は、このイメージにハマるんじゃないかと思うんですよね。3強以外の馬もしっかり選びます!
それでは買い目を発表します! まずは3連単で
メジャーエンブレム(馬番5番)を①着に固定。相手は
ソルヴェイグ(馬番4番)、
アッラサルーテ(馬番8番)、
アットザシーサイド(馬番10番)、
シンハライト(馬番12番)、
ジュエラー(馬番13番)、
アドマイヤリード(馬番17番)の6頭。30点×各100円で計3000円!
さらに馬単で①着
メジャーエンブレム(馬番5番)→②着
ジュエラー(馬番13番)に3000円! 2枚合わせて6000円です!
ここまで触れていない馬では、
ソルヴェイグ(馬番4番)、
アッラサルーテ(馬番8番)、
アドマイヤリード(馬番17番)を馬券に入れました。
ソルヴェイグ(馬番4番)はレース運びが上手い印象。内々を回って、粘り込む展開を想定しています。
アッラサルーテ(馬番8番)、1勝馬ですが、敗れたレースも勝ち馬との着差はいずれもわずか。美浦坂路で行われた追い切りは、
嶋田騎手が鞍上だったとはいえ前走時と比べてタイムが大幅に良化しています。
アドマイヤリード(馬番17番)も調教に注目。馬込みでも我慢が利くように調教を工夫していたようです。あいにく外枠に入ってしまいましたが、内に潜り込めれば。
シンハライト(馬番12番)と
ジュエラー(馬番13番)が過去に出負けしたことがあるので、この大一番でも同様の失態があれば、穴馬たちの好走に期待できるかも。
気になったけど最後に消した馬
「特選馬」は
レッドアヴァンセ(馬番11番)。この馬は今年1月の未勝利戦の勝ち方が衝撃的でした。先行&内枠有利でおなじみの1回京都なのに、4コーナーで大外をぶん回す大胆な仕掛けで完勝。
「これ、相当強いのでは?」と思ったんですよね。
エルフィンSで2連勝した時には
桜花賞でも買おうと思っていたのですが、前走・
チューリップ賞が馬体重マイナス14kgの出走で⑧着。この馬体減は調整に大きく影響したと思うんですよね。
今日の中継を観ていると、阪神競馬場の桜はちょうど満開。今年って、桜の開花が早かったように記憶していますが、馬場造園課の方々がしっかり合わせてくれたんでしょうね。その技術の高さと苦労に敬意を払いつつ、今年も3歳牝馬の晴れ舞台を楽しませてもらいましょう!
回収率…73.7%(目標100%)
特選馬の成績…[1.2.1.5]
メッセージはこちらからお願いします。 ※投稿いただいた内容は、今後、弊社雑誌、書籍、ウェブ、その他の媒体へ掲載・収録させていただくことがあります。ご了承ください。
|