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天皇賞・春は長距離実績を最重要視で!
2016.4.30

現在の馬券作戦:「勢いのある馬に乗れ!」&
「強い馬がいる時は3連系で穴を拾え!」

どうも! 馬迷男八木たかおです。

どの分野でも業界用語はありますが、競馬用語も恐らく、普段競馬を観ない人にはまったく意味が分からないものなんでしょうね。「ハナに立つ」「ソラを使う」「せん馬」とか。「ハナに立つ」は、「鼻」だろうが「花」だろうが、どちらにしても軽業師「空を使う」なんて、ちょっとアーティストっぽかったり、魔法使いっぽい表現。あるいは航空業界の人。

また、一般的に使われる言葉なのに、競馬で使うと少し意味が変わる言葉も。「一杯」「お釣りがない」「鉄砲」あたりが代表的ですかね。

そして、こんなことも。先日、知人と競馬中継を観ていたら、パドックで解説者が「馬体も仕上がっていて元気いっぱいですね」。僕は何気なく聞き流しましたが、知人は競馬を観ない人なので「元気いっぱいって! ヤンチャな子供か!」と笑っていました。なるほど。

子供に対して「元気いっぱいだね」と言うと褒め言葉。真夏に麦わら帽子を被って虫捕り網と虫かごを持って走り回っているイメージ。あるいは真冬に半袖&半ズボンで走り回っているイメージ。とにかく走り回っているイメージ。

あとは子犬とか、子猫とかが、じゃれ回っているときにも「元気いっぱいだなぁ」って思いますよね。馬の場合はパドックももちろんだけど、放馬している時ですかね。走っているとき、気持ち良さそう。

確かに今、誰かから面と向かって「元気いっぱいですね」と言われると、ちょっと小バカにされているような気になるかも。やはり「元気いっぱい」は子供や動物に使うとピッタリはまります。ただ、「お元気ですね」と言われると、うっすら漂うおじいちゃん感。43歳でそれはまだ早いw それなら「元気いっぱい」の方がいいかなぁ。

でも、「元気いっぱい」という言葉がぴったりくる39歳がいましたw 野球中継を観ていたら、痛烈なゴロをファーストが横っ飛びでキャッチ。そして自らベースを踏んでアウト。実況アナウンサーが「ファインプレー! 今日も新井は元気いっぱいです!」 通算2000本安打を今週・火曜日に達成した広島カープの新井貴浩選手です。

駒澤大学からドラフト6位でカープに入団。ドラフト6位以下での通算2000本安打達成は阪急ブレーブスの福本豊さん以来とか。入団当初を見ている人なら「あの新井が…」と誰もが思う努力の人。昨シーズン、ヤンキースから黒田投手がカープに復帰するフィーバーの中で、新井選手もFAで移籍した阪神タイガースから復帰。昨シーズンは同時にカープを離れたエースと4番が、奇しくも同じタイミングで古巣に戻ったシーズンでした。

僕は昨シーズン、マツダスタジアムで行われた初の開幕カードを遠征して観戦。目玉はやはり黒田投手の8年ぶりカープ復帰。黒田投手の先発予定が3戦目だったので、「黒田がマウンドに上がったら泣いちゃうかもなぁ」と思っていました。

ところが1戦目、「代打、新井」のコールで背番号28(今年は25)が打席へ向かう姿を見た瞬間、目から涙がボロボロ。「お帰り!」「なんで出て行ったんだ!」「やっぱり赤いユニフォームが似合うな」「阪神で苦労したよな」といろいろな想いが涙腺から溢れ出てしまいました。Aクラスすら遠かった暗黒時代は選手も辛かったでしょうが、ファンも辛かった。そんな時代を共に経験した同士と再会した気分になっちゃったんでしょうかねぇw 勝手にドラマを感じちゃったなぁ。

今でもユニフォームを泥だらけにする39歳。そりゃ、「元気いっぱい」の言葉も似合いますね。これからも若いチームのお手本として、若手選手からいじられる兄貴分として、そして頼れる主砲として活躍していただきたいと思います。

先週は「元気いっぱい」かつ「可憐」な乙女たちの戦い・フローラSを予想しました。「『元気いっぱい』すぎて折り合いが難しいんじゃないの?」と思って評価を下げたチェッキーノが快勝。ばっちり折り合いがつき、末脚もしっかり伸びて、レースレコードの完勝劇。不利と言われる東京芝2000mのフルゲート大外枠を克服。このメンバーの中では一枚上だったかもしれません。

直線を向いたところでチェッキーノのすぐ前にいたパールコードが②着。よく伸びたんですが、3馬身離されてしまいました。瞬発力勝負だと少し分が悪いタイプかもしれませんね。

③着のアウェイクはスタート直後から最内のラチ沿いを確保。そして中団にできたポケットでほとんどストレスなく走れる絶好の位置取り。あの位置取りからの③着を「恵まれた」とみるか、それとも直線でフラフラ走っていたので「まだまだ上積みがある」とみるか。微妙なところですが、いずれにせよチェッキーノとの比較では力量差を感じます。

僕が期待したビッシュは⑤着。スタートでポコンと出てしまったため、位置取りがほぼ最後方。よく追い込んで来ましたが、開幕週であの位置取りは厳しかったですね。

気になるけど最後に消した馬「特選馬」ゲッカコウも出遅れ気味のスタート。レース運びの上手さを発揮することができませんでした。今回はスタートがすべてだったかも(⑧着)。

現在は馬券作戦「勢いのある馬に乗れ!」を掲げて、連勝中の馬から馬券の中心に据えていますが、ビッシュチェッキーノの2択をしっかり外しましたw でもこんなのは慣れっこ。2択は当たる確率も外れる確率も50%。まあ、③着のアウェイクがノーマークだったので、チェッキーノから入っても当たっていませんけどね。我、いまだ覚醒せず



一方、覚醒した感のある馬が人気の中心となっているのが今週の天皇賞・春。芝3200mという超特殊条件と表現しても過言ではないレースを制するのはどの馬か? 読者の皆さんから届いた天皇賞・春の狙い馬」を参考にさせていただきましょう!

りーかさん
「天皇賞の出馬表見た瞬間…『あ~キタサンブラックや~』って…天皇賞…内枠好成績なので勝ちますね(^^)」

うめあにさん
「絶好枠のキタサンブラックで祭だ祭だわっしょいわっしょい!」

いちひでさん
「1番人気になるであろうゴールドは消しで近年の1枠の成績がいいのでキタサンブラックで行きます」

万爆ノリさん
「今までどんなに好走しても、『血』を理由に馬券を買わず、ことごとく負け続けたキタサンブラックに今までの負債を返して頂きたく、本命にします! もうあの『血』は関係ない!」

サブロウさん
キタサンブラックから! タイミング良く褒章のニュースがあったのでサイン出まくりです?」

招福提インザスカイさん
キタサンブラックでしょう! 天皇賞は内枠が強い! 軸はこの馬で!」

天童王子さん
「1枠1番キタサンブラック。盾男・武豊を按上に最内枠から平均ペースでの逃げ残りに期待します」

ぴよこさん
「ラッキーな最内を引き当てたキタサンブラックが勝ちます! さぁ勝って『まつり』の第2幕だ」

もっとも読者の皆さんから支持されたのはキタサンブラック有馬記念で③着に入り、レース後、北島三郎さん「まつり」を熱唱。楽しいけどよくわからない光景に「もっとも馬券が売れる年末の風物詩レースの後に、国民的歌手が熱唱! 世界よ、これが日本の競馬だ!」という気分になりました。

この馬はいつも母父サクラバクシンオーが取り沙汰されますが、実際に菊花賞を勝ったのだから、もうそこを詮索しなくてもいいんじゃないでしょうか? 産駒ブランディス中山GJ中山大障害に挑戦する時、「距離が…」って思わなかったし。

同世代が相手とはいえ、3000mのレースに勝ち星があり、先行力のある馬が内枠に。好材料だらけです。

ディ-プウイルさん
「勝つのは2番トゥインクルだと思います。1着は馬番1~7番に集中しています!! 特に1枠は秀でています!! トゥインクルの父親の血統はスタミナ抜群のステイゴ-ルドですから😣」

すばる豪さん
トゥインクルが狙い目です。ステイゴールド産駒の天皇賞は最終コーナーの位置取りで成績が異なり、先行した状態で直線を迎えると勝機が見えます。内枠ですがうまく先行して、4角2番手まで押し上げれば面白いのでは」

ちゅんちゅんさん
「内枠の北さんやなくトゥインクル

トゥインクルの前走・ダイヤモンドSは稍重でしたが、実際はそれ以上に悪かったような印象。②着以降、平地のレースではなかなか見られない着差がついていました。そんな大消耗戦を制したのだから、馬場が悪くなったり、時計がかかったりすればトゥインクル向きのレースになりそうですが、今のところ天気は良さそう。

類似穴ボーイさん
アルバートを狙います! 去年のステイヤーズSは強かった。人気薄で一発! あると思います」

きっちょむさん
「2500mでは短いんですアルバートには。母父ダンスインザダークの血が騒いでスタミナ勝負に好走を期待します」

スタミナには自信を持っているのがアルバート。昨年のステイヤーズSで4連勝を達成。初のG1挑戦となった有馬記念は⑪着に敗れましたが、やや出負け気味のスタートでしたし、勝ったゴールドアクターとは0秒6差。距離延長は大歓迎。極端な瞬発力勝負にならなければ好勝負を期待できそうです。

サマヤナさん
「狙いはフェイムゲームです! 去年も直線でロスがあっても2着まで来てるしこの舞台は合ってると思います。内枠引けたし楽しみです♪ 」

治部の少さん
フェイムゲームに期待します。天皇賞はリボーの血が大事ですから」

フェイムゲームは現役屈指のステイヤー。昨年の天皇賞・春で7番人気ながら②着に好走。今年も、昨年そして一昨年と同じくダイヤモンドSから直行。自身3勝目を狙った昨年のダイヤモンドSは②着に敗れましたが、道悪でハンデ58.5kgを背負う厳しい条件でした。さまざまな条件が改善しそうですが、ちょっと気になるのは乗り替わり。テン乗りで、どこまでこの馬の良さを引き出すことができるのか。ボウマン騎手の手綱捌きに注目。

Nasuさん
「穴馬はタンタアレグリアです。鞍上は長距離が得意な蛯名Jですし、菊花賞も差の無い4着。適性もあると思います。レーヴミストラルと迷いましたが、自在性のあるこちらを選びました」

馬仙人さん
「“勢いのある厩舎に乗れ”ってコトで、G1連勝中の藤岡健厩舎のサウンズオブアース狙い(^^)12年前の父の無念を晴らしてほしいなぁm(__)m今回デムーロ兄は乗れませんが、藤岡兄に託します(^-^)/」

ブラックドラゴンさん
「やっぱりここは、シュヴァルグランでしょう!58kgも何のそのだと思います」

たーもーさん
トーホウジャッカルの一発に期待。酒井騎手とのコンビ復活で菊の再現を!」

pokalさん
「ここはずっと追い続けているゴールドアクターで。外枠なんか関係なしに力でねじ伏せてほしいですね。テイエムオペラオーとダブる走りをする馬ですね。この相手では負けられません!」

単勝1番人気濃厚な馬が少数意見に。多くの読者さんが「一筋縄で終わらない」とみているのでしょうか?

ゴールドアクターは5連勝中。その5連勝の中に有馬記念、アルゼンチン共和国杯、日経賞が入っているのだから現役最強の声が上がって当然。ただ、その5連勝の前に敗れたのが菊花賞。敗れたとはいえ③着なので立派な成績なのですが、菊花賞の前にも2連勝しています。これはひょっとすると案外、長距離戦に不安があるのでは? そんな見方もできそうです。恐らく単勝1番人気に推される馬なので、敢えて評価を下げてみてもおもしろいかもしれません。

それでは展開を予想しましょう。ハナはキタサンブラック(馬番1番)か。ただ、昨年の菊花賞は差す展開での勝利。同様のレース運びを狙うならゲートをゆっくり出すことも考えられます。カレンミロティック(馬番3番)も陣営のコメントを読むと今回は行きたくない様子。アドマイヤゼウス(馬番6番)、ヤマニンボワラクテ(馬番12番)あたりが逃げる展開もありそうです。ひょっとするとヤマニンボワラクテ(馬番12番)の大逃げもあるかも。

ゴールドアクター(馬番17番)が先行し、それをマークする形でサトノノブレス(馬番14番)、サウンズオブアース(馬番15番)あたりが先行グループを形成。中団にはトゥインクル(馬番2番)、フェイムゲーム(馬番5番)、シュヴァルグラン(馬番8番)、トーホウジャッカル(馬番9番)、アルバート(馬番10番)、タンタレグリア(馬番11番)など。後方からレースを進めるのはレーヴミストラル(馬番18番)。

展開は遅めのミドルペースもしくスロー。4コーナー手前でじわっと前を捉えにかかるゴールドアクター(馬番17番)を目標に各馬が仕掛けて、直線は切れ味勝負。折り合いと瞬発力が求められる、最近の天皇賞・春の傾向にぴったり合うレースになるとみます。

そして現在の馬券作戦は「勢いのある馬に乗れ!」&「強い馬がいる時は3連系で穴を拾え!」。しかし今回は3000mオーバーの長距離戦。カテゴリーとしては新潟直線1000mと同じ超特殊条件のレースです。そこで作戦をもう一捻り。「超特殊条件レースは実績重視!」3000m以上のレースで実績がある馬を高く評価していきたいと思います。

3000m以上のレースで勝ち星がある馬は、菊花賞キタサンブラック(馬番1番)、ダイヤモンドSトゥインクル(馬番2番)、ダイヤモンドS2勝のフェイムゲーム(馬番5番)、阪神大賞典シュヴァルグラン(馬番8番)、菊花賞トーホウジャッカル(馬番9番)、ステイヤーズSアルバート(馬番10番)。以上6頭。このあたりを有力候補とみます。

ただ、他にも魅力的な馬は多いですし、人気のゴールドアクター(馬番17番)も総合力で馬券圏内に食い込むケースもありそう。

そこでこんな馬券にしてみました! 1枚目はキタサンブラック(馬番1番)とアルバート(馬番10番)の馬連1200円!

2枚目はアルバート(馬番10番)からの馬連流し。相手は、フェイムゲーム(馬番5番)、シュヴァルグラン(馬番8番)、トーホウジャッカル(馬番9番)、タンタアレグリア(馬番11番)、サウンズオブアース(馬番15番)、レーヴミストラル(馬番18番)の6頭。6点×各800円で計4800円! 2枚合わせて6000円です!

シュヴァルグラン(馬番8番)は前走・阪神大賞典の大外を回って他馬をねじ伏せた勝ちっぷりを高く評価。

トーホウジャッカル(馬番9番)は前走・阪神大賞典の馬体重がプラス18kg。絞れれば復活の可能性もあるとみます。

タンタアレグリア(馬番11番)は昨年の菊花賞④着、前走・阪神大賞典②着と長丁場での実績あり。どこかで内へもぐり込めればチャンスがあるかも。

サウンズオブアース(馬番15番)は前走・日経賞で斤量が2kg軽かったのに、ゴールドアクター(馬番17番)に完敗。やや不満ですが、舞台が京都に変わることで巻き返しに期待。

レーヴミストラル(馬番18番)は前々走・日経新春杯で豪脚を披露。距離は少し不安ですが、良馬場なら。

気になったけど最後に消した馬「特選馬」ゴールドアクター(馬番17番)。戦績に残る気がかりな点、菊花賞③着を最大限に拡大解釈したような予想ですw ③着はあるかもしれないけど連対はない。そんなイメージです。

いよいよ春のG1・6連戦がスタート! まずは幸先の良いスタートを切りたいところですが、初戦から1番人気濃厚の馬に逆らってしまいましたw 我ながら「そんなことで当たるの?」と不安を感じます…。厳しい春になるのかなぁ。

回収率…111.6%(目標100%)
特選馬の成績…[1.2.1.8]

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