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札幌記念はモーリスの取捨がポイントですが…!?
2016.8.20

現在の馬券作戦:「夏とハンデ戦はBOX!」

どうも! 馬迷男八木たかおです。

リオデジャネイロ・オリンピックもそろそろ終盤。メジャー競技からマイナー競技まで、毎日いろいろな競技が見られて楽しいです。この2週間くらい、ウチのテレビはスポーツしか映っていません。あと大抵2画面分割機能。右画面で女子レスリングの試合が行われ、左画面で陸上選手が槍を投げたりしています。マットに槍が刺さるような錯覚を起こすこともしばしば。

マイナー競技というと関係者に怒られるのかもしれませんが、個人的には水球オープンウォーターが新鮮でした。これまで水球=吉川晃司くらいの知識しかなかったのですが、片手での鮮やかなパスワークや動きが制限される中での巧みな戦術に「ほっほー」と感心。そして選手の肉体美。「何食べたら、ああなるんだ? 主食はプロテイン?」と思うほどムッキムキ。新宿2丁目界隈でも注目されていたかもしれません。

オープンウォーターは要するに遠泳ですが、海の真ん中でちゃぷちゃぷと泳いでいる選手たちを見ていると、何となく不安になります。当たり前だけど足つかないし。疲れても休めないし。急に大きい波が来たら、びっくりするかもしれないし。毎年夏になると「海で泳ぎたいなぁ」とは思いますけど、あんなに泳ぎたくないです。個人的には一番やりたくない競技No.1です。

でも、選手たちが自然の中で競い合っている姿は迫力があるし、新鮮ですね。将来、モンゴルなどでオリンピックが行われる際には、マラソンはぜひ大草原を走っていただきたい。選手はどこへ向かっていいのか分からなくなって大変でしょうけど、あまり見たことのない映像が見られそう。ゴールどころか、給水地点にたどり着くのも大変。「ウランバートル・オリンピック男子マラソンの結果です。大草原を真っ直ぐ42.195キロ走る過酷なレースに選手150名が参加。完走100名、途中棄権30名でした」え、あと20人は? 「現在、当局による懸命の捜索活動が続いています」 こんな事態にならないように入念な準備が必要です。自然、超怖い。

もちろん、どメジャー競技も見てます。陸上男子100mはスタート地点に並ぶ選手が画面に映ると、パドックを見ているような気分。筋肉の付き方を見比べて「この選手が一番速そうだな」と思ったり、日本人選手の体つきを見て「ちょっと華奢に映るな。まだまだ坂路調教が必要かも」と思ったり。ウサイン・ボルトの体つきなんて、筋肉隆々で、血管も浮き出ていて、もはやサラブレッド。500万下くらいなら勝てそう。馬券はボルトの1頭軸ならぬ1人軸で大丈夫。

ボルトはゴール前で左右をきょろきょろ物見しまくって9秒台。日本人選手が100m走で上位に入るのは、まだまだ厳しそうですね。サラブレッドと人ほど体つきが違うんですから、これはもう根本的な問題。往年のスーパーカートリオ、高木豊、加藤博一、屋鋪要を派遣すれば、サラブレッドvs.スーパーカーなので少しは勝ち目がありそう。ひょっとして、人をスーパーカーにすることはドーピングにあたりますか?

で、そのボルト、最も加速したときの歩幅は2・75メートルほどあるそうです。もし武豊騎手が騎乗したら「走っているより飛んでいる感じ」と表現するやつ。オッズがあればきっと単勝1倍台。あのジャマイカカラーのユニフォームでおなじみですが、いつか金子真人HDの勝負服で走ってもらえないかな。正月特番などで実現して欲しい。とんねるずさん、お願いします。

オリンピックに夢中になっているうちに、夏競馬も佳境です。先週は夏の名物マイル戦・関屋記念がターゲットレース。ボルトは出ていませんでした。残念。来年に期待。

展開について「逃げ馬不在」「スローの瞬発力勝負になる可能性が大」なんて予想していたんですが、意外と厳しいペースになりましたピークトラムがハナに立ったと思ったら、それを交わして外からロサギガンティアが先頭に。落ち着いたと思ったら、さらに外からレッドアリオンがハナを奪うという、入れ替わり立ち替わりの主導権争い。800m通過が45秒7、1000m通過が57秒1は最近ではG1のマイル戦でもなかなかお目にかかれないハイペース。

こうなると後方待機組が有利かと思いきや、そこは直線平坦な新潟コース。前がなかなか止まらなかった結果、3番手のダノンリバティが②着に粘り、2番手を進んだロサギガンティアも⑤着に健闘。ハナを奪い合った組のすぐ後ろでソツなくレースを運んだヤングマンパワーダノンリバティをクビ差交わして①着。

ヤングマンパワーはあの展開なら位置取りがばっちり。さすが戸崎騎手。もうひと伸びした馬もお見事。Y・M・C・A! ヤングマンパワー・マイル戦・超・ええ感じ!

ダノンリバティは何度か「決め手不足」と書いてきましたが、ハイペースになって持久力勝負になったこと、もしくは他馬が瞬発力を削がれた分だけ、この馬にとっては有利になったのかもしれません。ダノンリバティの好走パターンはハイペースの消耗戦の可能性がありそうです。

気になったけど最後に消した馬「特選馬」に指名したマジックタイムは後方からメンバー最速の上がり3ハロンタイム33秒1で追い込むも③着まで。決め手は存分に発揮しているので、逆にもう少しペースが落ち着いて先行する馬たちとの距離が離れないような展開の方が良かったのかも、と想像します。

馬連にすることで、1番人気のマジックタイムが③着に入ってもそこそこの配当が狙えるようにした馬券作戦は見事に的中。ただ、ダノンリバティが抜け。展開の読みも完全に外れてしまいました。勝ち馬ヤングマンパワーは馬券の中に入ってるんですけどねぇ。狙いは悪くないと思うんですけど、Y・M・C・A…。八木・もう・ちょっとで・当たりそうで当たらへん…。

やれやれですけど・まるでかすっていないわけでもないので・調子自体はまずまずのようですから・新たな気持ちで今週の札幌記念に挑みましょう! …「あいうえお作文」が楽しくなってきちゃいましたけど、読みづらいと思うのでこのへんで。



札幌記念に昨年の年度代表馬・モーリスが出走してきました。前走の安田記念こそ②着に敗れましたが、その前までマイル戦と1800m戦で7連勝してきた馬です。焦点は距離。あと1ハロンの延長は決して好材料ではないはずですが、折り合いさえつけば能力的にはメンバーの中で断然の格上。あっさり勝って、「さあ、天皇賞・秋へ!」というムードが高まるかもしれません。

その一方、3歳春の時点とはいえ、2200mの京都新聞杯で⑦着に敗れています。迷うんですよねぇ。この馬の取捨が、今年の札幌記念の最大のポイントと言ってよいでしょう。

そこで普段の狙い馬と合わせて、モーリスを買う? 買わない?」というテーマでも読者の皆さんからメッセージを募集しました。今回は読者の皆さんが、モーリスをどのように判断しているのかを中心にご紹介。さっそく見ていきましょう! まずはモーリスを買う」派の方々!

うずまきさん
「モーリスの血統や馬体を見ると、どう見ても1600がベストの馬にはみえない、2000よりもっと距離を延ばしてもいいように思える。気性的に我慢さえできれば今回のメンバーで相手になる馬はいない。ここを勝って是非天皇賞に出てきてほしい」

藤本淳さん
「モーリスは買いますよ。ヌーヴォレコルト以外は相手がチョッと下過ぎる。3着に穴ぐさで勝負!」

たーもーさん
「狙い馬は復調気配のレッドリヴェール。モーリスは買います。距離は全く問題ないと思います。誰も逃げないなら、自らが行けばいい。ここを勝って、天皇賞秋に。ニッポーテイオーの再来!」

はなりささん
「もちろん~! 迷いなしの~! 買い!」

そらぱぱさん
「モーリス…買います。札幌はサンデー系が強いイメージがあるのですが、そこは『マジックマン』モレイラ騎手の手腕で外枠からするすると中に入り、内から抜け出して勝つと思います。雨なら尚更、いいのではないでしょうか? スローになりそうなメンバーとみましたので距離も2000ならもつとみます!!! 」

りーかさん
「モーリス買います~(^^)勝って秋天へGO~♪」

ブラックドラゴンさん
「モーリスは買います。だって! 他に強い馬がいないから!」

うめあにさん
「これまで数々の常識を打ち破ってきたモーリスに、逆らう気はしません! ただし、ヒモは荒れると思うので、モーリスから手広く攻めたいと思います!」

ハカセセブンさん
「ロジチャリスを応援します。左回り、軽い芝向きとは思いますが、小回りの右回りでも良いレースをしてますし、丸山騎手がうまく誘導してくれると思います。最内枠がほしいですね。モーリスは、一気に400延びるのは不安ですが、騎手はモレイラですし、洋芝も合うと思うので、買います」

北陸の夢追い人さん
「とにかく『買う!』でどうでしょう。逆らうのも変な感じやし」

出走メンバーを見渡せば、絶対能力であれば完全にモーリスが抜け出ているような気がします。「買う派」の読者さんは2000m戦でもその能力を信じるという人が多いようですね。

前走・安田記念では少頭数のスローペースとなり、がっつり引っ掛かりました。今回もスローになりそうな組み合わせですが、今後のことを考えればモーリスが逃げる手は考えにくいところ。陣営にしてみれば、まずは2000mのペースで折り合いをつける作戦を試したいはず。

安田記念の際は、香港遠征後の検疫関係で東京競馬場に入厩し、1頭だけの調整でした。そんな環境の中で、ストレスが溜まっていた可能性もあります。ここは未知数。

さて、続いては、「買うけどちょっと不安派」のご意見です。どんなところに不安を感じているんでしょうか?

ホルスさん
「モーリスは相手には買いますが軸にはしないです。狙いは、もう一度トーセンレーヴを買ってみようと思います」

たいそんさん
「狙い馬は内枠に入ったハギノハイブリッド! 菱田騎手の一発に期待してます! モーリスは馬単2着固定で買います! 相手は内枠と牝馬と4歳馬!」

ブルーさん
「狙い馬はヤマカツエースです! ここ2走は案外の結果でした。あえて秋からではなくここから始動する所に陣営の秋に向けて賞金加算と洋芝適性を見込んでの参戦かと。モーリスは今回外枠で折り合いの不安が増大しましたし、鞍上モレイラで配当面からもヒモ程度にしておきます!」

アイディーさん
「狙いはヤマカツエースです。小回り2000はそれなりに安定しているので。モーリスに距離の不安がささやかれている以上、モーリスの早仕掛けは無さそうなので、モーリスより前で競馬しそうなヤマカツのはや仕掛けに期待。もちろん頭で勝負。モーリスも2、3着固定で買う予定です」

はんぺんさん
「モーリスは買います。軸馬にはしません。モーリスクラスは、条件がどのような場合でも馬券には絡まないと強い馬とは言えません。内枠だ外枠だ、ペースうんぬんで負けるようなら一流ではありません」

招福提インザスカイさん
「モーリスは買います! 2着固定で!」

キセキさん
「モーリスの実力が抜けているのは衆知の事実ですが、あくまでマイルでの話なので馬連では買わないつもりです。3連複ボックスに加えて1、2着なら諦める感じでいくつもりです」

に・・・にしさん
「ヤマカツエースからですかね。時計の掛かる平坦小回り2000mで真ん中から内目の枠というのはこの馬のベスト条件ですし、近走はそれから外れた条件ばかり使われていたので仕方がなかったと思います。そしてモーリスですがあまりこのレースは購買意欲が沸かないので、モーリスを買うとしても3連複フォーメーションの3列目に入れる程度か、ワイドでモーリスを外して買うと思います」

「他に狙いたい馬がいる」「距離が不安」といったところが、「買うけどちょっと不安派」の見方のようです。単式馬券の②着、③着固定で買うという人もいますね。前売りでもモーリスが人気を被っているようです。②着、③着の惜敗でも、配当が期待できるかもしれません。

そして最後は「買わない派」のご意見。結構勇気がいると思いますが、そんな勇者たちのご意見をご紹介しましょう!

すばる豪さん
「ヌーヴォレコルトが本命です。先行馬も少なく、好位ですんなり運べる展開も向くはずです。モーリスも休み明け、スローの展開になると引っかかって先行するはずです。モーリスが先行すると後ろの馬も早仕掛けをして脚を減らさずに慎重に進めるはずです。そんな展開を利用して早めに抜け出して、引っかかって余力のないモーリスを突き放せるはずです。モーリスは買いません。高速馬場向きで時計のかかる札幌競馬への対応。安田記念でのスローペースで引っかかったこと。小回り不向き、スローペースになりそうなメンバー。不安要素が多すぎるので馬券的には買いません」

疾風ウォルフさん
「マイルでも掛かる馬が距離を延ばして大丈夫なんでしょうか? 札幌記念は過去10年で14頭立て以上だと8枠は18頭すべてが着外。1番人気馬のマイナスポイントは過大評価するスタンスなので(笑)、モーリスは自信の無印!!」

シュレックさん
「甲子園も優勝候補が負けソフトバンクも優勝が危うい! ということで買いません!」

なんと「自信の無印」という方も! 勇者ハンパねぇーっすw

折り合いをつけるには他馬を前に置きたいところですが、よりにもよって外枠の15番枠に入りました。この枠はちょっと心配。スタート直後に、「さすがマジックマン! 心配無用やん!」という手綱さばきをモレイラ騎手が見せてくれる可能性もありますけどねぇ。ゲートをゆっくり出すような策もあるかな?

馬場状態も心配材料でしょうか? 今日(土曜)から明日(日曜)にかけて、札幌ではまとまった雨が降るという予報。モーリス自身は、昨年3月の準オープン・スピカSで稍重を克服して勝っていますけど、馬場状態は良い方がいいと思われます。雨、どれくらい降るんですかねぇ?

では、展開を予想しましょう。逃げにこだわる馬がいない中、マイネルフロスト(馬番6番)、ダンツキャンサー(馬番10番)あたりが思い切って行くかもしれません。ヌーヴォレコルト(馬番1番)、ロジチャリス(馬番5番)などが先行。安田記念を見ているとモーリス(馬番15番)もこのあたりの位置取りか。中団はレインボーライン(馬番2番)、ハギノハイブリッド(馬番3番)、ヤマカツエース(馬番7番)、トーセンレーヴ(馬番8番)、スーパームーン(馬番11番)、ネオリアリズム(馬番13番)など。後方待機はメイショウスザンナ(馬番4番)、ヒットザターゲット(馬番9番)。アンカーはケンブリッジ飛鳥。銀メダルおめでとう。

スローで流れますが、3コーナーあたりから急激にペースアップ。最後は切れよりもスタミナやスピードの持続力が求められる、小回りの中距離戦にありがちな展開とみていいのでは?

そして現在の馬券作戦は「夏とハンデ戦はBOX!」 前売り単勝オッズではモーリス(馬番15番)が1倍台の圧倒的人気。モーリス(馬番15番)を入れたBOX馬券ではトリガミを目指しているようなもの。ここは先週の関屋記念で成功した作戦を再利用。

それでは買い目を発表します! 馬連でヌーヴォレコルト(馬番1番)、レインボーライン(馬番2番)、ロジチャリス(馬番5番)、ヤマカツエース(馬番7番)、ネオリアリズム(馬番13番)の5頭BOX。10点×各600円で計6000円です!

今週はモーリス(馬番15番)のことで頭がいっぱいだったので、購入する馬すべてにここまで触れていませんw

ヌーヴォレコルト(馬番1番)は牡馬の一線級とも互角の戦いができる実力の持ち主。今回は4か月の休み明けなので全幅の信頼を寄せることはできませんが、好走しても不思議ではありません。

レインボーライン(馬番2番)はNHKマイルCで③着に入ったこともあり、すっかりマイラーのイメージを持っていましたが、2歳時は1800mでも好走していました。日本ダービーも勝ったマカヒキから0秒7差の⑧着に善戦。距離さえ保てば古馬相手でも十分戦えるはず。

ロジチャリス(馬番5番)は徐々に力をつけているイメージ。前走・エプソムCは④着でしたが、もうひと押し。瞬発力を問われる東京コースよりは、小回りの札幌コースの方が向くかも。

ヤマカツエース(馬番7番)は前走・宝塚記念こそ⑬着に崩れましたが、重賞でも安定して勝ち負けに加われる実力を証明済み。立ち回りの巧さを生かせばここも上位進出が可能とみます。

ネオリアリズム(馬番13番)もじわじわと成長中。昨年の夏に500万下と1000万下を札幌で連勝。その2戦で騎乗していたルメール騎手とのコンビ復活で臨む一戦。相手は強いかもしれませんが、人馬のコンビに魅力がありますね。

気になったけど最後に消した馬「特選馬」ハギノハイブリッド(馬番3番)。善戦マンなので実力を発揮できれば、ここも相手なりに走れそうな気もするのですが、今回は4か月半の休み明け。割り引きたくなっちゃいますねぇ。

昨日行われた男子200mで、初めてウサイン・ボルトがゴールまでしっかり走り切る姿を見たような気がします。「オリンピックは今回が最後」と公言しているので、リレーを除けばあの200mが個人としては最後のレースだったのかもしれません。他の選手じゃなくて、世界記録と闘っていたんでしょうね。引退レースを圧勝したということで思い浮かべるのはディープインパクトもそうですけど、僕の中の衝撃度ではオルフェーヴルの方が上でした。いずれにしても強い訳ですw

回収率…44.8%(目標100%)
特選馬の成績…[4.2.4.20]

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