毎日王冠も夏使った馬と休み明けの馬の組み合わせで!
2016.10.8
現在の馬券作戦:
「『抜け』が気になったらワイド!」&「秋競馬の入口は夏に使ってきた馬」どうも!
馬迷男・
八木たかおです。
いまさら感は否めませんが今週、映画
「君の名は。」を観てきました。1か月ほど前から友人・知人が
「いいよ」と勧めてくれていたのですが、なんやかんやと先延ばしに。そうこうしているうちに観客動員1000万人&興行収入130億円突破と大ヒットしていました。日本での
凱旋門賞の馬券売り上げ41億円の3倍以上と考えれば、これはすごい数字。とりあえず基準は競馬。
「俺はあまり映画を観ないんだけど、あれは観た方がいい!」先日、マツダスタジアムへ行った時も試合前、近くに座っていた20代前半に見えるお兄さんが、一緒に来ていたお友達に
「君の名は。」の良さを大声で熱弁。
「普段観ない人が語る『映画の良さ』を信用していいのか?」と素朴な疑問を感じましたが、
「社会現象になる」というのは、その事象について語りたい人が増えるということですね。
テレビの仕事の現場でも20代前半の女性ADさんから
「ものすごくいいから絶対観た方がいいです!」と熱心な勧誘を受けました。若い女性のお勧めなら壺でも、印鑑でも、絵画でも買う所存ですし、宗教でも、セミナーでも入らざるを得ません。なので映画を観るくらいはお安い御用。そのADさん、
「私はまだ4回しか観てないんですけど…」と遠慮気味に語っていました。上映時間が106分ある映画を4回!? 若い人のリピーターが多い映画という話は聞いていましたが、ここまでとは。僕なんか、1分7秒6で決着した
スプリンターズSの映像もまだ2回しか観ていないのに。
映画館では上映中、劇場内のあちこちからすすり泣き。隣に座っていた見知らぬお姉さんも中盤以降はスンスン泣いていました。お客さんの反応を感じることもこの映画を観に行った目的だったので、なかなかの収穫。映画自体は非常に楽しめる内容で、意外な展開に引き込まれました。ストーリー上、ちょっと都合の良すぎる点もありますけど、そこに目を瞑れば大丈夫。ちなみに
「高校生にしては物忘れの激しい男女の物語」ではありません。
「ほら、アイツ、名前なんだっけ?」という中年以降にありがちな状況は、どんなに繊細な情景描写の中で美しく描いたとしても感動できません。
実はストーリーの中盤までは予想が当たっちゃったんですよね。放送作家みたいな仕事をしていると、映画会社からのリリースなどを仕事場で読んでストーリーの断片を知ってしまうことがあるし、番組の中でも
「ストーリーの核心に近いこの点は触れないようにしましょう」という決まり事があったりするんです。そういう情報と、周囲の人の発言などを組み合わせると何となく分かっちゃったりするんですよねぇ。
それでも楽しめた要因は2つ。
「君の名は。」という作品自体の素晴らしさ。そして、いわゆる
「ネタバレ」というものをあまり気にしない僕のスタンス。今の時代、情報をシャットアウトすることは難しいですから、知識や先入観を棚上げする能力を持っていた方がお得な気がするんですがどうでしょう? 落語なんて大抵、落ちまで知っていても楽しめるんですから。「楽しむ技術」が求められる時代かもしれません。
先週のターゲットレースは
凱旋門賞。
マカヒキは⑭着と予想外の大敗でした。
「えー、結果を言わないでよー! 録画して、まだ観てないのにー!」という人はいませんね? 問題ありませんね?
マカヒキは現地の単勝オッズで2番人気。JRAのオッズでも大方の予想通り1番人気。期待が高かっただけに、最後の直線で追うところなく敗れた様子に故障の心配までしましたが、今のところ、幸い異状は報じられていません。外を回ったことや引っ掛かったこと、そして初の中2週などが敗因とされていますが、それでも⑭着はまさかの結果でしたねぇ。
A.オブライエン厩舎の馬が①~③着を独占。勝った
ファウンドはいつの間にかラチ沿いにいて内をこじ開けてきたし、②着
ハイランドリールは外からよく伸びたし、③着
オーダーオブセントジョージは差し返すしと、3頭それぞれの競馬で能力を発揮していました。
中継を観ていて、驚いたことがいくつか。まずはコース形状。
「あれ? 左回りだっけ?」と思うほど、一旦左へ膨らんでから右回り。おもしろいけど戸惑う馬もいるんじゃないですかね?
次に驚いたのが、ゴール直後の
ムーア騎手と
デットーリ騎手のキス。それも結構、濃厚なやつ。JRAでやったら戒告や過怠金が発生するのでは? でも、どう発表されるんでしょう?
「入線後の接吻について」かなぁ。ただ、
デットーリ騎手が一方的に迫っているようにも見えました。
「オーダーオブセントジョージの騎手・L.デットーリは入線後の御法(唇の使用)について戒告」(被害者:R.ムーア)みたいな感じでしょうか。
おまけに驚いたのが、気になったけど最後に消した馬
「特選馬」ファウンドの勝利。僕の予想は世界に通用しなくても、
「特選馬」は通用していました。これからも世界に羽ばたけ、
「特選馬」!
僕が馬券に入れた3頭は
ポストポンド⑤着、
ハーザンド⑨着、
レフトハンド⑫着と揃って着外。
ポストポンドは右回りでは左回りほど信頼できないという情報は知っていたので、やはり評価を下げるべきだったのかも。でも、
スプリンターズSを勝った
レッドファルクスも今回が右回りでは初勝利。競馬って難しいですねw
さらに輪をかけて
海外競馬の馬券は難解。今後も11月1日にオーストラリアのG1「
メルボルンカップ」(
カレンミロティック出走予定)、11月5日にアメリカのG1「
ブリーダーズカップ フィリー&メアターフ」(
ヌーヴォレコルト出走予定)の馬券発売が予定されていますが、なかなか手強そうです。「美味しんぼ」の京極さん風に言うなら
「JRAさん、なんちゅうもんを売ってくれるんや!」。
さて、今週からは東京・京都が開幕。重賞だけでも土曜に
サウジアラビアロイヤルC、日曜に
毎日王冠、月曜に
京都大賞典。その上、月曜には盛岡で
南部杯も行われます。よりどりみどり。国内のレースというだけで当たる気がします。旅行から帰って来ると言ってしまう
「やっぱり家が一番」理論。
ただ10月に入り、そろそろ目標の回収率100%を目指して、結果を出していかねばなりません。
現在40.9%。まだ今年は3か月ほど残っていますから慌てなくてもいい時期ですが、ぼちぼち射程圏に捉えていきたいですね。…なんて、馬券が当たらないクセに偉そうなことを考えています。
そのためには少しでも高配当の香りが漂うレースを選びましょう。
サウジアラビアロイヤルCは、まだまだ能力比較が難しい2歳馬。
京都大賞典はG1を2勝している馬2頭が人気を背負う上に馬券から消すことは難しそう。
南部杯はJRA所属馬に人気が集まるレース。…ということで、各重賞の出走予定メンバーを見渡して、今週は
毎日王冠をターゲットレースに決定!まずは読者の皆さんから届いた
「毎日王冠の狙い馬」をご紹介していきましょう!
ミノッチさん「東京1800なら
ルージュバックから流します! 1800は得意ですし、牡馬相手で力負けするようなタイプではないので連軸にはなるかなと思ってます」
いっくんさん「東京1800なら
ルージュバック。昨年勝ち馬と同ローテーション。勝ってシンハライトやリオンディーズの敵を」
河津君免停中なりねさん「
ルージュバックに期待します。3歳時は人気に応える走りは出来ませんでしたけど4歳になりエプソムカップで復活の走りを見せてくれましたし斤量差もあるので好勝負になると思います」
たーもーさん「
ルージュバック。個人的には非根幹距離の馬だと思っています」
ルージュバックはエプソムCで上り3ハロン32秒8の切れ味を発揮して、きさらぎ賞以来、1年4か月ぶりの勝利。この馬は、差し馬ながらスローペースの方が向いているような気がします。それが正解ならば、出走頭数が比較的落ち着いて、ペースが上がりそうにない今回は絶好の条件。斤量54kgも他馬との比較で有利。あとは休み明けを克服できるかどうか。
シンゲンさん「
ルージュバックをお薦めします。エプソムCを快勝したように府中1800は合うと思いますし、先行馬が揃っているので展開も向きそう。中間、蕁麻疹にかかったそうですが、そんな不安を吹き飛ばす走りを期待します」
ブラックドラゴンさん「
ルージュバックです! 勝ってもらって天皇賞秋へ」
ルージュバックは
エプソムCで上り3ハロン32秒8の切れ味を発揮して、きさらぎ賞以来、1年4か月ぶりの勝利。この馬は、差し馬ながらスローペースの方が向いているような気がします。それが正解ならば、出走頭数が比較的落ち着いて、ペースが上がりそうにない今回は絶好の条件。斤量54kgも他馬との比較で有利。あとは休み明けを克服できるかどうか。
ピロミさん「
ウインフルブルームを狙いたいです。有力馬が休み明けなので使ってきた強みがあると思います。あと開幕週なので前残りに期待します」
穴グサを神と崇める男さん「
ウインフルブルームにします。柴田大騎手とも好相性で東京は初めてですが皐月3着の底力で重賞2勝目を…今回は人気が他に固まるでしょうし、美味しいかと。あと、穴グサにも選ばれそうですね!!」
うめあにさん「
ウインフルブルームの復活を期待! スペシャルウィーク産駒の素質馬が再び大舞台へと進むことを信じています!」
ウインフルブルームは1年半の長い休養明けとなった
福島テレビOPをいきなり勝ち、続いて前走・
小倉日経OPも②着に好走。その前走は、陣営のコメントによると道悪が影響したようです。もともとは
皐月賞③着など、クラシック戦線で活躍していた能力の持ち主。
日本ダービーが出走取消だったので、東京コースどころか左回りも初めてとなりますが、メンバー的には使ってきた強みと先行力を発揮できれば好戦可能なはず。ただ週末の東京、天気予報が下り坂なんですよねぇ。
ブルーさん「狙い馬は
アンビシャスで。昨年ではありますがラジオNIKKEI賞で同世代をトップハンデでちぎった末脚がとにかく良かったので! ルメール騎手とは4戦3勝でこの手替わりも魅力!」
に・・・にしさん「
アンビシャスから入ります。この馬はルメール以外の騎手では完璧に折り合うことが不可能な馬なのでルメールが乗るときとそれ以外では分けて考える必要がある馬です。そしてルメール騎手はG1ではサトノの馬を筆頭に他の馬に乗ることが多くてG1では騎手を妥協するか回避するしかないという不遇な馬でもあります。天皇賞でもルメール騎手はラブリーデイに乗り、この馬はノリさんに決まっているようなので、例え仕上げが余裕残しであろうとルメール騎手はまたこの馬に乗るために必死に乗ってくれると思いますよ」
アンビシャスは
宝塚記念で3番人気に支持されながらも⑯着。敗因は距離か、道悪か、上がりのかかる展開か。いずれにせよ能力を出し切れなかったようです。休養を挟んで仕切り直しの一戦。今年2月の
中山記念で
ドゥラメンテを追い詰めたことから、休み明けはそれほど影響しないタイプかも。ただし、今回は中2週で挑む
天皇賞(秋)を見据えた作りのはず。本番でも輸送があるので、どれくらいの出来にあるのかが気になります。
ジングルベルさん「どれが勝ってもおかしくないですが…狙いは追い切りが良かった、
ダノンシャークが勝ちます!! 仕事人、柴田善臣騎手の腕を信じつつ良馬場を願いつつ1着になります(^^) 」
おととしの
マイルCS以来、2年近く勝ち星がない
ダノンシャーク。善戦を続けていますが、能力のピークはやや過ぎたような気がします。内々を狙うコース取りと差しに徹してどこまで。
すばる豪さん「
マイネルミラノが本命です。強敵は多いですが、休み明けばかり。先行馬も多いですが、次走が直線の長い東京、京都のG1を控えてる馬が多く、そこまで飛ばさず、折り合って直線で弾ける試行をするはず。雨模様で渋った馬場が得意な当馬には粘り込める絶好の条件なはずです」
マイネルミラノはこの夏、
函館記念を逃げ切って重賞初制覇。ここは力試しの一戦です。メンバー的にはハナに立てそうな組み合わせ。今年6月には、同距離・同コースの
エプソムCで③着に逃げ粘っています。人気を背負いそうな馬に休み明けが多く、馬場も渋りそうな今回はひょっとすると絶好のチャンスかも。
万爆ノリさん「ここは庭! の
ディサイファの完封に期待します」
ディサイファは東京芝1800mで[3.1.1.2]。
毎日王冠はおととし④着、昨年②着。「庭」というほどではないかもしれませんが、得意なのは間違いありません。この馬の魅力はコース・距離適性もさることながら、道悪の実績。重・不良で[2.1.1.0]です。この馬も道悪が残って他馬が苦しむようであればチャンス到来。
やっちゃんさん「
ロサギガンティアからいきます。先行有利とか色々ありますが…なら穴なら逆に差しかなと。藤沢&北村コンビに 稍重大好きロサでいいじゃないですか。開幕週前がとまらない=穴は 普通考えますよね(笑) 今まで当たった事ないんで(泣) 北村さん思いきり差しちゃって!」
ロサギガンティアはここ最近、1800mよりも短い距離に活路を求めていた印象。3歳時には
スプリングS勝ちがありますが、一番最近の1800m戦は昨年5月の
モンゴル大統領賞⑤着。勝った
サトノアラジンから0秒3差で、④着の
マイネルミラノとは頭差。悪くはない成績ですが、その後、再び短距離路線に戻ったということは、この結果に満足できないところがあったように思えます。久しぶりの1800m戦挑戦は未知数の部分が多そう。
それでは展開を考えましょう。ハナは恐らく
マイネルミラノ(馬番6番)。それを見るように
ロゴタイプ(馬番9番)、
ウインフルブルーム(馬番11番)が付けて、すんなり隊列が決まるのではないでしょうか。その後ろに
クラレント(馬番3番)、
ディサイファ(馬番5番)など。
アンビシャス(馬番7番)は折り合いを重視して中団あたりの位置取りとみます。
ステファノス(馬番2番)、
ダノンシャーク(馬番8番)、
ルージュバック(馬番10番)なども中団。後方待機はヒストリカル(馬番1番)。
マイネルミラノが逃げた今年6月の
エプソムCの1000m通過は60秒5。丹内騎手としては、今回も同様のペースで逃げたいのでは? 淡々と流れて、直線は瞬発力勝負が濃厚。
そして現在の馬券作戦は
「『抜け』が気になったらワイド!」&
「秋競馬の入口は夏に使ってきた馬」。自分で作戦を決めておきながら、どこまでが
「秋競馬の入口」なのかは不明ですが、休み明けの馬が多くいる間は「入り口」扱いで。今回も夏に使ってきた馬を馬券に入れましょう。
そして
「ハッ!」と気づきました。そろそろ高配当が必要になってきているのにワイドでいいのか? ならば3連複のBOXの方がうっかり高配当を引っ掛ける可能性があるのではないのか? 新作戦
「高配当を目指して3連複BOX」に変更してみましょう!
それでは買い目を発表します! 1枚目はワイドで
ディサイファ(馬番5番)、
マイネルミラノ(馬番6番)、
アンビシャス(馬番7番)、
ルージュバック(馬番10番)、
ウインフルブルーム(馬番11番)の5頭BOX。10点×各300円で計3000円。
2枚目はワイドの
アンビシャス(馬番7番)1頭流しで、相手は
ディサイファ(馬番5番)、
マイネルミラノ(馬番6番)、
ルージュバック(馬番10番)、
ウインフルブルーム(馬番11番)の4頭。6点×500円で計3000円。2枚合わせて6000円です!
5頭BOXに、
アンビシャス(馬番7番)を加えることで強弱をつけました。
ルージュバック(馬番10番)は馬場状態が気になりますが、良まで回復する可能性が無くも無いと思うので、馬券に入れておきました。
気になったけど最後に消した馬
「特選馬」は
ロゴタイプ(馬番9番)。前走・
安田記念は見事に逃げ切りましたが、展開に恵まれたところが大きかったように思えます。今回は休み明け、斤量58kg、さらに道悪が残る可能性まで。ここは馬券から消しましょう。
天皇賞(秋)を占う重要な一戦。ゴール前で大接戦になって実況アナウンサーも
「勝ち馬の名は…」と戸惑うような熱戦になるかもしれませんね! うん、うまくまとまりましたw とりあえずレース結果を知っていても何度も見たくなるような名レースを期待しましょう。
回収率…40.9%(目標100%)
特選馬の成績…[5.3.5.25]
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