菊花賞はディープインパクト産駒を信頼? それとも!?
2016.10.22
現在の馬券作戦:「高配当を目指して3連複BOX」
どうも! 馬迷男・八木たかおです。
土曜からの日本シリーズを前に、広島カープの黒田博樹投手が引退を発表しましたね。ファンの間では、シーズン優勝が決まってからCS突破を決めるまで、アンタッチャブルな話題になっていたような気がします。薄々感づいてはいたんですけどね。
今シーズンは10勝8敗。しっかり2桁勝利を収めているんですから、来年も戦力として期待したいところですが、体のあちらこちらに怪我や不安を抱えている状況も、もはや周知の事実。「来シーズンも現役で!」とは、ファンの立場からもなかなか言えないんですよね。「お疲れ様」を言うのはまだ少し早いので、日本シリーズのマウンドをしっかり目に焼き付けたいと思います。
そんな来年の話がそろそろ飛び交う時期。JRAさんも来年のスケジュールを発表しました。かねてから噂されていた通り、大阪杯がG1に! さらにホープフルSもG1昇格の可能性が! もし昇格が実現すれば、有馬記念の4日後にG1があることになるんですね。こりゃ、忙しくなるぞー!
有馬記念の後にG1が行われることに関していろいろ意見が出ているみたいですが、毎年、有馬記念を外した後に「まだ東京大賞典がある!」と考えている僕としては全然問題ありません。「有馬記念で締めたい」と言っても、当日の最終レース・ハッピーエンドCはありますし、2012年と2013年には有馬記念の翌日に阪神Cがありました。どこで締めるかは自分で決められるんじゃないんですかねぇ?
ただ、競馬マスコミの関係者の方にとっては、忙しい年末にさらに慌ただしくさせるスケジュールなのかもしれません。サラブレ編集部の皆さん、お察し致しますw
僕は有馬記念当日の最終レースにホープフルSを持ってきて欲しかったんですけどね。有馬記念は引退する馬が多いレース。その直後に翌年のクラシックを目指す馬たちが出走するレースを行うことで「to be continue」感が演出できるような気がします。
また、1日にG1を2レース行うのもいいですね。これ以上ないお祭り感の演出になると思います。JBCは毎年そうですし、JRAさんもジャパンCとジャパンCダートを同日開催したことが一度だけありました。分散させた方が1日の売り上げは伸びるような気もしますが、そんなスペシャルな日があってもいいと思うんですよね。5年に一度くらいのペースでいいから、日本ダービーとオークスを同日開催するのもおもしろいかも。最高峰の競馬の祭典ということでどうでしょう? まさに盆と正月が一度にやってきたかのような盛り上がりになりそうです。
慣用句的に「盆と正月が一度に」って書きましたけど、お盆ってそんなに盛り上がるものでしたっけ? 今盛り上がるのはクリスマスとハロウィン? じゃあ、クリスマスとハロウィンが一度にやってきたような感じで。サンタクロースの仮装をすれば一石二鳥。
先週の秋華賞も盛り上がったり、盛り下がったり。ヴィブロスから馬券を買っていれば盛り上がれましたし、ビッシュから買っていたら盛り下がったはず。わたくし、もちろん後者でございます。
僕が馬券の軸に据えた結果、1番人気で⑩着に敗れたビッシュに関しては、レース前から初の輸送を懸念する声がありました。ただ、輸送が影響する馬と全然問題ない馬がいるわけで、「そんな難しい問題を輸送に付き合うわけではないファンがどう判断すればいいのか?」と、常々思うわけです。そこで僕がレース前に下した決断が、「ま、大丈夫なんじゃない?」という楽観論。アスリート風に言えば、強い気持ちで気にしない。で、玉砕。
今週、元騎手の方の秋華賞レース回顧を読んでいたら、ヒントになりそうなことが書かれていました。それは「体の小さい馬だから輸送がこたえる可能性もあると思っていた」。当たり前のように書かれていたんで、理由がよく分からないんですが、そういうものなんですか? 推測するに、「神経質で食いの細い馬だから輸送も影響するかも」ということなんでしょうか? これが本当なら、今後の馬券検討に役立つかも。研究の余地があると思った次第です。
②着パールコード、③着カイザーバルも健闘しましたが、それを上回ったのが勝ったヴィブロスの上昇度ということなんですかね。②着に半馬身という着差以上の実力差を感じさせる安定感あふれるレース運びでした。重賞初勝利がG1制覇。今後の活躍が期待できますね。
気になったけど最後に消した馬「特選馬」レッドアヴァンセは5番人気で⑤着。スタート直後にちょっと力んだように見えました。2000mの距離が「特選馬」に指名した理由でしたが、やはり現状ではマイルあたりの距離がベターなのかもしれません。
さて、今週は菊花賞がターゲットレース。ダービー馬・マカヒキこそ不在ですが、皐月賞馬とダービー②着馬がトライアルをきっちり勝って本番に駒を進めてきました。しかも、どちらもディープインパクト産駒。今年こそ、ついにディープインパクト産駒の菊花賞制覇か? それとも今年も手が届かないのか? 読者の皆さんの見解は如何に? 皆さんの「菊花賞の狙い馬」をご紹介していきましょう!
ハカセセブンさん
「サトノダイヤモンドに期待します。休み明けの神戸新聞杯で、抜かせない勝ち方をしたのは大きいし、長距離レースには必要だと思います。ディープ産駒の長距離レースには良いデータはないようですが、軸馬としての安定感はあると思うので、期待しています」
ブラックドラゴンさん
「ここは、もう信じるしかないです。サトノダイヤモンドで決まりです!」
皐月賞③着、ダービー②着のサトノダイヤモンド。実績は今回のメンバーの中でも上位。ただ3000mはこの馬にとって、決して向いているとは言えない距離。週の初めにスポーツ紙で読んだ池江調教師のインタビューでも「2400mでも正直長い。ベストは2000m前後」というような内容でした。むーん。どうかなー。もし負けたときに「やっぱり」って言われそうなウィークポイントがある馬って買いたくないんですよねぇ。前売り単勝オッズでも1番人気っぽいしねぇ。
ミノッチさん
「ミッキーロケットを狙ってみます! サトノダイヤモンドとタイム差無しの2着なら本番も期待しても良いかなと思ってます」
河津君北斗つまらないなりね。さん
「ミッキーロケットに期待します。春から無理をさせずに成長を促しながらの菊花賞挑戦。ディープ産駒はまだ菊花賞を勝っていないのでチャンスとみます」
万爆ノリさん
「ずっとずっとずっとサトノダイヤモンドがクラシックを必ず勝つと信じた皐月、ダービーでした……最後は、と思いましたが、無冠の帝王になる予感がして、&関東馬を嫌い、頭ミッキーロケットで勝負! 15年ぶりの関東馬勝利より15年ぶりG1制覇の和田に全てを託します!」
ミッキーロケットはこの夏に500万下と1000万下で勝利。鍛錬した力を前走・神戸新聞杯にぶつけたところ、6番人気ながら勝ったサトノダイヤモンドにクビ差まで迫る②着。「夏の上がり馬」と呼ぶにふさわしい活躍です。サトノダイヤモンドが休み明けだった分を差し引いて考えても、③着だったレッドエルディスト以下に3馬身差をつけたことは評価すべきなのでは? あとは3000mの適性ですね。
釣りバカ服部君さん
「幸騎手のジョルジュサンクを狙います。内枠を引けたことですごく気になり始めました。最近勝ててないので人気も無く3着で良いので突っ込んで来て下さい!!」
すばる豪さん
「ジョルジュサンクが穴本命です。父はヴィクトワールピサで菊花賞に強いネオユニバース系の血統。母系には菊花賞に好相性なニジンスキー系をもつ当馬。前走は中途半端なレースになりましたが、うまく先行できれば内から粘り込めるはず」
ジョルジュサンクは春に2200mのすみれSを勝利。長距離への適性を見せましたが、皐月賞⑯着、前走・神戸新聞杯⑩着と一線級との戦いになるとやや力不足の感は否めません。3000mの距離で激変はあるんでしょうか?
理沙オールプレスさん
「条件馬の頃から一目おいてました。レッドエルディストが差し届く!」
アスカノパパさん
「神戸新聞杯3着馬のレッドエルディストです」
休み明けの神戸新聞杯で③着に入り、まずまずの復帰戦となったレッドエルディスト。ダービーでは⑨着に敗れましたが、マカヒキ&サトノダイヤモンドと0秒8差。もう一段のパワーアップと距離を味方にすることができればと思わせる着差です。そこそこ人気するかなと思ったら、やはり前売り単勝オッズでは5番人気あたり。思い切って狙うか、それとも人気し過ぎとして消すか。とにかく魅力的な1頭であることは間違いありません。
淡路の玉葱さん
「豊マジックに期待。エアスピネルで問題なし」
うめあにさん
「内に入った有力馬たちは手強そうですが、ジュンヴァルカンを応援します!大好きな血統なので、頑張ってもらいたい!」
tytさん
「長距離GIはステイゴールド。人気のディープインパクト産駒を撃破するならステイゴールド。シュペルミエール◎。今はステイゴールド産駒に目玉がいませんので、北村宏司騎手の豪腕に新星誕生を期待」
ピンクカメオさん
「いつも拝見させて頂いております。菊花賞は勝つと言うより、3着以内ならばコスモジャーベにしようと決めています。勿論、複勝一点勝負です」
エアスピネルは距離不安が否めないところ。神戸新聞杯でも武豊騎手が後方から試すような乗り方をしていましたし、ここは厳しい戦いが予想されます。
2連勝中のジュンヴァルカンは鞍上込みで不気味なんですが、さすがに4か月の休み明けで3000mを走るのを厳しいのでは?
シュペルミエールも2連勝中。前走・兵庫特別は北村宏司騎手が関西弁で言うところの「必死のパッチ」で追いまくって差し切り。休み明けだったとは言え、あのズブそうな感じが逆に長距離戦に合いそうな気もします。
コスモジャーベはデビューから14戦して⑦着以下は無し。特にここ6戦は、未勝利から1000万下まで③着以下が無いという安定感を見せています。相手なりに走るタイプなのかも。ただ今回は相手が一気に強くなったかなぁ。
そして、読者の皆さんの支持をもっとも集めたのはあの馬でした。そうかぁ。あんな感じで乗って欲しいわけですねぇ。内からスルスルーっと。
うめさん
「カフジプリンスが岩田騎手お得意の内突きで抜け出してくれると思います!岩田騎手の復活が見たい!」
シンゲンさん
「カフジプリンスを狙います。神戸新聞杯は直線スムーズさを欠きながらも3着馬とアタマ差。血統的にも距離延長は歓迎のはずです。岩田騎手の中央初G1勝利は菊花賞ですし、同じ舞台でぜひ久々のG1勝ちを飾って欲しいです」
いっくんさん
「上がり馬のカフジプリンス。前回は不利で4着。クビ差。今回は買うよ。でも3着のレッドエルディストはなにかありそう。代々神戸3着はくるジンクスはありそう」
色気無しババアさん
「最内枠ですし2強を崩すとすればカフジプリンスに期待ですね」
なおくんさん
「岩田さんのカフジプリンス!! 前走はいかにもエンジンのかかりが遅そうな走りで長距離向きかな、と! 好枠、岩田、イン突き、お願いします」
そらぱぱさん
「当日の天候が気になりますが、1枠1番を引いたカフジプリンスで。ちょっと戦歴数が多いのと、後ろからの戦法が気になりますが、無尽蔵のスタミナ、絶好のスタートをすればチャンスありとみます。サトノダイヤモンドは距離不向きとみます。当日雨ならディーマジェスティとカフジプリンスで勝負です!!」
カフジプリンスは7月に阿寒湖特別を圧勝。あのステイゴールドの成績でも一時、「勝った主なレース」の中に入っていた阿寒湖特別です。その後、丹頂S⑥着、神戸新聞杯④着とやや期待を裏切っている感があります。神戸新聞杯は勝負どころでややモタモタしているように見えました。それでいて④着ですから、よくやったと見るべきなんでしょうか? 今回は岩田騎手が前走に続いて騎乗。モタつく分も考慮したの騎乗がありそうです。内からスルスルー。怖いなぁ。
それでは展開を考えましょう。どうしても逃げたい馬がいない組み合わせ。前走でも逃げたサトノエトワール(馬番15番)が今回もハナに立つのでは? その後ろにジョルジュサンク(馬番2番)、ミライヘノツバサ(馬番5番)、アグネスフォルテ(馬番14番)、ジュンヴァルカン(馬番17番)などがつけて先行グループを形成。中団にカフジプリンス(馬番1番)、サトノダイヤモンド(馬番3番)、シュペルミエール(馬番4番)、ディーマジェスティ(馬番6番)、ミッキーロケット(馬番8番)、レインボーライン(馬番11番)、エアスピネル(馬番13番)、プロディガルサン(馬番16番)、マウントロブソン(馬番18番)など。後方待機はレッドエルディスト(馬番7番)、イモータル(馬番9番)。
人気馬の中にスタミナ自慢という馬もいないので、ペースは上がらず淡々と流れそう。3コーナー過ぎから坂の下りを生かして、人気馬が動き始めてペースアップ。直線を向いた時に、先頭からある程度の距離にいないと届かないかもしれません。おおむね瞬発力勝負と考えてよさそうです。
現在の馬券作戦「高配当を目指して3連複BOX」。サトノダイヤモンド(馬番3番)とディーマジェスティ(馬番6番)の2頭が馬券圏内に入れば、3連複の配当もやや低めになりそう。いっそ、この2頭軸の3連複流しにするべきか? でも、長距離戦のディープインパクト産駒を信用していいのか? 悩むわぁ。
それでは買い目を発表します! 3連複でディーマジェスティ(馬番6番)の1頭軸流し。相手はカフジプリンス(馬番1番)、サトノダイヤモンド(馬番3番)、シュペルミエール(馬番4番)、レッドエルディスト(馬番7番)、ミッキーロケット(馬番8番)、レインボーライン(馬番11番)の6頭。15点×各400円で計6000円です。
ここまで触れていない馬が馬券に入っています。レインボーライン(馬番11番)は前走・札幌記念でモーリスとクビ差の③着。モーリスがすべての能力を発揮したレースとは思いませんが、それでも評価すべきかと思います。日本ダービーも⑧着ながら勝ち馬から0秒7差。アーリントンCを勝ったり、NHKマイルCで③着に好走しているのでマイラーのイメージが強いですが、もう少し長い距離でも戦えるのでは? 馬券圏内突入の可能性はありそうです。
あ、そうだ。ディーマジェスティ(馬番6番)にも触れていませんでした。だって、読者さんから狙い馬のメッセージが届かなかったのでw 予想より苦戦した感のあった前走・セントライト記念ですが、あれは休み明けの分として大目にみましょう。問題は疲労が抜けたかどうかで、前走を軽く勝つかどうかは二の次です。実績はメンバー中最上位。勝ち切るかどうかは展開にもよりますが、馬券圏内は確保してくると期待します。
気になったけど最後に消した馬「特選馬」はプロディガルサン(馬番16番)。セントライト記念は直線で不利があっての③着。ただ、距離は2400mあたりが限界なのでは?
ディープインパクト産駒の評価を全体的に下げてみましたが、これが馬券の結果につながるかどうか。ディープインパクト自体が長距離のG1でも勝っているので、産駒たちが勝っても「あ、とうとう」くらいの印象になるかもしれませんけどね。あとは良馬場で、全馬が力を出し切れるように祈りましょう。
回収率…38.6%(目標100%)
特選馬の成績…[5.3.5.27]
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