混戦の天皇賞・秋はペースがポイントと見ます!
2016.10.29
現在の馬券作戦:「高配当を目指して3連複BOX」
どうも! 馬迷男・八木たかおです。
プロ野球・日本シリーズがなかなかの盛り上がりですね。我が広島カープは2連勝した後、3連敗。願わくは2003年の福岡ダイエーホークスvs.阪神タイガースによる日本シリーズの再現。この年は、日本シリーズ史上初めて、全試合でホームチームが勝利した「内弁慶シリーズ」でした。今年の第6戦、第7戦の舞台はカープのホーム・マツダスタジアム。土のグラウンドに戻れば、慣れているカープの方が守備の面でアドバンテージがありそう。地球よ、カープの味方になってくれ! あー、野球のボールがラグビーみたいに楕円形だったらなぁ。
「初戦を勝ったチームが日本一になる確率は〇%」「第1戦と第2戦を連勝したチームが日本一になる確率は〇%」「先に王手をかけたチームが日本一になる確率は〇%」。スポーツ紙などでは、こんな数字を挙げた記事がよく見られましたが、僕に言わせればこんな数字はまったく無意味。結果をただ機械的にまとめただけのこと。今後の予想にまったく活用できない「死んでいるデータ」です。毎年出場するチームも状況も違うのに、それを十把一絡げにするなんて、あまりにも乱暴。
競馬関係でも、「このレースは1番人気が勝つ確率が〇%」なんていう記事が出たりしますが、「意味ないなぁ…」といつも思っています。ただ競馬の場合は、どんなデータを根拠に予想しても当たった人が一番偉いのです。改めてその潔さを感じるとともに、ギャンブルのシンプルさに惹かれます。競馬すごい! ギャンブル最高!
そして先週から今週にかけての僕は、広島と東京、札幌と広島を行ったり来たりして現地観戦の連続。フリーの仕事&独り身でなければできないフットワークを全開しています。
当コラムでも書きましたが、特に今シーズンの中盤以降は、カープ戦のチケットがファン増加などの理由から入手困難。日本シリーズのチケットもほぼあきらめていたのですが、各プレイガイドが実施した先行抽選販売で、申し込んだ第1戦、第2戦、第6戦、第7戦にすべて当選するという幸運が舞い込みました。僕、圧倒的くじ運の持ち主だったようです。「くじ運グランプリ」通称「K-1」という競技があれば、今ならかなり上位に進出できそうな予感がします。
ちなみに、第4戦のチケットに関しては、日曜日の夜まではかなり余っていました。楽々ゲットです。おかげで水曜午前中の仕事を終えて、羽田から札幌へ向かって現地観戦。翌日、午前中の飛行機で東京へ戻り、午後3時30分からの生放送の仕事に備えるハードスケジュールとなりました。うれしいハードスケジュールですw
その一方、結局、仕事の都合がつかない日もあり、余ったチケットを友人・知人に譲らなければならない状況に。「日本シリーズのチケット余ってるよー。定価でいいよー」。良心的ダフ屋。
貴重な第7戦のチケットも後輩に無償譲渡。転売サイトなどでは1枚・数万円で転売されているので、今度、後輩に「〇万円分、笑わしてくれ」と転売以上に厄介な要求を突き付けてやろうと企んでいます。あるいは「明日までに資料をまとめてくれない?」的な、仕事上での無茶な要求。「タダほど怖いものはない」を教えてあげることも先輩の役割。ま、第7戦の前に決着してしまう可能性もありますけどね。
よく「運を別の場所で使った」などという人がいますが、これは人生の運を「定量制」と考えている人の発言。僕は、人生の運をタイミングや個人によって大きな偏りが生じる「非定量制」と考えているので、いまが確変状態だと思っています。馬券も当たるはず。空も飛べるはず。あ、宝くじも買っておかないと。
しかし、菊花賞の馬券は惜しくもハズレ。なぜ当たらないのか? 今の僕のくじ運で当たらないものはずはないのに、人生に確変などないのか? あー、予想したのがいけなかったのかもなぁ。「好きな選手は衣笠さんと、福井投手と、退団するプライディ選手! 背番号の3・11・13の3連複!」 こんな感じで馬券を買った方が当たったのかもしれません。
「惜しくもハズレ」と書きましたが、①着のサトノダイヤモンドが強かったことはさておき、9番人気で②着のレインボーラインは馬券に入れています。なので「惜しい」。ただ③着のエアスピネルは距離が長いとみてノーマーク。レインボーラインよりもマイラーのイメージが強かったんですけどねぇ。これが「ユタカマジック」か。
馬券の軸に据えたディーマジェスティが④着だったので、実は「惜しくない」のかも。4コーナーから直線入口の手応えがサトノダイヤモンドと比べて完全に劣勢でした。初の長距離輸送の影響ですかねぇ。こなせると思ったんだけどなぁ。でも、なんでこなせると思ったんだろうなぁ。ファンにとって競馬とは自問自答の連続。
気になったけど最後に消した馬「特選馬」プロディガルサンは11番人気で⑪着。スポーツ紙などを読むとどうやら輸送で入れ込んだようで、当日の馬体重も前走比マイナス6kg。この馬も初の長距離輸送でした。でも、たまにこなしちゃう馬がいるから厄介なんですよねぇ。
3歳馬によるクラシックがすべて終了して、今週は古馬のターン。まずは読者の皆さんから届いた「天皇賞・秋の狙い馬」をご紹介です。馬券的におもしろい組み合わせになった印象のある今回、どの馬が注目されているんでしょうか?
ミノッチさん
「秋のG1全然当たりません!(笑)そんな俺の天皇賞はエイシンヒカリから行こうかと思ってます! 先週はユタカマジックの餌食になっちゃいましたが、今週はユタカマジックでウハウハになってほしい～」
藤本淳さん
「1枠1番、武豊のエイシンヒカリですね。ローテーションはモーリスだけど逃げ切り勝ちをサイレンススズカに捧げて頂きたい。無事に走りきれば勝てる!」
ヒナスズパパさん
「久しぶりのメッセージです。サヨナラ満塁ホームランの悪夢から立ち直り切れない金曜日です。土曜日からのマツダでは誰ではなくナイン全員に神ってもらいたいです。天皇賞はエイシンヒカリが1枠1番でサイレンススズカと同じ運命にならないように願うばかりです。府中の魔物に飲まれなければエイシンヒカリとアンビシャスの1点です。八木さんは紙らないように」
うめあにさん
「1枠1番武豊の逃げ馬! あの夢の続きを見せて欲しい! エイシンヒカリに勝ってもらいたい!!! でも1番の願いは、とにかく無事にレースを終えることです」
河津君競艇如何なりか?さん
「エイシンヒカリに期待します。ウチラチ沿いを一気に逃げて国内G1初制覇サイレンススズカの成し得なかった夢を現実に豊マジック炸裂です」
ぶーのたーはさん
「エイシンヒカリ本命☆逃げてくれ～☆秋天・武豊・逃げ馬とあの馬を思い出して涙が止まりません(ToT)」
エイシンヒカリを狙うメッセージが多数届きましたが、サイレンススズカと重ねて応援している読者さんも多いようです。ロマンと馬券はなかなか両立が難しいですが、両立した瞬間の喜びが大きいことも事実。サイレンススズカを彷彿させる走りを期待しましょう。
そして現実に目を向けると、今の東京の直線は、どのあたりを通った馬がよく伸びるんでしょうか? 23日(日)のレースを改めてチェックすると、午前中は馬場の真ん中が伸びていましたが、午後以降は最内を通った馬の健闘が目立ちました。特に印象的だったのは、7R・500万下のアーチキングの勝利と、10R・甲斐路Sで逃げたメドウヒルズの差し返しての②着。メドウヒルズに関しては1000m通過61秒5というスローペースが有利に働いたかもしれませんが、あの差し返しはお見事でした。
じゃあ、逃げて最内を通りそうなエイシンヒカリが有利かと思いきや、今週からはBコース。先週の後半、伸びあぐねたあたりが最内になります。これをどうみるかが今回のポイントかも。
ブルーさん
「天皇賞の狙い馬はステファノスです前走は直線で詰まり参考外です!! 川田騎手も前走の事も踏まえ淀みないペースを大外から強襲で馬券圏内は確保してくれるように思います! 今回は前走の事で人気が少しでも落ちれば好都合です!」
阿波の虎さん
「昨年の1=2着が8枠に揃い踏みとなりましたね。どのような人気となりますか? ここは川田騎手に賭けてみようと思います。ステファノスの差しに、頭迄はあつかましいかな‼️」
テンプルワンダーさん
「ステファノスで間違いないですね。これまでの重賞での好走は、ふた桁馬番ばかり。他馬には不利な外枠も好材料。一叩きして、状態も人馬のコミュニケーションも上昇必至です!」
昨年のこのレースの②着馬ステファノスを狙っている読者さんも多い模様。やや地味な印象のある馬ですが、G1でも安定した成績を残す実力の持ち主。もうひと押しがあれば、ビッグタイトルに手が届くかもしれません。そのタイミング、実は今回ですか? それとも、まだ先ですか?
山猫パンチさん
「モーリスでいきます。ベスト距離ではないとは思いますが、枠もいいところに入りましたし、エイシン、ロゴが作るペースが向くと思います。馬券が当たって、カープが日本一になったら『最高で～～す』」
色気無しババアさん
「最近は天皇賞秋もJCや香港のトライアルみたいな感じになってしまいましたね。ムーアに期待してモーリスで」
世界のモーリスは、安田記念②着以来となった札幌記念で②着。初の2000m戦で、しかも洋芝の稍重というコンディション。よく走ったのか、それとも物足りないのか、評価が分かれそうです。勝ったのは逃げた馬ですし、僕は折り合いに不安を抱えながらのレース運びだったことも考慮すれば、さすがの走りだったと思います。ベストはマイルでしょうけど、2000mのG1もこなせるとみます。
ピロミさん
「アンビシャスを狙いたいです。前走毎日王冠組が10年連続で連に絡んでいるのでその中でもこの馬の末脚に期待します」
ちゅんちゅんさん
「アンビシャスを買います。相手はモーリス、リアルスティール、ルージュバック、買いたすならステファノス、エイシンヒカリまで」
毎日王冠②着。G1制覇に王手をかけているアンビシャスは、まさに「競馬界の北海道日本ハムファイターズ」です。ところが宝塚記念は⑯着と大敗。そのレース後、横山典弘騎手は「長い目で見て」と語っていましたが、それから4か月となる今回がそのタイミングなんでしょうか? それともまだ? この馬の場合は1800mあたりがベストのような気がしますが、2000mならこなせてもいいはず。栗山監督も感動しそうなレースを見せられるでしょうか?
やっちゃんさん
「天皇賞秋始まりますね。枠番見て決めました。サトノクラウンで! 最近乗れてる福永さんだし このコンビ2戦2勝! 内枠の偶数番は最高ですね。しいていえば宝塚でもうちょい上位でしたら良かったんですが。福永さん頼みますよ」
万爆ノリさん
「ここは神ってる福永にサトノクラウンの豪脚を!」
サトノクラウンは昨年のこのレースで⑰着。日本ダービー③着の実績から考えるとちょっと負け過ぎのような気もしましたが、その後も一線級とぶつかると掲示板を確保できていない状況です。宝塚記念⑥着は勝ったマリアライトから0秒7差。ようやくきっかけを掴めたかもしれません。ただ、今回はその宝塚記念以来の4か月ぶり。常識的には不利な状況です。
すばる豪さん
「ロゴタイプが本命です。今週からBコースになり内馬場が良くなります。ただ先週からかなり外を回る馬が多く、そこまで内有利と言えないかもしれません。差し馬に注意がいき、エイシンヒカリが作るペースに差し馬が控えれば、早めに前を捕まえにいけば、粘れるかもしれません」
ロゴタイプは皐月賞を勝っているものの、2000mはやや少し長いイメージが拭えません。前々走で安田記念を制覇し、パワーアップしたところを見せましたが、一線級と対戦するG1の2000m戦は厳しい条件なのでは?
それでは展開を考えましょう。エイシンヒカリ(馬番1番)が最内枠を引き当てました。立ち遅れがなければ、ハナに立つことが予想されます。クラレント(馬番2番)、ロゴタイプ(馬番5番)などマイル戦でも先行できる馬が内枠に入ったので、このあたりが追走して先行グループ。折り合いに気をつけたいモーリス(馬番8番)をはじめ、アンビシャス(馬番3番)、リアルスティール(馬番12番)、ステファノス(馬番14番)、ラブリーデイ(馬番15番)などが中団。後方待機はルージュバック(馬番9番)、ヒストリカル(馬番11番)。
瞬発力勝負を避けたいエイシンヒカリ(馬番1番)は、追走で後続に脚を使わせたいはず。やや速めのペースを刻んでいく展開になりそう。この展開で、乗り方が難しそうなのがロゴタイプ(馬番5番)。同じく瞬発力勝負は不利ですが、距離にも不安を抱える馬。前に並びかけるタイミングに注目です。逃げ込むエイシンヒカリ(馬番1番)に、馬場の真ん中あたりから差してくる馬。この構図が濃厚かと。速めのペースで流れれば、折り合いの不安を抱えるモーリス(馬番8番)には好材料。ただ、距離はベストではないですから、ムーア騎手はGOサインをどこで出すんでしょうか?
現在の馬券作戦は「高配当を目指して3連複BOX」。今年の天皇賞・秋はオッズが割れています。前売りでは3連複の1番人気が20倍弱。割れている分、大穴は狙いづらいですから、そこそこの高配当をゲットしたいですね。
それでは買い目を発表します! モーリス(馬番8番)を軸に据えた3連複1頭流し。相手はエイシンヒカリ(馬番1番)、アンビシャス(馬番3番)、アドマイヤデウス(馬番6番)、サトノノブレス(馬番7番)、ルージュバック(馬番9番)、リアルスティール(馬番12番)、ステファノス(馬番14番)、ラブリーデイ(馬番15番)の8頭。28点×各200円で計5600円。残った400円は来週にプールします。
勝ち切れるかどうかまでは分かりませんが、モーリス(馬番8番)が良馬場であれば馬券圏内を外す可能性は低いと見ました。
一方、エイシンヒカリ(馬番1番)は勝つか、馬券圏内にいないかの極端な馬。最内枠だと出遅れたときにリカバリーできない不安があります。
ここまで触れていない馬が数頭、馬券に入っています。アドマイヤデウス(馬番6番)は前走・京都大賞典でキタサンブラックとクビ差の②着。今回は有力馬が距離や折り合い、臨戦過程に不安を抱える状況。叩いた上積みがあり、さらに展開が向けば上位進出も期待できそう。
サトノノブレス(馬番7番)はここまで重賞4勝。前走・オールカマーもゴールドアクターとクビ差の②着でした。もうひと押しを若葉S(③着)以来のコンビとなるシュタルケ騎手の手綱さばきが与えてくれれば、G1初制覇の可能性も。
ルージュバック(馬番9番)は末脚が生きる流れ、もしくは馬場になればチャンスがありそう。1800mで好成績を残していますが、東京2000mも2歳時に百日草特別を快勝しています。
リアルスティール(馬番12番)の前走・安田記念⑪着は物足りない結果。毎日王冠を回避した臨戦過程も不安。ただ3歳クラシックの3戦で上位に食い込み、ドバイターフも勝った実力は軽視できません。馬券圏内突入を警戒して、馬券に入れておきました。
ラブリーデイ(馬番15番)は大外に入りましたが、15番枠ですからちょっとマシ。昨年の勝ち馬ですからノーマークにできません。
気になったけど最後に消した馬「特選馬」はサトノクラウン(馬番4番)。日本ダービー③着の実力は認めますが、4か月の休み明けが気になります。ここを叩いて、次走に期待します。
さて、圧倒的なくじ運を発揮していながら、今回もあれこれ予想してしまいました。くじ運気分で馬券を買うなら、昨日・28日(金)が僕の44歳の誕生日でしたから枠連4-4でよかったかもしれません。4枠の馬はアドマイヤデウス(馬番6番)とサトノノブレス(馬番7番)。一応、ワイドで買っておきますかねw もしこれが当たったら、来週以降の当コラムは当てずっぽうで馬券を買う内容に変更する可能性もありますよ!
回収率…37.5%(目標100%)
特選馬の成績…[5.3.5.28]
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