大逆転を狙って、最後の作戦変更です!
2016.12.4
現在の馬券作戦:
「高配当を目指して3連複BOX」→
「?」どうも!
馬迷男・
八木たかおです!
歴史関係が好きな方って多いですよね。僕も歴史関係が好きで、仕事や旅行で普段行けない所へ行くと、時間があればその地のお城や城跡、神社仏閣などを巡ります。詳しくはないんですけどね。興味を持ったきっかけは歴史の授業か、両親が好きなNHKの大河ドラマか、はたまた「信長の野望」のような歴史シミュレーションゲームのいずれか。僕の頃は小学校6年の時に歴史の授業が始まったような気がしますが、今の歴史教育はいつ頃から始まるんでしょうね?
最近は教科書も新事実の判明に合わせて変化しているとか。昔は鎌倉幕府が開かれた年は1192年。
「いい国作ろう」なんて覚えたものですが、
現在は1185年。実質的に権力基盤を築いた年を鎌倉幕府成立の年としているそうです。覚え方も
「いい箱作ろう」になっているそうですが、「いい箱」って? 源頼朝が箱を持って走っている姿が思い浮かびます。イメージアップを狙った宅配便業者の差し金か? もしくは段ボール箱業者か? もしくはamazonか?
興味を持ったあとも、滝田栄さん主演の「徳川家康」や渡辺謙さん主演の「独眼竜政宗」、中井貴一さん主演の「武田信玄」などは毎週見ていた記憶がありますね。来年の大河ドラマは柴咲コウさん主演の「おんな城主 直虎」。井伊直虎? D・Y・N! ダ・レ・ヤ・ネ・ン! 勉強します。
シミュレーションゲームが入口で興味を持ったのは三国志。実家には今も横山光輝さん作の三国志全60巻が本棚にズラーっと並んでいます。どちらかというと一騎当千の猛将よりも策略をめぐらす知将に憧れていました。諸葛亮、司馬懿、周瑜、陸遜とかね。今振り返ると、なるべく安全な場所で、ちょこちょこっとやって、最大限の利益と称賛を得たい。そんな性根が見え隠れしますねw 三国志に関しては、ゲーム、マンガのみならず関連本を読んだり、さらに視野を広げて孫子の兵法書にまつわる本を読んだり
(編注:自分は吉川英治です)。
「孫子」って読んだことありますか? 兵法なんて普通に生きていたら使う機会はないんですが、
「戦いに挑む前の心構え」として読むのならば、ビジネスマンの方でも生かせる部分があるかもしれません。孫子が理想としていた勝ち方は
「敵の兵士を一兵たりとも損ねることなく勝つこと」。味方ではなく敵。つまり
「戦わずして勝つ」ことが最良ということですね。火を使わずに肉を焼くような話。そんなことできんのか? 肉も美味しいですけど、魚も好き。
そして
「戦わずして勝つ」ための最善の方法とされているのが、
「相手の計画を未然に打ち破ること」。その上で、敵国が自国を攻めようとしている計画を未然に防いだり、敵国とその友好国との同盟関係を断ち切ることが重要だと述べています。もちろん中国語で。なので、日本語に訳された本を読みました。
要するに
「敵のやりたいようにさせるな」っちゅうことですね。そんなことを思った今年の
ジャパンCでした。
レース後の第一印象は
「何も起きなかったジャパンCだったなぁ」。豪華メンバーが集結したにもかかわらず、ややつまらなさを覚えました。勝った
キタサンブラックは最内の1枠1番から好スタート。
1000m通過が61秒7ですから、このレベルならスローといっていいペースでしょう。そのまま淡々と逃げて、最後は②着
サウンズオブアース以下を2馬身2分の1突き放して優勝。遅すぎず、それでいて後続が仕掛けづらいペースを作ったのはさすが
武豊騎手。他馬に何もさせませんでした。そして、それに応えた
キタサンブラックも立派。まさに人馬一体の勝利。
一方、敗れた馬の関係者たちはどうだったんでしょうか?
キタサンブラックがハナに立つ展開そしてペースは想定されたものだったのでは?
リアルスティールなどの距離不安を抱えた馬、馬体重プラス8kgだった
ゴールドアクターのようにやや重めだったかもという馬など、個々に事情はあるでしょう。2番手に
ワンアンドオンリーがつけたことも後続がレースをやりにくくなった要因かもしれません。だけど、もっと勝つための仕掛けが見たかったです。あまりにも勝った馬の人馬に向いたレース。しかも単勝1番人気馬がスンナリ逃げ切ったからこそ、なんだかモヤモヤしました。
「勝った馬が強かった」というのは簡単ですけどねぇ…。
気になったけど最後に消した馬
「特選馬」シュヴァルグラン(馬番17番)が③着。外からよく伸びてしまいましたねぇ。スローペースであんないい脚が使えるとは思いませんでしたし、外枠も関係ありませんでした。
有馬記念に出走してきたらマークが必要かもしれません。
さて気を取り直して、今週のレースに向かいましょう。「
ジャパンCダート」から改名され、今年で3回目となる「
チャンピオンズC」。いまだに「チャンピオンズC」なのか「チャンピオンC」なのか迷うところがあります。「ズ」を印象づけるために、しばらくは「チャンピオンずC」にしてもらえるとありがたいです。あと僕の場合は「
チャレンジC」と間違えることもしばしば。この原稿の中にも不意にG3の名称が入り込むかもしれません。編集部員さん、校閲をよろしくお願いします。できればドラマのように
石原さとみさんみたいなかわいい女性に校閲して欲しいです
(編注:石原さとみさんでもなければ岸谷五朗さんでもありません)。
その
チャンピオンズC、今週に入ってから出走予定馬にアクシデントが続きました。
ホッコータルマエが左前脚ハ行で出走を回避して電撃引退。ラストランを予定していた
東京大賞典当日に行うはずだった引退式も撤回。そして
武蔵野Sをレコード勝ちするなど力をつけてきた
タガノトネールは調教中に骨折したため予後不良。
チャンピオンズCに騎乗馬はいませんでしたが、
福永騎手も今日(土曜日)、落馬事故に遭いましたし、
改めて人も馬も大きなケガがありませんように。
それでは、読者の皆さんから届いた
「チャンピオンズCの狙い馬」をご紹介していきましょう。ダート界の最高峰にふさわしい好メンバーがそろいました。どの馬からでも入れそうですが、読者の皆さんはどの馬を狙っているんでしょうか?
うめあにさん「
アウォーディーにダート界のドンとして君臨してもらいたい!」
ぴよこさん「逃げそうなコパノリッキーが若干の外枠を引いてしまったので、またまたマイペースで持って行けそうな
アウォーディーが名古屋で天下統一を果たすと思います武豊さん、今週も1番人気で頼みます」
アウォーディーの6連勝は、
名古屋大賞典を除いて僅差の勝利が続いています。陣営のコメントによれば先頭に立つとソラを遣うタイプのようなので、
武豊騎手も馬の気性を考えたレース運びをしているんでしょう。各レースの②着馬とは着差以上の能力差が存在する可能性があります。そして今回問題になるのはそのソラを遣う気性。地方交流重賞ならライバルが限られるので、相手を絞ったレース運びが有効的ですが、今回は伏兵もハイレベルな中央G1。思わぬ相手に脚をすくわれる恐れはないでしょうか?
藤本淳さん「アウォーディーが強いと思いますが、あえて
ノンコノユメを狙います。去年、早仕掛けの2頭が潰れましたが、今年も差し馬の台頭があると思います。去年ぐらい走れれば力を着けた今なら行けそうな気がする」
すばる豪さん「
ノンコノユメが本命です。男は黙ってライアン・ムーア」
昨年3歳時の勢いが少し衰え、今年は差して届かずのレースが続いている
ノンコノユメ。前走・
JBCクラシックも④着に敗れましたが、この一戦は去勢手術明けだったので度外視できそう。このレースは昨年②着。末脚の鋭さは皆さん、ご存知の通り。
ムーア騎手の手綱捌きを、男は黙ってサッポロビールを飲みながら見守りましょうか。
色気無しババアさん「なかなか回収率が上がってきませんね。ここから逆転すれば馬迷男さん神ってると思いますよ。
サウンドトゥルーで」
河津君讀賣ファンになるなりか?‥。さん「
サウンドトゥルーを軸にします。豊さんの馬が断然の人気でしょうけどゴール板の前で差し切ってくれる事に期待します」
サウンドトゥルーはここ最近、3戦連続の③着。もうひと押しが足りませんが、その3戦はいずれも道悪。先行した馬に届きませんでした。昨年の
東京大賞典を勝った時や、今年初戦の
川崎記念で
ホッコータルマエに頭差②着まで迫った時は、いずれも良馬場。陣営やファンはてるてる坊主をぶら下げたい気分かもしれませんが、当日の名古屋地方の天気予報はお昼くらいから雨マークがついています。それでも能力の高さで突っ込んでくる可能性はありそうですけどね。
ピンクカメオさん「波乱になることを期待したいです。
アスカノロマン本命です。中京は得意ですから、勝たなくても3着以内ならば」
ハカセセブンさん「
アスカノロマンを応援します。中京は得意ですし、前で勝負できるところが中京ダートで実績がある理由だと思います。天候は微妙ですが、道悪でも問題ないと思います。今年は、実績馬が多く難解ですが、内枠をうまく利用して勝つと思います」
アスカノロマンは前走・
みやこSが2番人気で⑭着とまさかの大敗。532kgでの出走は過去最高体重でしたから、重めが残っていたのかもしれません。今年1月の
東海Sを完勝するなど、中京ダートコースは2戦2勝。ややパンチ力不足のイメージがありますが、今年2月の
フェブラリーSで③着に好走したように、一線級に入ってもそこそこやれる下地はあります。コース適性を武器に、馬体重を絞っての巻き返しはあるんでしょうか?
治部の少さん「
モーニンに期待です。前走は59キロで被されたりぶつかったりと不利な条件が重なりました。2走前だけ走れればアウォーディーとは差がないと思います」
今年の
フェブラリーSをレコード勝ちした
モーニンが、その後苦しんでいます。ただ、2走前の
日本TV盃のようにすんなり走れれば
アウォーディーに頭差まで迫る能力はあります。前走・
武蔵野Sは59kgという斤量に加えて揉まれる展開。直線入口で前と左右がすべて壁になるかわいそうな競馬になりました。大外枠からスムーズに先行できれば怖い1頭です。
そして今回、もっとも読者さんの支持を集めたのがあの馬でした。
新興勢力への期待感が高いのかもしれませんね。
charlyさん「
ゴールドドリーム。武蔵野ステークスの時はモーニンをマークして追い出しが遅れただけ。デムーロは今度は勝つ競馬をする筈。頭で狙います」
ブルーさん「狙い馬は
ゴールドドリームで。前走はマークしていたモーニンがもまれて抜けだせず仕掛けが遅れたもので、ラストの伸び脚に見所がありました。前哨戦として負けはしましたが本番を見据えては人気の面で好都合!サウンズオブアースに続きデムーロ騎手の一発期待します」
まっくざっくぅさん「今年のG1は外枠の流れかなと。だったらデムーロの
ゴールドドリームでいきたいですね」
いちひでさん「今回は騎手で買います。ミルコマジックで
ゴールドドリーム頭で」
ゴールドドリームは前走・
武蔵野S②着。
モーニンのすぐ後ろにつけましたが、直線入口で外の馬に寄られて内へ封じ込められ、立て直す厳しい展開を跳ね返して能力が高いところを見せてくれました。あとは古馬トップクラスとの力比べ。
それでは展開を予想しましょう。
コパノリッキー(馬番11番)が行く構えを見せますが、被されたくない
モンドクラッセ(馬番6番)が抵抗してハナに立つとみます。それを見るように
アウォーディー(馬番2番)、
アスカノロマン(馬番4番)、
アポロケンタッキー(馬番14番)、
モーニン(馬番15番)などが先行。中団に
ロワジャルダン(馬番5番)、
ラニ(馬番7番)、
サウンドトゥルー(馬番8番)、
ゴールドドリーム(馬番12番)あたり。後方待機は
ノンコノユメ(馬番9番)。
ペースを落としたくない2番手
コパノリッキー(馬番11番)が前をつつくはず。
モンドクラッセ(馬番6番)は速めのミドルペースで逃げることになりそうです。
アウォーディー(馬番2番)の
武豊騎手は後続を気にしながらも、以前に乗っていた
コパノリッキー(馬番11番)に早めに並びかけると思われます。それを目指して、中団以降の馬も一気に押し寄せて追い比べ。もし
アウォーディー(馬番2番)の仕掛けが遅れれば、先行馬にも残り目が出てきそうです。
そして現在の馬券作戦は
「高配当を目指して3連複BOX」。今年も残すところ、今週を入れて4週。
現在の回収率は39.0%。ざっと計算すると、
回収率100%を達成するには、約17万5000円の配当が必要です。
「無理じゃね?」という読者さんの声が聞こえますが、最後の最後まで粘っていきましょう! もはや3連複では届かないのですから、ここは大振りするしかありません。
「大逆転狙いの3連単勝負」に馬券作戦を変更します!
それでは買い目を発表します! 1枚目は、3連単1頭流しで
ノンコノユメ(馬番9番)①着付け。相手は
アウォーディー(馬番2番)、
ラニ(馬番7番)、
サウンドトゥルー(馬番8番)、
コパノリッキー(馬番11番)、
ゴールドドリーム(馬番12番)、
モーニン(馬番15番)の6頭。30点×各100円で計3000円。
2枚目も3連単①着流しで
モーニン(馬番15番)1着付け。相手は
アウォーディー(馬番2番)、
ラニ(馬番7番)、
サウンドトゥルー(馬番8番)、
ノンコノユメ(馬番9番)、
コパノリッキー(馬番11番)、
ゴールドドリーム(馬番12番)、
モーニン(馬番15番)の6頭。30点×各100円で計3000円。2枚合わせて6000円です!
ここまで触れていない馬が入っています。
ラニ(馬番7番)は海外遠征から復帰しての2戦でいずれも敗れましたが、初戦は復帰初戦、2戦目は久しぶりの右回りを敗因とすれば、3戦目でガラリ一変は可能。
コパノリッキー(馬番11番)は気分よく走れるかどうかが重要な馬。外目から2番手追走は悪くない展開のはず。
アウォーディー(馬番2番)&武豊騎手の
プレッシャーをどう交わしていくのかが見ものです。
気になったけど最後に消した馬
「特選馬」は
アスカノロマン(馬番4番)。トップクラスの争いになるとやや決め手不足のイメージを拭えません。上りのかかる展開になってどこまでやれるか。
12月に入り、
「新語・流行語大賞」が発表され、年間大賞に
「神ってる」が選ばれてしまいました。広島カープファンとしてはうれしいのですが、
「2年連続野球関係の言葉が選ばれるのってどうなの?」と大いに思います。
「『神ってる』なんて流行ってないじゃん」という人の声を聞くと申し訳ない気分になります。まあ、授賞式で
鈴木誠也選手が
「自分が言った言葉じゃないので…」と謙虚に語っていたのが救いです。ただ、当コラムの回収率は大逆転が必要。
鈴木誠也選手の3戦連続決勝ホームランのように、3連単で連続ホームランをかっ飛ばしましょう! 「神ってる」成分のおこぼれを頂戴しますよ!
回収率…39.0%(目標100%)
特選馬の成績…[5.3.6.33]
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