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再開1週目で的中! 中山記念で連勝を狙います!
2017.2.25

2~3月は単勝or複勝強化月間!

おいーっす! …声が小さい! もういっちょ、おいーっす! 先週からの繰り越し金4000円を抱えている馬迷男八木たかおです!

いかりや長介さんのようなあいさつをした理由は、昨日(金曜日)に「8時だョ! 全員集合」のセットデザイン展という展示会に行ってきたからです。「全員集合」といえば日本のテレビ史に残るバラエティ番組ですから説明不要。

…とは思いますが、「放送されてたの、生まれる前です」というナウなヤング読者さんもいるはずなので少々説明。「8時だョ! 全員集合」ザ・ドリフターズが出演し、コントやゲストの歌などで構成されていた、かつての国民的人気番組。1969年10月から1985年9月まで、毎週土曜日の夜8時から放送されていました。平均視聴率の最高記録は50.5%。最盛期には40%~50%の平均視聴率を叩き出していたお化け番組です。

ザ・ドリフターズは知ってますよね? クレージーキャッツの後輩にあたるグループで、岸部清さんが初代リーダー。2代目リーダーが桜井輝夫さんで、3代目リーダーがいかりや長介さんです。…いや、「全員集合」を知らない人が「ああ! もともと『サンズ・オブ・ドリフターズ』だったあのグループね!」とは言いませんねw

えーっと、いかりや長介さん、加藤茶さん、高木ブーさん、仲本工事さん、志村けんさんの5人メンバーの時期がもっとも知られているグループです。志村けんさんは「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」に出ていた人です。今は「天才! 志村どうぶつ園」に出ている人です。「オレたちひょうきん族」には出ていなかった人です。どこまで説明すればいいですかね?

先日、たまたまインターネット上のニュース記事で、「全員集合」のセットデザイン展が東京・調布で開催されることを知って、「気になるなー。行きたいなー」と思っていたので、開催最終日の金曜日に駆けつけました。

会場内には、コントで使用されたセットの写真やデザイン原画、資料などが多数展示されていました。僕が「全員集合」を見ていたのは幼稚園直前から中学1年生くらいまで。ただただゲラゲラ笑いながら見ていましたが、今思えば、「全員集合」は各地の劇場やホールでの公開生放送というスタイル。しかも、それが毎週。

資料を見ると、セットの仕掛けや見た目などに関しては非常に細かい部分まで工夫されていました。さらに、コントによっては、オチでセットを一気に崩したり、本物の自動車がジャンプして建物に突っ込むなどの大掛かりな演出もありました。つーか、こんなセットを毎週作ってたの? しかも地方都市でも? 当時の関係者の情熱と仕事量を想像すると、主に関西方面で使われる最高の誉め言葉しか出てきません。「アホか…」

「全員集合」で初回から最終回まで舞台美術を手がけていたのは、当時TBSでセットデザイナーだった山田満郎さん。深夜に帰宅するのが常だったそうです。今だと完全な「ブラック企業」であり「ブラック番組」。マスコミ業界には現在も「ブラック企業」と言われる会社が多いように思いますが、当時は今と比べ物にならない状況だったかもしれません。ホンマにクレイジーやで…。

でも、クレイジーが生み出す作品って、常識から生まれる作品よりも人の心を大きく揺さぶることが多々ありますよね。現在のテレビ業界では予算面でももちろんですが、「働き方」を含めた環境面からも「全員集合」のような番組は制作できないのかもしれませんね。「ブラック」を推奨はできませんけど。「テレビがおもしろくなくなった」とよく言われますが、「クレイジー」な要素が減ったこともひとつの理由かも。表現の制約に関してもネットの方が「クレイジー」ですもんね。

でも今回、先人の圧倒的な情熱の一端に触れたことは貴重な体験でした。今後、自分の仕事にどう生かすかは考えていませんw

考えてみれば、競馬関係者も情熱が必要なお仕事。生き物に合わせなくてはいけない仕事ですから生活のペースは一般人とまったく違ってきますし、大きなケガとも常に隣り合わせ。

放送作家で台本を打っているときに大ケガしたなんて話、聞いたことないもんなぁ。移動中とか、打ち上げの際に酔っぱらって転んで、足や手の骨を折ったというのは時々聞くけどw あ、徹夜続きの時があるのは認めます。放送作家もちょいとブラックです。

先週は、そんな競馬関係者の皆さんが情熱を注いだ馬たちが出走した今年初の中央G1・フェブラリーSを予想しました。混戦とみていましたが、終わってみればゴールドドリームが完勝。②着のベストウォーリアとはクビ差でしたが、着差以上の強さを感じました。あんだけ強かったら、M・デムーロ騎手「ぶーん」と飛行機ポーズをしたくなりますわな。ただ、現状は左回りが合っているようなので、次走で右回りのレースに出走してきた場合はちょっと疑ってみてもいいかもしれませんね。

ベストウォーリアはこれで5走連続②着。G1に限っても南部杯、JBCスプリント、フェブラリーSと3戦連続②着。合わせ技でG1を勝ったことにしてあげたいですねw 安定した走りはお見事です。おかげで今年の初戦で的中させることができました

カフジテイクは追い込んで届かずの③着。直線を向いた時点で最後方。上がり3ハロン34秒9はメンバー中最速ですが、G1になると前の位置でもうひと脚使える馬がいますよね。今後大きいところを勝つには、器用さを身につけるか、展開が向くのを待つか、さらに末脚を磨くか。末脚に関しては究極に近いかもしれませんが…。

気になったけど最後に消した馬「特選馬」の2頭、モーニンは3番人気で⑫着、アスカノロマンは9番人気で⑮着。

モーニンはどうしたんでしょうか? 道中ずーっと追っつけられながらの追走。ムーア騎手のレース後のコメントでは、揉まれることを避けるために前へつけていったようですが、行きっぷりも悪いし、直線でも伸びない。スランプですかねぇ。

アスカノロマンも実力を考えると負け過ぎの印象。ポジションは悪くないように見えましたが、直線で失速。前半のハイペースが堪えたんですかね? でも、今回は4ハロン目と5ハロン目でややペースが緩んでいるので、そこでひと息入れられたような気もするんですが…。3年連続③着の快挙達成はなりませんでした。陣営は③着ではなく勝ちたいでしょうけどね。

そしてペースといえば、インカンテーションがハナに立ち、ニシケンモノノフが2番手につけるまさかの展開。予想していたミドルペースよりも速い前半3ハロン34秒0というハイペースになりました。このラップは昨年の34秒1とほぼ同じ。ただ今年の1000m通過は59秒0昨年よりも0秒6遅いラップです。ハイペースから途中で緩んだちょっとした乱ペース。2番手のニシケンモノノフが⑤着と頑張りましたし、⑥着も4番手を進んだケイティブレイブ。先行馬が壊滅したレースではありません。

崩れたのはベストウォーリア以外の旧勢力。世代交代の兆しなのか、ただ旧勢力が走らなすぎただけなのか。でも、揃いも揃ってねぇ…。

旧勢力でいえば、先週の当コラムは昨年のJRA賞最優秀ダートホースに輝いたサウンドトゥルーについてまったく触れていませんでした。レース前に「あっ…せめて少しくらい触れておくべきだったかも…」と思ったのですが、サウンドトゥルーは7番人気で⑧着。まあ、危険な香りをしっかり嗅ぎとれていたということでw

そんなわけで展開もペースもなんもかんも予想が外れたのに、馬券だけは的中するというラッキーパンチ。マグレでもいい。たくましく当たればいい。ただ、今年から発表することにした「予想の自信度」を25%と低く見積もったため、購入資金もわずか2000円。回収率こそ180%と上々のスタートですが、もっとガッチリ買っておけばよかった…。



まあ今週がんばりましょう! 中山記念で2連勝を目指しますよ! まずは読者の皆さんから届いた中山記念の狙い馬」をご紹介しましょう! 現在は単勝・複勝の馬券を購入しています。好メンバーが揃った注目レース。どの馬から入りましょうか? まずは単勝狙いのメッセージから。

疾風ウォルフさん
「フェブラリーSはスローと思いきや、最初の600mが34秒0という衝撃の展開(笑)。同コースのレコード(重)の時でも34秒5ですからねぇ…。ケイティブレイブには酷な展開でした…。今週もめげずに行きますよ(笑)。急坂コース適性、ヤネとの相性、斤量差、枠順、どれを取ってもリアルスティールよりはアンビシャスでしょう。12頭立て以下のレースも[1.2.1.0]とパーフェクト!! 地球の裏側まで走っても③着は外さないはず。馬券的には単勝です!! 」

シンゲンさん
「人気でしょうがアンビシャスを狙います。昨年、このレースでドゥラメンテとクビ差の2着。その時3着だったリアルスティールより今回1kg軽いのも有利。オッズを考えると単勝でしょうか」

昨年、G1を獲れそうで獲れなかったアンビシャス大阪杯がG1に格上げされたことを喜んでいる1頭でしょう。昨年の中山記念ドゥラメンテにクビ差及ばなかったもののリアルスティールを並ぶ間もなく交わして②着。昨年との違いは斤量が2kg増えて57kgになったこと。プラス材料ではないでしょうが、これくらいの増量なら大丈夫ですかね。

うめあにさん
「今週もデムーロでしょう! ネオリアリズムの単勝で大丈夫です!」

はんぺんさん
ネオリアリズムの単勝です」

メッセージには狙う理由も書いていただけると助かりますw でも、とにかくネオリアリズムなんですね。札幌記念モーリスを撃破して、マイルCSはゴール直前でごちゃごちゃしたものの③着を確保。力をつけています。前走・香港マイルは⑨着に敗れましたが、初の海外遠征ということで度外視してもいいかもしれません。今回は1枠1番。先行策をとるには絶好の枠に入りました。先行力で他馬を封じることはできるでしょうか。

海賊さんさん
「単勝でリアルスティールですね。ドバイターフ連覇をするための負けられない一戦です」

リアルスティールは昨年③着に敗れた後にドバイターフを勝っているので、「負けてもいい一戦」のような気もしますが、勝たないよりは勝った方がいいですねw がんばってもらいましょう。昨年はドバイターフを制した後に安田記念で⑪着大敗。なかやまきんに君風に言うと「おい、リアルスティール! どうなんだい? 走るのかい? 走らないのかい?」というやや評価を下げた状況で迎えた天皇賞・秋で7番人気②着好走。続くジャパンCは4コーナーで逃げるキタサンブラックを捕まえにいきましたが、及ばずの⑤着。この馬にとっては距離も少し長かったかも。今回はドバイを見据えた仕上げで、しかも斤量58kg。そのあたりは減点材料かもしれません。

ユッキーさん
「主力の馬は先が本番です。ここをメイチの勝負と見てヌーヴォレコルトの単勝で」

ヌーヴォレコルトは昨年の後半、アメリカと香港を転戦。アメリカでG3を勝ち、香港ヴァーズで④着と健闘しました。まだまだ力の衰えはなさそうです。しかし、一昨年に中山記念を勝っていますが、当時と今年のメンバーを比べると、今年の方が骨っぽい印象。また一昨年は4コーナーで内にこだわり、さらに直線でロゴタイプの内1頭分のスペースに潜り込むという岩田騎手の好騎乗が光ったレース。中間の調教からはメイチ感が伝わってきませんが、54kgの斤量とコース&レース実績でどこまでやれるか注目しようと思います。

続いては複勝狙いのメッセージ。かなり穴っぽい馬を狙っている読者さんもいますよ。

河津君落合さんから連絡あったなりか?(^^;;さん
ツクバアズマオーに期待します。この前G3を勝ったばかりですけど中山競馬場なら好勝負できると思います。ここも是非とも勝ってもらって暮れの有馬記念も勝ってもらって中山帝王の称号を得て欲しいです。単複三連単の軸にします」

ブルーさん
「八木さんしょっぱなからの的中おめでとうございます! 中山記念の狙い馬はツクバアズマオーの複勝です! 人気の実績馬たちは目標が先の休み明けが多いですし、使われている強みと中山得意のこの馬に! 単勝もありかと思いますが、万が一、他の人気馬が飛んでしまった時の複勝オッズの跳ね上がり期待とリスク回避で複勝で」

ツクバアズマオーディセンバーS中山金杯を2連勝。これまで中山では13戦して[5.2.2.4]。ここを勝って3連勝すれば「中山の鬼」の称号をゲットできそうです。この馬の場合は、他の有力馬と比べて、使ってきたアドバンテージがあります。他馬の仕上げが今ひとつだった場合には浮上する可能性は大。狙っておもしろい馬かもしれません。ただ、前売りオッズでは4~5番人気あたり。複勝も最高で2倍台半ば。中山コースで2連勝中なんですから、そりゃ売れますよね。配当的な妙味は意外と低いかも。

万爆ノリさん
「超大穴! サクラアンプルールの複勝で勝負~有力どころは休み明け、海外帰り、目標は先、で、小頭数は何気に荒れる。で、冬の上がり馬と継続騎乗の横典Jに期待」

すばる豪さん
サクラアンプルールを狙います。中山の高速馬場、中距離得意な父キンカメ×サンデーで仕上げが不十分な実績馬よりも、仕上げている当馬の方が走れるはず。兄サクラメガワンダーも6歳でも活躍しており、当馬も6歳で力をつけてきてるはず。買い方は複勝で狙います。G1馬が多く、勝ちきるまでは難しいと考えました」

配当の高さならサクラアンプルール。前走はオープン初挑戦の白富士Sで②着に好走。府中2000mの大外14番枠からのスタートで、直線で一旦先頭に立つ積極的なレース運び。最内1番から直線でも内を割った勝ち馬とクビ差なら勝ったも同然かもしれません。中央での初勝利が昨年1月の500万下。どうやら晩成の血が騒ぎ始めているようです。ただ、今回は相手にG1級がズラリ。馬券で狙うのはやや無理筋かもしれません。

ハカセセブンさん
マイネルミラノの複勝で勝負します。出走の有力馬は、休み明け、先を見据えた競馬になると思うので、無理な追い込みはないかなと思われます。枠も良いところですし、マイペースで先行すれば、前残りも有りと思います。ただ、過去は人気上位馬が勝っているのもあり、複勝で狙ってみたいと思います」

マイネルミラノは逃げるには好都合の2番枠を引き当てました。さらに今回は同厩・相沢厩舎クリールカイザーが2番手を確保できそうなメンバー構成。「相沢ライン」を引きながら、有力馬が後方でけん制し合えば、意外な結末が待っているかもしれません。

てぃむさん
「アンビシャスかリアル……と、言いたいところですがロゴタイプで中山なら外せないでしょう。複勝ですが(笑)」

ロゴタイプは昨年の安田記念で、皐月賞以来3年2ヵ月ぶりとなった勝利がG1制覇。でも、その後はもうひと押しの成績。あの安田記念ってロゴタイプが勝った安田記念じゃなくてモーリスが走らなかった安田記念という印象なんですよね。今回は斤量58kgを背負って、現役トップクラスとの対戦。先行力を生かしてどこまで。

恵那桜さん
ネオリアリズムの複勝です。好調デムーロ騎手が上手く先行させて3着以内に残すことを期待して!」

この原稿を書いている時点では、ネオリアリズムの複勝は2倍ちょうどから3.3倍。これは美味しいかも。でも、どうせこのあと売れちゃうんでしょ?

それでは展開を予想しましょう。逃げるのはマイネルミラノ(馬番2番)で、2番手はクリールカイザー(馬番11番)。ネオリアリズム(馬番1番)やロゴタイプ(馬番9番)が強引にハナを奪うレース運びはちょっと考えにくいので、すんなり相沢厩舎の注文相撲の形で収まりそうです。その2頭を行かせて、ネオリアリズム(馬番1番)、ロゴタイプ(馬番9番)、ヌーヴォレコルト(馬番10番)あたりが先行。中団にヴィブロス(馬番3番)、リアルスティール(馬番4番)、サクラアンプルール(馬番5番)、アンビシャス(馬番7番)、ツクバアズマオー(馬番8番)など。後方待機はヒラボクディープ(馬番6番)。

「相沢ライン」の2頭は、前半は遅めのミドルペースくらいで進めたいはず。瞬発力勝負を避けたいロゴタイプ(馬番9番)が早めに前に並びかけますが、この展開は、後続に脚を使わせたい「相沢ライン」の2頭も願うところ。3コーナー過ぎから一気にペースアップ。この展開に有力馬が対応できるかがポイントかも。瞬発力だけでなく、スタミナも求められる展開になりそうなので、中山コースの実績があった方がいいかもしれませんね

では買い目を発表します。アンビシャス(馬番7番)の単勝1点勝負!

で、今年からは買い目を示した後に、改めて自信度を0%~100%で発表! そのパーセンテージによって、購入資金を最低100円~最大6000円の範囲で決めるのですが、先週からの繰り越し金4000円と合わせて、今週は1万円を使い切らなければなりません。

今回の自信度は75%! アンビシャス(馬番7番)が昨年と同様のレース運びができれば、ここはチャンスのはず。不安点は仕上がりのみ。

気になったけど最後に消した馬「特選馬」ネオリアリズム(馬番1番)。展開的にはこの馬にとって絶好のような気がするのですが、中山コースは3戦して[0.1.0.2]という成績が気になります。ただ、この3戦は本格化前なので、今なら対応できるかもしれませんけどね。

「全員集合」の最後は、ザ・ドリフターズと登場したゲストがステージに並び、「ドリフのビバノン音頭」を歌いながら、加藤茶さん「歯磨けよ!」「宿題しろよ!」と子供たちに呼びかけるのがお決まりでした。競馬ファンに向けるなら「買い間違えるなよ!」「馬券失くすなよ!」「早めに買えよ!」みたいな感じですかね。「帰りの電車賃は残しとけよ!」「最後に消そうと思った馬も買っとけよ!」なども加えたいところ。では、今週は締めのあいさつも「全員集合」風に。また来週ー!

現在の回収率…180.0%(目標100%)
特選馬の成績…[0.0.0.2]

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