牝馬ファンディーナの快挙を信じる? 信じない!?
2017.4.15
4月は
ワイド強化月間!
どうも!
馬迷男・
八木たかおです!
まずはニコニコ生放送
「電脳賞・春」をご覧いただいた方、ありがとうございました! JRA-VANのデータを使った予想プログラミング競技会でありながら、人間臭さのあふれる展開の番組となりましたw おおむね好評だったようなので、次回の大会と放送がありましたら、またご覧ください。
さて、
皐月賞の当日は
「イースター」なんだそうです。最近は東京ディズニーランドのCMでおなじみ。名前だけは。で、どんなお祭りなのかウィキペディアさんで調べてみると、
「十字架にかけられて亡くなったイエス・キリストが三日目に復活したことを記念・記憶するキリスト教において最も重要なお祭り」。
「復活祭」なんだそうです。へー。クリスマスよりも重要なのかしら? あと、モアイ像は関係ないんですね。確かモアイ像がある島の名前がイースター島
(編注:発見された日がイースターだったからだそうです)。
そして
「イースター」の日は毎年変わるそうで、
「3月22日から4月25日の間のいずれかの日曜日」というルールなんだそうです。施行時期に1か月くらい幅がありますね。
「JRAが来年の日程を発表! 有馬記念は11月22日!」みたいな感じですかね? 全競馬ファンの頭の上に巨大な「?」マークが浮かびそう。
「イースター」と聞いて、
「あー、ちょっと前にそんな名前の馬が走ってたなぁ」と思って調べてみると、
エルコンドルパサー産駒の牡馬で、お母さんは
バプティスタ。
2005年京王杯2歳S②着、
2005年さざんかS①着、
2006年ディセンバーS①着などがあります。
「ちょっと前」と思いましたが、活躍していた時期は12年前。歳をとると
「ちょっと前」の幅が広がります。逆に近いことの方が思い出せません。昨日の晩御飯とか、今年の
東西金杯の勝ち馬とか。脳のメモリー容量がもういっぱいいっぱいなんでしょうか?
レジャー施設やコンビニ・スーパーなどの小売業はとにかく新しいイベントを導入するのが商機拡大の近道。最近の成功例は「ハロウィン」ですね。繁華街に仮装した人が集まるイベントとして定着しました。仮装した画像をお友達と撮り合って楽しめるので、SNS時代にばっちりハマった感じですね。
ただ、仮装をするのがめんどくさい、僕みたいな人にはどう参加していいのか分かりません。あのオレンジ色のカボチャからの連想なのか、ハロウィンの時期になるとカボチャの限定メニューが飲食店などに登場しますが、日本にはすでに、冬至にカボチャを食べる風習があります。被っている上、そもそもハロウィンはカボチャを食べるイベントではなかったはず。
一方、イースターでは、「死と復活」の象徴である卵をゆで玉子にして、彩色・装飾する「イースター・エッグ」なるものを作るそうです。きっと後で食べるんでしょう。
「ゆで玉子を食べるお祭り」。これは分かりやすい! 何を食べていいのか分からないハロウィンと比べると俄然、参加しやすいです。ハロウィン派か、イースター派かを問われれば、今後はイースター派と答えます。そんな質問があるのかどうかは知りませんがw
そんなイースター派の僕ですから、
皐月賞の後はゆで玉子に塩を振って、かじりつきながらビールをグビッ! いいですね。いや、「卵」ということなら、タラコや明太子もOKかも。馬券が当たったら、ちょっと贅沢にお寿司屋さんでイクラやウニまで手を伸ばしてみたいところ。「魚卵は違う」と言われるかもしれませんが、そんなこと言ったらクリスマスに鶏を食べるのもおかしな話。外国では七面鳥を食べるんでしょ?
異文化を上手にアレンジして導入するのが日本の得意技。
「イースターだから魚卵が特売!」 そんなポスターが近所のスーパーに貼られたとき、イースターが日本に根付いたと言えるのかもしれません。
皐月賞の後にイクラやウニにありつけるかが楽しみですが、その前に先週の
桜花賞を振り返っておきましょう! 勝った
レーヌミノルには申し訳ないのですが、
「ソウルスターリングが負けた桜花賞」として記憶されるかもしれません。
ソウルスターリングの敗因を探るなら、
「馬場」という項目が一番簡単かつ説得がありますね。阪神芝コースは前日そして当日第7レースまでの「重」から「稍重」へ一段階回復しましたが、「重」に近い「稍重」だったのかも。天気予報を見るともう少し早く回復しそうな雰囲気だったんですけどねぇ。
オークスでの巻き返しは十分ありそうですが、当日の馬場状態も気になります。
レーヌミノルは8番人気での勝利。前走・
フィリーズレビュー(②着)の追い切りで一杯に追って勝負気配を漂わせていたので、今回は評価を下げたのですが、それが失敗。スピードのあるタイプだけに、決して道悪はプラス材料ではないはずですが、先行することで馬場の比較的良いところを選んで走れた利があったように見えました。そして、そんなコース取りをさせた
池添騎手のエスコートも見逃せません。昨年は
シンハライトとのコンビで2センチ差の②着に敗れましたが、今年は見事な勝利でした。
リスグラシューは最後にグイッとひと伸びして②着を確保。勝ち馬の後ろにつけながら、直線を向いたところで離されたのが響きました。ただ、エンジンがかかってからはいい脚を長く使っているので、東京コースで行われる
オークスではより注目すべきかも。
気になったけど最後に消した馬
「特選馬」ジューヌエコールは12番人気で⑨着。スタート直後に力んで走っているような場面があったので、道悪馬場と相まってスタミナを消耗したのかもしれません。
僕の馬券は
ソウルスターリングと
ミスパンテールのワイド1点勝負でした。
ミスパンテールはブービー⑯着というまさかの大敗。直線でまったく伸びず。あのチューリップ賞②着はなんだったのか? これも道悪の影響だったんでしょうか…。
4月に入り、ワイドの難しさ
「ワイドの洗礼」を浴びていますが、そろそろ一矢を報いたいところ。
皐月賞での反撃を目指します! まずは読者の皆さんから届いた
「皐月賞の狙い馬」をご紹介していきましょう! 牝馬の挑戦が話題の中心ですが、皆さんの狙いは?
やっちゃんさん「先週は穴ぐさ馬に助けられました(笑) 皐月賞は
アウトライアーズで。皐月賞馬の血が黙ってません。お爺ちゃんお父さんの後押しが必ずやある事を信じます。穴ぐさに選ばれましたら頭からいきます! 」
すいーとえもーしょんさん「
アウトライアーズを狙います。中山は相性がいいと思いますし前走はレース間隔の差だと思います。ペースが上がって展開が向いてくれればなお良し。怪物少女の夢を砕く三代制覇に期待します」
単複職人さん「
アウトライアーズです。中山での3戦中、勝った2戦ではラスト2ハロン加速ラップを差し切る規格外の内容。中山でこんなラップ、勝ち方はなかなかありません。ひとつ叩いてここは盤石とみます」
シンゲンさん「
アウトライアーズが人気がなくて狙ってみたいですね。ひいらぎ賞の勝ちっぷりは良かったですし、スプリングSはトライアルとしては上々。何より戦績が複勝率100%、負けたレースは0秒1差という堅実型。スローペースしか経験のない有力馬もいて、その点でも心強いです」
てぃむさん「
アウトライアーズで。中山の田辺Jは信頼できると思います」
アウトライアーズは
スプリングSで②着好走。その複勝を当コラムで的中させた経緯があります。3走前の
百日草特別では
アドマイヤミヤビ、カデナを相手に回して僅差の③着と好走。相手なりに走れるタイプのようなキャラクターが見えてきたように思います。決め手はこのメンバーの中でも上位のはず。しかし、陣営のコメントではこの中間、妙に落ち着いているとか。ちょっと気になります。
ジャメンラーメンさん「
スワーヴリチャードに期待してます! 前走の直線の手応えが忘れられません」
万爆ノリさん「最近の王道ローテで枠もよし、
スワーヴリチャード軸のワイドで! 相手が牝馬以外なら5倍~20倍狙えるかな~」
ぴよこさん「結論。
スワーヴリチャードで勝負でしょう今ハヤリの共同通信杯ウイナーで、よりによって美味しいインコースの枠を引けたので四位さん思いきって下さい」
前走・
共同通信杯が強い勝ち方だった
スワーヴリチャード。直線で持ったまま先頭に立つ姿は力の違いを感じさせました。中山コースは今回が初めてですが、阪神芝内回り2000mで未勝利を勝ち上がっているので、こなせそうな気がします。
ハカセセブンさん「
カデナを軸にワイドを買います。弥生賞もスローペースとはいえ、差してきっちり勝ってくるのですから、このメンバーでも上位と思います。雨で中山の馬場も荒れてると思うので、そうスピード決着にならないように思います」
ちゅんちゅんちさん「
カデナからのワイドで的中狙います。トライアルを使い勝ってきているし、複勝率100%です。人気そこそこで福永JはG1の2、3着が多いので狙えます」
京都2歳S、弥生賞と重賞を連勝中のカデナ。特に前走・
弥生賞は
1000m通過63秒2のスローペースを外からねじ伏せました。今回も有力な1頭ですが、フルゲートの競馬は意外にも今回が初めて。多頭数の競馬でこれまで同様の脚を発揮できるかどうか。
「重箱の隅の隅」はこのあたり。
茶蔵さん「ここまで嫌われてたら喜んで
レイデオロ買う! LIVE観戦した葉牡丹賞はそれなりにインパクトあったし…」
海賊同盟さん「無敗で
皐月賞まで来たのが2頭いますが、自分のPOG馬のレイデオロに頑張って貰いたい」
昨年12月の
ホープフルS(①着)を観たときには、
皐月賞にもっとも近いと思わせた
レイデオロ。まさかその
ホープフルSからぶっつけ本番で
皐月賞に挑んでくるとは思いませんでした。約4か月の休養明けのG1挑戦は楽ではありませんが、能力の高さは証明済み。ただ、最大の目標をこの次に見据えたローテーションのような気もします。
5頭ボックスさん「ここは名牝誕生に期待! 勝ち馬は数十年出ていないが牝馬の
ファンディーナから!! この馬なら歴史に名前を残せそうです」
疾風ウォルフさん「皐月賞過去10年で逃げて馬券圏内に入った馬は3頭。この3頭には共通点があります。①前走逃げていない。②逃げずに重賞で連対経験がある。③逃げ切り勝ちがある。今年該当馬が一頭だけいます。その名は
ファンディーナ。逃げ切りでの69年振りの快挙が見たいです」
皐月賞の主役に躍り出たのが牝馬の
ファンディーナ。3戦3勝の成績は、その勝ちっぷりがいずれも圧巻。強い牡馬と馬体を接するようなレースになったり、揉まれた際のメンタル面がどうかの不安点はありますが、牡馬クラシック制覇の大仕事をやってのけそうな大きな魅力も感じます。
に・・・にしさん「
ウインブライトにします。過去2年みたいな馬場ならまず狙えない馬ですが、今年は過去2週が全く脚を溜めても不発に終わる馬場だったので馬場が回復しなければ向くと思います」
きっちょむさん「
ウインブライトの勝利に期待してます(勝ち負けだと思ってるのでワイドの軸に最適)。07年ハナ差で悔し涙を流した松岡騎手、久々のチャンス!今年は勝って号泣しちゃってください」
ウインブライトは
スプリングSを快勝して2連勝。ここへ来て、能力を発揮し始めた感があります。前走・
スプリングSは大外から捲り気味に他馬を飲み込んでの勝利。ちょっと強引にも見えましたが、
松岡騎手が馬のリズムを優先した騎乗だったのでしょう。外枠(8枠17番)に入りましたから、今回も前走と同様のレース運びになりそう。前回と違うのは相手が強くなる上、多頭数の競馬。前走と同じレース運びでどこまでやれるでしょうか?
tytさん「
プラチナヴォイス。スプリングステークスの負け方が良いですね。近年のスプリングステークスの傾向から、距離延びて台頭する負け方では? 母系は勿論、父系からも今の荒れ馬場はプラスなのでは」
たーもーさん「
アメリカズカップから。ペースは落ち着きそうだし、馬場も問題ないだろうし、先行押しきりを期待」
Nasuさん「ここは当初から決めていた
アダムバローズから行きます。前走は速い流れを先行して押し切っており強かったと思います。過去10年ではヴィクトリーやウインフルブルームが若葉Sで似たようなレースをしていて本番で穴をあけているので、同馬にもチャンスありと見ます。人気もなさそうですしね」
うめあにさん「
トラストから! 厳しい競馬になるのは分かっていますが、ずっと応援してきた馬なので、頑張って欲しい!」
少数意見となった馬の中に、先行力を持った馬が複数。
皐月賞で穴っぽいところを狙うなら先行馬を馬券に入れておきたいですね。
アメリカズカップが敗れた前々走・
朝日杯FSは出遅れが響いたもの。マイルの距離も少し短かったかもしれません。2000mくらいの競馬が向きそうなイメージはあります。
アダムバローズは
若駒S、若葉Sと2000mのオープン特別を2連勝。相手は一気に強くなりますが、先行力は魅力。今回はハナに立ってレースを引っ張る可能性もありそうです。
そして今回、読者さんの支持をもっとも多く集めたのはこの馬!
ブルーさん「狙い馬は
ペルシアンナイトです! 道悪で伸び一息の前々走から鮮やかな変わり身を見せた前走が圧巻の内容! ハービンジャー産駒で今のパワーがいる中山の馬場が合いそうです。何より中山G1得意のデムーロ騎手の手腕に期待します」
ミノッチさん「ワイドで穴を狙うなら
ペルシアンナイト辺りはいかがでしょうか? アーリントン勝ちに加え、母系はG1勝ち馬も出てる優秀な血統ですし、ここで馬券圏内に来ても何ら不思議ない馬だと思います。もちろん私も買います! 」
ピロミさん「
ペルシアンナイトがいいと思います。ハービンジャー産駒で中山の荒れた芝が合いそうで3着以内にくるかと思います。混戦模様なので騎手の腕にも期待しています」
色気無しババアさん「皐月賞といえばデムーロ。
ペルシアンナイトで。スタート出遅れは怖いけど」
たいそんさん「
ペルシアンナイト! デムーロ騎手が理由のほとんどですが前走アーリントンカップの勝ち方が目をひきます!三冠全レースで期待してます!」
ペルシアンナイトが鞍上込みで高く評価されています。前走・
アーリントンCを完勝。直線を向いたところで馬群の外から楽に抜け出して、あとは後続に差をつける一方。瞬発力と総合力の違いを感じさせました。2000m戦は初挑戦ですが、行きたがるタイプではないので距離の融通は利きそう。
皐月賞職人、
M・デムーロ騎手の手綱さばきにも注目です。
それでは展開を予想しましょう。ハナを狙うのは最内枠を引いた
マイスタイル(馬番1番)と
アダムバローズ(馬番15番)。どちらがハナに立つのかは微妙ですが、競り合いはなさそうです。
ファンディーナ(馬番8番)、
プラチナヴォイス(馬番9番)、
アメリカズカップ(馬番12番)、
クリンチャー(馬番16番)、
トラスト(馬番18番)が先行グループを形成。中団に
スワーヴリチャード(馬番2番)、
カデナ(馬番4番)、
レイデオロ(馬番5番)、
アウトライアーズ(馬番6番)、
ペルシアンナイト(馬番7番)、
ウインブライト(馬番17番)。後方待機は
サトノアレス(馬番13番)。
ペースは
ミドルもしくはやや速めのミドル。淡々と流れますが、注目は仕掛けのタイミング。先行する
ファンディーナ(馬番8番)が、中団の有力馬よりも先に仕掛ける可能性もありそう。瞬発力だけでなくスタミナや底力も求められる厳しいレースになりそうです。
では買い目を発表します! ワイドで
ファンディーナ(馬番8番)からの流し馬券。相手は
マイスタイル(馬番1番)、
スワーヴリチャード(馬番2番)、
ペルシアンナイト(馬番7番)の3頭。
ここまで触れていない
マイスタイル(馬番1番)は前走・
弥生賞を8番人気で2着と好走。初めての逃げで結果を出しましたが、本来は控えても競馬ができるタイプ。最内枠から行けそうなら行って良し、他馬が行きたがれば控えて良し。ペースが速くなりそうにない展開で、最内枠から他馬の出方によって戦法を変えられるのは大きな強みになりそう。粘り込みに期待します。
軸の
ファンディーナ(馬番8番)は
つばき賞を観たときに、
「これが今年のダービー馬か?」と思ったものの、あとで
牝馬と知って愕然とした馬。
ドゥラメンテが勝った
セントポーリア賞を観たときと同じくらいの衝撃を受けたのだから、性別を間違っていましたけど自分の感覚を信じますw
今回の自信度は75%! 軸の
ファンディーナ(馬番8番)さえ好走してくれれば、なんとかなりそうな気がするんですがどうでしょう。
各2000円×3点の計6000円で勝負です!
気になったけど最後に消した馬
「特選馬」は
レイデオロ(馬番5番)。やはり約4か月ぶりでのG1挑戦が気になります。能力の高さは認めつつも、今回は馬券から外します。
人気薄の
マイスタイル(馬番1番)への資金配分が厚過ぎる気がしなくもないですが、これが来ればかなりの払い戻しが期待できそう。
お寿司屋さんでイースター! 魚卵三昧も夢ではありません! プリン体は気になりますが、
皐月賞の勝利とイースターをしっかりと祝いますよ!
「ガールズジョッキー」公式サイトhttps://girlsjockey.jp/
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