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春シーズンの締めくくり・宝塚記念は“疲労”がカギに!?
2017.6.24

6月は馬単強化月間!

どうも! 馬迷男八木たかおです!

最近の話題といえば、政策秘書への暴言が流出した議員…もそうなんですが、あの音声は聞けば聞くほど気分が滅入るので、そっちじゃない方。将棋界のホープ・藤井聡太四段宝塚記念の翌日・26日に将棋の歴代最多連勝新記録となる29連勝をかけた対局が行われるそうです。宝塚記念と同じ日でなくてよかった。藤井四段が勝っても負けても、話題を全部持っていかれるところでした。

将棋に限らず、新星の登場はどの分野でも注目されます。プロ野球でもルーキーの活躍は話題。今年は中日ドラゴンズの京田選手や埼玉西武ライオンズの源田選手など、野手のルーキーの活躍が目立っています。

大相撲でも最近は宇良関石浦関が人気。小兵ながら大きな体格の力士と互角以上の取り組みをみせる姿に、声援が送られています。

で、競馬界に目を向けると、新人騎手があまり目立っていない状況。昨年、藤田菜七子騎手のデビューが大きな話題となりましたが、あれはJRAで16年ぶりとなる女性騎手が珍しがられたためで、決して成績によって注目されたものではありませんでした。

おととしにJRA所属となったM・デムーロ騎手ルメール騎手「史上最強の新人騎手」と呼ばれましたが、彼らを度外視すれば、競馬の世界で新人騎手が成績によって大きな話題になったのって三浦皇成騎手が91勝を挙げて、武豊騎手が持っていた新人年間最多勝記録を更新した時以来なのでは? 三浦騎手の活躍は2008年のこと。もう9年前。宝塚記念に出走するヒットザターゲットが生まれた年の出来事です。多くの月日が流れました。今回は内枠に入れませんでしたが、がんばれヒットザターゲット

4月に松山騎手皐月賞でG1初勝利を飾りましたが、彼は今年で9年目。他の競技なら中堅となる世代。競馬は他の競技よりも若手が台頭しにくいことは十分承知していますが、なんとか若手騎手が目立てる環境を整えてあげることはできないものでしょうか?

でも、それは決して新人騎手限定のG1レースを創設するようなことではなく、トップジョッキーたちと同じ舞台で渡り合って掴み取っていただかなければなりません。若手にチャンスを。そしてミスを必要以上に責めない環境を。大田泰示選手をのびのびプレーさせてようやくブレイクさせた北海道日本ハムのような人材育成が理想なのかもしれません。

先週は前途有望な若駒たちがダートで競い合ったユニコーンSでした。サンライズノヴァがそれまでの勝ち切れなさを払拭するかのように、4馬身も突き抜ける完勝。昼すぎから降り始めた雨も、この馬に味方したのかもしれません。今回は戸崎騎手が鞍上でしたが、前走までは4年目の松若騎手とのコンビでした。松若騎手は悔しいでしょうが精進してもらいましょう。

②着のハルクンノテソーロは出遅れて、スタート直後は最後方となってしまいましたが、そこからのレース運びがお見事。内々を回りながら、直線で外へ持ち出して末脚を発揮させました。田辺裕信騎手も今年で16年目。さすがの手綱さばきでした。出遅れは残念でしたが、力は出し切れたのでは?

①着馬も②着馬も馬券に入っているが軸がいない! アンティノウスは⑦着で、リエノテソーロと同着。直線を向いたところでは、内にハルクンノテソーロ、外にサンライズノヴァがいて、悪くない位置取りだったはず。レース後のルメール騎手のコメントによると道中で行きたがってしまったとか。気持ち良さそうに走っていたんですけど、もう少し我慢できれば良かったんでしょうね。「若さ」とは勢いがある一方で抑えがきかないもの。馬券的にも困りますし、総選挙のステージで突然「素直に気持ちを伝えたい」からと結婚宣言されてもファンの方が困るでしょう。アンティノウスと須藤さんは我慢してください。

馬券に入れた他の馬たちはサンライズソア③着、サンオークランド④着、リエノテソーロ⑦着、サヴィ⑬着という結果だったんですが、驚いたのがサンオークランドの末脚。9番人気の馬がゴール前で一気に伸びて、3番人気のサンライズソアにアタマ差まで迫りました。当コラムで狙い馬として挙げられた読者さんがいらっしゃったことから注目して馬券に入れたんですが、3連複や3連単勝負だったら直線で盛り上がってしまったはず。読者の皆さんの中にもゴール前で絶叫した人がいそうですねw

気になったけど最後に消した馬「特選馬」ウォーターマーズは7番人気で⑥着。直線に懸ける競馬で末脚を伸ばしましたが、前が止まらず。この馬の場合は雨が不利に働いてしまったかもしれません。



ついこの前、東西金杯があったと思ったら、もう宝塚記念です。この調子だと今年も気づいたら有馬記念。年の瀬に思いを馳せる前に、まずは上半期をキレイに締めくくりましょう。宝塚記念の狙い馬」のメッセージをどっさりいただきました。ありがとうございます! 一強ムードが漂う中、それに乗るのか? それとも抗うのか? 皆さんのジャッジはいかに?

赤い靴さん
キタサンブラックです。天皇賞春の驚異的なレコードタイムで疲れは心配ですが、それでも力は一枚上。名手武豊Jとのコンビで最近の強さから負ける姿がイメージできないですし、ここは2着探しのレースになると思います」

いちひでさん
キタサンブラック頭で。3連単外さん」

五頭ボックスさん
「ここはキタサンブラックしかないですね…他に勝てそうな馬が見当たりません」

シンゲンさん
キタサンブラックの1着づけがお薦めです。大半の馬と勝負付けがついた印象です。雨で馬場が渋っても、多少の道悪はこなせるはずで逆転は難しいと見てます」

ロボ46さん
「軸はキタサンブラックで仕方なしですね。キタサン頭の馬単でいいでしょう! 2着固定で買おうとしている、スケベ心丸出しの人はハズします…ご注意を!」

ニシリーナさん
キタサンブラックがかなりの確率で連には絡むでしょう。しかし、馬単で頭に固定しても馬連とオッズは変わらないのでは? それならキタサンブラックの2着固定でどうですか? 勝つ可能性があるなら4歳馬でしょう」

万爆ノリさん
「2着固定でキタサンブラック!」

当方、スケベ心全開で生きています。なるほど、キタサンブラック②着固定という作戦もありますね。前日最終オッズでは馬単キタサンブラック②着で配当がもっとも低い組み合わせは、①着ミッキークイーン→②着キタサンブラックの16.9倍。さすがに結構つきますねw

実績だけでいえば、他の10頭とは完全に勝負付けがついている印象があるキタサンブラック。普通に回ってくれば勝てそうな気がしますが、では今回、普通に回って来れるんでしょうか?

まず気になるのは雨。土曜の阪神は曇り空でしたが、天気予報では土曜夜から日曜にかけて降水確率が高くなっています。キタサンブラックって道悪よりは良馬場の方がいいですよね。

あと、僕がもっとも気になっているのは疲労天皇賞・春のタイムがあまりにも速すぎると思うのです。そして、その天皇賞・春は⑤着までの馬がディープインパクトのレコードタイムを上回っていました。ペースの違いはあるでしょうけど、時計が出過ぎる馬場だったということも言えそうです。

その証拠に、天皇賞・春当日の第8レース・鷹ヶ峰特別(1000万下)では逃げ切ったレッドリーガルの勝ち時計が1分20秒0。また②着から④着までの馬のタイムが1分20秒1。1000万下としてはかなりの時計が出ています

キタサンブラックの能力が高いことは認めても、その能力をひょっとしたら超えるほどのスピードを強いられたということであれば、馬体に負担がかかって当然。実際、天皇賞・春では最終追い切りがCウッドで強めに追われているのに対し、今回の最終追い切りはCウッドで直線のみ仕掛けられる内容。やや軽くなっています。春3戦目なのですでに仕上がっているのかもしれませんが、付け入る隙はないでしょうか? ぜひ付け入らせてください!

そらぱぱさん
「狙うはミッキークイーン。父ディープ、道悪巧者、前走ヴィクトリアマイルは1番人気を裏切った形になりましたが、マイルでは短すぎたイメージ。それでも0秒5差なら今回期待できます。阪神競馬場はまだ高速馬場で、あまり傷んでないので先行馬有利。流れれば2着にハマるかと思います。ブラックはマークされる側。最後に坂があり道悪となれば頭はないとみます。あわよくば馬券外とみます」

ピロミさん
ミッキークイーンを狙いたいです。阪神6戦6連対、ディープ牝馬、池江厩舎と狙える要素が多いと思います」

ハカセセブンさん
ミッキークイーンを軸にします。阪神は相性も良く、重馬場も苦にしないと思います。キタサンは確かに強いと思いますが、雨が降れば、重馬場に戸惑うかもに期待したいと思います」

うめあにさん
「キタサンブラックが絶対王者ですが、最近の宝塚記念といえば牝馬! ミッキークイーンが相性の良い阪神で突き抜けてくれるんじゃないでしょうか!」

ミッキークイーンは阪神芝コースでこれまで6戦して[3.3.0.0]のパーフェクト連対。前走・ヴィクトリアMは⑦着に敗れましたが、適距離は2000m前後のはず。距離延長は歓迎でしょう。牡馬の一線級との戦いでは、おととしのジャパンCで⑧着・勝ち馬から0秒3差、昨年の有馬記念で⑤着・勝馬から0秒4差。大きく負けていません。コース適性を存分に発揮できれば好戦可能とみます。

宝塚記念は最近、牝馬の好走が続いていますが、よく理由がわかりません。これは推測ですが、馬場が荒れる時期なので、2kgが効くんですかね?

Nasuさん
「穴はミッキーロケットですね。前走は掲示板外に負けましたが、阪神コースでは、昨年の神戸新聞杯でサトノダイヤモンドと接戦をしており、ここでも実力は上位と思われます。それなのに人気になりそうに無いので、今回は買いでしょう!」

茶蔵さん
「ちゃんとスタートしてくれたらミッキーロケットでいいと思われる…2戦連続で裏切られてるけど3度目の正直で! ここでも裏切られたらもう2度と買わないくらいの意気込みです!! 」

買う側の意気込みが馬に伝わるかどうかはわかりませんが、ミッキーロケット陣営も今回はチャンスがあると踏んでいるのでは? 2200mあたりの中距離がどんぴしゃの馬というイメージ。そして3走前の日経新春杯を勝ったように休み明けでも力を出せるタイプ。天皇賞・春をパスしたことで、他馬よりもフレッシュな状態で臨めることも好材料です。

ぶーのたーはさん
シャケトラでいきます☆大本命を倒すのならやはりルメールさんしかいません!! あのディープインパクトの有馬記念の再現を期待します☆」

に・・・にしさん
「この1年でキタサンブラックに先着した3頭の共通点を探ってみると、全て前走が今回より長い距離を走ってきた短縮ローテの馬だったということが分かりました。そして今回は人気になりますけど、前走力を出しきれず700mの距離延長という不利なローテで走ったシャケトラの巻き返しという結論に落ち着きました」

シャケトラは3走前の日経新春杯(②着)でミッキーロケットをハナ差まで追い詰め、前々走・日経賞で重賞初制覇。その勢いで乗り込んだ天皇賞・春では⑨着と返り討ちに遭いましたが、適距離ではなかったはず。度外視してもいいでしょう。このところの成長度ではメンバー随一。今回コンビを組むルメール騎手とのコンビで、宝塚記念と同距離・同コースの1000万下・境港特別を勝っていることも魅力です。

やす馬王さん
レインボーラインからの馬単で狙います。日曜日の関西は雨予報、ステゴ×フレンチ×アンバーはまさに道悪の鬼配合です。前走だけで大きく人気を落とすようならここは狙い目だと思いますよ」

バンカフェさん
「JRAのCMにヒント、そっちかよー、のフレーズで、キタサンブラックでなくて、レインボーライン。色違い、黒でなくて七色」

善戦マン・レインボーライン天皇賞・春は⑫着と大敗。まあ、あのスピード競馬が向かなかったと考えるべきでしょう。今回はレコードが出るような競馬にはならないはず。上がりのかかる競馬になればしぶとさを発揮できるかもしれません。

シナさん
ゴールドアクターです。キタサンブラックを除けば、急坂コースのG1で好走歴のある唯一の馬であるともに、今回はいよいよ、凡走を重ねていたふた桁馬番の呪縛から逃れ、好走歴の多いひと桁馬番に入ったことが理由です。しかし、突き抜けるイメージはないので、キタサンブラックとの馬単2着付けで勝負です」

ゴールドアクターはここ最近の成績がイマイチ。おととしの有馬記念までの勢いが凄まじかっただけに、ちょっと寂しく感じます。ただ、ここは適距離の一戦。そして出走メンバー中でキタサンブラックに先着して勝ったことがある唯一の馬。復活はあるでしょうか?

すばる豪さん
スピリッツミノルを馬単軸にします。うまく逃げられれば、あれあれれ、的な感じで粘りこめれる可能性があります。重馬場にも適性があり、十分ジャイアントキリングもあり得るとみました」

スピリッツミノルの実績を見る限りはG1では苦戦しそう。逃げのイメージがありますが、菊花賞出走後、逃げる競馬を一度も試みていないんですよねぇ。逃げてもすぐ後ろにキタサンブラック。重圧たっぷりの逃げです。来れば大穴ですけどねぇ。

それでは展開を予想しましょう。この組み合わせなら、キタサンブラック(馬番10番)が外枠からすっとハナに立ちそう。

ゴールドアクター(馬番2番)、クラリティシチー(馬番4番)、シュヴァルグラン(馬番5番)、サトノクラウン(馬番11番)あたりが先行グループ。

中団にミッキーロケット(馬番1番)、シャケトラ(馬番6番)、ミッキークイーン(馬番8番)など。

後方待機はヒットザターゲット(馬番9番)。

キタサンブラック(馬番10番)は昨年の宝塚記念では、稍重で1000m通過59秒1のラップを作って③着。あれはちょっと速かったかも。今年はもう少しペースを落とした逃げになりそう。ただ、瞬発力勝負は避けたいはずだし、直線の短い内回り。3コーナーと4コーナーの中間あたりから徐々にペースが上がって、後続に脚を使わせる競馬を作りそう。キタサンブラックに勝つ馬を探すなら、その仕掛けについていく馬よりもワンテンポ遅らせて脚を使う馬にチャンスがありそうな気がします。

では買い目を発表します! 馬単フォーメーションで①着欄にミッキーロケット(馬番1番)、シャケトラ(馬番6番)、ミッキークイーン(馬番8番)の3頭。②着欄にミッキーロケット(馬番1番)、ゴールドアクター(馬番2番)、シャケトラ(馬番6番)、レインボーライン(馬番7番)、ミッキークイーン(馬番8番)、キタサンブラック(馬番10番)の6頭。

今回の自信度は70%! 人気も実力も圧倒的な馬に、「疲労が残っているのでは?」という推測を武器に挑むのですから不安はあります。でも、キタサンブラック(馬番10番)①着付けで買うよりは「夢がある」と自負しております。15点×各400円で計6000円です!

気になったけど最後に消した馬「特選馬」シュヴァルグラン(馬番5番)とサトノクラウン(馬番11番)の2頭。

シュヴァルグラン(馬番5番)も天皇賞・春ディープインパクトのレコードタイムを上回りました。キタサンブラック(馬番10番)に疲労が残っていると推測しているのですから、この馬も同様の理由。実績が圧倒的なキタサンブラック(馬番10番)はそれでも②着に残るかもしれませんが、シュヴァルグラン(馬番5番)は消しました。

馬券に入れているゴールドアクター(馬番2番)、シャケトラ(馬番6番)、レインボーライン(馬番7番)も天皇賞・春組ですが、彼らはレコードタイムを上回っていないので、自身の限界を超える走りをしていないと判断しました。

サトノクラウン(馬番11番)は大阪杯(⑥着)のあとのM・デムーロ騎手「内回りコースが合わない」というコメントが気になります。なのに前日最終オッズでは単勝2番人気。好走したら、「あのコメントは何だったんや!」ということになりますけどねぇ。

新たなスターの登場は期待したいところですが、そのスターを輝かせるためには大きな壁が必要。宝塚記念キタサンブラック(馬番10番)のような。時間はかかるでしょうし、そんなにポンポン登場するようなものでもないでしょうけど、若手騎手の皆さんに注目していきたいです

「ガールズジョッキー」公式サイト
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「ガールズジョッキー」公式ツイッターアカウント
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http://www.agqr.jp/

現在の回収率…53.9%(目標100%)
特選馬の成績…[3.0.0.16]

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