今の中京ダートは前有利ですが…プロキオンSで狙うのは!?
2017.7.8
7月は3連複強化月間!
どうも! 先週からの持ち越し金3000円を持っている馬迷男・八木たかおです!
今シーズンも順調に野球観戦を続けています。ここまで22試合。昨年の年間60試合には及びませんが、今年も暇にまかせて、そこそこのハイペース。神宮球場で観ていた昨日(金曜)の9回表はお祭り騒ぎでした。年に一度、あるかないかの大逆転。大万馬券が引っ掛かったような試合でした(編注:5点差を逆転しました)。
勢い余ったのか、ネット上では恐らく若手のカープファンの皆さんによる「今年もリーグ優勝だー!」「今年こそ日本一だー!」という書き込みが見られますが、年季の入ったカープファンは「まだ信じない…」のスタンス。なんなら昨年の優勝もまだ信じていません。「あれは何かの間違い…」今シーズンも精神修養が続いています。
カープファンの応援スタイルといえばスクワット応援が有名ですが、年間に数十試合も観戦していると、周囲と一緒に応援するというよりも独自の観戦スタイルが定まってきます。僕はひとり、じっと座って、配球や作戦に思いを巡らすのが好き。「このバッターに前の打席でヒットを打たれた球は内角のストレート。ならば変化球中心の組み立て。まずは内角にツーシームで飛び込んで、直球と同じ感覚でバットを出してくれれば内野ゴロ。見逃せば、次は外にスライダー・カット系…」などと考えながら観ています。スクワットしている暇がありません。
先週の日曜日もマツダスタジアムで自分のスタイルで観戦。すると、僕のすぐ後ろに座っていた男性3人組がとにかく声が大きい。敗色濃厚な中で「わざわざ奈良から広島まで見に来てんのに、なんでこんな試合やねん」というボヤく声も大きければ、行きつけの店のお姉さんがかわいいと話す声もにぎやか。なにより、その大声の会話に周囲の人を意識した「俺ら、おもろいこと言うてるやろ」感がみなぎっていることが厄介。関西に限らず、「自分のことを『おもしろい』と思っている人」が僕は苦手なのです。
でも、よーく考えると、この人たちは仕事上のストレスを球場という楽しい場で、大声で話をすることで発散しているんですよね。後ろの男性のお仕事はどうやら学校の先生。「修学旅行の引率がめんどくさい」という声が、聞かなくても聞こえてきましたw 今の時代、教師は何かと大変ですよねぇ。声のうるささは迷惑でしたけど、そう考えると同情の余地もあります。
そして飛び出した鈴木誠也選手の逆転スリーラン。球場を埋め尽くしたカープファン同士がハイタッチをする中、僕もその声の大きい男性とハイタッチ。野球ってステキw
試合後のその男性、「今年のカープはチケットがなかなかとられへんから、今年最後の観戦やわ」と言って奈良へ帰っていきました。1年に一度来る人も、毎試合のように観戦する人も、それぞれのスタイルで楽しめばいいんですよね。次にチケットがとれた時は、また球場でストレス発散してください。
一方、競馬で考えてみると、競馬場では周囲の見知らぬ人と一緒に喜びづらいですよね。購入している馬券が違いますし、そもそも、その周囲の人たちとお金の奪い合いをしているのが馬券の仕組み。いずれ凱旋門賞を日本馬が勝つときは、そんな空気になるんですかね?
さて、先週のラジオNIKKEI賞は波乱の決着。レース後に競馬場やWINSで「イエーイ!」とハイタッチを求めても、応じてくれる人は少なかったはず。セダブリランテス&石川裕紀人騎手は人馬ともに重賞初勝利。先行策から4コーナー手前で前に並びかけて、最後までしっかり脚を使う正攻法での勝利。3連勝で重賞まで手が届きました。秋が楽しみになりましたね。
デビュー4年目の石川騎手は先週の時点で通算114勝。若い騎手の中でもうまいイメージがあったので、もっと早く重賞を勝っても不思議ではありませんでしたが、時間がかかりました。でも、今回の勝利がいいアピールになるはず。いい馬にどんどん乗せてもらってください。
②着のウインガナドルは大方の予想通りの逃げ。1000m通過59秒5のミドルペースでレースを引っ張り、最後までよく粘りました。53kgの軽ハンデも生きたかもしれませんね。
いい脚を見せたのが9番人気で③着のロードリベラル。最後方追走から4コーナーで大外を回る粗削りなレース運びでよくがんばりました。現状は馬群に入れない方が能力を発揮できるようですね。こんなに激変すると思わなかったのでノーマークでした。ただ、力はあっても、展開に注文のつく馬。今後、人気を背負った時には馬券での扱い方を工夫したいと思います。
気になったけど最後に消した馬「特選馬」の2頭、クリアザトラックは3番人気で④着、ライジングリーズンは5番人気で⑪着。
クリアザトラックは江の島特別(1000万下)の時に道中でやや行きたがっているように見えたことを不安視したんですが、今回も力んでいたようです。精神面の成長を待ちましょう。
ライジングリーズンは一番速いスタートを見せました。ただ、それが裏目に出たのかも。初めて先行する競馬を経験しましたが、直線で脚を使えませんでした。現状は折り合いを重視して、末脚にかけるレース運びの方が向いているのかもしれません。距離もちょっと長かったかも。
僕が期待したサトノクロニクルは1番人気で⑥着。4コーナー手前で仕掛けた時も行きっぷりが悪く見えましたし、直線でも脚を伸ばせず他馬に前に出られて進路が狭くなるシーンがありました。すっと反応できなかったあたり、ハンデ57kgが影響したかもしれませんね。
そのほか、馬券に入れた馬たちの結果は、セダブリランテス①着、ウインガナドル②着、マイネルスフェーン⑤着、バルベーラ⑦着、ビービーガウディ⑧着、ニシノアップルパイ⑫着。まあまあいい感じですが、軸が違っては話になりません。唯一の光明は、投資金額を抑えたこと。今週は持ち越し金3000円を加えた総額9000円で勝負します!
そして今週も福島でハンデ戦・七夕賞が行われますが、先週のラジオNIKKEI賞でハンデ戦の難しさを改めて思い知りました。僕が手を出すのはまだ早いようですw そこでターゲットレースは中京のプロキオンSに決定。別定戦、大歓迎! …原稿を見直すまで、「阪神のプロキオンS」と書いていたのは内緒です。プロキオンSっていつから中京開催になったんだっけ? 2012年から? 時代は刻々と変化しているのですよ。
それでは読者の皆さんから届いた「プロキオンSの狙い馬」をご紹介。今回は、馬券の軸にしてもおかしくないエイシンバッケンが筋肉痛によって回避。これはレースに大きく影響しそうです。どうなりますかね?
色気無しババアさん
「若手の荻野極ジョッキーに期待してアキトクレッセントから買います」
ライスシャワーさん
「極の逃げ切りに期待してアキトクレッセントで」
万爆ノリさん
「アキトクレッセントに期待します。先週の中京逃げ先行天国に乗る! 有力馬は後ろから、極騎手は何気に逃げいいです」
最近、若手騎手に注目している当コラム。荻野極騎手にもがんばっていただきたい。そんな荻野騎手の逃げに期待している読者さんが多いようです。アキトクレッセントは前々走の準オープン・鎌倉Sを逃げ切り、前走・欅Sを先行から②着。好調のようです。ここも能力を発揮できれば好勝負必至。問題は、他馬との兼ね合い。内に入ったベストマッチョやすぐ外のトウケイタイガー、ナンチンノンあたりもハナをうかがいそうな組み合わせ。アキトクレッセント自身は前走で逃げなくても競馬ができることを見せましたから、他が速ければ控える可能性もありそう。その時にどんなレースができるか。馬券の軸にするには、やや危険な気もします。
うめあにさん
「最後必ず差してくるキングズガードで勝負!」
シンゲンさん
「キングズガードを軸にしたいです。このレースは休み明けより、交流重賞やオープンを好走してきた馬が好成績をあげています。左回りが未勝利なのは気になりますが、叩き2戦目・前走より2キロ減・得意の1400なら馬券に絡んでくれそうです」
キングズガードは昨年のこのレースで勝ったノボバカラから0秒1差の③着。左回りは未勝利ですが、頭から狙わない限りは気にしなくてもいいかもしれません。3走前のG1・フェブラリーSで⑪着と崩れた以外は安定した成績を収めています。しかも前々走・黒船賞②着、前走・天保山Sを連続②着。好調の馬に期待する手はありそうです。
河津君総帥なら軸はなんなりかね!さん
「カフジテイク軸で行きます。追い込み一辺倒の脚質ですか中京競馬場なら馬券対象内には来てくれると思います」
人気を背負うことになりそうなカフジテイク。前々走・フェブラリーS③着、前走・ゴドルフィンマイル⑤着ですから、このメンバーの中では実績上位。この馬の場合はどんなレースでも末脚に徹して届くかどうか。今回は前に行きたい馬が多くて、ペースが速くなりそうなのは好材料。ハマれば突き抜ける実力の持ち主です。課題は海外遠征直後のレースということと、中京ダートが先行有利ということ。
すばる豪さん
「ブライトラインが本命です。3連複の軸にします。昨年は4着でしたが馬場は稍重。雨はもちそうで、ダートは全て良馬場で勝利しており、馬場も向くはず。高齢馬ですが善戦を続けており、先行馬も少なく、外枠でもスムーズに捌ければ馬券内は確保するはずです」
8歳ながら頑張り続けるブライトライン。3走前の夢見月Sと前々走の東京スプリントを連続②着。前走のアハルテケSは⑩着に敗れましたが58kgを背負っていただけに度外視してもいいはず。ただ常識的に考えれば、7歳よりも8歳でパワーアップする可能性は少ないと思うんですよね。昨年のこのレース④着以上の成績を期待するのはちょっと酷かも。
ハカセセブンさん
「トウケイタイガーに期待します。地方馬ですが、中京の経験もあり、距離も合ってると思います。今のところ、中京は逃げ、先行有利と思いますし、雨が降れば、更に追込み馬は厳しい展開が予想されます。是非とも内枠に入ってほしいと思います」
3枠5番とまずまずの枠を引いたトウケイタイガー。地方転厩後もその先行力を生かしてバリバリ活躍しています。中央時代は1000万下クラスでしたが、前々走・かきつばた記念を逃げ切っていて成長は顕著。注目はテン乗りの国分恭介騎手がどんな手綱さばきを見せるか。テン乗りだけに、シンプルにハナにこだわってきそうです。
それでは展開を予想しましょう。テンに速い馬が多い組み合わせですが、ハナへのこだわりがもっとも強そうなのはトウケイタイガー(馬番5番)。その後ろで、ベストマッチョ(馬番2番)、アキトクレッセント(馬番4番)、チャーリーブレイヴ(馬番6番)、ナンチンノン(馬番9番)、レヴァンテライオン(馬番10番)などが先行グループを形成。
中団にメイショウウタゲ(馬番1番)、キングズガード(馬番12番)、イーデンホール(馬番13番)、ブライトライン(馬番14番)など。
後方待機はカフジテイク(馬番8番)。
ペースはまずまず流れそう。先行有利の中京ダートですが、中団以降の馬でも出番がありそうです。
では買い目を発表します! 3連複でキングズガード(馬番12番)の1頭軸流し。相手はメイショウウタゲ(馬番1番)、ベストマッチョ(馬番2番)、アキトクレッセント(馬番4番)、トウケイタイガー(馬番5番)、カフジテイク(馬番8番)、イーデンホール(馬番13番)の6頭。15点×600円で900円です!
今回の自信度は75%。軸はキングズガード(馬番12番)とカフジテイク(馬番8番)で迷いました。キングズガード(馬番12番)は詰めの甘さが気になりますし、カフジテイク(馬番8番)は海外遠征直後なのが気になります。ただ、カフジテイク(馬番8番)は人気を背負いそうなので、馬券的妙味を考えればキングズガード(馬番12番)から。そんな自分の邪な考えにも気づいたので、自信度は若干割引。でも、今回は総額9000円を使い切らなければなりません。
ここまで触れていない馬が馬券に入っています。メイショウウタゲ(馬番1番)は中京ダートコースで[0.0.1.2]ですが、4走前に東海Sで勝ったグレンツェントから0秒2差の③着があります。その東海Sは人気馬が凡走したレースでもありましたが、この馬が中京コースを苦手としている様子もありません。前走・アハルテケSを勝っていて、もう一丁を期待。
ベストマッチョ(馬番2番)はもっと活躍していい馬のように思えます。でも、その期待に反して、ここまでの成績は微妙。前走・麦秋Sを逃げ切りましたが、今回は逃げそうにない組み合わせ。地力の高さに期待。
イーデンホール(馬番13番)はここへ来て実力をつけてきている印象。別定戦の重賞となると、やや家賃が高いかもしれませんが、前がやり合う展開になれば。
気になったけど最後に消した馬「特選馬」はチャーリーブレイヴ(馬番6番)。前走のアハルテケS③着は先行策からよく粘りましたが、1000m通過60秒1というやや遅めのペースに助けられた印象があります。今回は先行勢がやや苦しくなりそうなペースを予想しているだけに、この馬は馬券に入れられません。
さて、馬券の軸にしたキングズガード(馬番12番)に騎乗するのは藤岡佑介騎手。G1勝利こそないですが、これまで数々の重賞を勝っている31歳。ますますの活躍を期待しています。まずは、このプロキオンSで結果を出して、僕の懐も潤してくださいな。
「ガールズジョッキー」公式サイト
https://girlsjockey.jp/
「ガールズジョッキー」公式ツイッターアカウント
@grjockey
文化放送 超! A&G+サイト
http://www.agqr.jp/
現在の回収率…49.7%(目標100%)
特選馬の成績…[4.0.0.19]
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