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的中すれば目標達成!? 有馬記念で今年最後の勝負!
2017.12.23

11~12月は良績の3連複!

どうも! 馬迷男八木たかおです!

先週も書きましたが、まだ年末感を感じません。クリスマスが終わっていないせいもありますが、今年は有馬記念の後、28日(木)にホープフルSがあるという日程も関係しているかもしれません。学生の頃は夏休みの宿題を8月31日にようやく手をつけていましたし、現在も仕事を締切当日にならないと手をつける気にならない、ある意味、相当なズブい性格。馬で言えばゴールを過ぎてから走る気になる気性かも。「有馬記念の後にもう1日ある! 何なら東京大賞典もある!」この日程が意識に大きな影響を与えている可能性は大。

しかし、今日の競馬中継を観ていると、さすがに年末らしい話題もチラホラ。有馬記念と並ぶ年末のもうひとつの風物詩・中山大障害が一騎打ちの競馬。最後の4コーナーで実況アナウンサーさんの「さあ、前王者か!? 現王者か!?」でさらにヒートアップ! ラジオNIKKEIの山本直(なお)アナウンサーはこれが初のG1実況だったとか。レースを盛り上げるけど邪魔にならない、素晴らしい実況だったと思います(編注:まったく同感です)。ちなみに「踏み切ってジャンプー!」でおなじみなのは山本直也アナウンサー。直と直也、間違えないようにしたいです。

阪神メインの阪神Cはこれで引退の皐月賞馬・イスラボニータがハナ差の接戦を制して8勝目。「このレースで引退」という話題が聞こえてくるのも年末の競馬らしいところ。イスラボニータは長らく重賞戦線を盛り上げてくれました。2つめのG1勝利には届きませんでしたが、フジキセキの後継馬として産駒に期待しましょう。

さらに、僕が常々注目しているグリーンチャンネル・キャスター岡部玲子さんの衣装の袖ですが、今日は緑色のノースリーブでなおかつ肩のあたりに…まあ、何と言いますか、オシャレに詳しい僕が専門用語を使って表現すると「ゴチャゴチャっとした飾り」が付いていました。色と相まってクリスマスツリーというか、モミの木のようなイメージ。クリスマスムードを演出してくれました。

来年の東西金杯の中継なんかでは、肩に鏡餅の飾りが乗っていることも期待したいのですが、そうなると完全に今いくよ・くるよ師匠。ちょっと路線が変わってきてしまうかもしれません。岡部さんが「阪神8レース! どやさ!」とか言い出すとそれはそれでおもしろいのですが、岡部さんファンの皆さんは戸惑うかもしれません。

年末の一歩手前の競馬。焦燥感はありませんが、焦燥感を発生させないためにもしっかり馬券を取っておきたい時期でもあります。ただ1番人気が勝っても馬券が取れないというのが競馬。先週の朝日杯FSダノンプレミアム「どやさ!」とばかりに勝ちましたが、馬券の方は空振り。

ダノンプレミアムは逃げを打つのかと思うほどの好スタートから控える競馬。直線を向いて早め先頭に立つと残り100mあたりで川田騎手がターフビジョンを見て、後続との距離を確認する余裕もありました。強い。前半にちょっと力んでいるようなシーンもあったので、今後距離を延ばしていく際には、気性面の成長もポイントになりそうですが、それでも相当の器なのでは?

②着・ステルヴィオ以下は現状ではちょっと差があったように思います。負けた馬たちにとっては大逆転を期して、春を迎えてもらいましょう。また、朝日杯FSに出走しなかったホープフルS組やワグネリアンあたりも、ダノンプレミアムを目標にすることになりそうです。来年の話をすると鬼が大爆笑すると聞いたことがありますが、春が楽しみ。

気になったけど最後に消した馬「特選馬」フロンティアは6番人気で⑧着。好スタートから最内を回ってすぐ前のダノンプレミアムを追走しましたが、直線で伸びず。G1で好走するにはさらなるパワーアップが必要かもしれません。

今回馬券に入れた馬は、ダノンプレミアム①着、ステルヴィオ②着、タワーオブロンドン③着、ケイアイノーテック④着、ダノンスマッシュ⑤着、ファストアプローチ⑥着、ヒシコスマー⑮着。

馬券の軸にしたダノンスマッシュは内からしっかり伸びましたが、②着争いに加われない⑤着。着差はわずかとはいえ、惜しい競馬ではありませんでした。ポジションが後ろ過ぎたかもしれませんねぇ。今後の成長にも期待しましょう。



さて、今週はいよいよ有馬記念。後ろにホープフルSが控えていても大一番に違いはありません。僕にとっても、ここは回収率100%突破に向けた勝負レースになります。朝日杯FSをハズしたことで現在の回収率は98.7%。目標の100%達成には6000円分購入した場合、1万2000円の払い戻しが必要です。2倍か…。圧倒的人気馬のいるレースの3連複としては、なかなか厄介です。苦手ですけど、買い目を絞らなければならないかもしれませんね。

それでは読者の皆さんからいただいた有馬記念の狙い馬」のメッセージをご紹介していきましょう! 今年もたくさんのメッセージをありがとうございました! 最後の最後までヒントをください!

ハカセセブンさん
キタサンブラックを大本命にします。今年一番安定した馬ですし、武豊騎手も有馬記念ラストランの馬に騎乗し2つ勝ってますから期待十分です。オグリもディープも強すぎる馬で共通してますので、キタサンブラックも共通してると思います。有終ではなく優勝の美を飾ってほしいと思います」

ブラックドラゴンさん
「今年もサラブレさんには大変お世話になりました。まだホープフルSがありますが、締めはやっぱりキタサンブラックしかいないでしょう! 1着固定でいきます」

まさキングさん
キタサンブラック軸で、相手は同じノーザンテースト持ちのブレスジャーニー、レインボーライン、サクラアンプルールで勝負です。過去にもノーザンテーストが馬券に何度も絡んでいるから要注意です」

サラブレ大魔人さん
「軸馬はキタサンブラックです。有終の美を飾るかどうかは別として、馬券圏内は外さないと見てます」

シンゲンさん
「好枠に入ったキタサンブラックが軸にぴったりだと思います。軸が人気だけに、相手を少しひねって買ってみようと思います」

いちひでさん
「何あの武豊の引きは? キタサンブラック頭固定決まりです!」

公開枠順抽選会で「2番」を引いたときの武豊騎手、右の口元だけが「ニヤリ」と上がったように見えました。どえらい引きでんなぁ。先行力のあるキタサンブラックにとっては絶好枠。あとは秋3戦目でお釣りがあるかどうか。陣営も3戦目のガス欠を考慮して、ジャパンCはやや軽めの仕上げだったかもしれません。ただ、今週の追い切りは全体のタイムが遅かったせいか、木曜に坂路で調整。異例です。当日の馬体重にも注意したいですね。

あと、これは僕の持論ですが、人間が歳を重ねるにつれ両親に似てくることがあるように、馬も徐々に本質が顕在化する場合があるような気がしています。天皇賞・春の3200mという、得意な馬がいない「特殊レース」を度外視すると、この1年で強さを発揮したのは2000m戦。「5歳になって母父サクラバクシンオーの血が騒いでいるのでは?」とイチャモンをつけてみます。勝てば大団円の「祭りだ! 祭りだ!」のキタサン祭り。でも、ひねくれ者は「ちょっと待ってよ」と思ってしまうのです。ライバルが比較的外枠に入ったのは、キタサンブラックへの追い風ですが…。

桜星王さん
「枠は外になりましたが、今年は混合G1で結果残しての参戦になるミッキークイーンが戴冠すると願います(^o^)v誰かは来るだろう青い目のヤネ軍団を2列目にして3列目総流しで吉報待ちます(^o^)/」

北陸の夢追い人さん
「軸はミッキークイーンにしたいと思います。使い込んでいない印象もありここで来ても不思議無いでしょう。人気馬とガツンと行こうか思案中です」

ミッキークイーンは前走・エリザベス女王杯の直線で強烈な末脚を披露。今年は宝塚記念で勝ったサトノクラウンから0秒3差の③着があり、昨年の有馬記念は勝ったサトノダイヤモンドから0秒4差の⑤着。牡馬の一流どころを相手に回しても臆するところはありません。有力馬がキタサンブラックをマークして仕掛けが早まるようなことがあればチャンスはあるかも。

すばる豪さん
ヤマカツエースが本命です。最内枠を引いて、去年くらいの出来はある。小回り向きでコースは向いている。軸にします」

5頭ボックスさん
「ここは絶好枠、ヤマカツエースから。池添なら上手く乗るはず」

天皇賞・秋⑪着、ジャパンC⑧着とこの秋は不完全燃焼のヤマカツエース。今年からG1に昇格した大阪杯③着、昨年の有馬記念④着ですから、能力を前回できればもうひと押しでなんとかなりそう。コンビを組む池添騎手といえば、G1で思い切った騎乗を見せる騎手。怖い存在です。

はんぺんさん
「穴馬はサクラアンプルールかな? 馬連、ワイド、三連複でサクラアンプルールを絡めて買ってみたいと思います」

藤本淳さん
「キタサンは強いが2着ぐらいには来てもらいたいのが蛯名騎手のサクラアンプルールです。マツリダゴッホの再現を空気を読まないでやってもらいたい」

今年2月の中山記念を8番人気で②着と好走。そして8月の札幌記念を6番人気で①着。サクラアンプルールは小回りコースの重賞でファンを驚かせてきました。これまでに走った最長距離が2000m。競馬ファンをまたしても驚かせるには距離克服が必要ですね。

たーもーさん
ブレスジャーニー。叩き3戦目で走りごろ。スワーヴリチャードに勝っている。内枠引いたし、キタサンブラックを目標にインをするすると」

万爆ノリさん
「無理筋承知でブレスジャーニーの単複&馬単総流し! 」

ブレスジャーニーは2歳時に3連勝。東京スポーツ杯2歳Sでは、スワーヴリチャードを②着に降して優勝。11か月の休み明けで挑戦した菊花賞は度外視して、前走・チャレンジCではしぶとい末脚を発揮して③着。底を見せていない魅力があります。さらなる上積みと絶好の4番枠を武器に、内々を回れば、ゴール前の叩き合いに加わってくるかも。

ふぐりんさん
「今年の有馬記念はズバリ世代交代。キタサンに引導渡すのはズバリ…スワーヴリチャード!! 軸はこの馬」

アルゼンチン共和国杯が完勝だったスワーヴリチャード日本ダービーではレイデオロと4分の3馬身差・0秒1差の②着。レイデオロを物差しにすれば、ここでも十分通用する能力はありそうです。手前の関係で、右回りよりも左回りの方が向いているという話を聞きますが、この中間の練習では右回りでも手前を替えていたとか。ならば気になるのは外枠だけ。今年のG1で暴れまくったミルコ・デムーロ騎手の手綱捌きで外枠を克服してもらいましょうか。

阿波の虎さん
「有馬記念は年の瀬の風物詩でしたが今はチョット様変わりして私の最後は東京大賞典になりましたよ。有馬記念は7番シャケトラで諭吉さんを団体でご案内といきたいですね。しかし2番が絡むと難しいね。ラストランの2番が強いのかな? シャケトラでナンとか、福永騎手に頑張ってもらわないとね。諭吉の旦那を頼みますよ」

シャケトラは今年3月に日経賞を勝って以来、元気がありません。これがG1の壁なんでしょうか。しかし、中山芝2500mはその日経賞を勝った舞台。コース実績を武器にしたいところ。

サマヤナさん
「狙いはレインボーラインです! 中山に強いステイゴールド産駒ですし、JCの敗戦で人気も落ちそうなのでおいしいのではないでしょうか。岩田騎手のイン突きに期待します!」

レインボーラインはなかなか人気にならない存在。前々走の天皇賞・秋③着も13番人気での好走でした。枠はまずまずの4枠8番。最後方待機からインを突いて上がってくる姿は見られるでしょうか。

馬券ハンターさん
「秋天→JC→有馬の5歳以上は絶望的に来てないので軽視で。ここは3歳馬から、スワーヴは外なのでサトノクロニクル◎。この時期の中山には最適のロベルト内包馬」

世代上位の1頭サトノクロニクル有馬記念に出走してきました。前々走・菊花賞⑩着は距離が長かったとして度外視しましょう。前走・チャレンジCは内から伸びて約7か月ぶりの勝利。距離ロスの少ないレース運びが光りましたが、まだまだ成長力のある3歳馬。さらなる上積みが期待できそうです。あとは古馬一流どころとの力関係。

それでは展開を予想しましょう! カレンミロティック(馬番15番)が外枠に入ったので、好枠からキタサンブラック(馬番2番)がハナに立つ展開になるとみます。

サトノクロニクル(馬番6番)、シャケトラ(馬番7番)、サクラアンプルール(馬番9番)、シュヴァルグラン(馬番10番)あたりが先行グループを形成。

中団にヤマカツエース(馬番1番)、ブレスジャーニー(馬番4番)、サトノクラウン(馬番12番)、ミッキークイーン(馬番13番)、スワーヴリチャード(馬番14番)など。

後方待機はレインボーライン(馬番8番)。

キタサンブラック(馬番2番)をつつく馬がいません。前走・ジャパンC③着の敗因のひとつにはペースを上げ過ぎたこともあるでしょうから、武豊騎手も意識的にペースを落とすはず。

シュヴァルグラン(馬番10番)、サトノクラウン(馬番12番)、スワーヴリチャード(馬番14番)などのライバルは外から追い上げなければならない厳しい展開になるかも。展開的にはキタサンブラック(馬番2番)有利とみます。もし有力馬が勝負所で外を回るロスが生じれば、差し馬の台頭もありそう。

それでは買い目を発表します! 1枚目は3連複でキタサンブラック(馬番2番)&シュヴァルグラン(馬番10番)&スワーヴリチャード(馬番14番)。これを2000円

2枚目は3連複でキタサンブラック(馬番2番)とサトノクラウン(馬番12番)の2頭流し。相手はシュヴァルグラン(馬番10番)、スワーヴリチャード(馬番14番)の2頭。2点×各1100円で計2200円

3枚目も3連複でキタサンブラック(馬番2番)の1頭軸流し。相手はブレスジャーニー(馬番4番)、シュヴァルグラン(馬番10番)、サトノクラウン(馬番12番)、スワーヴリチャード(馬番14番)の4頭。6点×各300円で計1800円。3枚合わせて6000円です!

今回の自信度は85%! ペースが落ちそうな今回はキタサンブラック(馬番2番)向きの展開。あとは有力馬が勝負所でどこを回って追走するのかがポイントとみました。ただ、有力馬と他馬との力量差がまずまずありそうなメンバー構成。意外と平穏な結果になりそうな予感がしています。穴狙いでブレスジャーニー(馬番4番)を馬券に入れてますけどw

ここまで触れていない馬が馬券に入っています。シュヴァルグラン(馬番10番)は前走・ジャパンCが鮮やかな勝利。ただ、すべてが上手くいったような印象もあります。枠順が外になった今回は厳しいレースを強いられるかも。ただ、前走はこれまでのイメージがガラッと変わったレースだったので、その変身が本物ならあっさり勝たれても不思議ではありません。

サトノクラウン(馬番12番)はムラッ気が気になりますが、能力を出し切った時の強さは確か。東京よりも中山の方が向いているイメージがあるのですが、どうでしょうか?

気になったけど最後に消した馬「特選馬」ミッキークイーン(馬番13番)。昨年のこのレース⑤着は見事でしたが、本質的には直線の短い中山コースは向かないはず。昨年の⑤着も勝ち負けに加わったものではありませんから、今回は馬券から消しました。

さて、2月のフェブラリーSから約10か月にわたる連載が今年も終わります。今年も読者の皆さんからたくさんのメッセージをいただきました。ありがとうございます! お陰様で、今年は目標の回収率100%の可能性を有馬記念まで残すことができています。

また、先日、サラブレ編集部からご連絡をいただき、来年も当コラムが続くことになりました! 来年もフェブラリーSの前日・2月17日からのスタートです! 引き続き、皆さんにとって予想の合間のちょっとした息抜きになるようなコラムを目指していきます。

そして、「サラブレモバイル」では毎年、当コラムの有馬記念前日の文章が翌年のフェブラリーSまでずーっと掲載されているようですが、今年は回収率100%達成がかかっています。有馬記念後に、今年の結果を振り返った特別回を掲載しましょうか? 編集部員さん、特別回の原稿料は不要ですよw(編注:12月30日に今年のまとめを掲載予定です)

それでは皆さん、良い有馬記念を! そして楽しいクリスマスと新年をお迎えください! 2018年もよろしくお願いします!

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現在の回収率…98.7%(目標100%)
特選馬の成績…[5.1.1.40]

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