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今年こそ夢の回収率100%へ! 3連複メイン作戦開始!
2018.2.17

読者の皆様、ご無沙汰しております! 馬迷男八木たかおです! 2018年の連載を今週からスタートさせていただきます!

昨年は回収率96.5%という連載開始以来、最高の成績を収めたわけですが、「そこまで迫ったなら、もうひと伸び欲しかった…」と思うのが人情。これが「永遠のハナ差」というやつかも。ウオッカに対するスカーレットブーケアルカセットに対するハーツクライフラワーパークに対するエイシンワシントンナリタブライアンに対するマヤノトップガンなどなどの気持ちがわかったような気がします。がんばったんやけどなぁ…。

函館2歳Sでの大ホームランなどで最大瞬間風速的に一時は回収率150%以上を記録しながら、そこからジリジリと失速。1年の終盤には的中して、「すわ100%突破確定か!?」と思わせてトリガミなど、山あり谷ありというか谷多めという、我ながらドラマチックで見せ場たっぷりの展開。例年以上に楽しんでいただけたかもしれません。しかしながら、谷の部分が深くて良いのはグラビアアイドルくらいですから、「今年こそ!」の思いを強くしています。

いったい何が足りなかったのか。それを探るために実は沖縄へ来ています。コラム再開前の自主トレみたいなものです。昨シーズン、2位以下に10ゲーム差をつけながら、クライマックスシリーズで敗退した我が広島カープのキャンプを見ながら、その姿に自分を重ね合わせています。右足の剥離骨折からの復帰を目指す鈴木誠也の打撃練習や若手キャッチャーの磯村坂倉の早出守備練習などを見守りながら、「どうすべきか…」と考えました。結論は…やはり競馬と野球は違うので、馬券を買いながら改めて考えていくことにしました。きっと今年も「競馬界でもっとも広島カープ情報が読めるコラム」になります。優しいまなざしでお付き合いください。

そして先日、サラブレ編集部員さんと連載再開にあたって一応、打ち合わせしました。「このコラムも何年目ですかね?」なんて話しながら、双方とも覚えていないという結論に。記憶を探ってみると、確かブエナビスタが②着降着になった2010年のジャパンC当日に「来年からコラム書いてみない?」と依頼されたと記憶しているので、かれこれ今年で8年目? 今のご時世にこんなに長く続けさせていただいて、ありがたいことです。今後も「あれ? まだこのコラム続いてましたっけ?」と言われるくらい、居座りたいものです。「たまに読むけど、まだ続いてたのね」みたいな感じ。新聞の4コマ漫画のような存在を目指します。

その打ち合わせでも、やはり話題になったのは「回収率100%」まであと一歩だったこと。昨年は月ごとに馬券券種を替えていましたが、8月に3連単を買い始めてから回収率がうなぎ下がり。そもそも3連単が難しいこともありますが、8月という時期も良くなかったんじゃないですかね? 難しい券種を振りかざして、ハンデ戦でなくても荒れることの多いローカル重賞に挑んだんですから、そりゃ空振りもします。

一方で回収率アップに大きく貢献してくれたのが3連複。改めて、的中する確率がそこそこありながら、時に高配当を望めるという、バランスの良い券種ということを再認識しました。そこで今年は、1年を通して3連複を中心に購入していくことに決定! これなら昨年以上の的中率をマークできそう。今年こそ大目標である回収率100%を達成します!

気になったけど最後に消した馬「特選馬」を発表するシステムは継続。昨年の特選馬の成績は[5.1.1.41]。5勝もされてしまったことも回収率100%に届かなかった要因のひとつ。実力をある程度評価している馬の取捨選択をもっと上手にならねば。最後に消した馬に走られる「競馬あるある」を何とかねじ伏せたいところ。

また、難しいレースは購入額を抑え、資金を翌週のレースに持ち越すシステムも継続します。このレース選択というか、馬券的防衛本能も養っていきましょう。競馬場で馬券を買う時、自動券売機から馬券が出てきた瞬間に「あれ? 当たらない気がする…」と思うことがあるんですが、それを馬券を買う前、お金とマークシートを投入する前に、「ピキーン!」とニュータイプのように察知できるようになりたいものです。コラムの原稿を書いている時点で「ピキーン!」と閃くことができれば理想。

さらに、編集部員さんから「やってみればいいんじゃないですか?」と提案されたのが、僕が構成を担当している文化放送超A&G+で放送中のラジオ番組「ガールズジョッキー ラジオステークス」に出演している声優さん3人が応援する馬の掲載。番組では毎週、パーソナリティーを務める石橋桃さん、長久友紀さん、和多田美咲さんに、重賞レース出走馬の中から応援する馬をそれぞれ1頭選んでもらっています。その選んでもらった馬が、結構な割合で好走するんです

今年に入って京成杯ジェネラーレウーノAJCCダンビュライト根岸Sノンコノユメが勝利。上位人気の馬だけでなく、6番人気の馬も勝つのだからお見事。また昨年はブレイク前のモズカッチャンフローラSで応援して勝利したことも。12番人気だったのでリスナーさんや番組スタッフの間でも衝撃が走りました。

この好成績の理由を僕なりに考えてみたのですが、馬券購入のための予想ではなく、「応援」というスタイルで馬を選んでもらっていることが、いい方向につながっているような気がします。「この馬が勝ちそうだけど配当が安くなっちゃう」とか「この人気薄が来れば美味しい」なんていう余計な考えがなく、素直な気持ちで選んでくれているんですよね。当コラムの読者さんや「サラブレモバイル」利用者の中で、馬券を購入しない人ってほとんどいないと思うんですよw 彼女たちは昨年4月から競馬を見始めた初心者ですが、僕たち馬券愛好家とは違った視線を持っています。思えば「特選馬」なんて「人気なら消し」みたいなことが多いですからw 損得勘定抜きの視点で選んだ馬って、「サラブレモバイル」全体でもいないんじゃないですかね?

さらに、今年最大の変更点はこちら! 僕と編集部員さんが昨年までの携帯メールと異なり、LINEメッセージでやりとりをするようになります! これまで以上にスムーズ! おっさん同士のLINEアカウントの交換はなぜあんなに気恥ずかしいんでしょうかw 以上、今年の方針でした!

さて、連載開始第1戦はフェブラリーSがターゲット。有馬記念からおよそ2か月の休み明けとなりますが、初戦から結果を出すことはできるんでしょうか? 理想は羽生結弦選手「鉄砲でオリンピックは難しいんじゃないの?」なんて思っていましたが、どうやら関係なかったようですね。格の違いを見せつけるような演技に、トウカイテイオー大阪杯を思い出しました。二刀流の大谷翔平選手もそうですが、マンガのような人って時々実在するんですよね。

そして初戦から読者の皆さんからたくさんのメッセージをいただきました! ありがとうございます! 今年もお世話になります!フェブラリーSの狙い馬」を紹介していきましょう!

シンゲンさん
ゴールドドリームをお薦めします。東京マイルは4戦3勝2着1回。今週の調教も好時計をマーク。初マイル、初の芝スタートとなるテイエムジンソクより不安要素が少ない分、軸に向いてると思います」

バニやんフリフリさん
「今年は何故かしら馬券が好調です。基本的には穴ぐさを2着か3着に入れた3連単馬券の購入ですが、穴ぐさ不発のレースも当たりが出てます。フェブラリーステークスはゴールドリーム1着固定、サンライズノヴァを2着、3着に入れた3連単馬券で勝負します。牡馬ダートでムーア騎乗、外枠偶数馬番なら勝利は確定」

馬券ハンターさん
「穴党出番なしですね。外に入ったゴールドアリュール産駒は人気でも買い。リピーターレースでもあるので鞍上も替わらず、ゴールドドリームで仕方なし」

ゴールドドリームは昨年のフェブラリーSチャンピオンズCの2つのダートG1を制覇し、JRA賞最優秀ダートホースにも輝きました。前走・チャンピオンズCは逃げ・先行の馬が残る展開の中、1頭だけ中団から差してきたのですから、強さが際立ちました。チャンピオンズCからぶっつけで翌年のフェブラリーSというローテーションは昨年と同じなので、特に心配することはなさそう。ムーア騎手が続けて乗ってくれることは好材料。前日最終オッズで単勝1番人気となっていることも納得です。

強いて不安点を挙げるとすればスタートの出遅れですかねぇ。でも、7枠14番ならゲート内で待たされる時間も少なくなりそう。能力を発揮できれば今回のメンバーでも一枚上の存在と思えるだけに、頭から買うべき馬かもしれません。

ハカセセブンさん
「久しぶりの投稿です。サンライズノヴァを中心にします。東京は得意ですし、根岸Sでは負けたものの、調子が戻ってきたと感じました。多分、1番人気にはならないと思うので、今年は波乱予想をしてるので、妙味があると思います。枠は真ん中程度。中団から差しきりを期待します」

5頭ボックスさん
「ここは若い力のサンライズノヴァから。鞍上も戸崎なら心配ないはず。ゴールドドリームとの一点勝負」

4歳の新興勢力がG1に挑んできました。前走・根岸Sは②着に敗れるも、勝ったノンコノユメと同じく走破時計はレコード。高い能力を示しました。今回と同距離・同コースのユニコーンSを②着以下に4馬身差をつけて完勝した実績もあります。まさにダート界に現れた「期待の大物新人」

でも、少し気になる面も。オープンに上がって以降、勝ったのは1600mのユニコーンSと1400mのグリーンチャンネルC。前々走の1800m・師走Sは勝ったディアデルレイから4馬身離された②着。適性距離が短めの印象があり、スタミナ比べの展開になったときには一抹の不安を覚えます。また、前走・根岸Sはいわゆる「走り過ぎ」かも。あんなすごい走りを2戦連続で、しかも中2週で披露できるものなんですかねぇ。

たーもーさん
「今年もコラムが始まるのを楽しみにしていました。軸はサウンドトゥルー。年齢等懸念は色々ありますが、ミナリク騎手で変わり身を期待します」

pokalさん
サウンドトゥルー。なんか飛んで来そうな予感」

サウンドトゥルーは現在8歳ですが、前々走・東京大賞典で②着に好走するなど、まだまだ実力を見せつけています。しかし、以前よりも成績にムラが出てきており、ピークを過ぎた感があります。マイル戦も向いているとはいえない条件。好走するには展開の助けが必要かもしれません。

万爆ノリさん
「頭にするには……だけど3連複の軸ならテイエムジンソクでバッチリかと思います。東京初だワンターンだなんだ言われてますが自分の競馬をすれば3着内は固いと思います!」

G1には手が届かなかったものの、昨年ダート界でもっとも勢いのあった馬といえばテイエムジンソクかもしれません。ステップレースの東海Sを逃げ切り勝ち。②着のコスモカナディアンとの着差は4分の3馬身でしたが、着差以上の力量差を感じました。ここまで7戦連続連対中。馬券圏内でいえば11戦連続。メッセージの通り、「自分の競馬をすれば」安定感でいえばゴールドドリーム以上かも。

ですが、この馬、レースで芝を走った経験が無いんです。芝のレースには一度も出走していませんし、京都・阪神のダート1400mや阪神ダート2000m、そして今回の東京ダート1600mのようなスタート直後に芝コースを走るレースも経験していません。先行馬だけに芝の部分でダッシュがつかなければ大きな不利を被ることに…。初めてでもこなせる可能性はあるわけですが、不確定要素であることは否めません。

カクテルさん
ノンコノユメで夢を叶えます。前走の走りを期待します」

ノンコノユメに関しては「いつ復活するのかなぁ…もうピークを過ぎちゃったのかなぁ…」なーんて思っていたら、前走・根岸Sが復活の舞台でした。走る前に「今回復活しますんで!」とひと声かけてくれたら馬券に入れたのに! 僕を含めてそう思っている方も多いかも。締まった馬場の恩恵は大きかったでしょうが、ダート1400m戦でレコード勝ち。しかも斤量58kgを背負っての快勝。今回は斤量が軽くなるし、実績のあるダート1600m戦。条件はさらに良くなります。前走後にソエが出たようですが、すぐに治まったとか。状態面が本当に問題なければ、勝ち負けに加わってきても不思議ではありません。

ジャーニーマンさん
インカンテーションを狙ってみたいですね。去年の武蔵野S後はチャンピオンズCを回避してコースが合わないことを承知の上で東京大賞典を使ってきた節がありますし、根岸S組など使いづめの馬達よりも昨年からここ1本に絞って調整してきたのは好感が持てます。8歳馬ですが今が第2次全盛期を迎えたと言っても過言ではない馬なのでゴールドドリームとテイエムジンソクの間に割って入って欲しいです」

阿波の虎さん
「又、一年の始まりですね。いつもは海外明けの馬は買いませんが、あえて13(レッツゴードンキ)を軸にしました。この牝馬侮るなかれだよ。相変わらず配当みてですが三桁配当にはなりませんよ。うまく絡めてみるかな」

百式59さん
「ここに入ればまだまだ若手のロンドンタウンに期待」

ゆっきーさん
「来る事を祈ってベストウォーリア

たけゆかたさん
キングズガードですかね?相手なりに走るし、勝つまではいかなくても3着ならあるかと、、、」

穴っぽい馬を推すメッセージも多数届きました。中でもインカンテーションは狙っておもしろい1頭かも。前走・東京大賞典こそ⑦着に敗れましたが、昨年3月のマーチS①着以来、一時の不振から立ち直った感があります。今回と同距離・同コースの前々走・武蔵野Sではノンコノユメ、ベストウォーリア、サンライズノヴァを降して快勝しました。前日最終オッズでは単勝7番人気。高配当の使者となれるか?

それでは展開を予想しましょう! ノボバカラ(馬番3番)の陣営が「何がなんでも」と逃げ宣言。スタート直後から押して押してハナを奪うことになりそうです。

そうなるとケイティブレイブ(馬番2番)、インカンテーション(馬番6番)、テイエムジンソク(馬番10番)、ベストウォーリア(馬番15番)などは控える形で先団を形成。

中団にアウォーディー(馬番4番)、サウンドトゥルー(馬番5番)、ロンドンタウン(馬番11番)、ノンコノユメ(馬番12番)、ゴールドドリーム(馬番14番)、サンライズノヴァ(馬番16番)あたり。

最後方待機はキングズガード(馬番9番)。

テイエムジンソク(馬番10番)がスタート直後の芝の部分をどう走るかによって、展開はガラッと大きく変わりそうです。それでもレースはそこそこのペースで流れそう。中団以降の馬の差し脚が生きる展開になるとみます。

それでは買い目を発表します! 3連複でゴールドドリーム(馬番14番)1頭軸流し。相手はケイティブレイブ(馬番2番)、アウォーディー(馬番4番)、インカンテーション(馬番6番)、テイエムジンソク(馬番10番)、ノンコノユメ(馬番12番)、レッツゴードンキ(馬番13番)の6頭。15点×各400円で計6000円です! あ、今年も1レースで資金6000円を投入しますね。

ゴールドドリーム(馬番14番)の能力の高さを信じます。ゲートを上手に出ろとは言いません! 普通に出てね。お願いだからw

ここまで触れていない馬が馬券に入っています。ケイティブレイブ(馬番2番)は昨年のこのレースで⑥着。しかし、成績をみると当時よりも力をつけているように思えます。昨年12月のチャンピオンズCで④着。同じくらい走れば馬券圏内突入の可能性は十分。

レッツゴードンキ(馬番13番)はこれまでダート戦の経験は一度だけ。おととしのJBCレディスクラシックで②着に入っています。ダートをこなせることは証明済み。牡馬の一流どころ相手となると厳しい戦いが予想されますが、この馬の場合はスタート直後の芝が有利に働くはず。前日最終オッズで単勝8番人気ならば、狙ってみたい1頭です。

気になったけど最後に消した馬「特選馬」サンライズノヴァ。前走・根岸Sは鮮やかでしたが、逆に1400mがベストの疑いを持ちました。今回と同距離・同コースの武蔵野Sでの⑫着大敗も気になるんですよねぇ。前走のパフォーマンスを2戦連続で見せられたら怪物級。あっさり勝たれたらあきらめもつきますw

それでは今週から毎週お届けすることになった「ガールズジョッキー ラジオステークス」応援馬のご紹介です! 3人それぞれの簡単な推奨理由も添えておきますね。

推奨者 推奨馬
推奨理由
石橋桃さん(ももすけ) サンライズノヴァ
「東京ダート1600mは大外枠有利とみて」
長久友紀さん(がっきゅ) ゴールドドリーム
「かっこ良さに惚れた」
和多田美咲さん(わっちゃん) ノンコノユメ
「根岸Sでも応援して勝利。連勝期待!」

彼女たちには番組内で伝えました。「僕よりも良い成績をとるな!」とw きっと言いつけを守ってくれることでしょう。ただ、先ほども書きましたが、「無欲の応援馬」は本当に怖いですからねぇ。

こんな感じで、「馬迷男の挑戦」は2018年の幕を開けました。今年はどんな結果が待っているんでしょうか? 回収率100%を目指す挑戦に、今年もお付き合いくださいませ!

「ガールズジョッキー」公式サイト
https://girlsjockey.jp/

「ガールズジョッキー」公式ツイッターアカウント
@grjockey

文化放送 超! A&G+サイト
http://www.agqr.jp/

2018年の回収率…※%(目標100%)
特選馬の成績…[0.0.0.0]

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