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フィリーズレビューは痛恨のタテ目…今週は阪神大賞典で勝負!
2018.3.17

どうも! 馬迷男八木たかおです!

45年くらい生きていますし、そもそも旅行好きですし、フットワーク軽めですし、これまでに全国のいろいろな所へ出かけてきました。ちゃんと数えたことはないですが、47都道府県でいえば、行ったことのない県は10くらいかもしれません。こんなことを書くのだから思い出しつつちゃんと数えてみればいいとも思いますが、面倒なので数えませんw 旅行好きだけど、作業嫌い。

実は今、静岡に来ています。この土日、我が広島カープと楽天ゴールデンイーグルスのオープン戦が、どういう理由か、静岡草薙球場で開催されるのです。初めて観戦する球場。うきうきしてやって来ました!

その球場で今日(土曜日)は試合を見ていたら、カープの庄司選手の打席で大きな拍手と歓声が。入団9年目にして「いよいよ人気が出てきたんだな…」と一瞬思いましたが、「いや…」と考え直して…というと庄司選手に失礼ですが、手元のプロ野球選手名鑑をペラペラめくると予想通りでした。静岡県出身で、常葉学園橘からカープ入り。ご当地力士ならぬご当地選手でした。地元出身者への愛情を感じました。庄司がんばれ! そして、庄司選手の話が読める競馬コラムは恐らくここだけ!

東京駅から新幹線こだま号に乗って静岡で下車。熱海や下田には行ったことがありますが、静岡ど真ん中は人生初。「ファーストSHIZUOKA」です。「SHIZUOKAファースト」ではありません。それは静岡第一主義。「もしや…」と思い、「SHIZUOKAファースト」で検索してみると、どこかのオーケストラの「SHIZUOKAファーストコンサート」の情報が出てきました。そう来たか。地元の政治家さんが言っていそうだなと思ったのですが、この予想はハズレ。

静岡駅は東京駅から新幹線で約1時間30分。近いと言えば近いのに、これまでなぜかなかなか来ることがなかったんですよねぇ。これまで、静岡で仕事することも無かったですしね。でも、新幹線で広島へ向かったり、帰省の時などに通過したことは多数。

あと、車でも通過したことがあります。7年ほど前、仕事で東京から大阪へ車移動することになり、東名高速で通過。東京から大阪まで9時間か、10時間くらいかかったような気がします。僕は運転せずワゴン車の座席に座っていただけですが、その時の印象が強烈。

「ここから静岡県」みたいな看板を見かけて、その後「今、どこだろ?」と車外を見るたびに、まだ静岡県内。「そろそろ愛知県か?」と思っても静岡県。「さすがにもう小牧インターチェンジに…」と期待しても、そこは静岡県。もう、ずーーーーーーーーーーーーっと静岡県。東西にめちゃくちゃ長いんですよね、静岡県って。日本の半分くらいは静岡県なんじゃないかと思いました。あるいは、僕らの車が無限ループに陥って、何度も同じ区間を走っているんじゃないかと。

ひょっとすると、その時の恐怖が残っていて、深層心理的に僕は避けていたのかもしれません。ごめんよ、静岡県。そして静岡県民の皆さん。このコラムを書き終わったら、静岡の市街地で何か美味しいものを食べて、静岡の経済に貢献したいと思います。静岡おでんを食べたいし、最近話題の炭焼きレストラン「さわやか」にも行ってみたいです。

横浜を擁する神奈川県と名古屋を擁する愛知県に挟まれた、やや地味なイメージの静岡県。しかし、きっとここにしかない魅力はあるはず! 僕の滞在は日曜の夕方までですが、静岡の魅力を探り出してみせます! 探し出せなかったらごめんなさい! 少なくとも静岡草薙球場は、また来たくなるいい雰囲気でした。カープの公式戦があるといいんですけどね(編注:私はン十年前に住んでました。念のために言っておくと、いいところです!)

何かに関して新しい魅力を探す、という行為は競馬や馬券に通ずるかもしれません。「この条件なら好走できるんじゃないか?」とか、「いろいろな理由によってレースで能力を発揮できていないだけ。本当はもっと強いんじゃないか?」とか。先週のフィリーズレビューは、僕にとってまさにそんなレースでした。

勝ったのは8番人気だったリバティハイツ。6、7番手の位置取りで追走し、直線は狭いところを割って、しぶとく末脚を伸ばしました。前走・500万下で外々を回りながらしっかり伸びて②着を確保した走りから、「コースロスが無ければ好走可能では?」とみたのですが、そんな予想に応えてくれました。桜花賞では相手が一気に強くなりますが、レースが上手なタイプのようなので狙っておもしろいかもしれませんね。あまり人気にならないタイプのように思えますし、馬券的妙味もありそう。

今回馬券に入れた馬たちの成績は、リバティハイツ①着、アンコールプリュ②着、デルニエオール③着、アンヴァル④着、モルトアレグロ⑩着、ラブカンプー⑪着、アマルフィコースト競走中止。8番人気の馬をしっかり入れているのに、軸にした1番人気のモルトアレグロが…。ハイペースに巻き込まれちゃいましたかねぇ。こんなに崩れるとは意外。

気になったけど最後に消した馬「特選馬」アルモニカは⑥着。前半4ハロン45秒4というハイペースの中、3番手あたりにつけてよく粘りましたが、展開がちょっときつかったかもしれません。でも、能力の高さを感じさせる走りだったんじゃないでしょうか。

この3週、特選馬の好走、トリガミ、タテ目と、バラエティー豊かな展開を続けていますw 目標の回収率100%達成のため、そろそろしっかり的中して、1年の前半戦でリードを奪っておきたいところ。そのためには購入するレース選びも大切です。



日曜日にはスプリングS阪神大賞典。この時期の3歳戦は比較データが少ない上、馬のレース経験も浅いため、荒れることが多い印象があります。なので、スプリングSは注目の一戦ではありますが、馬券的には難しそう。

一方、阪神大賞典は3000mという、現代の日本競馬では特殊な条件のレース。実績重視の作戦で挑めば、当たり馬券が懐に飛び込んでくるはず。カモン、当たり馬券!

そんなわけで今週のターゲットレースは阪神大賞典に決定! 読者の皆さんから届いた阪神大賞典の狙い馬」メッセージをご紹介していきましょう! 11頭立てのレースなので、買い目をしっかり絞りたいですね。…絞れるかなぁ。

シンゲンさん
レインボーラインから狙ってみます。昨年は未勝利で是非とも賞金を加算したいはず。3000は菊花賞で2着に来てますし、立ち回り一つで上位争いできると思います」

ジャーニーマンさん
レインボーラインから入りたいと思います。この馬は馬群がさばけない馬なので、道悪、縦長で差せる展開、少頭数のいずれかを満たさないと好走出来ないタイプです。今回は少頭数と縦長で差せる展開が揃う可能性が高いと思うので絶好の買い時だと思います」

ハカセセブンさん
レインボーラインを中心にします。日曜日は良馬場と思いますので、あの後ろからジリジリと伸びる走りに期待します。重賞は複勝圏内にきてますし、阪神も得意ですから楽しみです」

ロス・インゴさん
「阪神大賞典は毎年の様に前走の上がり3ハロンタイムがメンバー中5位以内か、近2走で上がり3ハロンタイムメンバー中2位以内の馬が馬券に絡んでますよ。持久力プラス最後の600mの上がりの脚が重要です。今年でいうとレインボーラインやアルバート、もちろんクリンチャーが有力! その中でも主流のサンデー系で3000mで連対実績があるレインボーラインを軸で! 前走有馬記念でも最後の上がり3ハロンタイム、メンバー中5位だからね!」

レインボーライン有馬記念⑧着以来の出走となります。ずぶずぶの不良馬場で行われた昨年の天皇賞・秋③着が印象的ですが、そのほかのレースでは掲示板に乗るかどうかという成績。馬券的にはもうひと押しが足りていません。でも、3歳時には菊花賞で勝ったサトノダイヤモンドから0秒4差の②着。他馬が3000mへの対応に苦しむようであれば、逆にこの馬が「もうひと押し」を距離から得ることができるかもしれません。前日最終オッズで単勝3番人気と妙味はありませんが、馬券には入れておきたい1頭ですね。

たーもーさん
アルバート。7歳だけど、まだまだ元気。4歳が強さを見せているけど、ここは壁として立ちはだかってほしい」

阿波の虎さん
「先週は14番人気で5着上出来でした。直線では夢を見させてもらいました。又、今週は見学料だけになりそうです。一応10番アルバートが出目競馬の買い目です。三桁配当は買いません」

いちひでさん
「3連複なら長距離実績でアルバートが固いような気がしますねぇ」

ご飯といえばみそ汁、パンダといえば笹、グラビアアイドルといえばビキニ、そして天皇賞・春以外の長距離戦といえばアルバート。もはや競馬ファンの常識かもしれませんw そんな馬が前日最終オッズで単勝4.7倍の2番人気! た…たまて箱や! 藤井聡太六段的に表現すれば「僥倖」。天才棋士とはいえ当時14歳の少年と45歳のおっさんとの語彙力の違いに我ながら愕然としますw

このオッズの原因は、前日最終オッズ単勝1番人気のクリンチャーが1.6倍と圧倒的支持を受けているため。ただ、長距離戦の実績で言えば、完全にアルバートの方が上。クリンチャーは3000m以上のレースの経験は菊花賞②着だけ。伸びゆく魅力はクリンチャーに譲りますが、信頼度はアルバートの方が高いのでは?

不安点を挙げるとすれば鞍上がムーア騎手ではないこと。アルバートといえばムーア騎手。これも常識。でもこの馬、重賞初勝利となった3年前のステイヤーズS以降、天皇賞・春を除く3000m以上のレースにムーア騎手以外とのコンビで出走したこともありません。適距離・適鞍であれば、他の騎手とのコンビでも結果を出せていた可能性もあります。圧倒的な長距離レースへの適性は今回も無視できませんし、馬単・3連単のアタマから狙うと美味しいのかも。

チョコミントさん
「はじめまして。競馬始めて3ヶ月たちます。本命サトノクロニクル、母父ロベルト系のクリンチャーは名前が可愛い(笑)、レインボーラインは走りそうなので。この3頭を選んでみました」

ようこそ競馬のある生活へw 人生初の阪神大賞典を楽しんでくださいね。サトノクロニクルは前々走・チャレンジCで重賞初勝利。有馬記念では⑨着に敗れましたが、まだまだ力を付けている段階と考えていいはず。問題は長距離への適性ですが、経験が菊花賞⑩着の一度だけでは判断できません。長くいい脚を使うイメージがあるので、スタミナ比べの展開は歓迎のタイプのように思えるんですが、どうでしょうか。ただ、前日単勝オッズで4番人気。妙味はありませんねぇ。

それでは展開を予想しましょう! 逃げるのはヤマカツライデン(馬番11番)でしょう。

これを見るようにトミケンスラーヴァ(馬番1番)、シホウ(馬番3番)、カレンミロティック(馬番4番)が追走し、その後ろにサトノクロニクル(馬番6番)、クリンチャー(馬番8番)、ムイトオブリガード(馬番9番)。

中団にスーパーマックス(馬番2番)、レインボーライン(馬番7番)、アルバート(馬番10番)など。

後方待機はコウエイワンマン(馬番5番)。

ヤマカツライデン(馬番11番)が昨年の天皇賞・春で作ったペースは前半1000m58秒3。もっとも最近の勝ち星・2年前の丹頂S(芝2600m)は前半1000m61秒7。速めのペースで逃げるイメージがありますが、本当はゆったり逃げるレースが理想なのかもしれません。しかし、今回は逃げてもいい馬が数頭いる組み合わせ。あまりペースを落とし過ぎると、後ろから突っつかれそうなので、そこそこのペースで逃げざるを得ないのではないでしょうか。

2周目の向正面あたりからクリンチャー(馬番8番)がじわじわと進出。サトノクロニクル(馬番6番)、レインボーライン(馬番7番)、アルバート(馬番10番)などの人気馬も、クリンチャー(馬番8番)を目標に仕掛け始めることになるのでは?

そうなると直線は切れ味よりも、しぶとさが求められる展開に。やはり長距離適性を重視したいところです。

それでは買い目を発表します! 1枚目は、3連複でアルバート(馬番10番)1頭軸。相手はシホウ(馬番3番)、カレンミロティック(馬番4番)、レインボーライン(馬番7番)、クリンチャー(馬番8番)、ムイトオブリガード(馬番9番)の5頭。10点×各400円で計4000円。

2枚目は、3連複でレインボーライン(馬番7番)&クリンチャー(馬番8番)&アルバート(馬番10番)。これを2000円。2枚合わせて6000円です!

アルバート(馬番10番)の長距離適性を全面的に信頼しました。このメンバーの3000m戦であれば大崩れはないでしょう。ムーア騎手でなくても大丈夫! むしろ不安材料はクリンチャー(馬番8番)にあると考えます。

クリンチャー(馬番8番)は前走・京都記念で重賞初勝利。4歳のG1ホース4頭をまとめてやっつけたわけですから、勢力図を一気に覆したような感があります。しかし、3000m以上のレース経験は前々走の菊花賞②着だけ。世代限定戦ですし、しかも不良馬場という特殊条件下のレースでした。まだまだ長距離戦で信用できませんし、菊花賞が実は不良馬場への適性で好走できたと仮定すれば、馬券圏外に沈む危うさもあるのでは? ただ、今回も好走する可能性を否定できないので、2枚目の馬券で一応トリガミを回避。

ここまで触れていない馬が馬券に入っています。シホウ(馬番3番)は前々走・ステイヤーズSで⑤着。①着アルバート、②着フェイムゲームからは離されましたが、③着プレストウィックからは0秒4差。立ち回り次第で馬券圏内突入は可能とみました。阪神芝コースではレコード勝ちがあり、得意なはず。小牧太騎手には内々を回って、4コーナー&最後の直線でも内を突く、イチかバチかの騎乗を期待。

カレンミロティック(馬番4番)は10歳。さすがにピークを過ぎた感は否めませんが、長距離適性ならこのメンバーでも上位のはず。先行からの粘り込みに期待します。

ムイトオブリガード(馬番9番)はここへ来て、力をつけてきた印象。勝った前走と違って今回は逃げないとみますが、末脚を伸ばすレース運びもできる馬。決着がついた最後の最後に伸びてくるようなレースをされると怖いと思い、馬券に入れました。

気になったけど最後に消した馬「特選馬」サトノクロニクル(馬番6番)。長距離適性があるかもしれないし、無いかもしれない。そんな判断に迷う馬が、前日最終オッズで単勝4番人気。今回は馬券から消しました。妙味重視!

そして、「ガールズジョッキー ラジオステークス」応援馬のご紹介なんですが、彼女たちには先ほど「馬券的には難しそう」と書いたスプリングSから応援する馬を選んでもらいました。若者は困難に立ち向かってこそ成長するものなのです! がんばれ若者w

「ガルジョ」3人の応援馬(スプリングS)
推奨者 推奨馬
推奨理由
石橋桃さん(ももすけ) エポカドーロ
「自身もこのレースを勝ったオルフェーヴル産駒」
長久友紀さん(がっきゅ) ステルヴィオ
「このレースは逃げ・先行有利の傾向(だったら逆では???…八木)」
和多田美咲さん(わっちゃん) バールドバイ
「管理する木村調教師が『能力が高く、爆発力もある』とコメントしていた」

さて、いよいよ静岡の繁華街に繰り出す時間が近づいてきましたw どんな店があるのか楽しみです。そして、明日のオープン戦も楽しみw 若手のアピールに期待します! 目の前の野球を見ながら、スマホでレースをチェック。忙しいことになりそうです。ファウルボールに気をつけます!

「ガールズジョッキー」公式サイト
https://girlsjockey.jp/

「ガールズジョッキー」公式ツイッターアカウント
@grjockey

文化放送 超! A&G+サイト
http://www.agqr.jp/

2018年の回収率…117.3%(目標100%)
特選馬の成績…[0.1.0.3]

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