皐月賞はどうやら混戦! そこで初の試みを……?
2018.4.14
どうも!
馬迷男・
八木たかおです!
前回の当コラムでも
「飲むぞー!」と張り切った通り、先週の土曜日に花見を行いました。毎年恒例で、僕と友人のラジオパーソナリティー・
鷲崎健くんが主に仕事仲間をお誘いする花見です。しかし、すでに桜は散り切った状態でした。木に数輪あるかどうか。逆開花宣言状態。東京は前日・金曜日に雨風が強かったので、完全に花を散らしてしまったようです。そういえば、
「開花宣言」はあるのに
「閉花宣言」はなくていいの?
気象庁の職員さんが標準木を見て、桜の花が数輪しか残っていないことを確認。
「今年の桜が終了したことを宣言します!」 もう終わりだね…。小田和正さんの声が聞こえるような気がします。寂しくはありますが、子供の頃は冷蔵庫を開けっ放しだとよくオカンに怒られたものです。
「こら! たかお! なんばしようとかいな!」 すいません、ウチのオカンは関西弁です。今度は武田鉄矢さんというか海援隊に引っ張られました。やはり始まりがあるなら終わりもしっかりと線引きしていただきたい。
「桜散る」はあまりいい意味で使われませんが、今まさに風に舞いながら散っているから寂しさを感じるのであって、最初から足元に落ちているのであれば寂しさも薄まります。そして、全部散り切ってしまえば、それはそれで意味が変わるような気がします。「木残る」もしくは「木ある」。国破れて山河あり的でもあり、枯れ木も山のにぎわい的でもあります。ほら、何だかちょっと前向き。
昨日の広島カープと同じ。巨人の先発・菅野投手の前に打線が封じ込まれるわ、カープの先発・野村祐輔投手が打ち込まれるわで2-10の完敗。東京ドームで観戦しながら、ただただお酒を飲むしかない展開でしたが、そんな中でも丸選手は4打数2安打、1打点、1四球の活躍。
「丸いる」。丸選手がいるだけで十分。もう丸選手しか見えない。いや、丸選手しか打たない。
桜が咲いてなくても花見はできます。「花見」というか公園で飲む行為。過去にも桜が散った状態で花見を行い、その際には「ピクニック」もしくは「若葉を愛でる会」などと都合よくタイトルを変更してきましたが、もっとシンプルな言葉がありました。「飲酒」です。どこでもできる大人のたしなみ。それが「飲酒」。
先週は勝利の美酒に酔いました。しかも2週連続! 春の椿事ですw まあ、もし外していたとしても「涙酒」を飲むので、大勢に影響はありません。今週も馬券を的中させて「飲酒」としゃれ込みたいものです。
僕に勝利の美酒を味合わせてくれた
桜花賞は、兎にも角にも
アーモンドアイの豪脚が際立ったレースでした。前回、
「阪神JF&チューリップ賞上位組に勝てる可能性がある馬は、この娘」と書きましたが、あそこまで強いのは想定外。鞍上の
ルメール騎手も三冠を意識したコメントを出していましたが、次走は
オークス? それとも…。個人的には
桜花賞、
日本ダービー、
秋華賞の変則三冠を見たい気がします。あるいは
桜花賞、
日本ダービー、
天皇賞・秋とか。もはや「三冠」ではありませんが、夢が広がる勝ちっぷりでした。ああ、そっか。
桜花賞、
日本ダービー、
凱旋門賞もあるな…。この並び、文字面だけでも心震えますw ダビスタのようなローテーションですが、僕たちは今、メジャーリーグに渡った大谷翔平選手や藤井聡太六段の活躍を現実に目撃しています。漫画やゲームに登場するようなヒロインの誕生も期待していいかもしれませんよ。
②着の
ラッキーライラックは
石橋脩騎手と共に100点満点のレース運びだったのではないでしょうか。1枠1番から逃げられそうなほどの好スタートを決め、道中はばっちり折り合い、直線を向いてスムーズに外へ持ち出し、上り3ハロン34秒5の末脚を発揮。負ける要素がありませんw それをノーステッキで交わして1馬身4分の3差をつけた勝ち馬が強すぎました。ただ、
オークスで再戦となれば、また状況は変わるはず。克服したとはいえ厳しい枠順でしたし、1番人気でなければできるレース運びもあります。
ラッキーライラックと
石橋脩騎手の今後の物語にも期待したいです。
③着の
リリーノーブルもよく頑張りましたが、今回に関しては印象が薄くなってしまいました。まあ、勝ち馬のインパクトが強すぎたので、そこはしょうがないところ。先着を許した2頭との差は感じましたが、
オークスでどんな逆転への一手をみせてくれるのか楽しみです。
気になったけど最後に消した馬
「特選馬」の
マウレアは⑤着。
チューリップ賞(③着)出走時に前走よりも馬体重を減らしていたために、本番へ向けての上積みを心配していたんですが、そのせいか今回は勝ち負けに絡めない結果に。立て直して、また勝負根性を感じる走りを見せて欲しいものです。
今回馬券に入れた馬の成績は、
アーモンドアイ①着、
ラッキーライラック②着、
リリーノーブル③着、
リバティハイツ⑥着、
プリモシーン⑩着、
アンコールプリュ⑪着、
デルニエオール⑬着。前回、
「意外とペースが落ち着きそうな気がします」なんて書きましたが、
4ハロン通過ラップタイムが46秒6という速い流れ。展開を読み違えた上に、1~3番人気が上位を独占したレースなので自慢できませんが、なんとかかんとか2連勝。
回収率も再び100%を超えました。次は3連勝? いえいえ、全力を出し切れば結果はついてくると思います。連勝とか余計なことは意識せず、目の前の一戦一戦に集中します。以上、ヒーローインタビューでした!
今週は3連勝を目一杯意識して臨む
皐月賞ですw
ダノンプレミアムの回避で一気に混戦ムードになった感がある上、天気予報も下り坂。馬場状態の見定めも難しく、厄介なレースになりました。今週も読者の皆さんからヒントをいただきましょう!
「皐月賞の狙い馬」に関するメッセージをご紹介します!
gigoloさん「軸は
ジャンダルム。中山2000mは安定して結果を出しているので」
たーもーさん「
ジャンダルム。距離云々言われて中々一番人気にならないけど、いつも堅実。ここも内枠引いたし、先行抜け出しを期待して」
ブラックさん「雨予報らしいので、先行ちょい差しが出来そうな
ジャンダルムを馬券の軸に穴ぐさ、人気馬を絡めて三連複10点勝負します」
ぴよこさん「
ジャンダルムでしょう。理由、泥んこ馬場は、馬の力も大事でしょうが、乗り役の力もかなり必要になってくるでしょうから、ここは、日本競馬を知り尽くしている、武豊さんに素直にお任せしますという感じです」
シンゲンさん「
ジャンダルムを買ってみます。2000は未勝利ながらG1で2着、G2で3着と安定した走りを見せており、先着されたのもダノンプレミアムなど3歳トップクラスの馬ばかり。鞍上の武騎手は昨年12番人気のダンビュライトを3着にもってきており、この馬も弥生賞3着馬。今年も上手く立ち回って馬券に絡んでほしいです」
ジャンダルムは前々走・
ホープフルS②着、前走・
弥生賞③着。
弥生賞では
ダノンプレミアムには完敗でしたが、②着の
ワグネリアンとは半馬身差。中山コース向きの機動力がある気がします。今回は押し出される形で
ワグネリアンが人気を背負いますが、その陰に隠れるような人気であれば馬券に入れておきたいですね。
ハカセセブンさん「
ワグネリアンを中心にします。前走は休み明けでも豪快な末脚でした。内枠が課題ですが、スタート良く出して、前でためることができると思うので、期待は大です。馬場は、あまり悪くならないことを祈るばかりです」
竜靖が一番さん「ダノンプレミアムがでないなら
ワグネリアンしかいないでしょ。脚質は確かに不安ですけど、そこは乗り続けてる福永騎手に期待しています」
僕が
「今年のダービー馬」とみている
ワグネリアンは前走・
弥生賞で
ダノンプレミアムに完敗の②着。小回りで直線が短いコースへの適性を心配していましたが、あの一戦を見る限りは大箱の方が向いている気がしました。ただ、陣営のコメントによれば、前走はレース前からテンションが高かったそうなので、そのあたりが修正できれば前走以上の走りが期待できそう。
ダノンプレミアムにしか負けていない馬ですし、実力はメンバー上位のはず。あとは展開次第。
ジャーニーマンさん「狙ってみたいのは
サンリヴァルです。この馬は近2走は太かったので、暖かくなってきた今なら絞れてきそうですし、ポープフルは先行勢には厳しいペースで、弥生賞は伸びない直線インを走りながら4着確保評価出来ます。またこの馬は最初の2戦を観るに、他の先行馬と違って溜めれば上がりを使えるタイプなので、外枠から出たなりのポジションで脚を溜める競馬をしてくれたら3着はあるかもしれません」
色気無しババアさん「ずっと中山2000を走り続けている
サンリヴァルから買いたいと思います」
サンリヴァルはここまで4戦して、近3走が中山芝2000m。前々走・
ホープフルSと前走・
弥生賞がいずれも④着。重賞ではもうワンパンチ足りないレースが続いていますが、このコース経験はアドバンテージになりそう。さらに先行力にも魅力を感じます。狙っておもしろい1頭かも。
土曜日は武しゃんさん「
キタノコマンドールがデムーロさんの力で来て頂けると、ダービーにも行けるので助かります。初めての一口なので、応援にも力がかかります。ただ、すみれステークスからの皐月賞挑戦って4着が多かったような気がするのが気がかりです」
キタノコマンドールは前走・
すみれSを完勝し、話題先行の馬ではないことを示しました。上がり3ハロン33秒8の末脚で
ケイティクレバー以下をねじ伏せたわけですが、
ケイティクレバーとて
若駒S勝ちや
京都2歳S③着がある実力馬。それに完勝したとあれば
キタノコマンドールを評価しないわけにはいきません。初の長距離輸送、初の多頭数、初コースなど、課題は多いですが、鞍上込みで魅力の多い一頭。今回は人気になりそうなので、馬券での扱いは難しくなりますね。
パンチョさん「3連複の軸は
ステルヴィオ! サウジアラビアRCの末脚はシビレました! 外枠だし腹くくって追い込みにかけて欲しいです」
ステルヴィオも、
ワグネリアンと同じく
ダノンプレミアムにしか負けていません。重賞戦線で安定した末脚を発揮してきました。
朝日杯FSは直線を向いて前が狭くなる場面もありましたが、こじ開けるようにして伸びてきました。勝負根性もありそうです。そんな末脚とここまでの実績は認めますが、気になるのは父の
ロードカナロア。産駒は2000m以上の成績があまり良くない印象。まあ、使う側もお父さんのイメージからマイル中心になっている現状ですし、初年度産駒とあってサンプル数もまだまだ少ないですから、イメージを決定づけるのは危険でしょうけどね。もうひとつ付け加えれば、距離が心配な馬が厳しい外枠に入りました。人気になりそうなだけに考えどころです。
5頭ボックスさん「ここは
オウケンムーンから行きます。前走も展開の利があったとは言え完勝。今の馬場、枠といい申し分なし」
オウケンムーンは3連勝で
共同通信杯を勝利。東京コースのレースですが、内々を回って抜け出したレース運びに小回り中山向きの器用さを感じました。実際、前々走・500万下では中山芝2000mを完勝。コース経験も大きな武器になりそう。有力馬がコース適性に不安を抱えているだけに、立ち回りの上手さを発揮できれば、大仕事をやってのける可能性もあるとみます。
kzmさん「ここは
グレイルで。共同通信杯1番人気でこの人気はおいしいですね。本当はタイムフライヤーの一発に期待したのですが1枠トニービンの呪いがありそうな(笑)。岩田騎手に期待します。何気に3着とかありそうです」
グレイルは前走・
共同通信杯で1番人気に支持されながら⑦着完敗。新馬戦勝ちのあと、
京都2歳Sで後に
ホープフルSを勝つ
タイムフライヤーをアタマ差交わして2連勝した時の大物感が薄れてしまいました。ただ、負けたのはまだ1回だけ。初の長距離輸送や左回りだった点も言い訳にできそう。立て直して臨む今回、人気の盲点になるなら馬券に入れておきたいところです。
それでは展開を予想しましょう! 逃げて好成績を収めてきた馬が複数。中でも
アイトーン(馬番6番)、
ケイティクレバー(馬番8番)、
ジュンヴァルロ(馬番16番)あたりがハナ争いを繰り広げそう。枠順的に見れば
アイトーン(馬番6番)がハナを奪いそうです。
エポカドーロ(馬番7番)、
ジェネラーレウーノ(馬番10番)、
マイネルファンロン(馬番11番)、
サンリヴァル(馬番14番)あたりも先行策。
中団前に
ワグネリアン(馬番2番)、
ジャンダルム(馬番3番)、
オウケンムーン(馬番9番)、
グレイル(馬番12番)、中団後方に
キタノコマンドール(馬番5番)、
ステルヴィオ(馬番15番)など。
後方待機は
タイムフライヤー(馬番1番)。
天気予報によると、
日曜日は雨が降るだけでなく、風も強いそうです。馬にとっては走りづらいコンディションかも。まずはこの条件を念頭に置きながら…。
ペースとしては、
アイトーン(馬番6番)がハナを奪いとれば平均的なペースになるのでは? ただ、ハナ争いのダークホースがいます。これまでダート短距離を使ってきた
スリーヘリオス(馬番4番)がペースの違いでハナをうかがうような展開だと、意外とペースが上がることもありそう。これはレースが始まってみないと分かりません。
アイトーン(馬番6番)が作る平均ペースであれば、
ジェネラーレウーノ(馬番10番)が3コーナー手前あたりから進出してペースアップ。そうなるとゴール前では、相当な底力が求められることになりそう。地力上位の馬と前残りに注意するべきかも。
スリーヘリオス(馬番4番)によって意外とペースが上がった場合は、そのほかの先行勢は我慢の展開。中団以降の馬が先に動き出す流れになりそう。ただ、道悪であれば切れ味勝負にはなりそうにありません。いずれにせよ、底力が求められる展開という結論に。
それでは買い目を発表します! 1枚目は、3連複で
ワグネリアン(馬番2番)の1頭軸流し。相手は
タイムフライヤー(馬番1番)、
エポカドーロ(馬番7番)、
ジェネラーレウーノ(馬番10番)、
ジャンダルム(馬番3番)、
キタノコマンドール(馬番5番)、
オウケンムーン(馬番9番)、
グレイル(馬番12番)の7頭。
21点×計200円で計4200円。
2枚目は、3連複で
ジェネラーレウーノ(馬番10番)1頭軸流し。相手は
アイトーン(馬番6番)、
エポカドーロ(馬番7番)、
ケイティクレバー(馬番8番)、
マイネルファンロン(馬番11番)、
サンリヴァル(馬番14番)、
ジュンヴァルロ(馬番16番)の6頭。
15点×各100円で計1500円。2枚合わせて5700円。残った300円は来週に持ち越します。
一応の馬券の中心は
ワグネリアン(馬番2番)。なんせダービー馬ですからw レース前に入れ込まなければ、
弥生賞以上のパフォーマンスを発揮できるはず。多頭数をどう捌くのかは大きなポイントですが、地力の高さに期待します。
2枚目は
逃げ・先行馬を集めた馬券。ただ、逃げ・先行馬が多いんですよねw なので、中山芝2000mの
京成杯が強い内容だった
ジェネラーレウーノ(馬番10番)を軸にしてみました。
ワグネリアン(馬番2番)と
キタノコマンドール(馬番5番)が小回りコースへの適性に不安がある以上、前残りも注意してみました。初の試みの2本立て馬券ですが、どんな結果になるんでしょうか。実はこの作戦で、古い話ですが、
ダイワメジャーが勝った2004年の皐月賞の3連複2万610円の高配当にありつけたんですよね。夢よ、もう一度!
ここまで触れていない馬が馬券に入っています。
タイムフライヤー(馬番1番)は前走・
若葉Sで⑤着に敗れましたが、スローペースや他馬との接触など不利な面がありました。それを考慮すれば、悪い内容ではなかったように思うのですが、どうでしょうか? 同距離・同コースのG1を勝っている馬が人気を下げているのですから、馬券に入れてみました。
エポカドーロ(馬番7番)は前走・
スプリングS②着が好内容。逃げ馬から離れた2番手という難しい位置取りながら、ゴール前まで勝った
ステルヴィオと接戦を繰り広げました。距離が延びれば逆転もあるのでは?
2枚目で購入した馬はほとんど触れていませんが、先行力のみに注目して選んでみました。
気になったけど最後に消した馬
「特選馬」は
ステルヴィオ(馬番15番)。距離適性と外枠が気になります。人気にもなっていますし、妙味が薄いとみて消しました。
そして
「ガールズジョッキー ラジオステークス」の3人の応援馬もご紹介! 今週の番組では、
「応援する馬に皐月賞、日本ダービー、菊花賞を勝ってもらって『ガルジョ三冠』を達成する!」と意気込んでいましたが、そううまくいくかな? 競馬の厳しさを思い知れ!
「ガルジョ」3人の応援馬
推奨者
| 推奨馬 |
推奨理由 |
石橋桃さん(ももすけ) |
ワグネリアン |
「ディープインパクト産駒! 枠順も良い!」 |
長久友紀さん(がっきゅ) |
ステルヴィオ |
「トライアル勝ちを評価! 重馬場での勝ち星もある!」 |
和多田美咲さん(わっちゃん) |
ジェネラーレウーノ |
「3か月ぶり出走でも可能性と伸びしろに期待!」 |
さあ、いよいよ2018年の三冠への最初の関門です。どの馬が三冠のチャンスを獲得するのか興味深いですが、
アーモンドアイ陣営はこの
皐月賞のレベルをじっくりと見定めているのではないでしょうか? 例年以上に注目の一戦になりそうです。お天気が心配ですが、ワクワクの日曜日を迎えましょう! そして勝利の「飲酒」をw
「ガールズジョッキー」公式サイトhttps://girlsjockey.jp/
「ガールズジョッキー」公式ツイッターアカウント@grjockey
文化放送 超! A&G+サイトhttp://www.agqr.jp/
2018年の回収率…113.0%(目標100%)
特選馬の成績…[1.2.0.6]
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