ヴィクトリアマイルは大混戦!? レースを支配できそうな馬を軸に!
2018.5.12
どうも!
馬迷男・
八木たかおです!
八木家は2人兄弟。僕が長男で、4歳下の弟が1人います。兄弟や姉妹って、何となくお互いに影響を与え合っているものですよね。あるいは反発し合って、あえて別々の道を進みたがるか。
僕のところは比較的、仲の良い兄弟だと思うんです。僕が中学生、弟が小学生くらいまではケンカしましたけど、今では例年、僕が大みそかに帰省する際、弟が車で駅まで迎えに来てくれて、そのまま2人で八木家の墓参りに行くのが恒例行事になっています。子供の頃は墓参りなんて
「めんどくさい」一色だったんですけどねw
すべての趣味や嗜好が同じわけではありませんが、似ているところも多々。中学・高校で所属していた部活が卓球部だったり、好きなアーティストが同じだったり。身の回りの人の影響は、人生の選択に大きく左右することがありますから、兄弟がお互いに影響を与え合うのは当然のことかもしれません。
そして、兄弟・姉妹は、上の子の方が強くて、いろんなことができて当たり前…と、子供の頃は考えがち。ケンカや腕相撲をしたって上の子は勝たなければいけませんし、かけっこだって速くなければいけませんし、下の子ができない掛け算の九九だってすらすら言えなければなりません。それが上の子のアイデンティーの守り方。今は時々、7の段が怪しくなりますがw
大人になると、徐々に下の子が優位に立つ場面も出てきます。ウチの場合は、弟が真っ当な会社に就職し、結婚し、子供を育て、一戸建てを買いました。兄はふわふわとした仕事に就き、独り身で暮らし、賃貸マンションに住んでいます。自分の生活に不満はありませんが、
「弟は立派だなぁ」と感心する兄です。「人間」として弟の方が正しい道を進んでいるような気がします。結婚や一戸建てがすべてではありませんが、なんかちゃんとしている感じがするじゃないですか。
前置きが長くなりましたが、先週の
NHKマイルCで
藤岡佑介騎手がJRA・G1初制覇。これまでG1で②着が7回もありましたが、ようやく手が届きました。弟の
藤岡康太騎手も2009年に
ジョーカプチーノで
NHKマイルCを勝ち、G1初勝利を飾っています。こんな偶然もあるんですね。感謝の気持ちを込めて、今月から藤岡家では通常の3倍くらいNHK受信料を支払いそうですw
形だけ見れば、弟に先にG1を勝たれた兄。忸怩たる思いがあるのだろうと、勝手に想像していました。ところが、レース後の勝利騎手インタビューを見ると驚くほどの清々しさ。拍子抜けしました。
「もっと喜べば? さあ、泣け! 感激して泣け!」と思うほどw もちろん喜んでいるんでしょうけど、感情に支配されていない立ち居振る舞い。
スポーツ競技をあれこれ見ていると、最近、インタビューで泣く人って多くないですか? 現代は
「男が泣くな!」という時代ではありませんけど、見ていて
「うーん…」という気持ちになることもあります。いつからそうなってきたんでしょう?
自分がテレビやラジオの仕事で中継に携わっているなら、登場人物には泣いて欲しいと思います。なぜなら、その方が感情が伝わりやすいし、普通にしゃべっているよりもドラマがあるように見えたり、聴こえたりするからです。
「あ、泣いてる」 それだけでチャンネルをザッピングする手が止まることもあるんです。僕を含めてマスコミは自分勝手w
藤岡佑介騎手の何か達観しているかのような勝利騎手インタビュー。僕は好感が持てました。
藤岡佑介騎手は現在32歳。まだまだ若いですね。この春は、彼がG1戦線のキーマンになっている気がします。騎手人生を変えるほどの春になることを期待したいと思います。往年のアイドル・西田ひかる風にいえば
「人生変えちゃう春かもね」です。弟・
康太騎手も刺激を受けるはず。今後の藤岡兄弟に注目ですね。
そんな
藤岡佑介騎手が制したレースを振り返ってみると、
ケイアイノーテックは出遅れて後方から。腹を括って直線まで動かず末脚勝負に徹したことが勝因に見えました。前走・
ニュージーランドTでは②着に敗れましたが、1番人気を背負って自分から動かざるを得ない立場でのレース。今回は6番人気の気楽さもあったかもしれませんね。それにしても見事な末脚でした。
馬券の軸に選んだ
ギベオンは惜しくも②着。マイル戦のペースに対応できるか心配していたんですが、
前半800m46秒3のペースを4、5番手でスムーズに追走。センスの良さを見せてくれました。
M.デムーロ騎手のレース後コメントによれば、先頭に立ってフワッとしたそうなので、精神面の成長があれば、さらに強くなりそうです。
僕の馬券的には熾烈な③着争いでしたw 7番人気
ミスターメロディが粘り込むように祈りましたが、外から伸びてきた9番人気
レッドヴェイロンが許してくれませんでした。
レッドヴェイロンは未勝利勝ち直後に出走した
アーリントンCで③着。能力の高さを見せていたんですが、馬券的に手が届かず。
ミスターメロディはハイペースの中、2、3番手でレースを進めての惜しい④着。強いですね。次は人気でしょうけど、楽しみな1頭です。
気になったけど最後に消した馬
「特選馬」パクスアメリカーナは4番人気で⑥着。内に刺さっていたそうで、映像を見ると確かに
川田騎手が左ムチを入れています。現状、左回りはひと息なのかもしれませんね。この点は覚えておけば、馬券に活かせそう。
今回馬券に入れた馬たちの成績は、
ケイアイノーテック①着、
ギベオン②着、
ミスターメロディ④着、
プリモシーン⑤着、
タワーオブロンドン⑫着、
フロンティア⑬着、
テトラドラクマ⑭着。上位とふた桁着順にくっきり分かれましたw 分かれてもいいから、3着の馬がいれば…。
1番人気だった
タワーオブロンドンはスタートで躓いた上、直線では前が塞がる不利もありました。今回は能力を出し切れなかったとみていいのでは? ただ、速い脚がないイメージの馬なので、多頭数のレースでスムーズに運べなければ、こういう事態も起こり得ることも注意しておきたいです。
さて、今週は古馬牝馬によるマイル女王決定戦・
ヴィクトリアマイル。先週の
NHKマイルCもそうですけど、このレースも時々、とんでもなく荒れますね。3年前には①着
ストレイトガール(5番人気)、②着
ケイアイエレガント(12番人気)、③着
ミナレット(18番人気)で
3連単2070万5810円。JRA・G1の過去最高配当が飛び出しています。今年は3000万円台を狙っていきましょう! そこまで荒れると当たる気がしないけど!
どんな穴馬がいるんでしょうか? それとも今年は拮抗ムードの上位人気馬で決まるのか? 読者の皆さんから届いた
「ヴィクトリアマイルの狙い馬」をご紹介していきましょう!
ハカセセブンさん「
リスグラシューに期待します。東京コース、マイルは得意ですし、複勝圏内には来ている安定感もあります。ハーツクライ産駒は勝てないけど馬券には絡んでいるので、中心でいいと思います」
リスグラシューは現4歳牝馬世代のトップクラスの1頭。
オークスや
秋華賞でも好走していますが、前々走の
東京新聞杯を牡馬相手にあっさり勝ったように、ベストはマイル戦なのかもしれませんね。前走・
阪神牝馬Sも行った行ったの決着の中、1頭だけ差してきて能力の高さを示しました。
今回の問題は
8枠16番という外めの枠。エンジンのかかりが遅い馬ですから直線の長い東京コースはぴったりのはずですが、馬群の内には入れづらいはず。
東京新聞杯の勝利も、前走・
阪神牝馬S③着も、前が空く展開の利があったように見えました。コースロス覚悟で外を回るか、それとも前が壁になる危険を覚悟して中を突くか。G1戦線に復帰する
武豊騎手の手綱さばきに注目ですね。
ミノッチさん「無難すぎますが
アエロリットを軸に据えようと思います。昨年のNHKマイルが記憶に新しく、東京マイルなら3着以内は堅いのではと信じたいです。できれば三連単の2着~3着に来てくれれば配当的に有り難い(笑)」
アエロリットは前々走・
秋華賞⑦着以外は大崩れのない成績。その秋華賞は距離もしくは道悪、あるいはその両方が敗因とみていいのでは? 同距離・同コースの
NHKマイルCは前半4ハロン46秒1のハイペースを2番手で追走し、早め先頭から坂上で②着以下を突き放す強い内容。心配なのは行きたがる面。でも、マイル戦なら辛抱できますかね。目標にされる不利はありますが、馬券の軸には最適かもしれません。
あるかなさん「
レッツゴードンキを狙います 過去2回のVMは着外でしたが最近の安定感から3連複の軸には最適かと 岩田さんも復調していますし 相手はリスグラシューを予定してます」
ブラックドラゴンさん「最近のG1は岩田騎手が頑張っているので、三度目の正直で
レッツゴードンキです!」
阿波の虎さん「2週続けての4着止まり。なかなか財布の潤いにはなりません。今週の出目競馬からは1番レッツゴードンキを指名します。昨年は500kgを割り込んで体調一息でしたが今年はしっかり体を作って出走できるように思われます。前売り人気もしていますが」
G1戦線で活躍を続けながらも、栄冠にあと一歩及ばない
レッツゴードンキ。
桜花賞以来のG1制覇が待たれるところです。ただ、昨年のこのレースは⑪着で、一昨年は⑩着。能力がある馬だけに
「偶然」と思いたい考えもありますが、それを覆す材料もないんですよね。その割には前日最終オッズで単勝6番人気。狙っても、そんなに美味しくないポジションなら消した方が無難だと思うのですが、いかがでしょうか?
シンゲンさん「
レーヌミノルが狙って面白いのではないでしょうか。昨年の秋華賞以後は牡牝混合戦を4走し、未勝利ながらいずれも小差。有力馬に差し馬が多いので、すんなり先行してマイルCSくらい走れればチャンスもあるのではないでしょうか」
馬券ハンターさん「リピーター、3歳クラシックを賑わせた4歳馬、忘れられて不当に人気を落とした実績馬。この人気なら完全に忘れられてますね
レーヌミノル◎」
昨年の
桜花賞馬
レーヌミノルは、その後7戦馬券圏内に入っていません。でも、確かに勝ち馬との着差をみると、昨年の
マイルCS(④着)が
ペルシアンナイトから0秒2差、前々走・
オーシャンS(⑥着)が
キングハートから0秒1差と大きく負けていないんです。前日最終オッズで単勝9番人気はおいしい存在。あとは、もうひと押しが利く理由があればいいんですが、現状は説得力のある理由を見つけられない状況。
「混戦で浮上」くらいなので、資金に余裕があれば手を回せるかもしれません。
kzmさん「ここで
ソウルスターリング。復活してほしいですね」
オークス以降、輝きを失っている
ソウルスターリング。こんな馬ではないはずなんですけどねぇ。精神的な問題なのか、それとも早熟だったのか。前走・
阪神牝馬Sも⑩着大敗。4コーナーで前を射程圏内に捉えながらも伸び切れなかった点は、まだまだ本調子ではなさそうに思えました。どこかで突然、復活してもおかしくない能力の持ち主だとは思うのですが…。
5頭ボックスさん「調教も抜群、枠もバッチリの
レッドアヴァンセから勝負。前走がフロックではないことを証明してくれるはず。今週もディープ産駒で!」
レッドアヴァンセは前走・
阪神牝馬Sで②着。今回人気を集めている
リスグラシューや
アドマイヤリードに先着しました。ところが、このレースは逃げ切った
ミスパンテールの作ったペースが
前半4ハロン49秒1のスローペース。これを2番手で追走して、粘り込んだこの馬をどう評価するのかは難しいところです。前々走の準オープン・
ユートピアSにヒントを求めようとしても、②着馬に4分の3馬身の勝利。現状では、なかなか評価が難しい1頭です。
「相手なりに走れる」…かも、という推測を信じれば、馬券に入れてもいいかも。
いちひでさん「ヴィクトリアマイルは絶対荒れる!
デンコウアンジュ頭でいきます!」
デンコウアンジュは現役の中でもムラ馬の筆頭的存在ですね。この馬は東京コース、マイル戦、牝馬限定戦が好走条件のはず。ところが最近、
福島牝馬S③着や
ターコイズS③着と芝1800mで好走。今回はベストの条件のはず。前日最終オッズ単勝10番人気なら美味しいかも。
北陸の夢追い人さん「軸と言うより勝負ですが
ワントゥワンです! ジョッキーの勢いにもあやかりたいし程よい差し馬って感じで来たら凄いことになるんじゃないでしょうか」
はい、来たら凄いことになりそうです。何せ前日最終オッズで単勝14番人気ですから。ただ、14番人気になるには理由もあって、前走・
阪神牝馬Sで⑫着。鞍上は先週
NHKマイルCを勝った
藤岡佑介騎手ですが、ジョッキーだけに勢いがあってもどうにもならないのが競馬。ただ、末脚は切れるだけに、スローの上がり勝負になれば、上位浮上の目はあるかも。
そして今回、もっとも支持を集めたのは、昨年も好走したあの馬!
直行さん「
ジュールポレールを狙います。去年の3着馬ですし。枠も良いところに入りました。頭まではどうかと思いますが馬券圏内は十分狙えると思います」
ツムツムツムラーさん「
ジュールポレールの連続好走に期待します」
ジャーニーマンさん「
ジュールポレールから行きます。今年は至るところでリピーターという言葉を目にしますが、去年のレースはヴィクトリアマイルとしてはドスローで再現性に欠けるように思えます。そんな去年の上位馬の中で一番馬場にも展開にも恵まれなかった中で3着に来たこの馬を評価します。馬券圏外の4回の内3回は使いだし初戦で、もう1回は距離が長い上に不利な外枠だったエリザベス女王杯ですから、この人気で買えるなら買わない手は無いと思います」
カクテルさん「マイル戦では特に狙いたいディープ産駒と言うことで、
ジュールポレールに妙味があります。昨年のヴィクトリアマイルでは3着に来ていますから、期待したいです」
ジュールポレールは昨年のこのレースで7番人気ながら③着に好走。昨年は
阪神牝馬S③着からの出走でした。今年も同じローテーションを選択し、前走・
阪神牝馬Sは⑤着。ゴール前で左右から挟まれ、
幸騎手が立ち上がって手綱を引く場面がありましたが、それがなくても勝ち負けには加われてなかったように思えます。でも、前走は5か月の休養明けでしたから、叩いての上積みは期待できそう。2枠4番の枠順も良いのでは? 内からピュッと伸びる脚が使えれば。
それでは展開を予想しましょう! 逃げるのは
カワキタエンカ(馬番7番)。2番手に
アエロリット(馬番10番)。
それを見るように
ジュールポレール(馬番4番)、
レッドアヴァンセ(馬番6番)あたり。
中団に
レッツゴードンキ(馬番1番)、
ミスパンテール(馬番2番)、
ソウルスターリング(馬番9番)、
アドマイヤリード(馬番11番)、
リスグラシュー(馬番16番)、
デンコウアンジュ(馬番17番)。
後方待機は
ワントゥワン(馬番13番)。
アエロリット(馬番10番)としては、後続に追走で脚を使わせるくらいのペースが理想のはず。もしスローになりそうであれば、コンビを組む
戸崎騎手が前を突っつくことになるでしょう。直線では先に抜け出した
アエロリット(馬番10番)を目標に、後続が押し寄せる展開。いずれにせよ、レース展開の鍵を握るのは
アエロリット(馬番10番)になりそうです。
それでは買い目を発表します! 3連複で
アエロリット(馬番10番)の1頭軸流し。相手は
ミスパンテール(馬番2番)、
ラビットラン(馬番3番)、
ジュールポレール(馬番4番)、
アドマイヤリード(馬番11番)、
リスグラシュー(馬番16番)、
デンコウアンジュ(馬番17番)の6頭。
15点×各400円で計6000円です!
レースを支配すると思われる馬
アエロリット(馬番10番)を軸に。勝ち切れるかどうかは分かりませんが、馬券圏内確保なら大いに期待できるはず。
ここまで触れていない馬が馬券に入っています。
ラビットラン(馬番3番)はとにかくハマった時の末脚が強烈。東京芝コースは初めてですが、東京ダートコースや中京芝コースで良績があるので、左回りは問題ないはず。自分の競馬に徹すれば、好走の可能性はありそう。
アドマイヤリード(馬番11番)は昨年、このレースを勝って以来、勝ち星がありませんが、前走・
阪神牝馬Sで勝った
ミスパンテールと0秒1差の④着など、大負けしているわけではありません。昨年の勝ち馬が無視できない状態にあるなら、馬券に入れておきましょう。
気になったけど最後に消した馬
「特選馬」は
ソウルスターリング(馬番9番)。能力の高さは認めるものの、現在はその能力を発揮できる精神状態にないのでは? 前走でもきっかけが見えなかったので、今回は馬券から消します。
そして、
「ガールズジョッキー ラジオステークス」の3人の応援馬もご紹介しておきましょう。毎回、番組の中で応援する理由も発表してもらっていますが、いよいよ僕の手に負えなくなってきました。血統方面の勉強が進んでいるってことですよw
「ガルジョ」3人の応援馬
推奨者
| 推奨馬 |
推奨理由 |
石橋桃さん(ももすけ) |
レッツゴードンキ |
「このレースはニジンスキーの血が好相性のはず!」 |
長久友紀さん(がっきゅ) |
アドマイヤリード |
「昨年の勝ち馬! 外枠から落ち着いてレースを運べるのでは?」 |
和多田美咲さん(わっちゃん) |
リスグラシュー |
「ここが大目標! 東京マイルに実績あり!」 |
はてさて、兄も、弟も、ビギナーも、ベテランも、関係なく同じ立場で馬券を買うのが競馬の良いところ。
「当たった人が一番偉い」 たとえ、自分の誕生日の数字で買って当たったとしても、外れた人が文句を言う筋合いは一切ないのです。
「文句があるなら当ててから言え」 こんなに分かりやすいゲームって、なかなかないですよね。今年の
ヴィクトリアマイルはなかなか難解ですが、なんとか引っかけたいと思います。引っかかれー!
「ガールズジョッキー」公式サイトhttps://girlsjockey.jp/
「ガールズジョッキー」公式ツイッターアカウント@grjockey
文化放送 超! A&G+サイトhttp://www.agqr.jp/
2018年の回収率…160.9%(目標100%)
特選馬の成績…[1.2.0.10]
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