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混戦&道悪? ならば展開から浮上する馬を……

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どうも! 馬迷男・八木たかおです!

最近、特にモテる職業に気づきました。数々の有名人女性を虜にし、そして結婚へと駒を進められる魅惑の職業。皆さん、お気づきでしょうか? IT関連企業の社長? スポーツ選手? ダービージョッキー? いえいえ、違います。正解は「一般男性」。大概の報道で、女性有名人のお相手として報道されているのがこの職業。なりたい! 一般男性になりたい! 資格はいるんですか? 一般男性養成専門学校はあるんですか? え、もうなってる? いつの間に…。ナチュラルボーン一般男性。だいたい、「一般男性」じゃない男性は何男性なのか?

目指すべき夢の職業に気づきましたが、子供の頃はもうひとつなりたいものがありました。宇宙飛行士? プロ野球選手? ダービージョッキー? あ、競馬に出会うのがもう少し早ければ騎手を目指したかもなぁ。中学3年生時点で身長162センチ、体重45kg。体格的にはクリアできそう。恐らく、運動能力がついていけなかったと思いますがw

話は脱線しましたが、なりたかったものです。実は職業ではありません。なりたかったのは転校生。別に通っていた学校や友人関係に不満があったわけではなく…まあ、ないこともないんですけど、「こんなもんだろう」と割り切っていたので…転校生独特の扱いを一度経験したかったんですよね。

先生が教室に入ってきて「今日からこのクラスに新しいお友達が加わることになりました」。ザワつく教室。「入りなさい」と先生に促され、教室に入ると男子からは「女子じゃねえのかよ!」という声が上がる中であいさつ。「◯◯から転校してきた八木たかおです。前の学校では卓球部に入っていました。趣味は乗馬とバイオリンです。早く学校に慣れるように頑張ります。よろしくお願いします」。という、多少ウソのスパイスを効かせた自己紹介。休み時間には、同級生から数々の質問を浴びます。

中学、高校時代は卓球部だったので、転校して、他の学校の卓球部の一員として、実際に通っている学校の卓球部と対戦するという、ドラマ的な展開も妄想していました。「お前がライバル校の一員になるとはな…」的なやつ。そんなに強い学校じゃなかったんですけどねw

「環境の変化」には、当然不安もありますが、ワクワク感も付随。転校はいろいろと大変でしょうから、経験された方の中には「そんなに楽しいもんじゃねえよ!」という意見もあるでしょう。しかし、そこは大目にみてくださいw

なぜ、そんな子供の頃の密かな夢を思い出したのかというと、今年の秋、「マジックマン」ジョアン・モレイラ騎手がJRA騎手免許試験を受験するという報道を目にしたから。当コラムでも、これまでに「マジックマンだ!」「トランプマンだ!」と時々扱ってきましたが、世界的名手が日本に! 競馬ファンはうれしいですけど、騎手の皆さんにとっては一大事。「なんかヤバい奴が転校してくるらしい…」学園モノのような展開を想像してしまったのです。

僕がモレイラ騎手へメッセージを送るとしたら、この一言。「受験、がんばってね」 手伝えることは、深夜、自分の部屋で勉強机に向かって黙々と勉強しているモレイラ騎手に夜食のおにぎりを用意することくらい。あとは、東京・湯島天神や京都・北野天満宮、福岡・太宰府天満宮でお守りを買ってくるくらいでしょうか。

「一般男性」ならぬ「世界的トップジョッキー」の日本競馬通年参戦は、レースにも、オッズにも変化を与えそうです。馬券的には競馬ファンからモテモテ。モレイラ騎手の乗る馬が人気を集めそうです。ただ、それを踏まえた逆張りもできそう。昨年の夏、ワールドオールスタージョッキーズで札幌開催に参戦した時も、人気は集めるものの、勝ち切れないことがありました。まあ、マジックマンも全部勝つわけじゃないですからねw 馬券作戦を想像しただけでワクワクします。あー、来年の競馬が楽しみ!

来年のことを考えて鬼を大爆笑させる前に、目の前の競馬も頑張っていきましょう。先週の安田記念は9番人気のモズアスコットが連闘でG1初制覇! 重賞初タイトルがG1という快挙! 連闘での安田記念勝利は1989年のバンブーメモリー、G1勝利は1998年阪神3歳牝馬Sのスティンガー以来、20年ぶりだとか。懐かしい名前ですね。

モズアスコットの前走・安土城Sは出遅れもあって②着。ダービー当日の京都メインでしたし、そのレースで1枠1番だったため大型ビジョンで出遅れる姿がよく見えましたし、馬券も3連単の頭で勝っていたので、しっかり印象に残っていました。「賞金が足りないからここへ回ってきたんだろうな」とは思いましたが、最初から連闘策は予定通りだったとか。誤算は安土城Sで賞金を上積みできなかったことですが、フルゲート割れで出走可能に。運もありました。

実は、恥ずかしながら矢作厩舎が連闘に強いということを知りませんでした…。勉強不足。連闘時の単勝回収率は108%。ちなみに全成績の単勝回収率は88%。そんなに連闘が得意だったんや…。これからは矢作厩舎の連闘は要チェックや!

うん? ちょ待てよ? 僕の心の中のキムタクがブレーキを踏みます。ということは、矢作厩舎の馬を単勝や馬単・3連単の①着付けで買うのは、連闘の時だけにすると、より効果的なんじゃないの? 連闘以外は頭から買わず、連闘の時のみ「待ってました!」と頭から。「矢作さんの連闘待ってました作戦」を今日(土曜日)から試していこうと思いますw(ちなみに今週はいません)

②着アエロリットはよく頑張りました。中2週もなんのその。良馬場の方がいいんでしょうね。ヴィクトリアマイルに続いて落鉄していたとか。条件が整えば、どこかで再びG1に手が届きそう。

③着スワーヴリチャードは直線で弾けず。スムーズに追走できているように見えましたが、多少無理をしていたんですかね。距離的にはせめてもう1ハロン欲しいところでしょう。でも、レースを盛り上げてくれた参戦に敬意を。

今回馬券に入れていた馬たちの成績はスワーヴリチャード③着、サトノアレス④着、サングレーザー⑤着、ペルシナンナイト⑥着、キャンベルジュニア⑪着、レーヌミノル⑫着、ヒーズインラブ⑬着。きれいに①着&②着がいません…。連闘と中2週、間隔を詰めて使ってきた馬を嫌った結果が、この惨敗に。競馬は難しいなぁ…。

気になったけど最後に消した馬「特選馬」となったリアルスティールは4番人気で⑮着。こんなに負ける馬じゃないですよね。敗因はやはり海外遠征の披露でしょうか? 過去最高体重514kgの出走でしたから、調整の難しさもあったかもしれません。



これにて春のG1シリーズ6連戦が終了。なんとなくひと息ついてしまいますね。皆さん、お疲れ様でした。でも、今週も来週も競馬はあります! 日曜日は東京でエプソムC、阪神でマーメイドS。梅雨に入り、馬場状態がまったく読めない難しい時期を迎えました。マーメイドSって「水の中を泳ぐ」みたいな意味で、この時期に施行されてるんですかね? 梅雨時期の牝馬限定ハンデ戦なんて当たる気がしませんw なので、まだ比較的難易度が低そうなエプソムCをターゲットレースにしてみました。まずは読者の皆さんから届いた「エプソムCの狙い馬」をご紹介! G1シリーズが終わり、メッセージの数もやや減りましたw でも、その分、1通1通のメッセージに、濃厚に絡んでいきたいと思います! ジメジメした時期をよりうっとうしく!

ハカセセブンさん
「ダイワキャグニーに期待します。東京は得意にしてますし、距離も問題ないと思います。先行馬ですから、雨、重馬場予報なので、先行押しきりになるかなと思います。初めての道悪が不安ですが、横山騎手の手腕に期待して、中心でいいと思います」

シンゲンさん
「ダイワキャグニーを軸にします。メンバーを見ると、明け4歳2頭が5歳以上のベテランと対決する図式。先週の安田記念で4歳馬が掲示板を独占したように、現4歳勢は層が厚い印象です。同馬も昨年のG1馬5頭が出走した毎日王冠で2頭のダービー馬に先着しての4着と好走。陣営も秋の大舞台に向けて、得意の府中で賞金を加算しておきたいところでしょう」

ミノッチさん
「今回はダイワキャグニーから流す予定です。去年のPOG指名馬と言うこともあり好きなので。それに東京コースなら信頼できると思ってます」

ダイワキャグニーは前走で、今回と同コース・同距離のメイSを快勝。馬群の中で折り合って差し脚を伸ばして抜け出るという、これまでとはひと味違うレース運びを見せました。横山典弘騎手が完全に手の内に入れている感があります。これまでに東京は8戦して5勝、1800mは4戦して3勝。ベストの条件と言えるかもしれません。

不安点を挙げるとしたら、やはり道悪。ちょっと調べてみたんです。ダイワキャグニー自身は晴れ男のようで、これまでの10戦がすべて良馬場。そこで兄弟の道悪実績をチェックしてみたんですが、驚くべき結果が! 母トリプレックスの産駒でレースに出走したのは、ダイワキャグニーを含めて9頭いるんですが、芝の道悪で1回も馬券圏内に入っていません! 初産駒のトリプルスレットがデビュー3戦目に稍重で行われた中京芝1200mの未勝利戦で勝ち馬から0秒4差の④着に入ったのが最高成績。ま…まあね、あくまで兄弟の話ですし、ダイワキャグニー自身がこなせないって決まったわけじゃないし…。「道悪? 関係あるかーい!」って好走するかもしれないし…。てるてる坊主作りが急がれます。

ちなみに僕は今、広島カープと東北楽天ゴールデンイーグルスの3連戦を観戦するために広島へ来ているんですが、こちらも日曜は雨予報。以前の遠征の時のように、日曜の試合が雨天中止になるとレプリカユニフォームを着たままウインズ広島へ行くことになってしまいます。僕もてるてる坊主作りが急ぎます!

5頭ボックスさん
「サトノアーサーから。週末の雨予報も心配なし! 3連単の軸でいきます」

一方、道悪でもそこそこ結果を出しているのがサトノアーサー。稍重のデビュー戦を勝ち、3戦目は重だったきさらぎ賞でアメリカズカップから0秒3差の②着。不良馬場の菊花賞は⑪着に沈みましたが、その後、稍重の洛陽Sを勝っています。ただ、陣営は「道悪だとノメる面がある」とコメントしていますが…。

前走・メイSは2番人気で③着。外々を回る展開が厳しかったかもしれませんが、②着ストーンウェアに差された点はやや不満です。叩き2走目の上積みで、パフォーマンスを上げることはできるでしょうか? 枠は大外16番。一般的には不利な気もしますが、当日の馬場状態との兼ね合いで判断したいですね。

バンカフェさん
「グリュイエール。福永&金子コンビでダービーに続いて、夏場に強い芦毛。福永Jの第2子誕生でお祝い金?」

グリュイエールは前走・府中Sが2年1か月ぶりという長期休養明けでしたが、その1戦を勝利! 力の違いがないとできない芸当なんじゃないでしょうか。3歳時にはきさらぎ賞④着、毎日杯⑥着がある実力馬です。

3走前は2015年11月の準オープン・比叡S。稍重で行われたこのレースを勝ったのはアルバートなんですが、グリュイエールは0秒6差の③着。なんか微妙w 道悪も走れなくもない…くらいの感じでしょうか。判断に迷いますねぇ。

福永騎手は安田記念でサングレーザーに騎乗して3番人気で⑤着。「ダービー初制覇の勢いがあるって言った奴、出てこい!」という結果でしたw でも第二子となる女の子の誕生はめでたい限り。第一子の長女が生まれたときは日曜日だったので出産に立ち会えなかったそうですが、今回は木曜日だったの立ち会えたそうです。予想コラムで何の情報やらw 福永家の姉妹が騎手デビューなんてことになれば、どかーんと注目されそうですね。気の長い話ですが、今週、パパ福永騎手のやる気はいつも以上にみなぎっていることでしょうw

ジャーニーマンさん
「ハクサンルドルフから行きます。日曜日は道悪になりそうなので、稍重くらいの外差し馬場になればこの馬の直線スピードが活かせると思いました」

ハクサンルドルフはオープンに上がってからは、掲示板に入るかどうかのあたりには来るのですが、馬券圏内まではもう一歩。上がりは出走メンバー最速を何度も記録しているので、現状はハマるかどうかの馬なのかもしれません。ただこの馬は道悪が上手。これまで重・不良で[2.1.0.1]。勝った一戦は5走前の準オープン・甲斐路Sですから、評価していいはず。道悪を味方に浮上する可能性はありそうです。

阿波の虎さん
「今年のG1は4着止まりの競馬ばかりです どうにもなりませんね。今週もまた穴目からの出目競馬です。今回は石川君のブラックスピネルを狙います。3番手位から上手く抜け出してもらいたいけどね。ブライアンズタイムの血統で少しだけの上昇気配に賭けます」

ブラックスピネルは昨年初めの勢いが消えてしまいました。昨年は京都金杯②着、東京新聞杯①着、マイラーズC④着とかなりがんばっていたのですが、安田記念でしんがり⑱着。きっと、ここでリズムがおかしくなってますよね。今回は休み明け2戦目。前走・メイS⑦着からの上積みは期待できそう。1枠1番ですし、昨年の東京新聞杯を逃げ切ったことを考えれば、ここも逃げた方がいいかもしれませんよ。この馬自身、道悪の経験はあまりありませんが、人気馬が道悪に苦しみそうなら、なおさら逃げてアドバンテージをとってもいいかも。

それでは展開を予想しましょう! 逃げにこだわる馬がいない組み合わせ。ハナは最内枠のブラックスピネル(馬番1番)が思い切って行くか、ベルキャニオン(馬番2番)、トーセンマタコイヤ(馬番4番)、マイネルミラノ(馬番12番)あたりか。

その後ろを追走するエアアンセム(馬番3番)、グリュイエール(馬番5番)、マイネルフロスト(馬番7番)などが先行グループ。

中団はサーブルオール(馬番8番)、スマートオーディン(馬番9番)、ダイワキャグニー(馬番10番)、バーディーイーグル(馬番14番)、サトノアーサー(馬番16番)あたり。

後方待機はハクサンルドルフ(馬番6番)、アデイインザライフ(馬番13番)。

どの馬がハナを切るにしてもペースは上がりそうにありません。レースはゆったり流れそうです。思い切って捲っていく馬もいないのではないでしょうか? ならば、最後の直線の瞬発力勝負。ただ、道悪になりそうなこともあり、先行勢が有利な展開とみます。

それでは買い目を発表します! 3連複でグリュイエール(馬番5番)1頭軸流し。相手はブラックスピネル(馬番1番)、エアアンセム(馬番3番)、トーセンマタコイヤ(馬番4番)、サーブルオール(馬番8番)、ダイワキャグニー(馬番10番)、サトノアーサー(馬番16番)の6頭。15点×各400円で計6000円です!

先行できそうなグリュイエール(馬番5番)を軸に抜擢! 道悪自体はやってみないと分かりませんが、稍重で準オープン③着があるなら何とか恰好はつけられると信じることにしましたw 長期休養明けを叩いた上積みもあるはず。素質馬の開花に期待です!

ここまで触れていない馬が馬券に入っています。エアアンセム(馬番3番)は準オープンをなかなか勝ち上がれなかったのに、前々走・スピカSを勝ったかと思えば、続く前走・都大路Sで②着。相手なりに走れる馬のようです。稍重では勝ち星があるので、雨量によっては通用してもおかしくないとみました。

トーセンマタコイヤ(馬番4番)は昨年11月に準オープンを勝ち上がった後、前々走・中山金杯で勝ち馬から0秒3差の⑥着、前走・新潟大賞典で勝ち馬から0秒3差の⑤着。どちらもハンデ54kgだったとはいえ、今回のメンバーなら通用してもおかしくないのでは? 先行力もあります。

サーブルオール(馬番8番)は1000万下と準オープンを2連勝。ここまで大崩れのない馬が2連勝したのですから、一枚皮が剥けたのかもしれません。要注意とみて馬券に入れました。

気になったけど最後に消した馬「特選馬」はハクサンルドルフ(馬番6番)。切れ味は認めるものの、今回は展開がスロー濃厚。展開の罠にハマりそうです。

そして、今週も「ガールズジョッキー ラジオステークス」の3人の応援馬もご紹介しておきましょう! 安田記念でペルシアンナイト(⑥着)を応援していた長久友紀さんは、悔しさのあまり、レースの感想をツイッターに投稿できなかったそうですw いい競馬ファンが育ったかもしれませんねw

「ガルジョ」3人の応援馬

推奨者	推奨馬
推奨理由
石橋桃さん(ももすけ)	ダイワキャグニー
「ベストの距離! 横山典弘騎手とのコンビも魅力!」
長久友紀さん(がっきゅ)	アデイインザライフ
「7歳馬でも爆走に期待!」
和多田美咲さん(わっちゃん)	サトノアーサー
「前走・メイS3着の末脚がすごかった!」

今年のエプソムCも現状はG1まで力が及ばない馬たちの戦い。ここで好走して秋のG1戦線に「謎の転校生」のような形で参戦できる馬が登場すると楽しいんですけどね。あと、その馬に来年、モレイラ騎手が騎乗することになれば、さらに熱い展開! ま、その前に、改めてモレイラ騎手には試験勉強をがんばっていただきましょうw

「ガールズジョッキー」公式サイト
https://girlsjockey.jp/

「ガールズジョッキー」公式ツイッターアカウント
@grjockey

文化放送 超! A&G+サイト
http://www.agqr.jp/

2018年の回収率…141.7%(目標100%)
特選馬の成績…[1.2.0.16]

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