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この春のG1で最高難度の一戦! ならば馬券は……
2018.6.23

どうも。馬迷男八木たかおです。

まずは、大阪府北部地震に遭われた関西方面の皆様、そしてご家族やご友人が関西にいらっしゃる皆様に、心よりお見舞い申し上げます。一日も早く日常の生活を戻ることをお祈りしております。

僕の実家は神戸市の西側なので、発表によれば震度4くらい。大きな被害はなかったようですが、地震発生の夜、一応電話で安否確認。オカンいわく「あんなん、揺れたうちに入れへんわ」 地震に慣れるのも考えものですが、阪神淡路大震災を経験した人の中にはそう考えた人もいるかも。ただ、ウチの実家は笑い話で済みますが、大きな被害に遭われた方がいることは忘れないようにしたいですね。

さて、サッカー・ワールドカップの日本代表が思わぬ…と言っては失礼かもしれませんが、やはり思わぬ展開に。先週の当コラムで応援する姿勢を示しておいて良かったですw 「手のひら返し!」「後乗り!」のそしりを受けることはないはず。まあ、そうは言っても、まだ1試合が終わっただけ。これから戦うセネガルもポーランドも強い相手。今後2連敗&グループリーグ敗退の可能性も十分。しっかり応援しますよ。相変わらずテレビをじっと無言で観ているだけですけどw

「番狂わせ」と言ってもおかしくない日本対コロンビアの結果を、日本ではテレビのワイドショーあたりもわーわーと伝えていましたが、コロンビアではどう報じられたんでしょうね? 負けるとは思ってなかっただろうなぁ。

コロンビアは試合開始直後にレッドカードで1人退場になり、さらに先制点を献上。今週が宝塚記念ということもあるんでしょうけど、コロンビア国民の皆さんにとっては2015年の宝塚記念のような悪夢だったのでは? ゴールドシップがゲートで立ち上がって大出遅れした、ある意味、伝説の一戦。先制点の後は競馬のハンデ戦的に言えば、コロンビア60kg、日本52kgくらいになっちゃった感じですかね。その割には、互角の戦いでした。負けてなお強し。でも、内容はどうでも良くて、とにかく勝てばいいのです。それが大一番。

「半端ない」今週何度この言葉を見聞きしたことか。半端ないくらい見聞きしました。サッカー・ワールドカップから注目の言葉が登場するのって、2006年ドイツ大会で決定的チャンスを外した柳沢敦選手のコメント「急にボールが来たので」の略、「QBK」以来ですかね? 急にびっくりしました、今年の流行語大賞候補が登場したので。QBK。

もし本当に「半端ない」が流行語大賞に選ばれたとすれば、誰が受賞式に登場するんでしょうか? 大迫選手? でも、大迫選手は言われた側。「大迫半端ないって、もうー! アイツ半端ないって! 後ろ向きのボール、めっちゃトラップするもん! そんなんできひんやん普通! そんなんできる? 言っといてや、できるんやったら! 大迫、半端ないって!」と言ったのは、2008年度全国高校サッカー選手権大会で、大迫選手がいた鹿児島城西と戦った滝川第二のディフェンダーでキャプテンだった中西選手。ちなみに僕の地元では、滝川第二高校のことは「滝二(たきに)」と呼んでいます。

ただ、中西選手は大学卒業後、銀行に就職し、サラリーマン生活を送っていて、マスコミの取材を断っているとか。そんな方が、流行語大賞の受賞式にだけ出てくるというのも考えづらいです。

僕の印象では、「半端ない」という言葉を若者たちに定着させたのはお笑いコンビ「トータルテンボス」だと思うのです。「半端ねぇ」をツッコミで使い、2007年の「M-1」で準優勝。今年の流行語大賞の受賞式には、ぜひ「トータルテンボス」を! 一緒にお仕事をしたことはありませんし、ファンでもないですけど、実力派がこれを機に再注目&ブレイクのきっかけを掴めればいいなぁと思います。

そして先週のユニコーンSで大ブレイクのきっかけを掴んだと思われるのが、勝ったルヴァンスレーヴ。スタート直後は中団後方の位置取りだったのに、馬群の外々を回りながら、4コーナーでは好位へ。直線で後続を突き放し、②着に3馬身半差をつける完勝。「強い」の一言。今後のダート戦線でも活躍が期待できそうです。

ルヴァンスレーヴはこれで5戦4勝・②着1回。勝ったのは全部左回り。サウスポー濃厚です。次走は7月11日のジャパンダートダービーへ向かうとか。右回りの大井なら、評価を少し下げる作戦もありかもしれませんね。勝たれたらごめんなさいのパターン。

②着は、気になったけど最後に消した馬「特選馬」だったグレートタイム。近2走に詰めの甘さを感じたんですが、しぶとく伸びてきました。このところ「特選馬」の好走が目立ち始めました。本当に、なんで最後に消した馬ってこんなに好走するんでしょうか?

今回馬券に入れた馬の成績は、ルヴァンスレーヴ①着、ホウショウナウ④着、セイウンクールガイ⑤着、グリム⑨着、プロスパラスデイズ⑩着、ハーベストムーン⑬着、バイラ⑭着。

馬券の軸に据えたグリムは安定感を評価したんですが、思わぬ大敗。直線でスムーズに外に出せない場面がありましたし、馬群の中で揉まれる展開に嫌気が差したんでしょうか。キャリアの浅い3歳馬だけに、まだまだ分からない部分がありますね。



これで4週連続の不的中。オークス以来、当たっていません。現在の回収率126.0%はなかなかのものだと思いますが、そろそろ追加点が欲しいところ。大迫のヘッド級の鮮やかなゴールで、今年の競馬の前半戦を締めくくりたいものです。

今週も、まずは読者の皆さんからいただいた宝塚記念の狙い馬」のメッセージから。グリーンチャンネルの中継や甲子園の中継を観ていても、関西方面はかなりの雨量だったようですね。馬場状態が大きなポイントになりそうです。そんな難しい状況で、読者の皆さんがどんな馬を狙っているのか、ヒントをいただきましょう! かなりご意見が分かれていますよ。

ブルーさん
「馬場状態も読みにくい上に混戦メンバーな状況ではありますが、ステファノスから! 昨年の大阪杯もそうですが元々叩き2走目でG1を狙ってくる藤原英厩舎なら前走は度外視します! 馬場が悪くなりすぎなければなお良いかと思います!」

パンチョさん
「人気の盲点、ステファノスでどうですか? 雨の影響がどれくらいかわかりませんが、休み明け2戦目で阪神競馬場、内枠。大阪杯の再現を」

前日最終オッズで単勝13番人気のステファノスも支持されるほどの混戦かつ難解な一戦です。宝塚記念は昨年出走せず、一昨年は勝ったマリアライトから0秒6差の⑤着。思い返せば、一昨年の宝塚記念は稍重でしたね。7歳にしてさらなる上積みを期待するのは酷かもしれませんが、今回の人気は低すぎる気もします。

ハカセセブンさん
サトノダイヤモンドを中心にします。ルメール騎手との相性と阪神が得意という理由です。もう少し外枠が良かったと思いますが、馬場はパンパンではないと思うので、逆に内枠で良かったかなとも思います。春のグランプリレースなので、期待してます」

人気投票1位のサトノダイヤモンド前日最終オッズで単勝1番人気。されどオッズは4.6倍。なかなか微妙ですねぇ。この馬の場合は結局、能力を出し切れるかどうか。関係者のコメントを読むと、馬体が良くなったり、前向きな面も出てきているようです。ただ、大阪杯の大敗を見ると、すぐに本調子に戻るとも考えづらいところ。フランス遠征の2戦の敗戦が重馬場だった点も、今回の馬場を考える不安材料。馬場はどこまで乾きますかねぇ。

5頭ボックスさん
パフォーマプロミスから行きます! 宝塚記念はここでG1初制覇が多いので絶好の狙い目! 枠もローテも問題なし!」

パフォーマプロミスは現状の勢いならメンバー中で一番の存在かも。準オープン、日経新春杯を連勝し、前走・目黒記念を4か月半の休養明けで3着。6歳にして充実期を迎えているようです。これまでの成績を見る限りは、道悪は歓迎ではありませんが、こなせそう。馬格がないので58kgはちょっと心配。でも、好走しても不思議ではない一頭です。

ユッキーさん
ヴィブロスから勝負です 複勝圏内には来ると信じて買います」

ヴィブロスドバイターフ②着以来、3か月ぶりの出走。昨年ドバイターフを勝っている国際G1ホースですから、その能力は今回のメンバーに入っても上位とみます。問題は距離ですかね? 昨年のエリザベス女王杯で1番人気に支持されながら⑤着。2200mはこの馬にとって、1ハロン長い気がするのですが、どうでしょうか? その上、道悪が残りそう。不安がつきまといます。

まんぞうさん
サトノクラウン本命。ディフェンディングチャンピオンが何でこんなに人気無いのか? ひとえにそれは鞍上が替わってしまっただけで、この馬の本質は変わらない。それに宝塚はリピーターレース。半端な2200という距離は半端ない強さを発揮する舞台と信じたい」

いただきました、「半端ない」w 昨年、稍重のこのレースを制したのがサトノクラウン。そもそも成績にムラがあるタイプなので、ふた桁着順もザラ。まあ、買いにくい馬ですよねw 馬場が田んぼのようだった昨年の天皇賞・秋で②着があるように、馬場が悪ければ悪いほど走れそうなイメージ。飲めば飲むほど強くなる酔拳のように、降れば降るほど強くなる雨拳の使い手です。新コンビの石橋脩騎手と泥だらけになりながら駆け抜ける姿が見られるかもしれませんね。

阿波の虎さん
「馬場状態がどうなのかな? 昔の重馬場はチャイナロックの子供を捜して買いました。今回は堅いレースに思いますが、それでも出目競馬です。14番スマートレイアーを指名します。なんとか気分良く3着迄に。松山騎手の思い切りに賭けました」

8歳牝馬スマートレイアー宝塚記念に初出走。追い込み、逃げ、そして差しと、戦法を転換しながら長きにわたって活躍していますが、陣営のコメントによると今回も差しに回りそうな雰囲気。重・不良の経験がない晴れ女ですが、稍重ではそこそこ好走。混戦になれば浮上してきそうです。宝塚記念って人気薄の牝馬が好走するイメージもありますもんね。

そして今回、もっとも支持を集めたのがあの馬! なるほどねぇ…。

シンゲンさん
ゼーヴィントを買ってみます。目黒記念は直線詰まって外に出すも、再び前が狭くなる不利があり6着。それでも上がりは最速を叩き出しており、調子は良さそう。重賞2勝はいずれも福島コースですが、セントライト記念やAJCCでも2着があって急坂は問題なく、とにかく小回りが向く印象です。乗り替わりの池添騎手は宝塚3勝と心強いですし、4頭いる日本のG1馬はみな休み明けなので付け入る隙はあると思います」

セクサーさん
「宝塚記念と妙に相性が良い、池添J騎乗のゼーヴィントで。5連勝中の8枠ですし(笑)」

ジャーニーマンさん
ゼーヴィントから行きます。2走前は長期休養明けを先行して失速、前走は直線ドン詰まりで言い訳の出来る負け方でした。元々小回り向きのディープインパクト産駒ですし、グランプリ男の池添騎手への乗り換わりとG1初出走の鮮度に賭けたいと思います」

ゼーヴィントは骨折での休養を経て、今年に入って2戦連続の⑥着。前々走・日経賞は休み明けですし、前走・目黒記念は左にモタレていたそうです。敗因ははっきりしているのでは? 2200mの距離はこなせそうですが、道悪経験は新馬戦⑦着があるだけで未知数。走ってみないと分かりませんねぇ。

さらに番外編としてご紹介したいメッセージもあります。ま、時々あることですけどねw

ブラックドラゴンさん
「サトノと心中します! 復活してくれることを願っています」

ビーフorチキンのようにダイヤモンドorクラウン? 「どっちのサトノSHOW」ですw あ、どっちもってことですかね? もう、欲張りなんだからw

それでは展開を予想しましょう! 逃げるのはサイモンラムセス(馬番11番)でしょう。2番手はノーブルマーズ(馬番2番)。並びはすんなり決まりそうです。

ストロングタイタン(馬番5番)、パフォーマプロミス(馬番7番)、ダンビュライト(馬番8番)などが先団を形成。

中団にはステファノス(馬番1番)、サトノダイヤモンド(馬番3番)、ミッキーロケット(馬番4番)、サトノクラウン(馬番9番)、ヴィブロス(馬番10番)、ワーザー(馬番13番)、スマートレイアー(馬番14番)、ゼーヴィント(馬番15番)、キセキ(馬番16番)あたり。

後方待機はアルバート(馬番6番)。

サイモンラムセス(馬番11番)の逃げならミドルペースで淡々と流れるはず。ただ、ダンビュライト(馬番8番)、サトノクラウン(馬番9番)あたりは、早めに前に並びかけて消耗戦に持ち込みたいはず。混戦ということもあり、全体的に勝負所での仕掛けが早いレースになるかも。激戦が予想されます。

それでは買い目を発表します! 3連複でパフォーマプロミス(馬番7番)、ダンビュライト(馬番8番)、サトノクラウン(馬番9番)、ワーザー(馬番13番)、スマートレイアー(馬番14番)、キセキ(馬番16番)の6頭BOX。20点×各300円で計6000円です!

迷いに迷いました、当初、サトノクラウン(馬番9番)軸を考えたんですが、ムラな走りがやはり怖い…。そこでBOX馬券です。

ここまで触れていない馬が馬券に入っています。ダンビュライト(馬番8番)は2200mの距離がベストのはず。武豊騎手のエスコートによる、早め先頭からの粘り込みに期待します。

ワーザー(馬番13番)は今回の日本馬のレベルなら勝てると踏んでの遠征のはず。ボウマン騎手を早めに確保した点も、陣営の本気度を示している気がします。マイル戦をひと叩きしての一戦。怖い1頭とみました。

キセキ(馬番16番)は菊花賞を見る限り、道悪も問題ないはず。前走・日経賞は力んでいたようなので、乗り慣れたM・デムーロ騎手とのコンビ復活は好材料。

気になったけど最後に消した馬「特選馬」サトノダイヤモンド(馬番3番)。まだ復調していないという判断です。それに尽きます。

そして、今週も「ガールズジョッキー ラジオステークス」の3人の応援馬もご紹介しておきましょう! 実は「ガールズジョッキー」は来週で文化放送超A&G+での放送を終了することになりました。今後はネット放送やイベントを続けながら、アニメ化を目指していきます。「ガールズジョッキー」の展開は今後も続いていきますし、彼女たちにも引き続き競馬を楽しんで欲しいと思います。

「ガルジョ」3人の応援馬
推奨者 推奨馬
推奨理由
石橋桃さん(ももすけ) サトノダイヤモンド
「ファン投票1位! ルメール騎手との再コンビに期待!」
長久友紀さん(がっきゅ) ダンビュライト
「勝ったAJCCと同距離! 内回りも向いているはず!」
和多田美咲さん(わっちゃん) ストロングタイタン
「夏場に力を発揮するタイプ!」

人気馬の調子が上がらず混戦ムードで、さらに馬場状態も微妙。この春のG1で最高難度の一戦です。正直、当たる気がしませんw レース後に「勝ち馬、半端ないって! めっちゃ道悪走るんやもん! そんなんできひんやん普通! そんなんできる? 言っといてや、走るんやったら!」 こんな感じの反省をしているはずですw 僕の馬券はすでに諦めムード。その分、がんばれニッポンw

「ガールズジョッキー」公式サイト
https://girlsjockey.jp/

「ガールズジョッキー」公式ツイッターアカウント
@grjockey

文化放送 超! A&G+サイト
http://www.agqr.jp/

2018年の回収率…126.0%(目標100%)
特選馬の成績…[1.4.0.16]

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