函館記念のカギを握るのは､同厩舎のあの2頭？

どうも｡馬迷男･八木たかおです｡

西日本の記録的豪雨から1週間が経ち､いまだに被害が拡大しています｡被害に遭われた方に､心よりお見舞い申し上げます｡暑さの厳しい折､体調にお気をつけください｡一日も早く元の生活に戻れることをお祈りしております｡

先週はこのコラムの原稿を書き終わろうとしているところで福島の開成山特別が発走｡オジュウチョウサンの平地競走初勝利を速報で伝えましたw 稀代のスターホースとあって､開成山特別でのオジュウチョウサンの単勝は2倍ちょうど｡まあ､通常なら買いたくないオッズですよねw

そこでジュンファイトクンを①着付けにした3連単を購入! はい､玉砕!

水曜日には大井で3歳のダート王者を決めるジャパンダートダービーが発走｡ルヴァンスレーヴは右回りが苦手とみて､グレートタイムとテーオーエナジーの2頭を①着付けにした3連単フォーメーションで勝負! はい､惨敗!

圧倒的人気馬に挑んでは蹴散らされる1週間｡実際に蹴散らされたら､流血必至な上に､顔に蹄鉄型の痣も残りそう｡そう思えばお小遣いが減っただけで済んでマシ…と思うしかない先週から今週にかけてを過ごしました｡顔蹴らないで! 私､放送作家なんだから! 映画｢Wの悲劇｣で薬師丸ひろ子さん演じる女優は､顔をぶたれていましたが､競馬と馬券を愛する放送作家は顔を馬に蹴られるような人生を歩むのかもしれませんw

そう､今週は馬券を通して､改めて人生と自分を顧みたのですw 単勝1倍台とか2倍そこそこの馬の粗を探し､重箱の隅をつつき､手繰り寄せたのは蜘蛛の糸｡圧倒的人気馬に何とか抗おうとする性格｡なんで､こんな性格になったのかなぁ｡

今思えば､子供の頃からちょっとひねくれていて､クラスの人気者たちがわいわい騒いでいるところに敢えて加わらず､教室の隅っこから眺めていました｡そんな人間が陽の当たる道を歩むわけはありません｡元々､人気馬を買えるような人間ではなかったのか…｡

しかし､中学校の時にサッカー部が無かったことは僕の人生に大きな影響を及ぼしているはずです｡小学生の頃､少年野球チームに入りつつ､秋から冬にかけてはサッカーチームでも活動するというスポーツ少年でしたが､少年野球チームでは代走要員｡サッカーチームでは右サイドバックのレギュラー｡なら､適性を考えて､中学生になったらサッカー部に入ろうとするのが普通｡なのにサッカー部が無い!

で､友達に誘われて入ったのが卓球部｡卓球部も楽しかったんですが､ほら､大抵クラスの中心にいるのって､野球とかサッカーとか､メジャースポーツの部員じゃないですか｡今でこそ人気が上昇していますが､約30年前の卓球にはややマイナー感がありました｡僕の通っていた中学校にサッカー部がもしあれば､Jリーグ開幕の頃からプロになり､つい最近までロシア･ワールドカップで活躍し､女優と結婚し､今頃スペインのクラブへの移籍を発表していたはず｡息の長い選手だなぁw ニックネームも｢キング｣になっていたかも｡キング･タカ…悪くないな…｡

今週も圧倒的人気馬に蹴散らされる週末の始まり! 分かっているのに競馬が始まるとウキウキするのは､ひねくれ者の上にドMという厄介な性格なのかもしれませんねw

先週のターゲットレース､プロキオンSは圧倒的人気馬不在の混戦ムード｡そんな一戦を制したのは､5番人気のマテラスカイでした｡外枠でしたがゲートをポンと出てハナへ｡速かったですねぇ｡その後は一人旅｡不良馬場とは言え､1分20秒3の日本レコードはお見事｡ダート界に新星誕生の予感です｡

②着のインカンテーションはやはり1400mだとポジションが後ろになってしまいましたが､最後によく伸びてきました｡8歳でもよくがんばりますね｡

気になったけど最後に消した馬｢特選馬｣のサクセスエナジーは6番人気で④着｡道悪に不安を感じたのですが､③着のウインムートとはクビ差の大接戦｡危ない､危ない｡58kgの斤量が僅かな差になったかもしれませんね｡

今回馬券に入れた馬たちの成績は､マテラスカイ①着､インカンテーション②着､ウインムート③着､ドリームキラリ⑥着､キングズガード⑦着､ルグランフリソン⑪着､エイシンヴァラー⑫着｡軸のキングズガードが不発でした…｡道悪にも実績があったのに…｡時計が速すぎたかなぁ｡


今週の重賞は函館記念｡行きたいなぁ､函館｡食べたいなぁ､海の幸｡東京よりも涼しいんだろうなぁ｡旅行費用になるくらいの素敵な配当を目指したいですね｡当コラムはオークスを的中させて以来､7連敗中なんですけど､夢だけは大きいですw

それでは今週も読者の皆さんから届いた｢函館記念の狙い馬｣をご紹介していきましょう! 函館への旅行費用になる馬券｢はるばる来たぜ函館馬券｣にたどり着けるような､素敵な穴馬はいますかねぇ｡

ハカセセブンさん
｢クラウンディバイダに期待します｡難しいメンバーですが､函館､札幌の成績は良く､穴としては楽しみです｡距離には不安はありますが､複勝圏内はあると思うので､中心にします｣

ハゲタカさん
｢内枠､逃げ先行馬ということでクラウンディバイダ｣

クラウンディバイダは前々走で準オープンのジューンSを勝ち､前走･巴賞を④着｡好走が続いています｡昨年7月には今回と同距離･同コースの松前特別②着があり､洋芝適性もありそう｡ハンデ54kgも魅力ですね｡カレンラストショーとの兼ね合いが気になるところですが､ジューンS勝ちは2番手からの競馬｡競り合わなければ能力を発揮できるかもしれません｡

れいんぼーらいんさん
｢ブラックバゴです! 前々から狙おうとしていた馬ですが､調教も抜群! 体が多少太め残り?とのことですから520kg台で出てきたら1着固定で! スタートはうまくない馬なので､3角あたりから捲り気味で岩田ジョッキーお願いします!｣

ブラックバゴも洋芝適性に自信がありそうな1頭｡昨年7月に今回と同距離･同コースの五稜郭Sを快勝｡前々走で馬場状態が重だったオープン特別のアンドロメダSを勝っているように､力の必要な馬場の方が向いているのかもしれませんね｡今回は中山金杯④着以来､半年ぶりの競馬だけに休み明けを克服できるかが課題｡そして､末脚の生きる展開になれば｡

阿波の虎さん
｢函館記念は5番スズカデヴィアスを指名します｡サクラと迷ってますが､この時点でオッズがわかりませんので5番の1頭軸にしましょう｡右回りを得手にした馬が少ないね｣

スズカデヴィアスはじんわり力をつけて7歳になった現在も重賞戦線で活躍中｡前走･新潟大賞典で初重賞勝利に手が届きました｡洋芝の経験は3歳時の札幌の丹頂S⑨着のみ｡これは本格化前とみてもいいかもしれませんね｡今回はハンデ57kg｡楽ではありませんが､デキの良さで克服する可能性も考えておきたいです｡

5頭ボックスさん
｢エアアンセムからいきます! 函館記念は1番人気の相性が悪いレース｡エアアンセムは1番人気にはならないだろうし､軸には向いてるはず｡エアアンセムから穴馬に流して的中させたいです｣

エアアンセムは3走前に準オープンのスピカSを勝ち､オープンに返り咲き｡前々走･都大路S②着､前走･エプソムC⑤着とオープン入り後も健闘しています｡準オープンをなかなか勝ち上がれなかったことを考えると､相手なりに走るタイプなんですかね｡ハンデは55kgと手ごろな印象｡4年前の7月に準オープンの五稜郭Sで勝ち馬から0秒1差の④着があり､コース適性もありそう｡ここも馬券圏内は十分ありそうな気がします｡

いちひでさん
｢久々にマイネルハニーが逃げ切っちゃうかも?｣

マイネルハニーは前走･巴賞⑧着ですが､58kgを背負って勝ったナイトオブナイツから0秒4差｡大きくは負けていません｡控える競馬もできますが､今回は逃げを打つ可能性もありそうな組み合わせとみます｡ハンデ57kgを背負っていますが､今回のメンバーなら実績上位｡人気がないなら狙っておもしろいかもしれませんね｡

オスギさん
｢ナスノセイカン穴を出せ｣

ナスノセイカンはここまで5勝のうち4勝が左回り｡サウスポーのイメージ｡ただ､前走･巴賞は勝ったナイトオブナイツから0秒3差の⑦着とがんばりました｡右回りも走れるようになった? いや､まだ1戦では判断がつきません｡新潟大賞典で11番人気ながら③着と穴を空けたときは､1000m通過62秒3のスローペースを3番手で追走して粘り込んだもの｡展開の助けもあったかもしれません｡人気はあまりありませんが､馬券に入れる決め手もないんですよねぇw

ブルーさん
｢函館記念の狙い馬は穴っぽいところでカレンラストショーで! 今週からBコース使用で前目が有利に運べそうなのと血統的に力のいる洋芝が合うのではないでしょうか! 荒れる重賞だけに人気薄からでも思い切って狙っていきたいです!｣

前走･新潟大賞典で⑫着と大敗したカレンラストショー｡勝ったスズカデヴィアスからは0秒6差ですが､②着･③着の馬が共に先行して粘り込んでいるので物足りない印象です｡逃げた方が良さそうなので､今回はハナを主張するかもしれません｡他馬を制してすんなり逃げられれば､ガラリ一変もあるかも｡

それでは展開を予想しましょう! ハナ候補はクラウンディバイダ(馬番4番)､カレンラストショー(馬番9番)､マイネルハニー(馬番11番)の3頭｡どれが行くかは予想がつきませんw

3頭の後ろに､エアアンセム(馬番6番)､ナイトオブナイツ(馬番13番)､ブレスジャーニー(馬番10番)などが続いて先行グループを形成｡

中団にサクラアンプルール(馬番3番)､スズカデヴィアス(馬番5番)､トリコロールブルー(馬番7番)､ナスノセイカン(馬番12番)あたり｡

後方待機はブラックバゴ(馬番1番)｡

どの馬が逃げてもハイペースにはならないかもしれません｡ただ､気になるのが斎藤誠厩舎の2頭｡クラウンディバイダ(馬番4番)は切れ味勝負にしたくないし､ブラックバゴ(馬番1番)は流れが速くなって欲しいところ｡そこでクラウンディバイダ(馬番4番)が早めのタイミングで仕掛けて､自身の粘り込みを狙いながら､人気を背負うブラックバゴ(馬番1番)の末脚炸裂を誘発する流れはありそう｡3コーナー過ぎから激流になる展開の可能性を考えておこうと思います｡

それでは買い目を発表します! 3連複でトリコロールブルー(馬番7番)1頭軸流し｡相手はブラックバゴ(馬番1番)､スズカデヴィアス(馬番5番)､エアアンセム(馬番6番)､ブレスジャーニー(馬番10番)､マイネルハニー(馬番11番)､ナイトオブナイツ(馬番13番)の6頭｡15点×各400円で計6000円です!

人気ですが､ここはトリコロールブルー(馬番7番)を信頼｡前走･鳴尾記念③着は3か月の休み明け｡叩き2戦目の上積みが期待できます｡気になる洋芝適性も去年7月に札幌の日高特別を勝利｡その日高特別を勝った時が､今回と同じくルメール騎手とのコンビ｡4歳馬の伸び行く魅力に期待します!

ここまで触れていない馬が馬券に入っています｡ブレスジャーニー(馬番10番)は｢もっとやれる感｣のある馬｡前走･巴賞は⑤着ながら上がり3ハロンはメンバー最速｡柴田善臣騎手とのコンビ復活も魅力｡この馬も叩き2走目で上積みがありそう｡

ナイトオブナイツ(馬番13番)は前走･巴賞勝ち｡正直､巴賞で好走した馬は買いたくないんですよねw 中1週が影響しているのか､函館記念で馬券に絡んでいるイメージがありません｡でも､この馬は函館で2勝､札幌で1勝｡洋芝適性を考えると､馬券に入れておかなければいけないような気がします｡

気になったけど最後に消した馬｢特選馬｣はサクラアンプルール(馬番3番)｡実績はメンバー中最上位ですが､その分､ハンデは厳しい57.5kg｡休み明けにも好走歴が少ないんですよね｡今回は見送ります｡

今週は月曜と火曜にセレクトセールがありましたね｡自宅で作業しているときに中継を流していたのですが､他人のお金なのに金額が上がるとわくわくしてくる感じはなんでしょうかw 1歳の最高価格は父ディープインパクトの牡馬｢キングスローズの2017｣で2億5000万円｡さらに､ドゥラメンテとモーリスの初産駒が上場｡今年も他人のお金で楽しませてもらいましたw あの仔たちが1年ほどすると競馬場に登場してくるわけですよね｡その時こそ､僕の財布の出番ですw 圧倒的人気にならなければ買ってやるからな!

｢ガールズジョッキー｣公式サイト
https://girlsjockey.jp/

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@grjockey

2018年の回収率…108.0%(目標100%)
特選馬の成績…[1.4.0.19]

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