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馬迷男の挑戦

「茨の道」七夕賞は逃げ先行勢総崩れもありそう。ならば狙うべきは…


どうも! 馬迷男八木たかおです!

まずは九州地方を中心とした豪雨で被害に遭われた方、避難されている方、そしてご家族・知人が被害に遭われたり、避難されている方に、心よりお見舞い申し上げます。合わせて一日も早い復旧をお祈り致します。

雨だって誰かに頼まれて降ってるわけでもないでしょうし、まったく降らないのも困るのですが、適度に降ってくれないものでしょうか。毎年あるいは毎月のように大きな自然災害が起きているような気がします。どうにもならないことは分かっていても、「どうにかならないものか…」と暗澹たる思いになります。

僕らの仕事の大事な役割のひとつは、楽しいものを作ってひと時でも辛いことを忘れられる時間を提供すること。微力を尽くします。

さてさて、毎週、予想コラムを書かせてもらっていて、いつも難しいと思っているのは「馬券に入れる・入れない」の理由を言語化すること。馬柱を眺めていて、「来そうな気がする!」とか、「この馬、いいかも!」などと思うことってありますよね。で、そう思った後に、「どうしてそう思ったのか?」という理由を文章にするわけです。思念を飛ばせたり、「パーマン」に出てくるコピーロボットみたいにおでこをくっつけ合えば記憶を送ることができれば、文章にする手間が省けるんですけどねw いや、そんなことができてしまうと、この仕事が無くなってしまう。

あと、冒頭に書く世間話や戯言が思いつかないこともたまにあります。「スッと、振り返りや予想に入ればいい」とお考えかもしれませんが、それだと普通の予想コラムじゃないですか? 競馬の専門家でない僕にとっては、前半が本番で、中盤以降こそおまけのようなものなのです。実は中盤以降も本気ですけど、今年は特に、それを認めると自我を保てないほど外れているので、「俺はまだ本気を出していない」的な逃げ道を常に確保。備えあれば憂いなし。

先日、大阪にある桃山学院大学で、とあるゼミにゲスト講師としてお呼ばれし、約15人の学生さんの前で講義…っていうほどじゃなく、お話をしてきました。テーマは「ラジオ・テレビ番組制作の実践」。学生さんたちがラジオ番組を制作するということで、僕は放送作家として、普段どんな風にラジオ・テレビの番組作りに関わっているのかを説明してきたのです。実は桃山学院大学は今から28年前、大学受験の際に不合格になった学校。そこにゲスト講師として招かれるとはw こんな未来もあるんですねぇ。もし合格して通っていたら、僕を放送作家の世界に導いてくれた人たちと会っていないはずなので、きっと別の職業に就いていたはず。人生いろいろですわ。

で、講義なんですが、これが難しいw 普段何気なくやっていることを「なぜ、こういう作業をするのか」とか、ルーティーンでやっている作業を「どうして、この順序で作業を進めるのか」ということを、ひとつひとつ言葉にして説明していくのです。「えーっと、何でだっけ???」と説明に困ることも。自分の中で、実はあやふやだったということですよね。

大学時代、叔母に頼まれて、当時中学生だった従兄弟の家庭教師をしました。「この問題はこうしたらエエんやで」「何で?」「え? …なんでやろ? そういうもんちゃうんか?」みたいに説明できないこともありましたw 従兄弟、長い間会ってないけど元気かな? 一次方程式を解けるようになったかな? もう40代になってるはずだし、実生活ではほぼ必要ないと思うけどw

言語化するということは、考えを整理し、明らかにすることに繋がります。今回のゼミに限らず、言語化する過程の中で、自分の考えがまとまる場面も多々。企画のプレゼンをしながら、「そうか! こんなことを考えていたのか!」と、後から自分の発想の理由を知ることもありますw ボーっと仕事してるからw 今回は学生さんが学ぶ以上に、きっと僕の方が勉強になりました。今後も学生さんたちのラジオ番組制作を見守ることになると思うので、楽しみです。

騎手や調教師さんたちも、取材を受けながら勝因や敗因について整理できることもあるのでは? まあ、言えないこともあって、それをごまかすために奥歯に物が挟まったような言い方になっちゃうこともあると思いますけど。

先週のCBC賞は不良馬場の克服がカギになりましたが、レース後に福永祐一騎手「重い馬場も苦にしない馬」と語ったのが1番人気のレッドアンシェル。不良馬場を物ともせず外から差し切り、重賞初制覇を果たしました。福永騎手にそう言われても、これまで重馬場以上では連対がなかったので、疑いの目をかけてしまいました。とにかくこれで、スプリント路線に転じて2連勝! スプリント界にニュースター誕生です!

「返し馬からこの馬場でもこなせそうな雰囲気があった」とコメントしたのが、気になったけど最後に消した馬「特選馬」となったアレスバローズに騎乗した川田将雅騎手。7番人気で②着。馬券を買う側としては、返し馬直後の騎手コメントを聞きたいですねw 「それではスタジオから呼びかけてみましょう! 川田騎手! 聞こえますか? 返し馬を終えた率直な感想を聞かせてください」「はい聞こえます。こなせそうな雰囲気はありますよ」 よっしゃ、馬券に入れよう! そんな未来は来ないのか?

アレスバローズはこのところ大きな着順が続いていましたが、久々の好走。ハンデ57.5kgを背負って、不良馬場の内目から脚を使う根性を見せてくれました。まだまだ衰えていませんね。でも、今回の好走で今後のハンデ戦はさらに酷量を課せられるのでしょうか? そうなったらかわいそう…。

逃げ粘ったセイウンスカイが③着。幸英明騎手「ゲートを出てゴチャゴチャするよりは…」とハナを切っていったそうですが好判断でした。道悪実績があったり、函館芝で好走していたりするので、今回のような力の要る馬場は苦にしないどころか、むしろ歓迎するタイプだったかもしれませんね。

もう1頭の「特選馬」ビップライブリーは5番人気で⑤着。逃げたセイウンコウセイを見るような形で追走しましたが、直線で伸びず。和田竜二騎手のレース後コメントによると、道悪は上手い馬だけど今回は間隔が空いた分の影響もあったとか。およそ2か月半ぶりの出走でしたが、もっと詰めて使った方が良いタイプなんですかね?

今回馬券に入れた馬たちの成績は、レッドアンシェル①着、セイウンコウセイ③着、コパノディール⑦着、アウィルアウェイ⑧着、ラベンダーヴァレイ⑩着、メイショウケイメイ⑪着、ショウナンアンセム⑫着。

軸に据えたアウィルアウェイに騎乗した浜中俊騎手のレース後コメントは「この馬場が響きました。それに尽きます」というもの。スタート直後から4コーナーまで最後方を追走。中継を観ながら「おお…進んでいかない…。道悪はダメだったか…」という絶望に襲われていたのですが、馬券は当たらないくせにそんな推測は的中。直線で押し上げているだけに、馬場さえ良ければもっと前に迫れたはずなのに…。「再びスタジオです! 浜中騎手、返し馬の手応えは?」「全然あきまへん!」 おお、もう馬券を買っちゃったよ! 先に言ってよ! …そんな未来も訪れるのか!?



先週ほどの雨量ではないにしても、今週も各競馬場は雨予報。馬券的に難しい週末になりそうです。あと、雨の影響もありますが、美浦トレセンのウッドコースが9月まで一時的に閉鎖されていることで、調整に微妙な影響が生じた馬もいたかもしれませんねぇ。普段ウッドコースで調教している馬を思い切って軽視する馬券作戦もありなんですかね?

日曜の重賞はプロキオンS七夕賞。別定戦とハンデ戦ですから、普通に考えればプロキオンS。ですけど、登録メンバーを見た段階でひとつの疑問が。「人気を背負いそうな2頭、ウインムートとマテラスカイ、どっちが逃げるの?」 マテラスカイは昨年外から2頭目の13番枠からポンとハナに立って、そのままコースレコードで押し切り勝ち。今回もその再現を狙うんでしょうけど、ウインムートが内目の枠に入ったら、競り合っていく展開もあると思ったんですよね。行った行ったもありそうだし、両雄並び立たずもありそう。どれが逃げるのか分からない短距離戦は難解。

ならば…ということでターゲットレースにしたのが「七夕賞」。毎週木曜にどのレースを狙うのかを決めてサラブレ編集部員さんに連絡するのですが、「敢えて茨の道をw」という半笑いのLineメッセージが返ってきましたw 見とれよ! ズバッと当ててキャンキャン言わしたるからな! 茨の道やない! 七夕賞なんやから笹の道や! ワイは笹団子になるんや!

難しい一戦なのは百も千も万も承知。でも、穴党の読者さんたちはワクワクしてくれたのでは? どこからでも狙えそうな混戦のヒントをいただきましょう! 読者の皆さんから頂いたメッセージ七夕賞の軸馬」をご紹介です!

俺の名を言ってみろぉさん
エンジニアです。中京・中山と比較的タフな芝コースで勝利実績があり、先週降った雨で福島芝コースは時計も掛かりそうで同馬に向きそう。1枠1番なら好位追走から直線で脚を伸ばす形が嵌りそう。鞍上も初騎乗の津村騎手なら先入観なく乗ってくれそう」

阿波の虎さん
「先週の馬場状態で危惧したとおりついて行けませんでした。難しい馬場でした。今週もハッキリせず困ったもんです。穴目の1番エンジニアから3連複の大きな配当に期待して何とかなるかな? 日曜日の出目競馬にバッチリ!!」

エンジニアは昨年夏にオープンに上がってからもう一押しの足りないレースが続いていますが、重賞でもそこそこ健闘。ハンデ54kgと手頃で、津村騎手と初コンビ。そして福島も初出走。新味を出すか、最内枠を生かすことが好走への条件となりそうです。不良馬場で勝っていることも好材料ですね。

往生こきのしんさん
「カンパニー好きだったのでウインテンダネスで」

ウインテンダネスは昨年の目黒記念勝ちがあり、今回のメンバーの中では実績上位。その目黒記念の後は、5戦して馬券圏内に入れていませんが、前走の目黒記念⑥着は4か月半の休み明け。叩いての上積みは当然期待できそう。福島芝は2戦2勝と相性抜群。コース適性を武器に能力を発揮できれば好戦必至とみます。ハンデ56kgもお得感があるかも。

たかっさんさん
「軸はミッキースワローにします! 前に行く馬が多いので外枠の差し馬ならこの馬かなと。凡走した後で人気無さそうなので狙います」

ミッキースワローは前走・エプソムCで2番人気に支持されながら⑩着大敗。能力を出し切れば、実力はあんなものではないはず。ただ、コンスタントに能力を見せるタイプでもなさそう。57.5kgのハンデよりも、いつ走るのか分からないムラっ気の方が馬券的には買いづらいですよねぇ。

ハカセセブンさん
クレッシェンドラヴを中心にします。最近は安定した成績を残してますし、道悪も問題ないと思います」

クレッシェンドラヴは、ローテーション的にここが狙いすました一戦のように感じます。徐々に力をつけて、前々走で1600万下(現3勝クラス)を卒業すると、前走・福島民報杯では勝ったレッドローゼスから0秒1差の②着。いきなり結果を出しました。後方追走から捲るように押し上げて4コーナー2番手。一旦先頭の場面を作り、勝ち馬には交わされたもののもうひと踏ん張りして③着カデナを抑える濃い内容。そこから3か月休んでセントライト記念以来の重賞2度目の挑戦です。内田博幸騎手が引き続き騎乗してくれるのも好材料。福島芝は2戦して2着2回ですが、かなり適性があるのでは?

藤本淳さん
ゴールドサーベラスで馬単頭固定で勝負だ! 世界戦で総合優勝の菜七子ちゃん、勝負強さと馬に対する当たりの柔らかさはもって産まれたものだね。七夕に七夕賞で菜七子だ!」

スウェーデンのブローパーク競馬場で行なわれた「ウィメンジョッキーズワールドカップ2019」で優勝し、「世界のナナコ」となった藤田菜七子騎手が騎乗するのがゴールドサーベラス。オープン昇格後は苦戦が続いていましたが、前走・谷川岳Sは勝ったハーレムラインから0秒2差の④着と善戦しました。ただ、切れ味を発揮できない展開だと苦戦を強いられるイメージ。重以上の道悪も[0.0.0.3]。雨が気になりますね。

ブラックさん
「軸はブラックスピネルです」

前走・鳴尾記念で逃げて②着に粘ったブラックスピネル。実力馬が復活の兆し…とみていいんでしょうか。このところは逃げた時に好結果。今回は逃げたい馬が多い組み合わせなので、同型との兼ね合いがカギになりそうです。

それでは展開を予想していきましょう! 何が何でも行くのはマルターズアポジー(馬番6番)。今回はタニノフランケル(馬番8番)も、ロードヴァンドール(馬番9番)も、ブラックスピネル(馬番14番)も控える形になりそう。

カフェブリッツ(馬番7番)、ベルキャニオン(馬番10番)なども先行。

中団にエンジニア(馬番1番)、ロシュフォール(馬番3番)、ストロングタイタン(馬番5番)、ミッキースワロー(馬番12番)、ウインテンダネス(馬番13番)、クレッシェンドラヴ(馬番15番)、クリノヤマトノオー(馬番16番)あたり。

後方待機はアウトライアーズ(馬番2番)。

逃げ馬がわんさか。ペースはそこそこ流れるとみますが、自分の形にならず能力を出し切れない馬も多そう。また、ハナに立つ想定のマルターズアポジー(馬番6番)も近走はマイペースで行けても粘り不足。逃げ先行勢総崩れもありそう。ならば狙うべきは差し、追い込みか?

それでは買い目を発表します! 1枚目は、3連複でストロングタイタン(馬番5番)1頭軸流し。相手はエンジニア(馬番1番)、ロシュフォール(馬番3番)、ソールインパクト(馬番4番)、ウインテンダネス(馬番13番)、クレッシェンドラヴ(馬番15番)、クリノヤマトノオー(馬番16番)の6頭。15点×各200円で計3000円

2枚目は、3連複でクリノヤマトノオー(馬番16番)1頭軸流し。相手はエンジニア(馬番1番)、ロシュフォール(馬番3番)、ソールインパクト(馬番4番)、ストロングタイタン(馬番5番)、ウインテンダネス(馬番13番)、クレッシェンドラヴ(馬番15番)の6頭。15点×各200円で計3000円。2枚合わせて6000円満額勝負です!

当初はクレッシェンドラヴ(馬番15番)軸も考えたのですが、前走の追切を美浦ウッドコースで行い、今回は坂路での調整。普段通りの調整とはいきそうにありません。

また、クレッシェンドラヴ(馬番15番)以外に関しても、前走の追切を美浦ウッドコースで行った馬を減点。さらに逃げ・先行勢を馬券から外すと、残ったのはストロングタイタン(馬番5番)、クリノヤマトノオー(馬番16番)の2頭ということになりました。

ストロングタイタン(馬番5番)は昨年の鳴尾記念の覇者で、やや上がりのかかる展開で浮上するイメージ。重以上の芝の道悪も2戦して②着2回。まずまずこなせそう。

クリノヤマトノオー(馬番16番)も前走・新潟大賞典⑥着を見ると瞬発力勝負よりは上がりがかかった方が向きそう。展開の助けを借りて、差してくるイメージで。

ここまで触れていない馬が馬券に入っています。ロシュフォール(馬番3番)は前走・新潟大賞典で1番人気に支持されながら③着に敗れましたが、まだまだ底を見せていません。6戦連続でメンバー最速の上がり3ハロンを記録している切れ味自慢。ただ、今回の馬場と天気で自慢の切れ味を発揮できるかどうか。

重賞戦線で善戦しているソールインパクト(馬番4番)は一昨年のこのレース③着。その時の鞍上・大野拓弥騎手に手が戻り、今回も一発狙ってきそう。

気になったけど最後に消した馬「特選馬」ミッキースワロー(馬番12番)。57.5kgとムラっ気。まあ、この2点ですよねぇ。

ハンデ戦は馬券だけでなく、馬の取捨を言語化するのも一段と難しいですねw 実は来週も友人に依頼されて、放送関係の専門学校でラジオ番組制作の授業をお手伝いしてきます。これまであまりその手の講義を依頼されることはなかったんですが、このところ立て続け。こんな感じで馬券も的中し始めたら、立て続けに的中するといいのになぁw

「馬迷男」2019年ミッション一覧
ミッション 達成状況
東京or中山で馬券的中
未達成
京都or阪神で馬券的中
達成!
新潟or福島or中京or小倉で馬券的中
未達成
函館or札幌で馬券的中
達成!
3連単的中
未達成
馬単的中
未達成
外国人騎手以外の単勝的中
未達成
1番人気以外を軸にして馬券的中
達成!
海外レースの馬券的中
未達成
払戻5万円以上の馬券的中
未達成
3週連続的中
未達成
年間回収率100%以上
未達成
特選馬の複勝率25%以下
未達成

2019年の回収率…30.7%
特選馬の成績…[2.2.1.17](複勝率21.1%)

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https://girlsjockey.jp/

「ガールズジョッキー」公式ツイッターアカウント
@grjockey

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