菊花賞は“恒例の展開”＆道悪の大混戦!? ならば馬券はあの作戦で!

どうも｡馬迷男･八木たかおです｡

まずは､台風19号による被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます｡いろいろと大変だとは思いますが､一日も早くいつもの生活を取り戻せるようお祈りしております｡

各地でイベントが中止になる中､東京開催も土日の2日間が中止になって代替開催に｡関係者の皆様にも､馬にも余計な負担がかかってしまいますね｡台風19号が迫る中､関東では最大震度4の地震もありました｡改めて日本って災害の多い国であることを実感した1週間でした｡

来年は東京2020オリンピック･パラリンピックが開催されます｡開催決定当初から猛暑の中で競技について不安視する意見がありましたし､僕も｢前回の東京オリンピックの時みたいに10月10日開幕とか､秋にすればいいのに…｣と思っていました｡でも､日本の秋って台風が来るんでしたね｡前回のオリンピック､よく開催できたなぁ｡春夏秋冬､どの季節も不安｡春は花粉症｡来日したアスリートが発症したらかわいそうw 冬は寒いし､雪が降ります｡…いや､冬なら冬季オリンピックだろうからいいのか｡

そんな中､突然降って湧いたオリンピックのマラソンの札幌開催｡なるほど､その手があった｡まあ､サッカーの札幌や宮城､茨城などでの試合のように､東京じゃない都市で行われる競技も多いですけど､"東京"オリンピックとは何なのかw もう極端な話､日本国内にもこだわらず､マラソンや競歩は北欧とかでやればいいのでは? ｢日本で開催しなくてはならない｣という固定観念を捨て去りましょう｡きっと北欧なら涼しくて好記録が出るはず｡あくまでイメージですがw

競馬でも時々､施設の改修工事などで普段とは異なる条件でレースが行われることがありますよね｡東京競馬場が改修中だった2002年には中山競馬場で天皇賞･秋､ジャパンC､ジャパンCダートが行われました｡

天皇賞･秋は2000mでしたが､ジャパンCは2200m､ジャパンCダートは1800mに距離変更｡しかも､その年のスプリンターズSは中山でできるのに新潟開催｡なんかごちゃごちゃしていた記憶がありますけど､みんな粛々と馬券を買っていました｡まあ､競馬ファンの対応力の高さですかねw

でも､やっぱり天皇賞･秋やジャパンCは東京で開催して欲しいですし､スプリンターズSが｢今年は残暑が厳しいから札幌開催!｣とか､菊花賞が｢今年は東京開催!｣とか変更されると戸惑いますねw 臨機応変も必要ですが､守るべき伝統もあるのでしょう｡結局はバランスが大事｡開催条件を毎年動かしていいのはJBCだけ｡あれは当初から各地方競馬場の持ち回り開催だから受け入れられます｡逆に固定されると､｢他の競馬場がかいわそうやん!｣という声が上がりそう(※ちなみに今週勝負する菊花賞､21～22年は他場での開催が決定しています)｡

先週の秋華賞も開設当初は､｢エリザベス女王杯でいいんじゃない?｣という声があったように記憶していますが､今では完全に定着｡今年で第24回｡完全に定着した一方で､僕の馬券的にも苦戦の歴史が定着したようですw 昨年の秋華賞は3連単が的中しましたが､あれはアーモンドアイ様のおかげ｡馬券の軸にできるスーパーホース級の馬がいなければ､今年のような大惨敗が待っています｡

勝ったクロノジェネシスは春に桜花賞､オークスで共に③着という世代トップクラスの能力を見せていた馬｡でも､オークス以来の出走で馬体重プラス20kg｡近年､休み明けでのG1勝ちが目立ち､調教技術が向上したと言われていますが､今考えても常識的にはなかなか厳しい気がするんですけどねぇw 馬体重の増えた分はすべてパワーアップ分? 自分の中の常識を変えるのは難しいです｡単勝4番人気｡単勝を買えた人に意識の変え方を教わりたい気持ちでいっぱい｡

思えば今日(土曜)の富士Sも骨折で5か月休んでいた牝馬･ノームコアが後方からまとめて差し切り勝ち｡やっぱり常識的には厳しいと思うんだけどなぁw

カレンブーケドールはオークスに続いて秋華賞も②着｡紫苑S③着よりは状態が上がっていたようですが､1頭前にいました｡叩いた上積みのあるオークス②着馬を､休み明けのオークス③着馬が完封するのが現在の競馬なんですねぇ…｡

桜花賞②着だったシゲルピンクダイヤが最後に伸びてきて③着確保｡ダイワメジャー産駒ということもあって距離不安が指摘されていましたが､見事に好走しました｡これも常識破りですよねぇ…｡

気になったけど最後に消した馬｢特選馬｣になったビーチサンバ(馬番7番)は6番人気で⑤着｡逃げて1000m通過58秒3というハイペースを作りました｡しかも稍重馬場でしたから､かなりのハイペースだったかも｡さすがに直線で失速｡このハイペースが地力の高い馬の好走を呼び込んだのかもしれませんね｡

今回馬券に入れた馬たちの成績は､カレンブーケドール②着､ダノンファンタジー⑧着､エスポワール⑨着､パッシングスルー⑩着､サトノダムゼル⑬着､コントラチェック⑮着､フェアリーポルカ⑯着､

まず先週の原稿の中では､①着に据えていたコントラチェックの名前を②着･③着に入れるのを忘れていたのですが､大勢に影響なしw 軸にした2頭が⑩着と⑮着｡これは｢大惨敗｣｡他の表現がありませんw ｢ド下手くそ?｣ 甘んじて受けましょうw

｢春の実績馬を素直に買っておけば当たっていた｣という話も聞きましたが､そうだったらダノンファンタジーも好走するべき｡でも､距離の壁もあったのかなぁ｡



気を取り直して今週は菊花賞｡昨年はフィエールマンがラジオNIKKEI賞②着以来の休み明けで､豪快な差し切り勝ち｡驚かせてくれました｡今年も常識と非常識､臨機応変と伝統の重み､相反する思いが渦巻く大一番です｡

しかも今年は皐月賞､日本ダービーに加え､トライアルの神戸新聞杯､セントライト記念の勝ち馬がすべて出走しないメンバー構成｡史上初のことなのだそうですね｡その上､道悪も残りそう｡こりゃ例年よりも難解だわ…｡読者の皆さんから届いたメッセージ｢菊花賞の軸馬｣からお知恵を拝借です!

シンゲンさん
｢ホウオウサーベルを狙ってみたいです｡阿賀野川特別勝ち馬が2年連続で菊花賞3着に来ています｡さらに遡れば､オウケンブルースリがここを勝ったのち､神戸新聞杯を使って菊花賞を勝っています｡もう少し内の枠が欲しかったですが､長距離なら乗り役の腕も大きなウエイトを占めますし､蛯名騎手の円熟味ある騎乗で馬券対象に持ってきてもらいたいです｣

5頭ボックスさん
｢ここはハーツクライ産駒､ホウオウサーベルから行きます｡ 前走の勝ちっぷりなら距離延長も問題なし｡ 枠も近年成績の良い7枠｡ 軸で勝負!｣

ホウオウサーベルは菊花賞好走馬を複数輩出している阿賀野川特別を勝って､大一番に挑んできました｡しかも､その阿賀野川特別は②着に5馬身差の完勝｡単純な比較はできませんが､昨年の阿賀野川特別勝ち､菊花賞③着のユーキャンスマイルは､阿賀野川特別で②着と半馬身差｡なんだかホウオウサーベルの方がユーキャンスマイルよりも好走できそうな気がしますねw ハーツクライ産駒ですから､これからさらに力をつけてきそうなイメージもあります｡

不安な点があるとすれば､今年から降級制度が無くなったことで1勝､2勝､3勝クラスでは3歳馬が有利になったと言われていること｡確かにそういう面もありそう｡でも､何と言っても5馬身差｡馬券に入れておきたいですね｡

俺の名を言ってみろぉさん
｢レッドジェニアルです｡皐月賞馬･ダービー馬不在のメンバー構成｡京都コースで行われたG2勝ちがあるのは同馬のみ｡同じくG2勝ちのメイショウテンゲンもいますが大外枠と中山コースのG2なので割引｡また鞍上の酒井学騎手は菊花賞での勝利経験があるのも心強い｣

たかっさんさん
｢軸はレッドジェニアルにしてみます! 皐月賞､ダービー馬がいないなら荒れるかもと期待して...京都はロジャーバローズにも勝っているし相性は良いと思います! 母父マンハッタンカフェというのも狙いたくなりますね!｣

レッドジェニアルはこの春､京都新聞杯を勝って日本ダービーに駒を進めるも⑧着｡でも､ダービーはゲートがイマイチでしたから､この着順を額面通りに受け取らなくてもいいかも｡で､雪辱を期す秋初戦は神戸新聞杯で④着｡なんだか微妙な着順w 勝ったサートゥルナーリアには1秒0離されましたが､②着のヴェロックスとは0秒5差｡逆転があっても不思議ではない着差です｡

ただ今回は道悪での競馬になりそう｡道悪は稍重で2回走り､未勝利③着､アザレア賞(1勝クラス)④着｡うーん､道悪歓迎って感じじゃないのかなぁ｡｢セントライト記念と神戸新聞杯の勝ち馬が出ないなら､かつては菊花賞トライアルだった京都新聞杯勝ち馬だ!｣というのもちょっと考えたんですがw


てぃむさん
｢ヴェロックスで｡1着固定はしませんが｣

皐月賞②着､日本ダービー③着､神戸新聞杯②着｡ヴェロックスはなかなか勝てませんねぇ｡能力はあるはずだし､切れ味もあるのに､この勝ち味の遅さは何故? ただサートゥルナーリア､ダノンキングリー､ロジャーバローズのいないこのメンバー構成なら大威張りかもしれませんね｡ただ､前日最終オッズで単勝1番人気｡馬券的な妙味はありません｡素直に"繰り上がり当選"とみるか､道悪のマラソンレースだけに波乱を期待するか…｡

ハカセセブンさん
｢ワールドプレミアを中心にします｡神戸新聞杯は最高の末脚を披露しており､京都競馬場は得意で武騎手の継続騎乗であれば期待したいと思います｡道悪も問題ないと思います｣

ワールドプレミアは神戸新聞杯③着｡その時に繰り出した上がり3ハロンタイムは32秒3という切れっぷり｡メンバー最速でした｡あの末脚は､スローからのヨーイドンが通例の菊花賞の方が生きるのかも｡あとは道悪適性ですが､道悪経験は稍重だった若葉S③着のみ｡この1回だけだと減点もしづらいところ｡

往生こきのしんさん
｢タガノディアマンテを狙いたいと思います｡しかしクラシック全て8枠なんて…｣

内ばっかり入る馬もいれば､外にばかり回される馬もいますよねぇ｡現代社会でスムーズに生きるためには､コンピューターとの相性が重要｡タガノディアマンテは前走･セントライト記念⑥着｡でも､4コーナーで外を回る形｡｢内を通れればあるいは…｣とも思いますが､あいにくの外枠｡明日(日曜)､外が伸びる馬場になることを願いたいですね｡

ブラックさん
｢カリボールを馬券の軸に3連複フォーメーションです｡イン強襲して突き抜ける競馬に期待しています｣

カリボールは2勝クラスの清滝特別を勝って菊花賞参戦｡デビュー戦こそ2000mでしたが､その後はマイルと1800mを使われてきた馬｡距離がやや心配｡まあ､そうは言ってもフィエールマンも菊花賞勝ちまでは1800mを3戦｡そして母父サクラバクシンオー｡やっぱり距離が…と思ってもキタサンブラックも母父サクラバクシンオーなのに菊花賞制覇｡あとはカリボールがフィエールマン級か､もしくはキタサンブラック級であることを信じられるかどうか｡でも､その可能性って､どうなんでしょう…｡

阿波の虎さん
｢今週は迷っていますけど出目競馬のセオリーに従い､大外8枠の池添君に期待して18番メイショウテンゲン1頭軸の3連複とワイドで両手に華を狙いにいきます｡時計が速くなるとアッサリ降参します｡重馬場期待しての皮算用ですね｣

重馬場の弥生賞を8番人気で勝っているメイショウテンゲン｡時計がかかる馬場状態なら好走できるのかもしれません｡でも､前走･セントライト記念も道悪でしたが⑪着｡休み明けの分を割り引いたとしても､なかなか厳しいレースになりそうです｡ただ､この馬の場合､大外枠は意外と歓迎なのかも｡

ふじのっちさん
｢馬迷男さんこんばんは! 菊花賞は､超人気薄ですがナイママでいきます! 京都新聞杯くらい走れば3着はあるかも?｣

ナイママは前日最終オッズで単勝しんがり人気･172.4倍｡去年の札幌2歳S②着以降は重賞を8戦して馬券圏内がありません｡そのうち､もっとも良かった着順が3走前の京都新聞杯④着｡直線平坦は良さそうですから､まずは時計がかかるレースになることが好走の条件になりそうです｡

それでは展開を予想しましょう! 何が何でも逃げたい馬がいない組み合わせ｡シフルマン(馬番11番)､ナイママ(馬番16番)のどちらかが押し出されるようにじわっとハナに立つのでは?

ザダル(馬番1番)､ニシノデイジー(馬番2番)､ホウオウサーベル(馬番15番)などが先行｡

中団にワールドプレミア(馬番5番)､ヒシゲッコウ(馬番7番)､レッドジェニアル(馬番12番)､ヴェロックス(馬番13番)､サトノルークス(馬番14番)あたり｡

後方待機はディバインフォース(馬番6番)｡

これはスローですねぇw 菊花賞の定番"スローで直線ヨーイドン"が濃厚です｡そして､向正面で仕掛けて上がっていく馬は警戒したいところ｡でも､それがどの馬なのかは分かりませんw 基本的には瞬発力勝負に強い馬を馬券に入れるべきでは?

それでは買い目を発表します! 3連単でニシノデイジー(馬番2番)､ワールドプレミア(馬番5番)､ヒシゲッコウ(馬番7番)､ヴェロックス(馬番13番)､ホウオウサーベル(馬番15番)の5頭BOX｡60点×各100円で計6000円! 満額勝負です!

今年の菊花賞は難解すぎて僕の手には負えませんw かと言って､G1を"見"するのも､祭に参加しないみたいでイヤだし…ということで､実績馬と上がり馬を絡めたBOX馬券で｡ヴェロックス(馬番13番)が勝つとトリガミの恐れもありますが､勝ち味の遅い馬に大一番でスパッと勝ち切られたら諦めもつきます｡

ここまで触れていない馬が馬券に入っています｡ニシノデイジー(馬番2番)は勝浦正樹騎手からC･ルメール騎手へ乗り替わり｡枠は申し分なし｡馬群の内々で我慢して距離ロスを少なくできれば､混戦になって浮上してきそう｡

ヒシゲッコウ(馬番7番)は前走で2勝クラスの阿寒湖特別を勝って菊花賞へ｡格上挑戦になりますが､春にはプリンシパルSで③着に入っています｡同世代の上位馬とは互角に戦える能力はあるはず｡スミヨン騎手の腕にも期待です｡

気になったけど最後に消した馬｢特選馬｣はザダル(馬番1番)とレッドジェニアル(馬番12番)｡

ザダル(馬番1番)は前走･セントライト記念③着で菊花賞出走の権利をゲット｡デビューから3連勝した素質馬だけに､ここも警戒したいのですが手が回りません｡そのセントライト記念は外を回って⑤着だったニシノデイジー(馬番2番)と0秒2差｡ならば逆転の目の可能性が高いとみました｡

レッドジェニアル(馬番12番)は道悪実績で割引｡ただ稍重でわずか2戦での分析ですから､好走されたら仕方ありません｡

悪い状況の中で走る馬たちは大変ですが､そんな困難な状況を馬やアスリートが乗り越える姿に心を揺さぶられることも確かです｡馬券を買ってしっかり応援します｡あと､明日(日曜)は夜にラグビーワールドカップの日本vs.南アフリカと日本シリーズの福岡ソフトバンクvs.巨人があります｡スポーツ観戦に夢中になれば､馬券を外した悔しさもすぐ忘れられそうですw がんばれ馬たち! がんばれ日本! あとソフトバンク! はい､アンチ巨人ですからw

｢馬迷男｣2019年ミッション一覧

ミッション	達成状況
東京or中山で馬券的中	未達成
京都or阪神で馬券的中	達成!
新潟or福島or中京or小倉で馬券的中	達成!
函館or札幌で馬券的中	達成!
3連単的中	未達成
馬単的中	未達成
外国人騎手以外の単勝的中	未達成
1番人気以外を軸にして馬券的中	達成!
海外レースの馬券的中	未達成
払戻5万円以上の馬券的中	未達成
3週連続的中	未達成
年間回収率100%以上	未達成
特選馬の複勝率25%以下	未達成

2019年の回収率…28.1%
特選馬の成績…[4.5.2.29](複勝率27.5%)

---

｢ガールズジョッキー｣公式サイト
https://girlsjockey.jp/

｢ガールズジョッキー｣公式ツイッターアカウント
@grjockey

※投稿いただいた内容は､今後､弊社雑誌､書籍､ウェブ､その他の媒体へ掲載･収録させていただくことがあります｡ご了承ください｡