エリザベス女王杯はあの人気馬を疑って…

どうも!馬迷男･八木たかおです!

先週の当コラムでも宣言した通り､浦和競馬場でJBCを生観戦してきました! そこには､"この日､今まで見たことのない浦和"が! まあ､浦和競馬場には10年ほど前に一度行っただけなので､"普段"や"かつて"の浦和競馬場と比較しようがないのですがw ｢いやぁ､JBCの浦和競馬場､すごかったねぇ｣などと言い出すと､新語･流行語大賞にもノミネートされた｢にわかファン｣@浦和競馬になってしまうので､そこは身の丈にあった表現で｡

先週も書きましたが､TBS｢グッとラック!｣の仕事が日曜午後3時から月曜午前10時30分まであって､JBC当日は徹夜明けの状況｡一旦自宅へ戻って､荷物を置いて､シャワーを浴びてから出発…と考えていたんですが､1件､忘れていた作業を思い出しました｡｢30分くらいで終わる作業だし…｣と思っていたら､先方から送られてきたメールの作業に必要な添付ファイルが壊れていて開けない状態｡なんやかんやで倍近く時間をロス｡

そして最寄駅から地下鉄に乗り､JR新宿駅から浦和方面を目指したわけですが､1時間ほど経った後に車内で｢あれ? ここどこ?｣ はい､寝過ごしました…｡大宮あたりで乗り換えないといけなかったのに…｡

慌てて逆方向の電車に飛び乗り､南浦和駅で降りて競馬場への送迎バスに駆け込んだ頃には､JBCスプリント発走の10分ほど前｡JBCレディスクラシックはすでに終了｡浦和競馬場に到着したのは発走ギリギリ｡でも､馬券はバスの中でスマホを駆使してネットで購入済み｡便利な世の中｡

浦和競馬場の場内はかなりの人｡でも､立錐の余地もない…というほどではなく､隙間に体を入れれば､レースもモニターもよく見える感じ｡で､何とか間に合ったJBCスプリントでしたが､馬券はハズレw 慌てて駆け込んだレースって､大体馬券的にロクなことがありませんw JBCレディスクラシックで武豊騎手の地方交流Jpn1完全制覇を見逃した今､藤田菜七子騎手の初G1(Jpn1)制覇の瞬間を見たかったのですが､それも叶わず｡

でも､JBCクラシックのチュウワウィザード＆川田将雅騎手vs.オメガパフューム＆M･デムーロ騎手の壮絶な叩き合いと､場内の大歓声＆怒号を生体験｡徹夜明けでも来て良かったと思いました｡JRAさんのCMなどでイケメン＆かわいい女子たちがキャッキャッしているレジャー感も良いですが､浦和競馬場には"ギャンブル"というよりも"博打"の空気感が漂っていました｡ファンの熱量が凝縮している感じ｡たとえが正確ではないかもしれませんが､大きなホールでのライブとライブハウスでのライブのような違いですかね｡

馬券をスマホで買ったこともあり､大行列に巻き込まれることが無かったこともありますが､場内の人の誘導がかなりスムーズ｡馬券を買いたい人､買い終わった人､スタンドへ向かう人､スタンドから離れる人が滞ることなく行き交っていました｡あれは浦和競馬場のスタッフさんの大ファインプレーだったのでは?

まあ､馬券的には完全にやられましたし､帰りには浦和駅近くで発生したポケモンGOのレイドバトルで勝利したのに､肝心のポケモンを取り逃し｡｢浦和なんて二度と来るか!｣と捨て台詞を吐きたい気分になりましたが､煮込みや串カツを美味しく頂いたので､また行きますw 次は馬券もポケモンもゲットだぜ｡

あと､徹夜明けの競馬場行きはやはり大変｡午後6時半頃に帰宅した後､すぐに寝てしまい､起きたのは翌朝6時過ぎ｡久々の12時間睡眠｡体にも､心にも､財布にもハードでしたw

この疲労感､きっとJBCの前日から続いてるんだろうなぁ｡アルゼンチン共和国杯､馬券の軸にしたアフリカンゴールドは内の②着馬タイセイトレイルとの競り合いに敗れて③着…｡直線で力が入った分､疲れたわw

勝ったムイトオブリガードは3番手の内を追走して､直線でしっかり末脚を伸ばす横綱相撲｡レースのレベルはもちろん違いますが､ジャパンCのアーモンドアイのようなレース運び｡これで初重賞を獲得したムイトオブリガードは次走､C･ルメール騎手とのコンビでジャパンCなんだとか｡相手は一気に強くなりますが､楽しみな一戦になりそうです｡

②着のタイセイトレイルは内にこだわる競馬｡直線は内からメンバー最速の上がり3ハロンタイム33秒5の末脚を発揮しました｡決め手不足のイメージがあったんですが､あんないい脚が使えたんですねぇ｡戸崎騎手との相性が良いのかなぁ｡

アフリカンゴールドはレース後のルメール騎手のコメントによると､最初の方で少し引っ掛かったそうです｡ただ能力の高さは示しました｡精神的に成長できれば､近いうちに重賞に手が届くのでは?

気になったけど最後に消した馬｢特選馬｣になった2頭はノーブルマーズが6番人気で⑧着､ウインテンダネスが12番人気で⑩着｡

レース後の高倉稜騎手のコメントによると､ノーブルマーズが東京で好走する時は内ラチ沿いを走っていたので､今回も内枠の方が良かったとか｡となると､次に内枠に入った時は要注意ですね｡

ウインテンダネスは先行策から直線で失速｡⑩着とはいえ勝ったムイトオブリガードから0秒8ですから､大きくは負けていないのですが､復活へのきっかけと見るには厳しい内容｡試行錯誤が続きますねぇ｡

今回馬券に入れた馬たちの成績はムイトオブリガード①着､タイセイトレイル②着､アフリカンゴールド③着､ルックトゥワイス④着､ハッピーグリン⑨着､アイスバブル⑪着｡

馬券圏内の馬を全部入れているのに外れるのは単式の罠ですねぇw でも､買い方にセンスがないだけで､予想的には良い感じ｡ここから年末までG1連戦｡ここから本気! プロ野球の今シーズンで契約が切れる外国人選手みたいに､終盤で急に本気!



今週はG1エリザベス女王杯をターゲットレースに決定! 例年､古馬と3歳の世代間対決が注目されるレースですが､今年はよりその図式が明確になっている印象です｡勝つのは3歳世代か､それとも古馬世代か? 読者の皆さんから届いたメッセージ｢エリザベス女王杯の軸馬｣を紹介しましょう! 牝馬限定戦らしく､大荒れを招く穴馬もいるんでしょうか?

往生こきのしんさん
｢スミヨンに期待してラッキーライラックで｡この距離の方が向くと見て買います｣

たいそんさん
｢2ラッキーライラック! 過去3年の勝ち馬は初勝利後､連勝で重賞勝ちしており､この馬も同様!さらに去年のリスグラシューと同じくクラシックで期待されながら惜敗を繰り返し4歳秋で開花のはずです! ちなみにリスグラシューと同じく2歳牝馬重賞アルテミス勝ち! 府中マイルと京都2200m因果関係あるはず! 人気落ちを期待してます! ｣

ラッキーライラックは今回の古馬勢の中ではただ1頭のG1タイトルホルダー｡詰めの甘さから､つい距離の長さを疑ってしまいますが､適距離はどこなんでしょうねぇ｡実績からはマイル前後のような気もしますが…｡今回はスミヨン騎手との初コンビ｡勝ちに行く競馬ができる能力と機動力を持つ馬が､名手との新コンビで能力開花の可能性もありそうです｡

ハカセセブンさん
｢ラヴズオンリーユーを中心にします｡今年の3歳馬はレベルが高いと思いますし､オークスは強い競馬をしたと思います｡間隔と爪の不安は気になりますが､逆に成長して帰ってくることもありますし､調教では絶好とのことで､デムーロ騎手の鞍上もあり､期待したいと思います｣

ラヴズオンリーユーは4連勝でオークスを完勝｡"無敗"というのはやはり魅力がありますね｡この中間は､蹄の炎症で秋華賞を回避しましたが､その後は回復して順調だとか｡ただね､馬体重が20kgくらい増えているという陣営のコメントもありました｡蹄のトラブルで馬体重増｡これって､すべてが成長分ってことではないですよねぇ｡長期休み明けの馬のG1勝利が最近目立っていますが､今回のラヴズオンリーユーのケースはちょっと気になるかも…｡

たかっさんさん
｢軸はクロノジェネシス! 秋華賞は強かったし馬体も春より大きく成長しているように見えました｡ ここでも連軸は堅いでしょう!｣

休み明け＆馬体重プラス20kgで秋華賞を勝ったのがクロノジェネシス｡強い勝ちっぷりに驚かされました｡心身両面で大きく成長したそうで､ここも楽しみな一戦｡ただ､1ハロン延長を大歓迎するタイプではなさそうに思えるのですが…｡

阿波の虎さん
｢エリザベス女王杯もいつもの出目競馬です｡8枠に川田君･池添君と並んでいますけど､人気のない18番レッドランディーニ1頭軸の3複とワイドですね｡ワイドに比重を重くします｡どう見ても13番人気より上はないだろうけど､パンパンの良馬場ならキレる脚ありとみます｡池添君人気薄の気楽さで乗ってみよう｡期待度大｣

レッドランディーニは前日最終オッズで単勝17番人気｡でも､まったくの圏外っていう感じはしないんですよねぇ｡前々走･マーメイドSは軽ハンデ51kgの助けもあってか､10番人気で②着好走｡前走･府中牝馬Sは末脚を伸ばせず⑦着でしたが､稍重馬場に苦しんだのかも｡切れ味勝負は望むところの末脚自慢｡京都芝も[2.0.2.2]と得意と言っていいレベル｡大外枠を克服できればおもしろそうですね｡

ブラックドラゴンさん
｢そうですねぇ～内に入ったらスカーレットカラーから3連複で行きます｣

スカーレットカラーは8枠16番｡残念w でも､オープン再昇格後､マーメイドS③着､クイーンS②着､府中牝馬S①着と重賞で安定した成績を収めています｡充実一路という感じですね｡ここも自慢の末脚が発揮できれば馬券圏内突入は十分｡ちなみにマーメイドS③着は8枠15番からの好走｡相手は強くなりますが､外枠からでもなんとかなるかも｡

俺の名を言ってみろぉさん
｢ウラヌスチャームです｡春のクラシック(桜花賞･オークス)に不出走で､3勝クラス以上の芝1800か2200で勝利があった馬が波乱を演じています｡同馬はこの条件を満たしており､前走で京都コースは経験済み｡牝馬同士になって得意の非根幹距離なら一発あっても｣

ウラヌスチャームは中山芝2200mの迎春S(3勝クラス)勝ちがあります｡距離に問題は無さそう｡前走･京都大賞典は⑦着でしたが牡馬相手｡牝馬同士なら重賞でも好走しています｡この中間は栗東に滞在しての調整｡栗東効果で一発があるかも｡不気味な存在ですねぇ｡

シンゲンさん
｢ちょっと捻ってセンテリュオを買ってみたいです｡重賞勝ちが6頭､うちG1ホース3頭｡例年より若干､手薄な印象を受けます｡1着は厳しくても展開次第では馬券に絡めるのでは｡前走･新潟記念は7着でしたが初の左回り｡2走前のマーメイドSは4着でしたが､その時3着だったのが今回人気になりそりなスカーレットカラー｡ルメール騎手には3年前のシングウィズジョイのような激走に期待したいです｣

センテリュオはオープン昇格後はマーメイドS④着､新潟記念⑦着ともうひと押し欲しい内容｡陣営は晩成の馬だと判断しているようですし､これから力をつけてくるのかも｡2200m戦[1.2.0.0]の距離実績は魅力ですが…｡

ベーダーさん
｢サラキアです! ディープ産駒｣

3走前･エプソムCで②着､前々走･関屋記念で⑤着に好走したサラキア｡牡馬相手に健闘しています｡ただ､今回は距離が心配｡2200mは初めてで､2000mは[0.0.1.2]｡前走･オクトーバーSも2000m戦でしたが逃げて③着｡相手はその時よりも強くなりますし､テンに行きたい馬もいそう｡厳しい戦いになるかも…｡

それでは展開を予想しましょう! 内枠を引いたクロコスミア(馬番6番)がすんなりハナに立ちそう｡

ラッキーライラック(馬番2番)､クロノジェネシス(馬番8番)､ゴージャスランチ(馬番14番)などが先団を形成｡

中団にウラヌスチャーム(馬番4番)､フロンテアクイーン(馬番10番)､ラヴズオンリーユー(馬番11番)､スカーレットカラー(馬番16番)あたり｡

後方待機はレイホーロマンス(馬番7番)｡

このレース2年連続②着のクロコスミア(馬番6番)が今年もハナを主張｡競りかける馬もいない組み合わせのようなので､1000m通過は去年の61秒4くらいのペースになりそう｡

ゆったり行って､直線でヨーイドン｡基本的には先行有利とみて良いのでは? 位置取りが大切になりそうです｡

それでは買い目を発表します! 馬単フォーメーションで①着ラッキーライラック(馬番2番)､ポンデザール(馬番5番)､クロノジェネシス(馬番8番)､スカーレットカラー(馬番16番)の4頭｡②着にラッキーライラック(馬番2番)､ウラヌスチャーム(馬番4番)､ポンテザール(馬番5番)､クロコスミア(馬番6番)､クロノジェネシス(馬番8番)､フロンテアクイーン(馬番10番)､ラヴズオンリーユー(馬番11番)､スカーレットカラー(馬番16番)の8頭｡28点×各200円で計5600円｡残った400円は来週にプールします!

やはりラヴズオンリーユー(馬番11番)の中間が気になるんですよねぇ｡ここは評価を下げて②着まで｡ただ､そうなると軸馬不在の大混戦になるとみて手を広げました｡

ここまで触れていない馬が馬券に入っています｡ポンデザール(馬番5番)は何と言っても4連勝中｡牡馬相手にオープンを勝っていますし､距離にも心配なし｡

クロコスミア(馬番6番)の逃げ粘りにも警戒｡ここはベストの舞台のはず｡

フロンテアクイーン(馬番10番)は昨年のこのレースで⑦着ですが､勝ったリスグラシューから0秒6差｡しぶとい末脚を発揮できれば､好走がありそうです｡

気になったけど最後に消した馬｢特選馬｣はセンテリュオ(馬番12番)｡ルメール騎手との新コンビで"もうひと押し"が加わると怖いのですが､陣営のコメントを信じれば完成はもう少し先のはず｡今回は馬券から外しました｡

今年もあと50日ほどになりましたが､今年は名馬がたくさん天国へ行ってしまいますね｡今週はマヤノトップガンの訃報が届いてしまいました｡ナリタブライアンと叩き合った阪神大賞典は現地で観戦して感動したなぁ(編注:自分も現地にいましたw)｡天国で元気に走り回ってもらいましょう｡

｢馬迷男｣2019年ミッション一覧

ミッション	達成状況
東京or中山で馬券的中	未達成
京都or阪神で馬券的中	達成!
新潟or福島or中京or小倉で馬券的中	達成!
函館or札幌で馬券的中	達成!
3連単的中	未達成
馬単的中	未達成
外国人騎手以外の単勝的中	未達成
1番人気以外を軸にして馬券的中	達成!
海外レースの馬券的中	未達成
払戻5万円以上の馬券的中	未達成
3週連続的中	未達成
年間回収率100%以上	未達成
特選馬の複勝率25%以下	未達成

2019年の回収率…25.9%
特選馬の成績…[4.5.2.34](複勝率24.4%)

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