ジャパンCは“難解”とみて､あの作戦で…

いつもお仕事お疲れ様です! 今日(土曜)は｢勤労感謝の日｣らしいです! どうも!馬迷男･八木たかおです! 今日はこのコラムを書く以外は､広島マツダスタジアムで｢カープファン感謝デー｣に初参加するという重要な仕事をしました!

世の中は徐々に移り変わってゆくものでして…｡なんだか落語のマクラのような入りになりましたw

おとといの木曜日､ボジョレーヌーボーってやつを飲みました｡僕がパーソナリティーを担当しているインターネットラジオ番組｢ザ･ニュータイプナイト｣が毎週木曜の夜に生放送されるので､ちょうどボジョレーヌーボーの解禁日11月の第3木曜日にあたるのです｡で､解禁日当日はボジョレーヌーボーを飲みながら放送するのが恒例｡かれこれ10年以上は､ボジョレー飲みながら放送を続けているでしょうか｡特に特別企画をするわけでもなく､ただ単にお酒を飲みたいだけw 別にワインでも､ビールでも､日本酒でも､焼酎でも何でもいいんです｡

放送前に､スタジオの近所のコンビニまでボジョレーヌーボーを買いに行ったのですが､なかなか見当たりませんでした｡｢あれ? ついに今年はコンビニが手を引いたのかしら?｣ ボジョレーヌーボーって20年ほど前はなんだかありがたがって､皆さん飲んでいましたが､ここ数年はあまり盛り上がっていませんよね｡店内を歩き回って､やっと発見｡あの､入り口に入ってすぐの棚の端のあたり､よく｢500円くじ｣の賞品が並んでいるあたりです｡フィギュアやら何やらかんやら｡その棚の端の最下段にボジョレーヌーボーが2本だけ置いてありました｡さみしい…｡

当コラムでも何度も話題に挙げている通り､6歳の甥っ子に言われるがまま､｢ポケモンGO｣に励んでいるわけですが､そういえば数年前､｢ポケモン｣と同様のコンテンツ｢妖怪ウォッチ｣が大流行しましたよね｡関連のおもちゃやグッズが品切れでなかなか買えなかったり､高値で転売されたり､紅白歌合戦にキャラクターが登場したり｡今は"大ブーム"も落ち着いたようですし､むしろ｢まだあるのかな?｣というくらいの印象｡おもちゃやグッズも欲しい子供たちに行き届くようになったでしょうか｡

｢ボジョレーヌーボー｣｢妖怪ウォッチ｣｢たまごっち｣｢ビリー･ザ･ブート･キャンプ｣｢ラッスンゴレライ｣…｡過ぎ去って行った数々のコンテンツ｡消え去ったというと悲しいので､今回は"落ち着いた"と表現させていただきます｡実際､まだまだ残っていますし｡今後､そんな"落ち着き"局面を迎えると予想されるのは｢タピオカ｣｢ラグビー｣あたりでしょうか｡

｢妖怪ウォッチ｣と書こうとして､つい｢ウオッチ｣と書いて修正が必要になるあたり､自分が競馬好きなんだなぁと思いますw ウォッカじゃなくて｢ウオッカ｣｡

そして｢ジャパンC｣も転機を迎えました｡39回目にして初の海外馬の出走無し｡さみしい…｡海外馬の出走が無い理由については､馬場がどうだとか､日本馬がホームで強すぎるとか､いろいろ言われていますし､多分､その全部が正解｡

ただ最大の理由は､海外馬陣営にとって"出走したいレースじゃない"ということなんじゃないでしょうか? ｢ジャパンCに出走すること自体が栄誉｣ そんなレースになっていない現状があるんだと思います｡日本馬陣営が苦労を重ねて､凱旋門賞やブリーダーズCに出走するのと逆の状況なのでは? きつい表現をすれば｢ジャパンC｣というブランドを育ててこなかった日本競馬の失敗です｡

ジャパンCをボジョレーヌーボーのように"落ち着かせて"はいけません｡すでに､かつてのジャパンCダート､チャンピオンズCでは外国馬の出走が無いことが当たり前になりました｡ジャパンCもそうなっていくのでしょうか? ｢勝てないかもしれないけど､ジャパンCに挑戦したい｣ そんなコンテンツにジャパンCとチャンピオンズCを育てていって欲しいと思います｡そのためにはJRAさんの努力はもちろんのこと､競馬マスコミ､ファンの協力も必要かもしれませんね｡

この時期の競馬はテレビで観戦していても､いかにも気持ち良さそう｡世界に誇れるコンディションなのではないでしょうか? そんな中で行われた先週のマイルCS｡レースは最良､馬券は最悪…｡

インディチャンプが春秋マイルを制圧｡安田記念の時より強くなってる気がしました｡初コンビだった池添謙一騎手と手が合ったのかもしれませんね｡次は香港マイルだとか｡ビューティージェネレーションとの対決が楽しみです｡

馬券のアタマに据えたダノンプレミアムは②着…｡テレビ観戦していて､直線を向いて｢さあ､ここから!｣と力が入りましたが､いまひとつ伸びず｡ペースも位置取りも良かったように見えたんですけどね｡初の中2週のローテーションが堪えたのかもしれませんねぇ｡あと､｢実はマイルはちょっと短い説｣もあるような気がしています｡距離適性的には1800m～2000mがベストなのでは?

③着は差し届かなかったペルシアンナイト｡一昨年が優勝で､昨年が②着､今年が③着｡よく頑張っていますよね｡この馬も次は香港マイルだそうです｡昨年は⑤着｡今年は⑥着かw いえいえ､逆転優勝を狙っていただきましょうー!

気になったけど最後に消した馬｢特選馬｣モズアスコットは7番人気で⑭着｡うーん､見せ場が無かったですねぇ｡本調子にないのかもしれません｡

今回馬券に入れた馬たちの成績はインディチャンプ①着､ダノンプレミアム②着､ペルシアンナイト③着､ダノンキングリー⑤着､ダイアトニック⑩着､プリモシーン⑪着､フィアーノロマーノ⑬着､レイエンダ⑮着､アルアイン⑯着｡

3連単で大振りしましたが､アタマが違いました｡惜しいような､惜しくないような…｡



ただ､そんな悠長なことも言っていられない状況になってきました｡有馬記念まで残り5週｡回収率が目標の100%に程遠い29.1%にとどまっているだけでなく､｢馬迷男ミッション｣がたっぷり残っています｡残り1か月で回収率100%達成＆全ミッションクリアできるのか? たとえ届かなくても､読者の皆さんのために見せ場くらいは作りたいところ｡全日本プロレスのシングルマッチのリーグ戦｢チャンピオン･カーニバル｣で､黒星が続いていても､全勝のジャイアント馬場選手やドリー･ファンクJr.選手にだけは勝ってしまって優勝争いを混沌とさせる､タイガー･ジェット･シン選手やアブドーラ･ザ･ブッチャー選手のような一瞬の輝きを!

でも､困難な道であることは確か｡1戦1戦､あの手この手を考えて､しっかり馬券作戦を組み立てていきましょう｡先週から言っていますが､ここから本気! 流行りのドラマの台詞でいえば｢私､失敗しないので｣が求められます｡えー､そんなの無理―w ｢私､失敗しても謝らないので｣ 人間的に最悪ですが､残り5週の結末をご覧あれ!

そんなわけで今週は外国馬抜きのジャパンC｡｢カツ丼､カツ抜きで!｣｢うな丼､うなぎ抜きで!｣｢カレーライス､カレー抜きで!｣ そんな注文のような物足りなさを感じる一戦｡あー､最近で言えば､野球のプレミア12のような…｡｢何のための大会だっけ?｣と思わせるこの感じ｡数年後､このレースの結果を見た時に､｢あれ? これってG1だっけ? 天皇賞･秋じゃないし…｣と混乱しそうな気がします｡

ただ､馬券的には非常におもしろい1戦になりました｡前日最終オッズではワグネリアンが単勝1番人気で4.5倍｡そして､単勝10倍以下が5頭｡軸不在｡どっからでも買えます! で､どっから買いましょうかw まずは読者の皆さんから届いたメッセージ｢ジャパンCの狙い馬｣をご紹介! カオスなジャパンCに一筋の光を! ｢私､失敗…｣ さあ､しないのか! するのか!

てぃむさん
｢ここはスワーヴリチャードで!恐らくG1を勝てるチャンスはここしかない!陣営も有馬記念より､こちらを勝ちたいと思っているハズです!まぁ単系はちと厳しいとは思いますが…｣

ベンさん
｢内枠の外人騎手で⑤スワーヴリチャード｡去年は11番で3着でしたが､今年は5番なら期待出来ます??前走の天皇賞の惨敗は同じパターン｣

スワーヴリチャードは前日最終オッズで単勝オッズ6.0倍の4番人気｡昨今の成績からみると"売れてる"印象｡やはり東京芝2400mというベストと思える舞台が買い材料となっているんでしょうね｡昨年のこのレース③着は天皇賞･秋⑩着からの巻き返し｡意外とガラッと変わるタイプなんですよね｡

今年は前走の天皇賞･秋⑦着から挑みます｡この中間は､坂路調教やチークピーシーズを取り入れて､陣営が何とかスイッチを入れようとしているようです｡ヤル気スイッチ入るかなぁ｡スイッチさえ入れば､昨年先着を許したアーモンドアイとキセキのいない組み合わせ｡久々のG1獲得なるか?

ブラックさん
｢ムイトオブリガードから買ってみたい｡内目から粘りきれれば2?3着はあり得そう｣

俺の名を言ってみろぉさん
｢ムイトオブリガードです｡条件戦ですが鞍上ルメール騎手で斤量57キロの東京芝2400は2戦2勝｡騎手で穴人気しそうですが､このレースは内枠有利なので｡ルーラーシップ産駒は意外とG1で好走も多いので｣

アルゼンチン共和国杯を完勝したムイトオブリガード｡3番手追走から②着以下に1馬身4分の1差をつけた内容は､一枚上の力を感じさせました｡G1初挑戦となった大阪杯は⑧着でしたが､勝ったアルアインから0秒6差｡大きく負けていません｡当時よりパワーアップしていそうですし､左回りのこれくらいの距離はぴったりのはず｡あとは､中2週のローテーションがどうか｡先週のマイルCSではダノプレミアムも弾け切れませんでしたし､個人的には最近､休み明けでのG1勝利が目立つ裏返しとして､中2週の厳しさを感じているんですが…｡

ハカセセブンさん
｢ワグネリアンを中心にします｡広いコースの2400の距離がベストかなと思います｡天気は微妙ですが､馬場も多少渋っても大丈夫だと思います｡内枠なのでスタートがポイントだと思いますが､昨年のダービー馬に期待したいと思います｣

たいそんさん
｢今年の秋G1は､やたらと2.5.8.14が絡んでます! 麻雀でいう筋ですがダービー馬が3頭ともこれに該当｡若いダービー馬ワグネリアンが載冠するとみてます!｣

リャン･ウー･パーの2枠2番に飛び込んだワグネリアン｡前走の天皇賞･秋は⑤着で､勝ったアーモンドアイから0秒6差｡枠が7枠14番だったことを考えれば､外枠不利の東京芝2000mで健闘した方なのでは? 昨年の皐月賞⑦着以外はすべて掲示板内という安定した成績のダービー馬｡しかし､その一方で突出した武器を持っていないような気もします｡このメンバーで勝ち切るにはもう一押しが必要かも｡その一押しを与えてくれるのは"内枠"かもしれませんね｡

まんぞうさん
｢カレンブーケドール本命 栄光の1番枠に裸同然の3歳牝馬｡外国馬は不出走でも騎手はワールド級ラインナップだが津村Jなら不当な騎手人気は被らない｡他の内枠馬を見回しても互角のスタートなら道中好位は確定｡アーモンドアイのいない一長一短メンバーなら大威張りできる｣

ベーダーさん
｢カレンブーケドールです!｣

アーモンドアイやブエナビスタ､ジェンティルドンナのようなスーパーホースでなくても牝馬の活躍が意外と目立つのが､このジャパンC｡ここ10年では3歳牝馬のレッドディザイア､デニムアンドルビーも馬券に絡んでいます｡｢あー､ラヴズオンリーユーが出ていたらアタマだったなぁ…｣と思わなくもないですが､そのラヴズオンリーユーと接戦を演じたオークスを見れば､この馬にも一発の可能性はありそう｡そして何より最内1番枠! 内々で我慢してズドーン! こんな感じですかねw

阿波の虎さん
｢今週は出目競馬はひと休みして狙い目は15番ジナンボーにしました｡昔懐かしい『次男坊鴉』という歌謡曲をついつい口ずさんでます｡本音は他に気になる馬もいますがワイドと単勝で!! 風に吹かれるように翔んでや｣

はい､調べました｡勉強不足で｢次男坊鴉｣も､白根一男さんも私､存じ上げませんでした｡何せ今年のお気に入りアーティストがKing Gnuというナウなヤングなものなので｡｢風に吹かれる｣のは将棋の駒なんじゃないですか? あ､あれは｢吹けば飛ぶ｣んでしたっけ｡馬券的にはイヤな言葉ですね｡

それはさておき､良血ジナンボーは新潟記念②着からのG1初挑戦｡徐々に能力を発揮しつつありますが､ここは相手が一気に強化｡しかも大外15番枠｡前走よりも相手は一気に強化｡斤量も3kg増える57kg｡買い材料がなかなか見当たりませんが､ユーキャンスマイルとクビ差だった新潟記念を見れば…いあ､やっぱちょっと厳しいかなぁ…｡

たかっさんさん
｢軸はダンビュライト! 軸に悩む混戦模様｡ 週末の天気を見ていたら雨｡それならこの馬かなと｡ G1では力不足も感じますが抜けた強敵がいないなら天運を味方して馬券内には入りそうな感じはしますね! なんとなく松若騎手とも手が合いそうな気がします｣

3歳時に皐月賞③着がありますが､G1ではもう一押しが足りないイメージのあるダンビュライト｡天気予報をチェックするとお昼までに雨は止みそうですが､道悪は残りそう｡そしてダンビュライトの重以上の道悪成績は[1.0.1.1]とまずまず｡逃げられそうな組み合わせ｡先行力が生きて､他馬の末脚を道悪が封じてくれればチャンスあり?

そして今回､もっとも支持を集めたのがあの馬! やっぱり末脚が魅力ですよねぇ｡

シンゲンさん
｢ユーキャンスマイルを狙います｡前走は上がり最速ながら前に届かず｡位置取りも少し後ろすぎた印象があります｡距離延長もダイヤモンドS勝ちがあるくらいですから､追走が楽になる分､今回はもう少し前目につけられるのではないでしょうか｡どの馬にもチャンスはありそうですが､それだけに内目の枠に入ったのも有利です｣

わがままな我がママさん
｢天皇賞を見て…よし!ジャパンカップはこの馬だ!と思った人も多いはず､ユーキャンスマイルです｡左回りもいいし､好枠も引きました｡このメンツなら足りるでしょ｣

ブラックドラゴンさん
｢やっぱり天皇賞･秋でアーモンドアイより速い脚を使ったユーキャンスマイルから行きます～??道悪も経験しているので狙いたいと思います｣

前走の天皇賞･秋で④着だったユーキャンスマイル｡長距離が得意なイメージがありましたが､新潟記念勝ちと天皇賞･秋で2000m戦にも通用することを証明しました｡2ハロンの距離延長は歓迎のはず｡あとは初の道悪｡稍重ですら走ったことのない晴れ男｡そして､末脚にかけるスタイル｡むーん､どうなんかなぁ…｡

それでは展開を予想しましょう! ハナはダンビュライト(馬番10番)でしょう｡単騎逃げ濃厚とみます｡

その後ろでカレンブーケドール(馬番1番)､ダイワキャグニー(馬番7番)､レイデオロ(馬番8番)､ジナンボー(馬番15番)など｡

中団でスワーヴリチャード(馬番5番)､ユーキャンスマイル(馬番6番)､ルックトゥワイス(馬番9番)､シュヴァルグラン(馬番11番)､タイセイトレイル(馬番12番)､マカヒキ(馬番14番)あたり｡

後方待機はエタリオウ(馬番13番)｡

単騎逃げ＆道悪ということでスロー濃厚｡基本は先行有利とみますが､どの馬も一長一短｡難解ですねぇ｡ただ､宝くじのCMのフレーズと一緒です｡｢買わないという選択したはないやろ｣

それでは買い目を発表します! ちょっと捻って､1枚目は3連単フォーメーションで①着はカレンブーケドール(馬番1番)､ワグネリアン(馬番2番)､スワーヴリチャード(馬番5番)､レイデオロ(馬番8番)の4頭｡②着はユーキャンスマイル(馬番6番)1頭｡③着はカレンブーケドール(馬番1番)､ワグネリアン(馬番2番)､ムイトオブリガード(馬番4番)､スワーヴリチャード(馬番5番)､レイデオロ(馬番8番)､ルックトゥワイス(馬番9番)､ダンビュライト(馬番10番)､シュヴァルグラン(馬番11番)の8頭｡28点×各100円で計2800円｡

2枚目も3連単フォーメーションで①着はカレンブーケドール(馬番1番)､ワグネリアン(馬番2番)､スワーヴリチャード(馬番5番)､レイデオロ(馬番8番)の4頭｡②着はカレンブーケドール(馬番1番)､ワグネリアン(馬番2番)､ムイトオブリガード(馬番4番)､スワーヴリチャード(馬番5番)､レイデオロ(馬番8番)､ルックトゥワイス(馬番9番)､ダンビュライト(馬番10番)､シュヴァルグラン(馬番11番)の8頭｡③着はユーキャンスマイル(馬番6番)1頭｡28点×各100円で計2800円｡2枚合わせて5600円｡残った400円は来週に持ち越します!

ユーキャンスマイル(馬番6番)の勢いに期待しつつも､勝ち切れないとみました｡あと勝ち馬もよく分からないですよねぇw 難解っす｡

気になったけど最後に消した馬｢特選馬｣はエタリオウ(馬番13番)｡以前の勢いを失っている中で､道悪が残る中での後方待機策､しかもスロー濃厚｡厳しい戦いになるのでは? 週初めは｢③着くらいはあるかなぁ｣と思っていたんですけどねぇ…｡

マツダスタジアムのファン感謝デーで､楽しそうな広島カープの選手たちを見て､今年のプロ野球は終了｡ここからは競馬､相撲､サッカー､ラグビー､バスケ､アメフト､駅伝､マラソン…､いっぱいあるなぁw 楽しい冬になりそうです｡皆様も風邪をひかれませんようにご自愛くださいませ｡

｢馬迷男｣2019年ミッション一覧

ミッション	達成状況
東京or中山で馬券的中	未達成
京都or阪神で馬券的中	達成!
新潟or福島or中京or小倉で馬券的中	達成!
函館or札幌で馬券的中	達成!
3連単的中	未達成
馬単的中	達成!
外国人騎手以外の単勝的中	未達成
1番人気以外を軸にして馬券的中	達成!
海外レースの馬券的中	未達成
払戻5万円以上の馬券的中	未達成
3週連続的中	未達成
年間回収率100%以上	未達成
特選馬の複勝率25%以下	未達成

2019年の回収率…29.1%
特選馬の成績…[4.5.2.36](複勝率23.4%)

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