馬迷男の挑戦

中山記念､好メンバーも一長一短｡ならば狙いはあの馬!

2020/02/29

どうも! ｢一流馬券師への道｣現在の格付けが"複勝(競馬を知らない人)"の馬迷男･八木たかおです! 何も知りまへーん!

皆さん､SNSってやってますか? 僕はtwitter､facebook､Instagramの3つをやってます｡あ､mixiもやってるけど最近は見ていません｡多数のSNSをやっている理由は自分の仕事の情報をお知らせするためと､有名人が何らかの書き込みをして話題になった時にチェックするため｡あと､始めたきっかけには､それぞれがどういう特性を持っているSNSなのかを知るためという目的もありました｡

それぞれのSNSに大勢の方が参加して楽しんでいますが､時折､物議を醸すことも｡少し前には､いわゆるSNS映えする食べ物を買って画像を撮った後､少し食べて捨てちゃう人がいることがネット上で議論になりました｡僕自身はそういう人を見たことがないので､｢そんな人､本当にいるの?｣って感じでしたけど｡あと､お店で服や帽子を試着した画像をSNSに投稿するだけで､買わない行為も問題に｡さらには､SNS用に危険な動画を撮影しようとしてケガをしたり､中には命を落とす人も｡ニュース番組などで見るたびに｢どんだけ『いいね』が欲しいねん…｣と思います｡

｢承認欲求｣というそうです｡｢いいね｣を欲しいという気持ちのことを｡｢いいね｣をもらうことによって｢他者から認められたい､自分を価値ある存在として認めたい｣という気持ちが満たされるらしいです｡まあ､その気持ちは分からんでもないですけど､｢そんなに必死のパッチにならんでも…｣とも思います｡僕としてはこのコラムで予想をバシバシ当てて､読者の皆さんから｢いいね｣と思ってもらうことが大切なわけですが｡

JRAや地方競馬は今週から無観客競馬｡この原稿を書きながらグリーンチャンネルでの中継を観ていますが､画面を通しては普段の競馬とあまり変わらないように見えます｡でも､競馬場内の雰囲気は大きく違うようです｡

南関東地方競馬などで実況されている大川充夫アナウンサーのブログを拝読しました｡大井競馬場をはじめとする地方競馬では､中央競馬よりひと足早く､一昨日･27日から無観客で開催｡その27日､大井では大川アナウンサーらが実況を担当されたそうで､その感想をブログに綴られています｡

大川アナウンサーがもっとも普段との違いを感じたというのはゴール後のこと｡お客さんからの｢おおおお!｣というどよめきや､｢はあー…｣といったため息まじりの声などが､まったく上がらない状況に､｢レース実況をしていても､何だか手応えがないのです｣と困惑した心境を隠すことなく吐露されています｡また､森泰斗騎手から｢声援がないと張り合いがない｣というコメントも聞いたそうです｡

｢身も蓋もないことを言うと…｣と前置きされた上で､お客さんの少ない競馬場での実況は何度も経験しているし､平日の地方競馬場なんてだいたいどこもそうだという大川アナウンサー｡しかし､お客さんがゼロだったことは過去になかったし､今回の事態は｢多い･少ない｣ではなく｢あるか･ないか｣と表現されています｡

おそらく読者の皆さんや僕は､誰に頼まれることもなく､自分の意志で競馬場にいって､特にレースの終盤では｢差せ!｣｢そのまま!｣｢わー､最後に消した馬が来ちゃったー!｣などと､これまた誰に頼まれることなく声を出していると思います｡実はこれが､騎手や関係者の方々に｢手応え｣や｢張り合い｣を与えていたようです｡

時々､スポーツ選手がインタビューでよくこんなことを言います｡｢ファンの皆さんの声援から力をもらっています!｣あれ､やっぱり本当なんですね｡

競馬場で上がる声は､純粋な"応援"というよりは､むしろ自分の馬券的中への欲望むき出しの声｡しかし､そんな声ですら他人にとって｢承認欲求｣のような存在になっているようです｡もっと踏み込めば､僕らはいるだけで､他人にとっての｢いいね｣になれるということなのでは? 競馬に限らず､野球､ライブ､イベントなどなど､今は様々な催しがテレビ･ラジオ･インターネットで中継される時代｡でも､自分の好きな催しに､実際に足を運ぶこと自体が｢応援｣になるはず｡

今は催しの多くが中止や無観客開催という状況｡足を運びたくても運べませんが､状況が改善したらお出かけしたいものですね｡競馬場にいって､騎手や関係者の皆さんに｢いいね｣をあげましょう｡たくさんあげましょう｡

先週のフェブラリーSは東京競馬場で現地観戦｡例年と比べても､入場客が少なかったように思いました｡ただ､直線に入ると場内で流れている実況が聞こえなくなるくらいの大歓声｡この盛り上がりが｢超いいね｣なんですよね｡

レースはモズアスコットが鮮やかに芝･ダートの"二刀流"G1制覇! 強かったなぁ…｡｢なんとなく2戦連続で好走しないイメージ｣なんて疑ってすみませんでした…｡これでサウジCに出走するクリソベリル､ゴールドドリームへの挑戦権を獲得した印象です｡ただ､距離が延びて良いタイプではなさそうなので､年内なら南部杯あたりで2頭を待ち構えるんでしょうか? クリソベリルはそこに行かないかな? でも､大井の帝王賞やチャンピオンズCでの対戦は厳しそう｡いずれにせよ､今後の対決が楽しみですね!

②着は単勝しんがり16番人気･複勝ブービー15番人気のケイティブレイブが激走! レース後に気づくことですが､Jpn1を3勝している馬がこの人気はおかしいw でも､過去2回､フェブラリーSに出走して⑥着と⑪着｡これは買いづらい…｡

G1初騎乗だった長岡禎仁騎手に関してはオーナーが｢完璧に乗ってくれた｣と大絶賛｡SNS上にも称賛のコメントが数多く見られました｡あの大声援､長岡騎手にとっては自分の騎乗するレースとしては初体験だったはず｡耳に届いたでしょうか? それとも集中していて気づかなかったでしょうか? いずれにせよ大きな経験になったはず｡今日(土曜)の中京2レースでも勝ちましたし､"飛躍の一鞍"となるといいですね｡

③着争いは気になったけど最後に消した馬｢特選馬｣になったサンライズノヴァとワンダーリーデルの激しい争い｡直線半ばでモズアスコットの勝利を確信し､自分が馬券を買っていたアルクトスが沈んでいくのを見て､｢せめて特選馬は来るな!｣と思ったんですが､サンライズノヴァが良い脚で追い込んでくることw ｢わー､最後に消した馬が来ちゃったー!｣この声を上げたのは僕w 騎手と関係者に届け!

インティではなく､ワイドファラオの逃げは予想できていましたが､アルクトスがあんなにワイドファラオに絡んでいったのは想定外｡外からずっとワイドファラオに被されているような形になってしまい､あれでは馬がしんどかったかもしれません｡まあ､結果論ですけどね｡というわけで､今年も上手に外しますw ｢特選馬｣は好走しますw

今年はメッセージを送っていただいた読者さんの中で､見事に狙い馬が馬券に絡んだ方を勝手に表彰していきます! モズアスコットを狙ったルパンパパさん､阿波の虎さん､お見事!

そしてサンライズノヴァを狙ったシンゲンさん､ジャーニーマンさん､往生こきのしんさんも鮮やかでした! ③着争いはさぞかし熱かったことでしょう! 僕は背筋の凍る思いで眺めていましたがw 複勝220円｡上出来ですよね｡この配当をゲットできた方はケイティブレイブにも感謝しないとw

さて､いつも通り素早く気を取り直して今週も勝負ですw 日曜の重賞は中山記念と阪急杯｡ここはG1ホースが5頭も集まった中山記念にしましょう! 豪華メンバーの一戦､どの馬を狙いましょうか? 読者の皆さんからのメッセージ｢中山記念の狙い馬｣をご紹介して､ヒントをいただきますよ! 今週こそ当てる! 複勝を買うんですから2連敗はないでしょw

ハカセセブンさん
｢ダノンキングリーです｡G1以外では強い競馬をしてますし､斤量56キロなら複勝圏内も十分に期待できると思います｣

往生こきのしんさん
｢やっと中京開幕なのに無観客競馬とは愛知県民として残念です｡中山記念は関東圏での競馬ならダノンキングリーで｣

ダノンキングリーの4歳シーズンがここから始動｡前走･マイルCSは2番人気に推されながらも⑤着｡前々走･毎日王冠が古馬G1ホースたちを相手に回して最後方追走からの豪快な差し切りという派手な勝ちっぷりでした｡なので､マイルCSは｢おやおや?｣という感じでしたが､マイル戦はちょっと距離が短かったかもしれません｡それに初めての長距離輸送の影響もあったかも｡皐月賞③着とひいらぎ賞勝ちのある中山に戻れば､本来の実力を発揮できるかも｡その上､皐月賞③着と日本ダービー②着がいずれも勝ち馬とタイム差無しという"合わせ技一本"的ほぼG1ホースが､他馬より軽い斤量56kgで走れるのも好材料では?

シンゲンさん
｢ラッキーライラックを推奨します｡56キロで出走できるダノンキングリー､中山1800無敗のウインブライトはやはり人気になるでしょう｡なので､昨年2着の実績がありつつ､その2頭よりは人気にならなそうな馬をチョイスしてみました｡先行すれば開幕週の芝を味方に昨年同様の好走も可能と考えます｣

たーもーさん
｢ラッキーライラック｡ウインブライトと共に乗り替わりですが､天秤にかけたら､こちらかな､と｡馬券は複勝で｡単勝でも良いのですが､競馬を知らない人､から早くランクアップしたいので(笑) 今年のミッションも面白いですね｡小園選手､気になって応援しちゃいそうです｣

ぜひぜひ一緒にミッションや競馬格付けを楽しんでくださいね! 広島カープ･小園くんの応援もよろしくお願いします!

さて､本題のラッキーライラック､ここへ来て復活というか､グンと力をつけてきた感がありますね｡オークス③着のあと､しばらく成績的にもやもやした期間がありましたが､前々走･エリザベス女王杯①着､香港ヴァーズ②着と連続連対｡そして､"もやもや期"の中でも②着に好走したのが昨年の中山記念でした｡

その昨年は逃げたマルターズアポジーを2番手追走という意外な先行策｡直線で前を捉えて早め先頭から押し切りそうなところを､"中山芝1800mの鬼"ウインブライトにクビだけ差されたという"勝ったも同然"のレース内容でした｡今年も同様の展開になりそうなメンバー構成｡先行策があるかもしれません｡気になるのは斤量が昨年の53kgから55kgと増量になっていること｡まあ､香港ヴァーズで55.5kgを背負って好走しているんですから､問題ないんですかね? M･デムーロ騎手との初コンビは魅力｡

阿波の虎さん
｢最初のレースでゲートを出ると同時に躓きましたね｡私の軸馬は楽勝です｡ワイドと3複でしゃぶしゃぶの宴会です｡今週の馬券の軸はマルターズアボジーからの良く頑張った馬券と最後の大逃げを期待して､心情的に応援します｣

マルターズアボジーは今回が引退レース｡思い切った逃げで何度も穴を空けてきた個性派が､ここも武士沢友治騎手とのコンビ復活で大逃げを見せてくれることでしょう｡突然ですが､｢競馬あるある｣を言ってもいいですか? 逃げ馬の引退レース､思い切って逃げすぎなことありがちw ただ､開幕週の絶好馬場｡ちょっと気になりますね｡

それでは展開を予想しましょう! ハナにはマルターズアボジー(馬番6番)が思い残すことがないくらい行くはず｡

少し離れてラッキーライラック(馬番7番)が追走し､インディチャンプ(馬番1番)､ダノンキングリー(馬番3番)､ソウルスターリング(馬番4番)､ウインブライト(馬番8番)も先行｡

中団にペルシアンナイト(馬番5番)､エンジニア(馬番2番)｡

後方待機はゴールドサーベラス(馬番9番)｡

少頭数ながらマルターズアボジー(馬番6番)の逃げなら､そこそこ流れそう｡3コーナー過ぎから人気馬が進出して逃げ馬を捕まえにいく展開｡切れ味よりもスタミナと底力が問われる一戦になりそうです｡

それでは買い目を発表します! ダノンキングリー(馬番3番)の複勝1点勝負! 6000円満額勝負です! 人気の馬の複勝を買うのに｢!｣なんて気合を表しているのもちょっと恥ずかしいですがw

ダノンキングリー(馬番3番)はやはり毎日王冠の勝ちっぷりを見れば､古馬G1ホース相手でも十分通用する能力の持ち主のはず｡今回は長距離輸送なし､斤量が他馬よりも軽い､毎日王冠は追い込んだけどそもそも先行力があるタイプ､ダービーでも好走できるほどスタミナたっぷり､横山典弘騎手が継続騎乗｡どうですか､お客さん! この魅力的なポテンシャルの数々! マスク､消毒液､トイレットペーパー､ティッシュを買い占めるんじゃなくて､買うならこっち! 人気だけどw

あと他馬には気になる点が少々｡インディチャンプ(馬番1番)は1800m歓迎というタイプではなさそうだし､コーナー4回もちょっと心配｡

ウインブライト(馬番8番)は乗り替わりが気になります｡

ペルシアンナイト(馬番5番)は開幕週の馬場が合うタイプではないイメージ｡

ラッキーライラック(馬番7番)は昨年より斤量が増えるのが気になります｡

ソウルスターリング(馬番4番)はスランプに陥っているようだし…｡

一長一短の中で､ダノンキングリー(馬番3番)には心配な点がないんですよね｡いや､心配があるとすれば､マルターズアボジー(馬番6番)が超大逃げを打った時の展開面｡人気を背負っているだけに最初に捕まえにいかなきゃいけない立場ですもんねぇ｡

気になったけど最後に消した馬｢特選馬｣はウインブライト(馬番8番)｡この馬って､やっぱり松岡正海騎手とのコンビでないと…という謎の思い入れw でも､僕みたいな人､多いのでは? F･ミナリク騎手との初コンビで新味が出るかもしれませんけどw

さてさて､無観客競馬は大勢の関係者が影響を被っているはずですが､中でも今日(土曜)で騎手引退の四位洋文騎手が気の毒ですねぇ｡職人というか天才肌のイメージがあった名手の最後の日が無観客競馬になってしまうとは…｡今日は4年に一度の2月29日｡通常よりも1日多く騎乗できたはずなのに…｡四位騎手ご本人が望むなら､後日､ファンの前でも引退式を開いてあげて欲しいなぁ｡

催しものの中止･延期･無観客の期間が明けた後には､溜まっていた催しをがっつり開催するイベントラッシュがやってくるといいですねw

2020年馬迷男ミッション

ミッション	達成状況
G1的中	未達成
G2的中	未達成
G3的中	未達成
ハンデ戦的中	未達成
16頭立て以上のレース的中	未達成
3連単的中	未達成
年間回収率100%以上	未達成
特選馬の複勝率25%以下	未達成
的中率で広島･小園選手のシーズン打率を超える	未達成