弥生賞ディープインパクト記念は先行できる馬が有利とみて…

どうも! ｢一流馬券師への道｣現在の格付けが"単勝(競馬に興味ある人)"にワンランクアップした馬迷男･八木たかおです! はい､かれこれ30年ほど､競馬に興味を持っています!

本来なら卒業式シーズン…ですが､各地で中止になったり､規模が縮小されたり､インターネット中継で行われたりと､卒業生本人やご家族には残念な"門出の春"となっているようです｡特にこの春､中学卒業を迎えた学生さんの中には､9年前､東日本大震災の影響で幼稚園や保育園の卒園式が中止･規模縮小になった方もいるようで､なんとも気の毒｡

僕個人としては､幼稚園､小学校､中学校､高校､大学の卒園式･卒業式すべてに出席しましたが､特に思い入れも感動もなく､学生時代の卒業式に関しては制服の第2ボタンはおろか､すべてのボタンを図らずもしっかり"死守"して帰宅するなど､ドラマチックなこともありませんでしたw もちろん涙を流すこともありませんでしたねぇ｡卒業式の練習は｢かったりぃなぁ…｣という思い満載｡それでも卒業式ができて､出席できたことだけでも幸せに思うべきなのかもしれません｡年齢を重ねて思うのは､卒業式って自分のためだけじゃなく､育ててくれた親のために出席する場でもあるんでしょうね｡

競馬界も無観客の中でお別れシーズン｡先週の土曜･2月29日には日本ダービー2勝の名手･四位洋文騎手が引退｡阪神3レースを現役最後の勝利で飾り､5レースで騎乗停止処分というある意味"派手"なラストデー｡降着･失格がないという裁定でしたし､馬が左ムチに驚いて大きくヨレたように見えましたから｢見逃してあげればいいのに…｣と思いますが､これが公正競馬なのかw

その翌日の日曜･3月1日には山内研二調教師と作田誠二調教師のお2人が定年引退されました｡両調教師ともに管理馬最後のレースで白星を挙げ､有終の美を飾る見事な引き際｡特に山内調教師は6番人気のジュエアトゥーで阪神12レースを勝利｡"あわよくば"の思いこそあれ､狙ってできることはないですよねぇ｡

そして昨日(金曜)は川崎競馬の森下博騎手(64)が現役最後のレースを④着で終えました｡現役47年間で通算2万2994回騎乗して2676勝｡そんな"地方競馬界のレジェンド"だけに引退レース後のコメント｢迷惑をかけずに終わってよかった｣が染みます｡

"引退"といえば2006年､松永幹夫騎手(現調教師)が現役最後の日にメインレース･阪急杯と最終レースを連勝したことがありました｡阪急杯を勝ったブルーショットガンは15頭立ての11番人気｡ブルーショットガンはその後､2009年まで現役を続けましたが､この阪急杯が最後の勝利｡

続く最終レースは､後に川崎記念､名古屋GPなどを勝ち､ジャパンCダート②着など活躍するフィールドルージュで完勝｡この勝利で松永騎手は通算1400勝達成という｢誰だ､こんな出来過ぎのストーリーを書いたのは?｣と驚くくらいのドラマがありました｡事実は小説よりも奇だけど､時に小説よりもご都合主義w

"有終の美"を飾ったニュースは大きく報じられて目につきますが､どちらかといえば花道を飾ることができずに去っていく騎手･調教師の方が多いはず｡返す返すも無観客競馬なのが残念｡でも､森下騎手のコメントのように無事に引退を迎えられて何よりとも思います｡あ､ちょっと迷惑をかけちゃった四位騎手以外w 卒園式･卒業式が中止･規模縮小になった皆さんも残念ではありますが､新たな門出の日を無事迎えられたことを喜べると良いですね｡

先週の中山記念はG1ホース5頭の豪華メンバーもさることながら､盛り上げたのは引退を表明していた個性派マルターズアポジーと､｢ひょっとすると引退かも…｣と報じられていたソウルスターリング｡

ここも逃げたマルターズアポジーが作ったペースは1000m通過59秒3｡この馬にしては常識的な範囲w 昨年の中山記念で逃げた時のラップが1000m通過58秒2ですから､1秒以上遅いペース｡

とはいえ､最初と最後の1ハロン以外はずっと11秒台が続く厳しいラップだったのですが､このペースが勝ったダノンキングリーにドンピシャにハマった気がします｡しかもスタートから1コーナーまでに､横山典弘騎手はダノンキングリーを最内の3番手に誘導し､コースロスの無い競馬｡位置取りもばっちり｡お見事でした｡今年はG1タイトルに手が届きそうですね｡

そんな先週の中山競馬場に無観客競馬がどんな雰囲気なのかと取材に出かけたところ､横山典弘騎手のちょっとうれしそうな写真を撮れましたのでご覧ください｡ダノンキングリーのお尻がちょっと切れているのはご愛敬w



昨年と違って差してきたラッキーライラックは底力を見せましたが､内で抵抗したソウルスターリングの頑張りも立派でした｡あの頑張りを見ると､引退するのはもったいないかも｡中山牝馬Sへ向かう可能性もあるようですが､個人的にはプロレスラーの大仁田厚選手みたいに何度も引退･現役復帰を繰り返すキャラを期待したいですw(※一口クラブ所属馬なので引退時期が決まっています)

気になったけど最後に消した馬｢特選馬｣となったウインブライトは3番人気⑦着｡中山でいつも見せる､上がっていく時の迫力のある脚を使えず｡この結果､ケガで療養中の松岡正海騎手はどう見たのか､気になりますね｡ちなみに僕は仕事が被って､どうしてももう一つの現場に行けない場合､行けなかった方の現場が若干上手くいかないことを願っていますw ｢やっぱり八木さんがいないとダメだなぁ｣ これが理想の展開｡うまくいっちゃうと｢アイツいらなくね?｣になりますからw 卒業生よ､僕みたいなケツの穴の小さい人間になるなよ!

ダノンキングリーの複勝で今年の初勝利! 昨年の初勝利は桜花賞でしたからかなりのハイペースw これが複勝の実力だ! 1番人気の馬の複勝配当が120円でしたからまずまず｡これは6番人気ソウルスターリングの健闘に感謝しなければいけませんね｡

｢馬迷男2020年ミッション｣も｢G2的中｣をクリア｡いやぁ､順調､順調w この調子で今年はミッションコンプリートも狙っていきますよ!

さて､今年はメッセージを送っていただいた読者さんの中で､見事に狙い馬が馬券に絡んだ方を勝手に表彰していきます! ダノンキングリーを狙っていたのはハカセセブンさんと往生こきのしんさんのお2人! おめでとうございます! そしてラッキーライラックを推奨してくれたシンゲンさん､たーもーさんもお見事でした!

往生こきのしんさんとシンゲンさんは先週に続いて連勝! ｢馬迷男ポイント｣を2ポイント獲得です! Tポイントや楽天スーパーポイント､航空会社のマイルなどにまったく交換できませんし､何の使い道もない｢馬迷男ポイント｣ですが､ぜひお納めくださいw



さて今週は日曜の重賞が弥生賞ディープインパクト記念の1鞍だけ｡今年からレース名が変更され､偉大な名馬の名前が加わって装いも新たに｡ただ､ディープインパクトのほかの弥生賞を勝った三冠馬のファンは黙っていられないのでは? なぜディープインパクトだけ特別扱い? ここは弥生賞ディープインパクトシンボリルドルフミスターシービー記念にしましょうか｡銀行や企業の統合合併のようなややこしさw その次は､馬名の順番で揉めそうですから､ならば｢弥生賞｣に戻しましょうw

言わずと知れたクラシックへの最重要ステップレースの1つ｡11頭立てと頭数は寂しくなりましたが､素質馬同士の熱い戦いが期待できそうですね｡今回は単勝を狙っていきます! それでは読者の皆さんから届いたメッセージ｢弥生賞ディープインパクト記念の狙い馬｣をご紹介しましょう!

シンゲンさん
｢あまり自信がないのですが､サトノフラッグの単勝で｡メンバーを見るとサトノ対ホープフルS組といった感じ｡皐月賞トライアルではありますが､ダービーまで見据えるなら②着以上で賞金加算を狙いたいところ｡武騎手ならその辺まで考えているでしょうから､今回はワーケアよりはこちらを買ってみたいです｣

たかっさんさん
｢軸はサトノフラッグです! 唯一のディープ産駒で勝ちタイムも優秀 ディープ記念に名称変更でこういうのに強い武豊騎手｡最低でも②着は来るんではないでしょうか｣

単勝を買うので②着ではダメなんですw 前日オッズを確認してみると､どうやら1番人気になりそうなサトノフラッグ｡新馬戦こそ⑥着に敗れましたが､陣営のコメントによると｢競馬を理解していなかった｣そう｡2戦目の未勝利戦､3戦目の平場1勝クラスを連勝して｡ここに駒を進めてきました｡勝った2戦はいずれもメンバー最速の上がりで突き抜ける､ディープインパクト産駒らしい鮮やかな勝ちっぷり｡ディープインパクト産駒は弥生賞と好相性ですし､初物や節目に強い武豊騎手が騎乗｡"第1回"弥生賞ディープインパクト記念ですから､英雄の仔×天才で買いが進んでいる気がします｡ちょっと人気先行かなぁという気も｡

心配なのはスタート｡デビューから2戦連続で出負け気味でしたし､前走も｢どっこいしょ｣という声が聞こえてきそうな発走｡決してゲートが上手なタイプではなさそう｡その上､今回は最内枠｡相手も強くなりますし､ゲートのミスが響く恐れがあるかも｡スタート上手な武豊騎手がズバッと決めるかもしれませんが､不安点ではあるんですよねぇ｡単勝を買うには気になるポイントです｡

ハカセセブンさん
｢ワーケアにします｡ホープフルは③着ですし､鞍上もルメール騎手なので､勝てると思います｡あとは､内が詰まりそうなメンバーですから､外気味の枠がほしいところだと思います｣

往生こきのしんさん
｢武豊騎手の馬が人気にはなると思いますが､普通にルメール騎手のワーケアを買いたいですね｣

ワーケアはデビューから2連勝で挑んだ前走･ホープフルSが③着｡スタート直後に挟まれてポジションを下げる苦しいレースになりましたが､直線は良い脚で前との差を詰めました｡先行した馬が残る流れの中で､中団から差してきたのはこの馬だけ｡能力の高さを示しています｡スタートがスムーズならここも好勝負必至｡このオッズなら､美味しいのはこちらかも｡

阿波の虎さん
｢先週は上手くはまりましたね｡さあスタートですね｡勢いをつけて今週は単勝ですね｡馬場状態が気になってますが､人気馬は馬場に泣いてもらってウインカーネリアンを指名です｡なかなか逃げ切りは難しいかとは思うけどノメらずに頑張れ｣

ウインカーネリアンはペースを握りそうな存在｡今回と同距離･同コースの前々走･芙蓉Sで逃げ粘って②着とコース実績があるのは魅力｡今回は人気も控えめでしょうから､ノーマークになったり､有力馬がけん制し合う展開になれば､あっと驚かせるシーンもあるかもしれませんね｡

たーもーさん
｢雨が降って馬場が重くなったら､パンサラッサの単勝で｣

千葉方面の天気予報を改めて確認してみると､日曜は曇りの予報で雨マークが無くなっていました｡降るのかなぁ｡どうかなぁ｡

デビュー3戦目に不良馬場で行われた京都芝2000mの未勝利戦を勝ち上がったパンサラッサ｡レース全体と自身の上がり3ハロンタイムが40秒3(メンバー最速)という大消耗戦で､②着以下に大差をつけました｡その後は､馬券圏内に入れていませんが､3走前のエリカ賞が勝ち馬から0秒6差の⑥着､前走の若駒Sが勝ち馬から0秒4差の④着｡前々走･ホープフルS⑥着以外は大きく負けていません｡雨が降れば…狙ってみてもおもしろいかもしれませんね｡

それでは展開を予想しましょう! 逃げるのはウインカーネリアン(馬番6番)もしくは内からパンサラッサ(馬番3番)｡2番手からの競馬で好走歴があるパンサラッサ(馬番3番)と比較すると､より逃げたいのはウインカーネリアン(馬番6番)かも｡

エンデュミオン(馬番2番)､ワーケア(馬番8番)､オーソリティ(馬番10番)なども先行｡

中団にサトノフラッグ(馬番1番)､オーロアドーネ(馬番4番)､ブラックホール(馬番5番)あたり｡

後方待機はメイショウボサツ(馬番7番)とアラタ(馬番9番)｡

ウインカーネリアン(馬番6番)とパンサラッサ(馬番3番)のどちらが行ってもペースはゆったりのはず｡1000m通過が61～62秒くらいとみます｡そうなると3コーナー過ぎから有力馬が進出するパターン｡基本的には先行できる馬が有利なのでは?

それでは買い目を発表します! 今回は単勝馬券! ワーケア(馬番8番)単勝4000円! オーソリティ(馬番10番)単勝2000円! 2枚合わせて6000円満額勝負です!

ワーケア(馬番8番)はスタートがスムーズであれば､このメンバーの中では実力上位のはず｡先行策から先に抜け出し､サトノフラッグ(馬番1番)を封じ込む展開を期待します｡

オーソリティ(馬番10番)もワーケア(馬番8番)と同じく前走･ホープフルSはスタート直後に挟まれる不利があり⑤着｡勝負所で馬群の外を回らざるを得ない厳しい展開になってしまいました｡今回と同距離･同コースの前々走･芙蓉Sを完勝した内容なら通用しても不思議ありません｡この馬もスタートがスムーズなら｡

気になったけど最後に消した馬｢特選馬｣はブラックホール(馬番5番)｡札幌2歳S勝ち馬ですが､前走･ホープフルSは⑨着惨敗｡札幌2歳Sのレベルが気になっています｡③着だったダーリントンホールは共同通信杯を勝ちましたが､出走メンバーの中で2勝目を挙げた馬ってダーリントンホールと最下位⑫着だったアールクインダムの2頭だけなんですよね｡休養明け2戦目で立ち直ってくる可能性もありそうですが…｡

例年以上に静かな雰囲気の春を迎えている印象があります｡先週の時点で中山競馬場の桜はすでに満開に近い様子でしたよ｡あの立派な桜が無観客の中で散っていくのはもったいない! 新型コロナウイルス､早く収まれ! それまで桜､がんばれ!

｢一流馬券師への道｣

3連単(一流馬券師)

↑

3連複(普通馬券師)

↑

馬単(二流馬券師)

↑

馬連(三流馬券師)

↑

ワイド(競馬ビギナー)

↑

単勝(競馬に興味ある人)

↑

複勝(競馬を知らない人)

※緑地が現在のランク

2020年ミッション達成状況

ミッション	達成状況
G1的中	未達成
G2的中	達成!
G3的中	未達成
ハンデ戦的中	未達成
16頭立て以上のレース的中	未達成
3連単的中	未達成
年間回収率100%以上	未達成
特選馬の複勝率25%以下	未達成
的中率で広島･小園選手の シーズン打率を超える	未達成

2020年の回収率…60.0%
2020年の的中率…50.0%(2-1)
特選馬の成績…[0.0.1.1](複勝率50.0%)
広島･小園選手のシーズン打率…シーズン開幕前

※投稿いただいた内容は､今後､弊社雑誌､書籍､ウェブ､その他の媒体へ掲載･収録させていただくことがあります｡ご了承ください｡