馬迷男の挑戦
新潟記念はハンデに恵まれたあの馬と、展開利がありそうなあの馬!
どうも! 馬券師格付け「一流馬券師への道」の格付けがワンランクダウンして“3連複(普通馬券師)"となった馬迷男・八木たかおです!
昼間の暑さはまだ続いていますが、東京の朝晩はやや涼しくなったのでは? 暑がりの僕でもエアコンをオフにして、扇風機だけで過ごせるようになりました。どうやら“夏2020"は終わったようです。
こんなにどこにも出かけない夏はもちろん初めての経験。本来だったらオリンピックやパラリンピックの観戦に出かけたり、チーム状況はイマイチですが広島カープの応援に行ったりしていたはずなんですけどねぇ。お盆には帰省して、甥っ子と遊びたかったですし。
僕だけでなく、多くの読者さんにとっても、“何もしなかった"ことで記憶に残る夏になったと思います。あれですね、地方の街が観光客へのPRとして「“何も無い"がある」みたいなことを謳うやつ。きっと夜空の星がきれい。あと、宿から最寄りのコンビニが遠い。
この夏、ひとつだけ良い思い出ができました。“出かけない"のですから、“来てもらう"しかありません。友達・知人の自宅訪問? 人と会って遊んだり、飲んだりするのはちょっとねぇ。…ということで我が家に来てくれたのは肉! 「くまもと黒毛和牛プレミアム『和王』サーロインステーキ」! どどーん!
この夏、JRAさんが「夏の第1レース 和牛プレゼントキャンペーン」を実施していたのをご存じでしょうか? 電話・インターネット投票会員が対象。エントリーした上で、キャンペーン期間中(7月4日~19日)の各場第1レースの馬券を合計1000円以上購入した人の中から抽選で賞品が贈られるというもの。
「なぜ和牛?」という疑問はさておき、「キャンペーン期間中の各場第1レースの馬券を合計1000円以上購入」なんてお安い御用。エントリーも無料でしたから、とりあえずエントリーボタンをポチッ。賞品は、A賞「サーロインステーキ1万5000円分」250名もしくはB賞「競走馬実使用蹄鉄」500名のいずれかを選べたのですが、ノータイムで肉!
8月初めくらいにJRAさんから封書が届いて、「何?」と思いながら開けたところ、当選と「8月29日の午前中に冷凍宅配便で届けるよ」というお知らせでした。なので8月の我が家は意外とかなりウキウキw 古来、八月は“葉月“と呼ばれていますが、我が家では“肉待月"として過ごしました。“お肉様"の来訪を待ちわびていたのです。
来訪した“お肉様"は3枚。おお! 1枚・5000円! 貧乏性ですから、すぐ値段に思いが至りますw 待望の“お肉様"を御来訪直後に1枚解凍してフライパンでジュージュー。うまーい!
肉の旨味たっぷりな上に、とても柔らか。脂身も甘みを感じ、しつこさは全くなし。口の中でとろけます。これが、くまもと黒毛和牛プレミアム「和王」サーーーロインステーーーキ! (※「ローーードカナロア!」の言い方で)
昼から高級ステーキの贅沢。で、当然「これはビールだ!」 昼からステーキとビール。当日は夜に生放送の仕事がありましたが、“お肉様"優先です。最高の夏2020。良い夏だった…。きっと数年後、振り返ると、今年の夏の思い出はこれだけ。“お肉様"ありがとう。JRAさん、ありがとう。
でも、考えてみれば、このJRAさんのプレゼントキャンペーンの予算も、普段、僕が買っている馬券代から出ているわけです。お金を取られたら肉で取り返す! 何返しだ!?
「2020年の夏は馬券が当たりまくった良い夏だったなぁ…」 そんなステキな思い出は一切なく、夏が終わっていこうとしています。新潟2歳Sも空振り。3連単①着付けにした2頭が②着、③着。結果的に人気サイドの決着となり、的中してもせいぜい“お肉様"1枚分くらいの配当にしかならなかったかもしれませんが、それでも3連単的中のチャンスではありました。
レースは、気性の問題が不安視されていたハヴァスが好スタートから思い切った逃げを打つ、予想外の展開。勝ったショックアクションは早めの追走から、直線は馬場の真ん中あたりに進路を取り、終始外めの進路。若駒だけに、嫌気が差さないように馬場の良いところを通ることを意識していたのかもしれません。
4コーナーでは、同じゴドルフィンの勝負服のブルーシンフォニーが内から上がって行って外へ持ち出した後、ショックアクションはその内から仕掛けてしっかり伸び切りました。
ショックアクションは新馬戦③着→未勝利戦勝ちで、これが3戦目。同じく人気となったブルーシンフォニー、フラーズダルムよりも1戦多く走った経験が今回は生きたのかもしれませんね。
しかも、その未勝利勝ちは、②着以下に4馬身差・0秒7差。先週も書きましたが、この着差は今回のメンバーの中ではショックアクションとフラーズダルムの2頭だけの最大着差。「2歳重賞は前走の着差を信用(ただし逃げなかった場合に限る)」。
今日(土曜)の札幌2歳Sを勝った白毛馬ソダシも、前走の新馬戦で2番手から②着以下に0秒4差をつけていました。逃げないで勝った馬の中では最大着差。アタマから入れたなぁ。
ブルーシンフォニーは今回もイマイチのスタートで、中団後方からの競馬。4コーナーで内を通り、抜群の手応えで上がっていった時には「おおっ!」とトキメキましたが、長い直線の半ばでショックアクションに捕らえられて②着。直線は外へ行ったり、内へ行ったり。あれは馬の若さのせい? それとも併せにいく馬を間違えた?
「狙っていた馬」でしたが最終的にはなんと1番人気。完全に見つかっていましたw まあ、②着に入ってくれたので良しとしますか。
③着のフラーズダルムは思ったより伸びませんでした。レース後、福永祐一騎手は「勝負どころで置かれた」とコメント。メンバー中2番目の上がり3ハロンタイムの末脚を使っていますが、瞬発力勝負が得意ではないのかも。あるいは、もう少し距離を延ばした方が良いタイプ?
気になったけど最後に消した馬「特選馬」になったジュラメントは8番人気で⑩着。藤田菜七子騎手のレース後コメントは「荒れ馬場でついて行くのに一杯一杯でした」。しかも今回は他馬のスタートが速くて、逃げられない競馬を初めて経験。いろいろ戸惑う面があったのかもしれません。
新潟2歳Sの3連単は①着ショックアクション2番人気→②着ブルーシンフォニー1番人気→③着フラーズダルム3番人気で68.1倍。この人気サイドの決着は的中させておきたかった…。荒れたら荒れたで手に負えないんだもの…。
先週、ショックアクションを推奨してくれたのはハムカツさん! そして、ブルーシンフォニーを阿波の虎さん、フラーズダルムをたかっさんさんが推してくれていました! おめでとうございます! ありがとうございます!
さあ、今週の日曜重賞は新潟記念と小倉2歳S。「馬迷男ミッション」の項目「ハンデ戦的中」を早めにクリアしておきたいので、新潟記念をターゲットレースにしましょう。馬券師格付けがワンランクダウンして、狙う馬券が3連単から3連複になったことは、かえって良かったのでは? 新潟記念の3連単なんて難解にも程があります。
それでは読者の皆さんから届いたメッセージ「新潟記念の狙い馬」をご紹介しましょう! ハンデ戦で、内が荒れた馬場状態も考えなければなりません。なかなか厄介w 今週は3連複で勝負です!
もぎさん
「ここはブラヴァスで。但馬ステークスは出走馬がその後好走している、なかなかハイレベルなレース。そこを勝ち切っているし、重賞でも安定した走りができているので狙ってみたいです」
We Love STU!さん
「迷った結果、ブラヴァスから行きます」
ブラヴァスは3走前に3勝クラスの但馬Sを勝ってオープン入り。その後は、前々走・新潟大賞典④着、前走・七夕賞②着と重賞戦線で健闘しています。瞬発力勝負よりは少し上がりのかかる展開を歓迎するタイプのように思えるので、今の新潟の荒れた馬場は歓迎かも。外の17番枠も好印象。今回はハンデが1kg増えて56kgになりますが、馬券には入れておかないといけない馬ですよね。
ハカセセブンさん
「ワーケアを中心にします。2000の距離は適してると思いますし、ジリジリと伸びるタイプで、新潟外回りは合ってると思います。時計がかかれば、更に期待できそう」
3歳馬のワーケアがここに出てきました。ホープフルS③着、ディープインパクト記念弥生賞②着があり、日本ダービーでも3番人気に支持された素質馬。そんな馬が今回、ハンデ53kgでの出走。これは恵まれたんじゃないかなぁ。ただ、この馬がどれほどの実力の持ち主なのかは、今のところ未知数なんですよねぇ。
古馬との初対戦ですが、メンバーを見渡しても一線級はいない組み合わせ。同じく3歳で新潟記念を制したブラストワンピースのように、ここから羽ばたくことはできるでしょうか?
シンゲンさん
「ピースワンパラディを軸にします。前走・エプソムCは⑦着ですが僅か0秒4差。昇級戦、不良馬場で前残りだったことを考えれば悪くないと思います。終いに良い脚を使うタイプですから最終週で外が伸びる馬場・追い込み馬が得意な池添騎手とも合いそうです」
ハムカツさん
「軸は、ピースワンパラディです。手広く流し。固ければごめんなさいです」
ピースワンパラディは前走・エプソムCが2番人気で⑦着。勝ったダイワキャグニーから0秒4差と大きく負けてはいませんし、不良馬場の影響もあったかもしれません。巻き返しに期待する手はありそうです。
ただ、マイル戦が[3.1.0.0]で、1800mが[1.0.0.1]、2000mが[0.1.1.0]。距離が延びると徐々に成績が下降気味。こなせなくはないですが、本質的には2000mはちょっと長いような気も…。
たかっさんさん
「軸はカデナです! ハンデは見込まれたものの去年57キロで③着来てますし、ここ2戦はG1でしたので強敵と戦ってきた経験が生きるのでは? 長い直線で追い込みが決まりそうです!」
実績を比較すればこのメンバーの中では一枚上の印象があるカデナ。昨年のこのレースでも57kgを背負って、③着と好走しました。今年は1kg増えて58kg。兎にも角にもこのハンデ克服が2年連続好走へのカギとなりますが、地力は侮れませんよね。
ワガママレッドジェネシスさん
「新潟記念は外差し馬場、パワーが求められる馬場なら素直にディープ産駒牝馬でパワーがあるサトノガーネット。 リファールクロスとロベルトの血を持っているのが合う気がします。 調教とレースが直結するタイプなので、今回の調教は過去一といえるほど。突き抜けてくれると思います」
前走・小倉記念の直線で、外から一気の末脚を見せたサトノガーネット。内をすくった勝ち馬アールスターには及びませんでしたが、激走の②着でした。あれはコース取りの差。内容は勝ったも同然。そう考えるとハンデ据え置きの55kgは美味しいかもしれませんね。
今回も恐らくじっくり溜めて、直線で馬場の外へ持ち出すレース運びとみます。上がりの適度にかかる今の新潟の馬場も合いそう。人気もそれほどありませんし、「もう一丁!」に期待すれば高配当にありつけそうです。
俺の名を言ってみろぉさん
「サンレイポケットです。左回りなら大崩れなく走れており、今開催の新潟外回りは7・8枠の好走が多く侮れません」
サンレイポケットは左回りで[3.1.0.0]と100%連対中。なかなかのサウスポーのようです。瞬発力勝負に強いイメージがありましたが、前走・ジューンSは不良馬場で長く良い脚を使って差し切り勝ち。力を付けているのかもしれません。
オープン初戦で重賞初挑戦は楽ではありませんが、得意の左回りでハンデは手頃な54kg。腕試しには持って来いの舞台かも。
阿波の虎さん
「多頭数は大好きです。先週は惜しかった!! ボックスにしましたが安くてね。ガッツポーズはありません。今週はちょっと人気が読めませんが10番ウインガナドル軸に買ってみます。先週の軸は1番人気でしたが 今週はそんなことないので。このレースは東西の兼ね合いも気にならないね。シッカリ三浦君に乗ってもらいましょう」
ウインガナドルは3年前、3歳時にこのレースに出走して④着。その後は伸び悩みましたが、ここへ来て状態が上がってきたようです。前走・関越Sも先行力を生かして、2番手から②着をキープ。ここも先行力を発揮できそうな組み合わせ。単騎逃げからの逃げ粘りに警戒が必要かも。内ラチ1頭分だけ、芝の状態が良いところが残ることもありますもんね。
北陸の夢追い人さん
「◎サトノクロニクルです。 前走はG2で今回は一応、格は低くなるし、G3は勝ってるから3着内なら何とかなるんじゃないかと思うのですがどうでしょうか。 走る気がないとかではなければまだまだ大丈夫と信じます!」
マルーンさん
「サトノ3頭出し。どれか1頭は、馬券に絡むんじゃないかな~? その中でも6歳のサトノクロニクルを軸で高配当といきたいです」
サトノクロニクルは近4走、苦労していますが、チャレンジC勝ちなど重賞戦線で何度も好走してきた馬。ハンデは前走・目黒記念⑧着の56kgから据え置きですから、メンバーが軽くなる今回は有利かも。
左回りに実績が無いのですが、左回りの2戦はメトロポリタンS(芝2400m)と目黒記念(芝2500m)。ちょっと距離が長かったのかもしれません。管理する池江泰寿調教師によれば「平坦の2000mという条件は合うと思います」。穴で狙ってみるとおもしろそうです。
それでは展開を予想しましょう! ハナは恐らくウインガナドル(馬番10番)。単騎逃げとなりそうです。
サトノダムゼル(馬番4番)、ジナンボー(馬番5番)、ワーケア(馬番11番)、ブラヴァス(馬番17番)などが先団形成。
中団にアイスバブル(馬番2番)、ピースワンパラディ(馬番3番)、アールスター(馬番7番)、プレシャスブルー(馬番12番)、カデナ(馬番14番)、サンレイポケット(馬番16番)、サトノクロニクル(馬番18番)あたり。
後方待機はサトノガーネット(馬番8番)。
ウインガナドル(馬番10番)が1000m通過60秒そこそこで逃げる展開とみます。道中は淡々と流れ、勝負どころで人気馬が徐々に進出。直線では内を開けての追い比べとなりそうです。4コーナーで内から外へ、スムーズに進路を切り替えられるかどうかも好走のポイントになるかもしれませんね。いくら内が荒れていると言っても、大外ぶん回しでは厳しいのでは?
それでは買い目を発表しましょう! 3連複フォーメーションで1頭目にウインガナドル(馬番10番)とワーケア(馬番11番)の2頭。
2頭目にアイスバブル(馬番2番)、サトノガーネット(馬番8番)、アイスストーム(馬番9番)、ウインガナドル(馬番10番)、ワーケア(馬番11番)、プレシャスブルー(馬番12番)、サンレイポケット(馬番16番)の7頭。
3頭目にアイスバブル(馬番2番)、ピースワンパラディ(馬番3番)、サトノガーネット(馬番8番)、アイスストーム(馬番9番)、ウインガナドル(馬番10番)、ワーケア(馬番11番)、プレシャスブルー(馬番12番)、カデナ(馬番14番)、サンレイポケット(馬番16番)、ブラヴァス(馬番17番)の10頭。
58点×各100円で計5800円! 残った200円は来週に持ち越します。
メンバーの中で一番将来が有望そうなワーケア(馬番11番)と、メンバーの中で一番展開の利がありそうなウインガナドル(馬番10番)の2頭軸作戦。ワーケア(馬番11番)の53kgはやはり恵まれたと思いますし、復調の兆しを見せているウインガナドル(馬番10番)の単騎逃げは警戒が必要と考えました。
ここまで触れていない馬が馬券に入っています。アイスバブル(馬番2番)は前走・目黒記念で今回と同じハンデ55kgで②着好走。今回、距離はちょっと短いかもしれませんが、好走しても不思議ではないはず。
アイスストーム(馬番9番)は前々走・メイS①着だけ走れば、ここでも好勝負できそう。5走前の中日新聞杯では勝ったサトノガーネットとアタマ+クビ差の③着。ハマればやれそうです。
プレシャスブルー(馬番12番)は前々走・新潟大賞典で③着。いつ走るか分からないタイプですが、好走した舞台で前々走の再現を期待します。
気になったけど最後に消した馬「特選馬」はジナンボー(馬番5番)。昨年のこのレースではハンデ54kgを背負い②着。今年は56kgと2kg増量。これに対して、管理する堀宣行調教師は「ハンデが成績とリンクしないで増量されている」とややご不満のよう。はい、僕もそう思います。
夏が終わりに近づくとやってくるのが台風。今週末から来週にかけて襲来する台風10号は「猛烈な勢力」となっているそうで、特別警報級の勢力だと報じられています。九州・沖縄方面の読者さんはもちろんのこと、その他の地域の読者さんも十分注意してくださいね。明日の小倉競馬が無事に開催されればいいんですが…。とにかくご無事にお過ごしください。
「一流馬券師への道」
3連単(一流馬券師)
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3連複(普通馬券師)
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馬単(二流馬券師)
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馬連(三流馬券師)
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ワイド(競馬ビギナー)
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単勝(競馬に興味ある人)
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複勝(競馬を知らない人)
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2020年ミッション達成状況
ミッション | 達成状況 |
G1的中 | 達成! |
G2的中 | 達成! |
G3的中 | 達成! |
ハンデ戦的中 | 未達成 |
16頭立て以上のレース的中 | 達成! |
3連単的中 | 未達成 |
年間回収率100%以上 | 未達成 |
特選馬の複勝率25%以下 | 未達成 |
的中率で広島・小園選手の シーズン打率を超える |
未達成 |
2020年の回収率…66.0%
2020年の的中率…3割5分7厘(27-10)
特選馬の成績…[0.3.3.27](複勝率18.2%)
広島・小園選手のシーズン打率…未出場
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