どうも! “馬迷男"八木たかおです! 4月に入りました｡ここ最近､僕が担当している番組に届く視聴者からのメッセージは､4月から高校や大学に進学する方､新しい職場へ向かう方､何か新しいことを始めようという方など､新生活に関する内容が目立っています｡

｢何か新しいことを…競馬でも始めてみようかな｣｡そんな方もいるかもしれませんね｡アプリゲーム｢ウマ娘 プリティーダービー｣も流行ってるみたいですしw そんな競馬デビューを果たした方々にも役に立つ､簡単な馬券作戦を､なるべく早めに提供したいものです｡

まずは検証が続く｢牝馬限定戦は大きい馬作戦｣! 馬体重の重い馬を狙う馬券作戦です｡先週はオープンの牝馬限定戦が組まれていなかったので､3歳1勝クラスの牝馬限定戦･ミモザ賞を狙ってみました｡

▲ミモザ賞は10→8→1で決着

ミモザ賞の馬連は①着スルーセブンシーズ-②着スウィートブルームで8.8倍｡積極策を取りそうな上､馬体重もメンバー中2位タイで重かったエイシンチラーを馬券の軸に据えるも3番人気⑧着……｡

★ミモザ賞･上位馬の馬体重

着	馬名	人気	馬体重(重い順)
①	スルーセブンシーズ	1	434kg(7)
②	スウィートブルーム	4	426kg(9)
③	アイリッシュムーン	7	466kg(2タイ)
④	セナリスト	5	432kg(8)
⑤	アルコディオーサ	9	450kg(5)

エイシンチラーと並んで､メンバー中2位タイで重かったアイリッシュムーンが7番人気で③着と好走しているんですけどねぇ｡

ちなみに文末の｢今週の狙い馬｣で挙げたミモザ賞の狙い馬たちの成績は､アイリッシュムーン③着､ナギサ⑩着｡2頭だけだったから､両馬の複勝を均等買いしていれば､アイリッシュムーンの複勝4.4倍でプラス収支だったのか…｡

イマイチな感が続いている｢牝馬限定戦は大きい馬作戦｣ですが､ここで1つの仮説が浮上｡検証開始以来､アネモネS､フラワーC､そして今回のミモザ賞と空振り｡それも出走メンバーの中で馬体重の軽い馬の好走が続いています｡

一方､阪神が舞台のフィリーズレビューは､馬体重4番目のシゲルピンクルビー①着､6番目のヨカヨカ②着､2番目のミニーアイル③着で決着｡

そもそも､この作戦は昨年の阪神JFで馬体重の重い馬たちが上位を占めたことから検証をスタートさせました｡ということは､阪神向き? あるいは直線の長いコース向き? そして､2～3歳戦に限定した方が良いかも?

実際､ミモザ賞の前日に行われた牝馬限定戦の3歳1勝クラス･君子蘭賞(阪神芝外1800m)は､こんな結果でした｡

★君子蘭賞･上位馬の馬体重

着	馬名	人気	馬体重(重い順)
①	ニーナドレス	1	508kg(1)
②	テーオーラフィット	7	490kg(3タイ)
③	マリアエレーナ	4	410kg(10)

馬体重が一番重かったニーナドレスが1番人気で①着､3番目タイで重かったテーオーラフィットが7番人気で②着｡馬連は34.3倍という結果になりました｡なぜこちらを狙わなかったのか……｡

今週は阪神芝の牝馬限定戦がありませんが､来週は3歳限定戦の忘れな草賞､桜花賞といずれも阪神で2鞍が予定されています｡来週､手ごたえがなければ､｢牝馬限定戦は大きい馬作戦｣は断念して､他の作戦の検証へ移るべきかもしれませんね｡

続いて､2つ目の作戦｢昇級戦は前走の上がりに注目作戦｣を検証します｡昇級戦となる馬は､勝った前走の上がり3ハロンタイムがメンバー中最速もしくは2番目だった場合だけ狙うというものです｡

先週､対象になった馬で､平地オープン以上のレースが昇級初戦となった馬の成績をチェックすると…｡

■伏竜S

馬名	人気	着順
ゴッドセレクション	6	①
メイショウムラクモ	2	②
ゴールドハイアー	1	③
ユアヒストリー	8	⑥
グランツアーテム	4	⑦
ジュディッタ	5	⑫

■日経賞

馬名	人気	着順
ウインキートス	6	⑮

■毎日杯

馬名	人気	着順
グレートマジシャン	1	②

■マーチS

馬名	人気	着順
アメリカンシード	1	⑭

伏竜Sは馬券圏内を対象馬が独占! 勝ったゴッドセレクションは6番人気! さらに毎日杯も1番人気でしたが､グレートマジシャンが②着! おお､この作戦は好走馬が続出! この2レースで購入した馬券がこちら!

▲伏竜Sは13→2→12で決着

▲毎日杯は6→7→1で決着

馬券作戦<馬券下手という結果になりましたw 伏竜Sはゴッドセレクションを頭にしていたら､3連単483.1倍｡3連複は伏竜Sで57.5倍､毎日杯も7.1倍ついたのに……｡

改めて調べてみると､ゴッドセレクションは前走･3歳1勝クラスの勝ちっぷりが超抜! 逃げてメンバー最速だった上がり3ハロンは37秒7｡上がり2番目が2頭いたのですが､そのタイムは38秒7｡1秒も差をつけていました｡そりゃ､②着以下に8馬身差がつきますw 逃げ切って､なおかつ他のメンバーの上がりタイムを大きく上回っている馬は能力が高い……とみていいのかもしれません｡

ちなみに､先週の土日で“前走で逃げ切り勝ちを収めた馬で､なおかつ前走の上がり3ハロンタイムがメンバー中最速or2番目だった馬"の成績を調べてみました｡なお､今回の“逃げ切り勝ちを収めた馬"とは道中のポジション表記がすべて｢1｣だった馬に限定しています｡道中で他馬に絡まれて､一瞬2番手になった馬もいるかもしれません｡また､昇級戦ではない馬も含みます｡

レース	条件	馬名	人	着
土･中山6R	芝1800	ショウナンアイビー	5	④
土･中山10R	ダート1800	ゴッドセレクション	6	①
土･中山10R	ダート1800	メイショウムラクモ	2	②
土･阪神7R	芝1400	ショウリュウレーヴ	1	①
日･中山6R	ダート1200	イサチルプリンス	2	⑬
日･中山11R	ダート1800	アメリカンシード	1	⑭
日･中京9R	芝2200	タマモネックタイ	13	⑫
日･中京11R	芝1200	レシステンシア	2	②
日･阪神6R	ダート1200	ヴァガボンド	1	⑬
日･阪神12R	ダート1200	シンシティ	1	④

10打数4安打で､前述した伏竜Sの6頭のうち､2頭をピックアップすることができました｡上の結果を見ると､ダートならスタートダッシュが大きくカギを握る短距離戦よりも､中距離戦の方が良さそうな感じもします｡今週はダートの特別競走に中距離戦がないので､平場のレースで対象馬がいれば､注目してみたいと思います｡

また､｢昇級戦は前走の上がりに注目作戦｣全体で見ると､該当していた9頭のうち4頭が好走したのですから､可能性はあるはず｡今週は3連単の買い方で失敗しましたから､今週は3連複や馬連も視野に入れます｡

さて､今回も読者の方からメッセージが届いていますのでご紹介しましょう! 先週､｢サクラサク｣といった合格電報に関して書きました｡我が広島カープが優勝したら｢コイハネル｣という“優勝電報"が欲しいと思ったのですが……｡

あるかなさん
｢八木さん新企画待ってました｡ところで(コイハネル)だと鯉跳ねる(優勝)にも鯉は寝る(優勝逃し)にも意味として捉えられるのかなとふと思ってしまいました｣

カープが逆転負けや惨敗を喫した時は､僕もよくふて寝していますw そっか､じゃあ｢コイノボル｣でいかがでしょう? まだまだこの時期ですけど､水曜の試合終了時点でセ･リーグ単独首位と､なかなか好調｡ただ､これは僕の持論ですけど､ルーキーに頼っているチームは戦力不足だと思うんですよねぇw

ドラフト1位の栗林投手､2位の森浦投手､3位の大道投手が踏ん張ってくれている間に､リーグ3連覇の主力となった投手たちが2軍から上がってきて欲しいものです｡力と技! そして経験! 頼りにしています｡



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