馬迷男の挑戦
サフラン賞の3連単5万馬券的中で、秋G1シーズン好スタート! 今週の狙いは!?
どうも! “馬迷男"八木たかおです! 凱旋門賞は日本のオッズで13番人気の単勝万馬券(110.5倍)だったトルカータータッソが優勝。「道悪はドイツの馬やろ」と安直な考えで馬券に入れていたのですが、頭まであるとは…。しかし、「人気馬が道悪の影響もあって取りこぼすかも…」と①着付けにしていた馬の②着、③着流しにできていれば的中していました。「道悪馬場にはお宝が埋まっている」を合言葉に、高配当を狙っていきます。
…いえいえ、良馬場にも“お宝"は埋まっていました。良馬場に回復した3日(日)のサフラン賞で、新馬券術「牝馬限定戦は大きな馬作戦」の「牝馬限定高配当バージョン」が炸裂! 3連単520.6倍、馬連33.5倍が的中しました。8頭立ての少頭数レースながら高配当をゲット。8頭立てなのに7頭も馬券に入れていますが、先々週の10万馬券取り逃しの反省を生かせましたw トリガミを恐れない勇気!
▲サフラン賞は7→6→1で決着
「牝馬限定高配当バージョン」では、まず馬体重の重い馬上位5番目までをチェック。その後、高配当を狙うため、その5頭の中から「6番人気以下狙い」もしくは「単勝10倍前後狙い」で馬券を購入するという流れを試しています。
サフラン賞を2番手追走から抜け出して勝ったウォーターナビレラは馬体重3番目(470kg)で6番人気、単勝14.2倍でした。新馬勝ちを収めた直後の2戦目でしたが、その新馬戦は逃げ切り勝ち。ここも逃げ・先行が期待できそうな組み合わせだったので、仮説「逃げ・先行重視」にも該当していました。そこで3連単の頭、保険の馬連流しと、思い切って馬券の軸に抜擢。期待に応えて、ダブル的中を呼び込んでくれました。
②着ウインピクシスは5番人気で、先行できれば粘り込みがありそうと考えて馬券に入れたところ、逃げ粘ってくれました。③着シゲルイワイザケは4番人気で馬体重1番目(496kg)。自動的に馬券に入りました。馬場状態は7Rの稍重からダートの8Rを挟んで、9Rサフラン賞で良に回復したばかり。馬体重の重い馬のパワーが活きたのかもしれません。
この新馬券術「牝馬限定戦は大きな馬作戦」では2歳戦、3歳戦などのキャリアの浅い馬たちのレースの方が好相性という印象がありましたが、今回もその印象を強める結果となりました。
また、この新馬券術では2日(土)の中京4R(ダート1200m)も的中。馬体重2番目(506kg)で4番人気だったルーアンが③着に入り、3連複44.2倍、ワイド5.6倍、複勝2.6倍をゲットしました。
▲2日中京4Rは1→2→11で決着
馬券を購入したタイミングだとルーアンは8番人気あたりだったのですが、その後売れたようで、最終的には4番人気に浮上していました。4番人気だと軸にしていませんから、買ったタイミングが良かったようです。
勝ったレーヴリアンは馬体重5番目(488kg)で1番人気。前走を勝って同条件ということもあり、3連複の相手に入れるとともにルーアンとのワイド1点を購入。②着エールソヴールは7番人気。休み明けを叩いて、このコースで未勝利を勝っていたので馬券に入れました。
「牝馬限定高配当バージョン」はうれしいことに開発直後から好成績。まずまず簡単に選べる軸馬が好走すれば高い配当を期待できます。今週の牝馬限定戦は東京・阪神・新潟の3場合わせて7鞍。今週も高配当ゲットのために、馬体重チェックに励みます。
続いて、新馬券術「前走の上がりに注目作戦」の検証に移ります。先週は馬券を的中させることはできませんでしたが、対象馬の中からききょうSのドーブネが1番人気①着、シリウスSのウェスタールンドが5番人気②着、ポートアイランドSのプリンスリターンが4番人気①着、白川郷Sのダンツエリーゼが3番人気③着と頑張ってくれました。
馬券圏内に入った4頭のうち、気になったのはプリンスリターン。前走・小倉日経OPをメンバー最速タイの上がり33秒6で勝ちましたが、今回の上がり34秒2はメンバー6位タイでした。
上がりの順位が下がった理由を考察すると、まずはレース格。前走が非リステッド、今回がリステッドとレース格がワンランク上がったため、メンバーが強くなったことが影響したのかもしれません。
もうひとつ考えられるのは、仕掛けのタイミング。今回がテン乗りだった松山弘平騎手は、意識的に早目の競馬をしたようです。プリンスリターンは4角6番手でしたが、自身より速い上がりを記録した馬はもっと後方の位置取りでした。
後者が理由だった場合、上がりよりも立ち回りを重視して乗られているにもかかわらず、上がり2位タイの3頭が記録した34秒0とはわずか0秒2差。プリンスリターンの次走は新馬券術の対象となりませんが、注意が必要かもしれません。覚えておきたい1頭です。
また、ウェスタールンドからも新たな仮説になるかもしれない“タネ"を発見しました。函館ダート1700mの前走・エルムSはメンバー最速の上がり37秒0で④着。中京ダート1900mの今回も道中は最後方に位置取り、同じく最速の上がり36秒4で追い込んで②着。直線距離を比較すると、今回の方が約150m長くなります。
一概には言えないかもしれませんが、一般的に末脚自慢は直線が長いコースの方が能力を発揮しやすいはず。先週、この新馬券術の対象となった馬は14頭で、そのうち前走よりも直線距離が長いコースを走った馬たちは[2.1.1.6]。一方、同じか短くなった馬の成績は[0.0.0.4]でした。
今週から東京・阪神・新潟の3場開催となり、前走との比較で直線距離が延びる馬が増えそう。対象馬の好走に期待しつつ、直線距離の長短に着目したデータ分析もやってみようと思います。
そして、前走との間隔が13週以上の休み明けの馬を割り引くかどうかという問題ですが、先週、この基準に該当していた馬の成績は[0.0.0.3]でした。秋競馬開幕から4週の合計は[2.1.0.15]。勝率11.1%、複勝率が16.6%となりました。
先週の当コラムで触れましたが、ハンデ戦に軽めの斤量で出走してくる馬、抜群の道悪適性を持つ馬を除けば、この新馬券術では馬券から外した方が回収率アップに繋がりそうです。
続いて、新馬券術「持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦」の検証です。先週は的中馬券を手にすることはできませんでしたが、白川郷Sの狙い馬だったゲンパチルシファーが2番人気①着と好走しました。ゲンパチルシファーの持ち時計をベースに1kg=0秒2で計算する“想定持ち時計"は1分58秒6。次位メイショウササユリの1分59秒3に0秒7差をつけていました。
しかし、持ち時計を記録したレースの馬場状態はゲンパチルシファーが重だったのに対し、メイショウササユリは良。逆転の可能性を否定できませんでした。 この2頭が“想定持ち時計"3位スズカロングの1分59秒9を少し離していたため、2頭とも狙い馬に指定。しかし、メイショウササユリは7番人気⑧着でした。
ゲンパチルシファーの勝ち時計は良馬場で1分58秒8。一方、メイショウササユリの走破時計は1分59秒9で、持ち時計および“想定持ち時計"ほど走れませんでした。この結果を踏まえると、逆転の可能性がありそうな場合でも、念のため“想定持ち時計"上位の馬は押さえておいた方が良さそうです。
今週、狙えそうなレースは下記の2鞍です。
■六社S(東京芝2400m)
1位:2分23秒1(良)フィリオアレグロ
2位:2分23秒9(良)ドリームスピリット
3位:2分24秒0(良)ダイワダグラス
■京都大賞典(阪神芝2400m)
1位:2分20秒9(良)キセキ
2位:2分22秒9(良)ムイトオブリガード
3位:2分23秒7(良)ダンビュライト
3勝クラスの六社Sは登録馬の“想定持ち時計"を比較すると、2分23秒3のフィリオアレグロが抜けています。次位の2分23秒9のドリームスピリットに0秒6差。馬券の軸として期待できそうです。
半信半疑なのが京都大賞典。“想定持ち時計"では2分20秒9のキセキがダントツですが、持ち時計を記録したレースは世界レコードが記録された2018年のジャパンC。勝ったアーモンドアイも強かったのですが、馬場が良すぎた可能性もあります。“想定持ち時計"2位が2分22秒7のムイトオブリガード、3位が2分23秒5のダンビュライトですから、ここはキセキとムイトオブリガードの2頭を狙ってみたいと思います。
さて、先週は新馬券術の対象ではありませんでしたが、スプリンターズSの3連単386.1倍も的中。秋のG1シリーズを気持ちよくスタートさせることができました。
▲スプリンターズSは4→12→1で決着
先週の当コラムでは、「勝つのはダノンスマッシュか、ピクシーナイト」として、相手は5頭を選んでいましたが、土曜の競馬が進む中で気になったのが5頭の中に入っていなかった最内枠のシヴァージ。発走直前までずーっと気になっていました。
スプリンターズSは昨年も3連単を的中できた相性の良いレース。そして、昨年と今年で中山競馬場の馬場の違いを感じました。昨年のこの時期に目立っていたのは差し馬の好走。ところが、今年は昨年ほど差し馬が活躍していないように思えたのです。昨年は大外16番枠に入ったアウィルアウェイが馬場状態を味方につけて、10番人気③着と好走しましたが、「今年は外差しよりも内を通る馬が有利なのでは?」と推測。そこで最内シヴァージを追加で馬券に入れました。
最後に入れた馬は好走せず、最後に消した馬が馬券圏内に突っ込んでくるのが“競馬あるある"ですが、今回は大成功。この調子で秋のG1シリーズを楽しめますように…。
★現在検証中の馬券作戦★
■「牝馬限定戦は大きい馬作戦」
9日新潟2Rの候補馬:タマモパッション、ハイラブサンケイ、ピチカートポルカ
9日東京3Rの候補馬:ノアチェリー、マリノプリエール、ラズベリームース
9日りんどう賞の候補馬:エトワールジェンヌ、タガノフィナーレ、ダークペイジ
9日山中湖特別の候補馬:クロスセル、メイサウザンアワー、ナギサ
10日新潟1Rの候補馬:クイーンアポーン、グリーンエンジェル、ハルノトゥーリ
10日新潟5Rの候補馬:新馬戦のため未定
10日新潟7Rの候補馬:キクノロージズ、ハギノオーロ、レッドカルム
※当日の馬体重によって変わる可能性があります。
■「前走の上がりに注目作戦」
神無月Sの対象馬:アーバンイェーガー(同級)、カシノブレンド
サウジアラビアRCの対象馬:ウナギノボリ、スタニングローズ(同級)、ステルナティーア(同級)
戎橋Sの対象馬:ルプリュフォール(同級)
京都大賞典の対象馬:ヒュミドール(同級)、ベレヌス
六社Sの対象馬:ストリクトコード(同級)
毎日王冠の対象馬:マイネルファンロン(同級)
※ハンデ戦、牝馬限定戦、古馬戦を重視、前走および今回が1200m以下の場合は対象外 ※中13週以上、前走が勝ち馬と1秒1差以上は割引 ※前走が同級以上の馬は(同級)を表記
■「持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦」
六社Sの狙い:フィリオアレグロ
京都大賞典の狙い:キセキ、ムイトオブリガード
■「牝馬限定戦は大きい馬作戦」
9日新潟2Rの候補馬:タマモパッション、ハイラブサンケイ、ピチカートポルカ
9日東京3Rの候補馬:ノアチェリー、マリノプリエール、ラズベリームース
9日りんどう賞の候補馬:エトワールジェンヌ、タガノフィナーレ、ダークペイジ
9日山中湖特別の候補馬:クロスセル、メイサウザンアワー、ナギサ
10日新潟1Rの候補馬:クイーンアポーン、グリーンエンジェル、ハルノトゥーリ
10日新潟5Rの候補馬:新馬戦のため未定
10日新潟7Rの候補馬:キクノロージズ、ハギノオーロ、レッドカルム
※当日の馬体重によって変わる可能性があります。
■「前走の上がりに注目作戦」
神無月Sの対象馬:アーバンイェーガー(同級)、カシノブレンド
サウジアラビアRCの対象馬:ウナギノボリ、スタニングローズ(同級)、ステルナティーア(同級)
戎橋Sの対象馬:ルプリュフォール(同級)
京都大賞典の対象馬:ヒュミドール(同級)、ベレヌス
六社Sの対象馬:ストリクトコード(同級)
毎日王冠の対象馬:マイネルファンロン(同級)
※ハンデ戦、牝馬限定戦、古馬戦を重視、前走および今回が1200m以下の場合は対象外 ※中13週以上、前走が勝ち馬と1秒1差以上は割引 ※前走が同級以上の馬は(同級)を表記
■「持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦」
六社Sの狙い:フィリオアレグロ
京都大賞典の狙い:キセキ、ムイトオブリガード
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