どうも! “馬迷男"八木たかおです! 先日､構成を担当する収録番組の台本を作成していて､｢良いお年を!｣｢あけましておめでとうございます!｣という文言を入れました｡毎年恒例となっている年末年始の前借り｡今年も残すところ1ヶ月余りとなり､きっと年末まであっという間｡良い馬券に巡り会って､来年の前に今年を“良い年"と確定したいですw

先週は､新馬券術｢持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦｣で良い馬券に巡り会えました｡タイトルの通り､21日(日)の霜月Sで狙い馬ミッキーワイルド(馬番1番)がブービー15番人気で③着激走! 軸にしたヘリオスが1番人気①着と期待に応え､3連複338.9倍を運んできてくれました｡


▲霜月Sは7→16→1で決着

ミッキーワイルドは6戦連続で馬券圏外が続いていましたが､今回は持ち時計をベースに1kg=0秒2で計算する“想定持ち時計"はメンバー中1位で､2位以下に1秒0以上の差を付けていました｡

この新馬券術は､9月11日のムーンライトHでもシンガリ13番人気で③着だったサウンドバーニングを狙い馬に指名し､3連単17万馬券を的中｡ハンデ戦で大きな破壊力を秘めているといえそうです｡

また､ハンデ戦だけにとどまらず､先週は定量戦の20日(土)尼崎Sでも狙い馬エドノフェリーチェが4番人気③着｡11頭立ての少頭数だったこと､勝利したテーオーロイヤルが新馬券術｢前走の上がりに注目作戦｣の対象馬だったこともあり､3連単で勝負したところ､118.3倍をゲット｡あわせて保険の馬連12.2倍も的中です｡


▲尼崎Sは11→9→4で決着

このレースの“想定持ち時計"はエドノフェリーチェが2位に0秒8差を付けて1位｡②着の6番人気ニホンピロスクーロは坂路で好タイムを馬なりで記録していたため､前走②着からの好調キープと判断｡馬券に入れて正解でした｡

霜月S､尼崎Sとも狙い馬は③着｡おまけに､ムーンライトHのサウンドバーニングも③着｡この新馬券術の狙い馬は3連系に加えるのがベターなのでしょうか? 買い目が絞れる場合は､3連単③着付け流しというトリッキーな馬券もアリかも｡ただ､ちょっと勇気が必要ですねw

今週､狙えそうなレースは下記の4鞍です｡

■茨木S(阪神ダート1800m)
1位:1分49秒0(不良)ミステリオーソ
2位:1分50秒0(不良)モダスオペランディ
3位:1分50秒1(稍重)ゴールドパラディン

■ウェルカムS(東京芝2000m)
1位:1分57秒3(良)モクレレ
2位:1分58秒5(良)サペラヴィ
3位:1分58秒9(良)エアジーン

■カノープスS(阪神ダート2000m)
1位:2分3秒3(重)メイショウマトイ
2位:2分3秒7(不良)アンセッドヴァウ
3位:2分3秒8(稍重)エブリワンブラック

■ジャパンC(東京芝2400m)
1位:2分20秒9(良)キセキ
2位:2分22秒5(良)シャフリヤール
3位:2分22秒9(良)ムイトオブリガード

茨木Sの“想定持ち時計"トップは1分49秒4のミステリオーソ｡2位モダスオペランディを0秒6､3位のゴールドパラディンを0秒7リードしています｡ただ､ミステリオーソとモダスオペランディの持ち時計を記録した時が不良馬場だったのに対し､ゴールドパラディンは稍重｡ここはミステリオーソとゴールドパラディンの2頭が狙えると判断します｡

ウェルカムSは“想定持ち時計"1分57秒3のモクレレがダントツで､2位に1秒7差を付けています｡モクレレの持ち時計は3年前で､夏の新潟開幕週に記録したもの｡速い時計が出そうなタイミングですが､この差は大きいとみます｡

カノープスSの“想定持ち時計"は2分2秒3のメイショウマトイが1位で､2位を0秒7リードしています｡メイショウマトイはOP昇級後が休み明けで⑭⑪⑯着ですが､昨年11月28日に同コースの竹田城Sを制しています｡今回は中4週で上積みがありそうですし､実績のあるコースで軽ハンデ52kgに期待します｡

ジャパンCは“想定持ち時計"2分20秒9のキセキが抜けていますが､この持ち時計を記録したのはアーモンドアイが世界レコードを出した3年前のジャパンCでした｡2位で2分22秒1のシャフリヤールも侮れないとみて､ここはキセキとシャフリヤールの2頭を狙います｡

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続いて､新馬券術｢前走の上がりに注目作戦｣の検証に入ります｡20日(土)の晩秋Sで対象馬のキタノヴィジョンが1番人気に応えて①着｡馬連6.8倍が的中しました｡キタノヴィジョンから8頭に流したのですが､トリガミ回避の追加馬券と合わせてプラス収支となりました｡


▲晩秋Sは5→11→8で決着

キタノヴィジョンは前走と今回が同じ東京ダート2100mで､最近研究を進めている前走のコースとの直線距離の変化が｢直線距離が同じ｣に該当｡文末の表では｢★｣が付いていました｡

また､姫路Sでも対象馬のシゲルホサヤクが3番人気②着で､この馬を軸にして3頭に流した馬連8.4倍が的中｡シゲルホサヤクも｢★｣付きでした｡


▲姫路Sは14→3→10で決着

また､前述した尼崎Sでテーオーロイヤルが1番人気①着､エドノフェリーチェが4番人気③着､霜月Sでヘリオスが1番人気①着｡アンドロメダSでプレシャスブルーが5番人気③着､マイルCSでシュネルマイスターが2番人気②着に好走しました｡この中ではテーオーロイヤル､ヘリオス､シュネルマイスターが｢★｣でした｡

それ以外で惜しかったのは福島民友Cのドリュウで､14番人気と人気薄でしたが､③着と半馬身差の④着に健闘しています｡

ここで対象馬の成績データを更新します｡秋競馬が開幕した9月11日以降の対象馬は[16.20.16.93]｡各競馬場を以下の通り“ロング"“ミドル"“ショート"の3項目に分類した上で､前走から｢直線距離延長｣､｢直線距離が同じ｣､｢直線距離短縮｣ごとの成績をまとめます｡

●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

■直線距離延長
[5.8.9.40](勝率8.1%､複勝率35.5%)

■直線距離が同じ
[10.9.5.38](勝率16.1%､複勝率38.7%)

■直線距離短縮
[1.2.3.15](勝率4.8%､複勝率28.6%)

引き続き､｢直線距離が同じ｣が勝率､複勝率とも1番という結果になっています｡先週も｢直線距離延長｣の馬は馬券圏内に入っても勝利がなく､｢決め手のある馬は､前走から直線距離延長だと勝ち切れない｣という､一見すると不思議なデータを今後も追いかけていきます｡

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続いて､新馬券術｢牝馬限定戦は大きな馬作戦｣の検証です｡今週はこの新馬券術による的中馬券はありませんでした｡“エリザベス女王杯の悲劇"を引きずっている…のかもしれません｡

ただ､先週も馬体重の重い馬の好走はありました｡中でも､20日(土)の東京5Rはフィールシンパシーが馬体重4番目で11番人気②着､21日(日)の福島1Rはグレタが馬体重5番目で8番人気①着､東京3Rはピンキーウィンキーが馬体重4番目タイで7番人気③着､赤松賞はパーソナルハイが馬体重1番目タイで6番人気②着に入りました｡｢牝馬限定高配当バージョン｣を使って､このあたりを上手く馬券に組み込んでいきたいところです｡


一方､現在検証中の仮説｢2歳牡牝混合OPは馬体重1番目を要チェック｣は東京スポーツ杯2歳Sが対象レースでしたが､馬体重1番目のグランシエロは7番人気⑦着｡馬体重3番目のアサヒが4番人気②着､5番目のテンダンスが6番人気③着に入ったのですが…｡

これで､今年10月以降の2歳牡牝混合OPで馬体重1番目の馬は[2.2.2.4]で､デイリー杯2歳S､福島2歳Sに続いて3レース連続馬券圏外となりました｡

気になったので､10月以前の2歳牡牝混合OPで馬体重1番目の馬の成績を調べてみると[0.0.1.11]で､10月以降とはまったく異なる傾向が出ました｡原因を考えてみたのですが､10月頃になると馬体重の重い馬が仕上がってくるから? あるいは10月以降の成績はただの偶然?

あまりにも成績が違い過ぎるので､興味が深まりました｡引き続きデータを蓄積していきます｡今週はカトレアS､京都2歳Sで馬体重1番目の馬に注目です｡

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今週はジャパンC｡去年も超豪華な一戦でしたが､今年も見ごたえのある組み合わせ｡また､大変な状況下でも外国馬3頭が参戦してくれました｡近年のジャパンCは日本馬が圧倒的に優勢ですが､それでも毎年､｢外国馬の激走があるのでは?｣とちょっと考えます｡外国馬による数々の勝利を見てきた競馬ファンとして､その脅威を植え付けられているのでしょうかw

そして､今年は馬だけでなく､世界的名騎手の2人も来日｡今週からはR･ムーア騎手とC･デムーロ騎手をどう扱うかも馬券のポイントとなりそうです｡感染症予防のための隔離期間があるのに日本へ来るんですから､騎乗予定馬が相当揃っているのかも…｡いつも以上に要注意かもしれませんね｡ひょっとして16年ぶりの外国馬によるジャパンC優勝も? ほら､やっぱり怖くなってきましたw



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