どうも! “馬迷男"八木たかおです! ジャパンCはコントレイルが1番人気に応えて快勝｡鮮やかな差し切りに｢これぞディープインパクト産駒だなぁ｣と思いました｡

1枠の白い帽子で現役最終戦を飾り､レース後は福永祐一騎手とともにスタンドに一礼した姿も話題に｡無敗の三冠を達成した後､3連敗からの大団円｡物語と華を持った馬でした｡次は3世代連続での無敗の三冠馬の誕生を待ちたいと思います｡

そのコントレイルは新馬券術｢前走の上がりに注目作戦｣の対象馬3頭のうちの1頭でした｡まずはコントレイルを①着付けにした3連単フォーメーションから42点を購入しましたが､トリガミ感が満載だったので､シャフリヤール､オーソリティとの組み合わせをドンと追加購入したところ､17.8倍がクリーンヒット｡さらに馬連5.3倍も的中しました｡


▲ジャパンCは2→7→4で決着

コントレイルは前走と今回が同じ東京芝で､研究を進めている前走コースとの直線距離の変化が｢前走と同じ｣に該当｡文末の表で｢★｣がついていたことも軸決定への後押しとなりました｡③着シャフリヤールも新馬券術｢持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦｣の狙い馬で､新馬券術のコラボで的中です｡

また､馬券は的中しませんでしたが､先週の対象馬は27日(土)の茨木Sでダノンハーロックが1番人気①着､ユアヒストリーが2番人気③着｡さらに､28日(日)のカノープスSでグレートタイムが3番人気②着と好走しました｡

コントレイルも含め､好走した馬はいずれも3番人気以内｡先週の対象馬16頭のうち､4番人気以内だった馬に限ると[2.1.1.5]という成績でした｡先週も馬券圏内に入った対象馬はいずれも5番人気以内だったので､この新馬券術の対象となった馬が上位人気なら､信頼度をアップさせても良さそうです｡

ちなみに､キャピタルSを制したプリンスリターンは､10月8日更新の当コラムで､｢次走は新馬券術の対象となりませんが､注意が必要｣と記していた馬｡それ以来の出走となった今回は人気が割れて2番人気でしたが､見事勝利｡単勝5.2倍､複勝2.2倍とまずまずの配当になっています｡

なお､秋競馬が開幕した9月11日以降の対象馬は[18.21.17.105]という成績で､各競馬場を“ロング"“ミドル"“ショート"の3項目に分類した上で､前走から｢直線距離延長｣､｢直線距離が同じ｣､｢直線距離短縮｣ごとの成績をまとめると､以下の通りとなっています｡

●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

■直線距離延長
[5.8.9.42](勝率7.8%､複勝率34.4%)

■直線距離が同じ
[12.10.6.48](勝率15.8%､複勝率36.8%)

■直線距離短縮
[1.2.3.15](勝率4.8%､複勝率28.6%)

｢直線距離が同じ｣が勝率､複勝率ともトップを維持しています｡先週は対象馬の中に｢直線距離短縮｣がいませんでしたが､今週から関東のメイン場が東京→中山に替わり､｢直線距離短縮｣となる馬が出てきそうです｡どんなデータが集まるでしょうか｡

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続いて､新馬券術｢牝馬限定戦は大きな馬作戦｣の検証です｡先週は牝馬限定戦が3鞍と少なかったのですが､そのうち2鞍が的中｡どちらも｢牝馬限定高配当バージョン｣が機能しました｡ようやく｢エリザベス女王杯の悲劇｣を乗り越えられたようですw

まず､28日(日)の阪神4Rの新馬戦では馬体重1番目タイで5番人気(11.3倍)だったクールココナヒメが②着で､この馬から流した馬連11.3倍が的中｡①着馬が馬体重4番目､③着馬が1番目タイの馬で､馬体重の重い馬が馬券圏内を独占しています｡


▲28日阪神4Rは6→3→1で決着

さらに､28日(日)の白菊賞では馬体重3番目で5番人気(10.7倍)だったサウンドビバーチェが②着｡この馬から馬連で流したところ､馬体重2番目だった馬が①着となり､馬連は18.1倍｡8頭立てのレースとしては好配当となりました｡


▲白菊賞は3→4→7で決着

的中すればしっかりプラス収支となるのが｢牝馬限定高配当バージョン｣の魅力｡購入の流れも手順が2つだけと簡単です｡


今週の牝馬限定戦は3場で7鞍｡先週の的中は馬連だけだったので､3連単の的中にも期待します｡馬連の好配当で粘りつつ､3連単のホームランを待つ｡そんなイメージで臨みます｡

そして､この新馬券術の新展開として､現在検証中の仮説｢2歳牡牝混合OPは馬体重1番目を要チェック｣｡先週は対象となった馬のうち､カトレアSでコンシリエーレが1番人気①着｡京都2歳Sのポッドボレットは6番人気④着ともうひと押しでした｡

今年10月以降の2歳牡牝混合OPで馬体重1番目の馬の成績はこれで[3.2.2.5](勝率25.0%､複勝率58.3%)となりました｡しかし､先週調べた通り､9月以前の2歳牡牝混合OPで馬体重1番目の馬の成績は[0.0.1.11]｡あまりにも大きな違いがあるので､過去3年分の9月以前､10月以降の2歳牡牝混合OPで馬体重1番目の馬の成績を調べてみました｡

■2020年
9月以前[1.0.0.11]
(勝率8.3%､複勝率8.3%)

10月以降[4.2.1.8]
(勝率26.7%､複勝率46.7%)

■2019年
9月以前[2.2.3.7]
(勝率14.3%､複勝率50.0%)

10月以降[3.1.2.7]
(勝率23.1%､複勝率46.2%)

■2018年
9月以前[4.3.1.7]
(勝率26.7%､複勝率53.3%)

10月以降[1.4.0.8]
(勝率7.7%､複勝率38.5%)

去年から明らかな差が出ていますが､去年以降と一昨年以前で変化したことはあったでしょうか?

最初に思いついたのは､去年11月から京都開催がなくなったこと｡去年10月以降の2歳牡牝混合OPを振り返ると､京都で行われたもみじS､萩Sは馬体重1番目の馬がいずれも馬券圏外だったのに対し､阪神に振り替えられたデイリー杯2歳Sは③着､京都2歳Sは②着でした｡レース数が少ないのですが､馬体重が重い馬は京都に比べてパワーが必要なイメージのある阪神コースの方が合うということでしょうか?

今週は対象レースがありませんが､12月は3場すべて直線急坂コースです｡引き続き検証を進めたいと思います｡

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続いて､新馬券術｢持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦｣の検証に移ります｡先述した通り､先週はジャパンCの狙い馬シャフリヤールが③着と好走しました｡持ち時計をベースに1kg=0秒2で計算する“想定持ち時計"2分22秒1はメンバー中2位でした｡

その一方で､27日(土)の茨木Sは悔しい結果に｡7番人気で②着に入ったモダスオペランディは“想定持ち時計"でメンバー中2位でしたが､その時計を記録したのが不良馬場だったので､稍重馬場で持ち時計を記録した3位の馬を狙い馬に挙げていました｡今後は馬場状態にかかわらず､上位の馬は警戒することにします｡

今週､狙えそうなレースは下記の1鞍です｡

■逆瀬川S(阪神芝外1800m)
1位:1分44秒8(良)オメガラヴィサン
2位:1分44秒9(良)シンボ
3位:1分46秒0(良)ギャラントウォリア

逆瀬川Sの“想定持ち時計"比較は､1位が1分45秒2でオメガラヴィサン､2位が1分45秒3のシンボで､3位が1分46秒0｡ここはオメガラヴィサンとシンボの2頭に期待します｡

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さて､ジャパンCで有終の美を飾ったコントレイルですが､同日は高知競馬の別府真衣騎手も現役最後の騎乗で勝利｡同騎手は初騎乗で初勝利を収めていますから､騎手人生の最初と最後に白星を挙げたことになります｡お見事としか言いようがありません｡

華のある人馬が去っていくのは寂しいですが､競馬ファンにとっては次の人生･馬生もまた楽しみ｡約1ヶ月後に迫った有馬記念も｢この一戦で引退｣という馬がいます｡まずは無事に､そして良いパフォーマンスを発揮できることを願いながら馬券を買いたいと思います｡



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