馬迷男の挑戦
ホープフルSは8番人気の狙い馬が激走! そして新年早々、新馬券術のタネを発見!?
どうも! “馬迷男"八木たかおです! 当コラムは今回の更新から2022年をスタートさせます。今年もなるべく簡単な方法で馬券的中&回収率アップを目指す新馬券術の開発に励みますので、お付き合いのほど、よろしくお願い致します。
昨年の暮れは新馬券術「前走の上がりに注目作戦」によってホープフルSの馬券が的中。対象馬となっていたラーグルフが8番人気③着と好走しました。馬券はいろいろ迷った末に、ラーグルフの複勝を購入。4.9倍ならまずまずの好配当ではないでしょうか。
▲ホープフルSは5→8→3で決着
この新馬券術では前走と今回のコースの直線距離の長さの変化に着目して研究を進めていますが、ラーグルフは「直線距離が同じ」に該当。ページ最下部に載せている対象馬一覧で「★」がついていました。
朝日杯FSの上位3頭も対象馬一覧で「★」がついていたことから、経験の浅い2歳馬のレースは「直線距離が同じ」となるコースからの転戦の方が、前走の“学び“を生かしやすいのかもしれない…と推測していましたが、ホープフルSもその推測に則した結果。今後も2歳馬、そしてキャリアの浅い3歳前半くらいまでは、より有効かもしれません。
秋競馬が開幕した9月11日以降の対象馬は[24.26.25.148]という成績で、各競馬場を直線距離によって“ロング"“ミドル"“ショート"の3項目に分類した上で、前走から「直線距離延長」、「直線距離が同じ」、「直線距離短縮」ごとの成績をまとめると、以下の通りとなっています。
●ロング
芝:東京、阪神外回り、新潟外回り
ダート:東京、中京
●ミドル
芝:阪神内回り、京都外回り、中京、新潟内回り
ダート:新潟、阪神
●ショート
芝:中山、京都内回り、福島、小倉、札幌、函館
ダート:中山、京都、福島、小倉、札幌、函館
■直線距離延長
[6.9.10.51](勝率7.9%、複勝率32.9%)
■直線距離が同じ
[15.13.8.60](勝率15.6%、複勝率37.5%)
■直線距離短縮
[3.2.9.37](勝率5.9%、複勝率27.5%)
年末の中山開催4週間分+ホープフルS当日のデータが加わり、「直線距離短縮」の馬のデータが増加すると、「直線距離短縮」の複勝率が低下。先週からその傾向が顕著に表れ始めました。一方で、「直線距離が同じ」の勝率、複勝率が上昇。
ここまで約3ヶ月のデータを蓄積しましたので、そろそろひとつの結論を出してもいいかもしれません。
■「前走で速い上がりを記録した馬をもっとも狙えるのは『直線距離が同じ』」
■「『直線距離延長』『直線距離短縮』は馬券の頭から狙わない」
このような結論が導かれるのではないでしょうか。前走の上がりが最速もしくは2番目の馬が「直線距離延長」となるとつい狙いたくなりますが、意外な結論となりました。
先述のホープフルSはご存知の通り、キラーアビリティが完勝。この馬も対象馬でしたが、前走からは「直線距離短縮」でした。勝率が低い「直線距離短縮」で完勝したのですからキラーアビリティは相当強い……と言えるかもしれません。今後の活躍が楽しみです。
また、そんな傾向を上手く活かせたのが摩耶SとグレイトフルSの馬券。“頭から狙うなら『直線距離が同じ』の『★』付き"という傾向は以前から見えていたため、摩耶Sは新馬券術対象馬のバーデンヴァイラー3連単①着付け流しを購入したところ、16.7倍が的中。バーデンヴァイラーが単勝1.6倍という抜けた1番人気だったため、配当は控えめでしたがトリガミ回避の追加購入が効いてプラス収支となりました。
▲摩耶Sは5→3→2で決着
そして、グレイトフルSは対象馬が勝率の低い「直線距離短縮」に該当するレティキュールだったのでひと捻り。3番人気だったこの馬の3連単③着付けで42.8倍が的中しました。追加購入も効いて、こちらもプラス収支。
▲グレイトフルSは2→10→3で決着
この2鞍だけならハッピーな年末だったのですが、有馬記念当日、普段はあまり購入しないWIN5に手を出しました。「有馬記念は恐らくエフフォーリアが勝つ。ならば、ここは実質WIN4!」そう考えたのですが、衝撃の結果が!
▲12/26のWIN5は6→3→2→1→10で決着
これ、最初のレースの中山9R(グッドラックH)を外したために瞬殺となったのですが、その後の4レースは的中しています。グッドラックHを勝ったのはコーストラインで、前走は平場の中山芝2500mでメンバー2位の上がりを記録していました。2勝クラスのレースなので、狙い馬一覧には入りませんでしたが、「直線距離が同じ」の「★」付きに該当。
レース直後に「頭から狙うならこれだった!」と後悔したのですが、その後、あれよとあれよと4つ的中。この日のWIN5の払い戻しは166万6800円でしたから、コーストラインさえ押さえていれば、僕も166万円ほどをゲットできていました…。「直線距離が同じ」馬狙いは以前に推測した通り、WIN5でも使えるようです。
続いては、新馬券術「持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦」の検証です。摩耶Sに1頭、サンタクロースSに2頭の狙い馬がいて、摩耶Sのバーデンヴァイラーが1番人気①着、そして馬券は的中しませんでしたがサンタクロースSのパトリックが3番人気③着でした。狙い馬3頭中2頭が馬券圏内に入ってくれたのですから、なかなかの高打率。狙いすまして的中させている感があります。
あいかわらず芝・ダートを問わず狙い馬が好走しているこの新馬券術。今週狙えそうなレースは下記の1鞍です。
■迎春S(中山芝2200m)
1位:2分11秒2(良)サウンドバーニング
2位:2分11秒3(良)ルペルカーリア
3位:2分12秒1(良)エドノフェリーチェ
迎春Sは“想定持ち時計"を比較すると、2分11秒3のルペルカーリアが1位となります。ここは信頼。
続いて、新馬券術「牝馬限定戦は大きな馬作戦」の検証に移ります。暮れの競馬は牝馬限定戦が少なく、12月25日(土)に3鞍が行われました。そんな少ないレース数でも馬体重の重い馬が好走を連発。
阪神1Rでは、ミヤジネズコが馬体重2番目で3番人気①着、ディスコが馬体重4番目タイで4番人気②着。中山2Rでは、ホノノディーヴァが馬体重3番目で5番人気②着、パラダイスレーンが馬体重2番目で7番人気③着。牝馬限定戦がわずか3鞍でしたからしっかり拾っておきたかったのですが、的中馬券を手にすることはできませんでした……。
■「牝馬限定高配当バージョン」購入の流れ
①馬体重の重い馬上位5番目までをチェック
②その5頭の中から「6番人気以下」or「単勝10倍前後」を軸にする
①馬体重の重い馬上位5番目までをチェック
②その5頭の中から「6番人気以下」or「単勝10倍前後」を軸にする
今週の牝馬限定戦は3日間開催で11鞍あります。この新馬券術は比較的若い馬の方が相性の良い傾向にありますが、重賞のフェアリーSは3歳になりたての牝馬同士の一戦。馬体重の重い馬の激走が期待できるかもしれません。
そして、「牝馬限定高配当バージョン」はわずか手順が2つ。「これくらい簡単な方法で好配当にありつける新馬券術は無いものか…」と常々思案していたのですが、年末のレースを手掛かりとしてある事実に気づきました!
12月25日(土)の阪神1Rで4番人気②着だったディスコ、そして同日の中山2Rで7番人気③着だったパラダイスレーンには共通点があったのです。それは“ダートが初めて"だったこと。芝でデビューして成績が振るわず、その後ダートを試す馬はしばしば見受けられますが、芝で大きな着順をとっているとダート初戦でも人気になりづらいものです。しかし、初ダートで大きな変わり身を見せるケースもよくあります。
阪神1Rは10頭立てで初ダートは3頭。中山2Rは16頭立てで3頭。対象馬があまり多いレースだとどうかですが、牝馬限定戦に限らず複勝やワイドで狙っていけば、十分回収率が期待できるのではないでしょうか?
そう思っていたら、5日(水)の中山3Rでは、芝で⑩⑭⑮着だったケイティマジックが初ダートの一戦で12番人気②着と爆走。複勝26.2倍、③着だった1番人気とのワイドでも82.8倍となりました。何せ前走が勝ち馬から2秒8差の⑮着ですから、なかなか買いづらいところですが、「初ダートは必ず買う」と決めていれば手を出せます。ちなみにこのレースも初ダートの馬は3頭。この3頭の複勝を均等買いしていてもばっちりプラス収支です。
ダートの未勝利戦に絞った新馬券術ということになりますが、検証する価値はありそうです。この3日間開催から実際に馬券を購入しつつ、検証を始めてみようと思います。
さて、読者の皆さんは初詣にお出かけされましたか? 僕は初詣でおみくじをひいたら「大吉」。なのに「相場(賭)」に関しては「失敗多し」と書かれていましたw
なるほど、なるほど。先ほども書いた通り、年末に「WIN5の悲劇」もしくは「166万円の悲劇」に遭遇したわけですが、ああいうことが新年も起きるわけですね。先に教えてもらっていると心の準備ができます。神様ありがとう。
いやいや、「WIN5の悲劇」なんて、新馬券術で取り返せばいいんです。良い馬券のヒントをお届けできるように頑張りますので、本年もよろしくお願い致します!
★現在検証中の馬券作戦★
■「前走の上がりに注目作戦」
寿Sの対象馬:★パトリック(同級)
ボルックスSの対象馬:★ダノンファスト(同級)、★ドリュウ(同級)
新春Sの対象馬:ルプリュフォール(同級)
シンザン記念の対象馬:カワキタレブリー(同級)、★マテンロウオリオン
迎春Sの対象馬:エドノフェリーチェ(同級)、ダンディズム
雅Sの対象馬:◯アルーブルト、◯ケイアイロベージ(同級)
※ハンデ戦、牝馬限定戦、古馬戦を重視、前走および今回が1200m以下の場合は対象外 ※中13週以上、前走が勝ち馬と1秒1差以上は割引 ※前走が同級以上の馬は(同級)を表記 ※前走よりも直線距離が長いコースを走る馬は馬名の前に「◯」、直線距離が同程度のコースを走る馬は馬名の前に「★」
■「持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦」
迎春Sの狙い:ルペルカーリア
■「牝馬限定戦は大きい馬作戦」
8日中京1Rの候補馬:クレスコジョケツ、ディスコ、ヒロシゲパール、ミギーフェイス
8日中山4Rの候補馬:クロフネミッション、ピチカートポルカ、ルレーヴドゥリリ
8日中京8Rの候補馬:アイリスクォーツ、ベゼドランジュ、ラヴベローナ
8日中山12Rの候補馬:ヴィオリーナ、エヌワイパフューム、ナギサ
9日中山1Rの候補馬:ミルクメイド、リネンファイト、ロジヴィクトリア
9日中京4Rの候補馬:エコロマンボ、スズノナデシコ、メイショウマンサク
10日中京1Rの候補馬:コパノフランシス、スマートクオーク、ポメラート
10日中山2Rの候補馬:テイエムラニッコ、ビュートラン、ライドアクロス
10日中山4Rの候補馬:新馬戦のため未定
10日中京8Rの候補馬:ヴィネット、コーラスケイト、ペルルドール
10日フェアリーSの候補馬:スターズオンアース、スピードグラマー、テーオーシャルマン
※当日の馬体重によって変わる可能性があります。
■「前走の上がりに注目作戦」
寿Sの対象馬:★パトリック(同級)
ボルックスSの対象馬:★ダノンファスト(同級)、★ドリュウ(同級)
新春Sの対象馬:ルプリュフォール(同級)
シンザン記念の対象馬:カワキタレブリー(同級)、★マテンロウオリオン
迎春Sの対象馬:エドノフェリーチェ(同級)、ダンディズム
雅Sの対象馬:◯アルーブルト、◯ケイアイロベージ(同級)
※ハンデ戦、牝馬限定戦、古馬戦を重視、前走および今回が1200m以下の場合は対象外 ※中13週以上、前走が勝ち馬と1秒1差以上は割引 ※前走が同級以上の馬は(同級)を表記 ※前走よりも直線距離が長いコースを走る馬は馬名の前に「◯」、直線距離が同程度のコースを走る馬は馬名の前に「★」
■「持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦」
迎春Sの狙い:ルペルカーリア
■「牝馬限定戦は大きい馬作戦」
8日中京1Rの候補馬:クレスコジョケツ、ディスコ、ヒロシゲパール、ミギーフェイス
8日中山4Rの候補馬:クロフネミッション、ピチカートポルカ、ルレーヴドゥリリ
8日中京8Rの候補馬:アイリスクォーツ、ベゼドランジュ、ラヴベローナ
8日中山12Rの候補馬:ヴィオリーナ、エヌワイパフューム、ナギサ
9日中山1Rの候補馬:ミルクメイド、リネンファイト、ロジヴィクトリア
9日中京4Rの候補馬:エコロマンボ、スズノナデシコ、メイショウマンサク
10日中京1Rの候補馬:コパノフランシス、スマートクオーク、ポメラート
10日中山2Rの候補馬:テイエムラニッコ、ビュートラン、ライドアクロス
10日中山4Rの候補馬:新馬戦のため未定
10日中京8Rの候補馬:ヴィネット、コーラスケイト、ペルルドール
10日フェアリーSの候補馬:スターズオンアース、スピードグラマー、テーオーシャルマン
※当日の馬体重によって変わる可能性があります。
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