どうも! “馬迷男"八木たかおです! 先週のニュージーランドTは武豊騎手騎乗のジャングロが①着で､横山典弘騎手が乗るマテンロウオリオンが②着｡ゴール前､2人のベテランによる馬体をびっしりと併せた叩き合いは､思わず息を呑むほどの迫力で見応えたっぷりでした｡

そのニュージーランドTでは3連単160.9倍と馬連9.9倍が的中! 3週連続の万馬券ゲットとなりました!

▲ニュージーランドTは6→1→7で決着

この的中をもたらしてくれたのは､当コラムが特に簡単な新馬券術候補として検証を続けている､｢3歳OP限定､メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣｡その対象となっていたのが､1番人気②着のマテンロウオリオンでした｡

実はこの作戦､桜花賞でも対象馬スターズオンアースが7番人気で勝利｡こちらは馬券が的中しませんでしたが､これで今年の3歳OPにおいて､出走前時点でメンバー中最も速い上がりを使っていた馬の成績は[6.6.2.18](勝率18.8%､複勝率43.8%)となりました｡

トライアルが始まった時期に対象馬が苦戦傾向だったので､｢レースのレベルが上がると､末脚自慢の馬よりも地力に勝る馬の方が優位?｣とも考えたのですが､先週はG1勝ちとG2②着｡この結果を踏まえると､評価を割り引かなくてもいいのかもしれません｡

ただ､対象馬の①着6回､②着6回という成績に見られるように､“差して届かず"のパターンもあるのが末脚自慢の宿命｡ニュージーランドTのマテンロウオリオンは1番人気でしたから､人気になっている場合は②着付けが好配当ゲットに繋がるケースもありそうです｡

今週はアーリントンCのムーンリットナイト､皐月賞のイクイノックスが対象馬｡イクイノックスは人気次第で思い切って②着付け､という狙いもアリかもしれません｡

そして､新馬券術｢前走の上がりに注目作戦｣にも目を転じてみると､先週は対象馬の好走が目立ちました｡京橋Sでリフレーミングが2番人気②着､卯月Sでデュアライズが6番人気③着､桜花賞でナムラクレアが6番人気③着､梅田Sでゴールドレガシーが4番人気①着､クリノドラゴンが6番人気②着｡馬券を的中できなかったのが残念ですが…｡


◆各競馬場の直線距離による分類
●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください｡3連単･馬単の頭､WIN5で狙うなら､『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります｡『直線距離延長』の｢◯｣付き､『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います｡

この週末の天気予報をチェックすると､特に土曜は3場いずれも道悪になる恐れがありそう｡もし道悪になった場合は､芝･ダートとも､対象馬の割引が必要になるかもしれません｡②着付け･③着付けなどの変則馬券の出番も考えておいた方が良さそうです｡

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続いて､新馬券術｢持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦｣の検証です｡先週は狙い馬が3鞍に4頭いて､そのうち京橋Sでオールザワールドが3番人気③着｡しかし､馬券は的中しませんでした…｡

オールザワールドの今回の走破タイムは1分58秒9｡持ち時計をベースに今回の斤量1kg増減=0秒2で計算する“想定持ち時計"は1分58秒7だったので､能力はほぼ出せたように思えます｡“想定持ち時計"の比較でリードしていた上位2頭に逆転された形ですが､上位2頭はこのレースに2頭だけいた4歳馬でした｡

1番人気①着のプログノーシスはここまでキャリア4戦｡2番人気②着リフレーミングは前走で2勝クラスの天竜川特別を勝ち上がり､新馬券術｢前走の上がりに注目作戦｣でも｢★｣付きの対象馬になっていました｡

この時期の4歳馬の成長力を考えれば､持ち時計を大きく更新する可能性は十分あります｡この新馬券術では､相手にキャリアが浅かったり､成長を見せている馬には特に注意する必要がありそうです｡逆に言えば､4歳馬で持ち時計上位の馬はさらなるパフォーマンスが期待できるのかも｡

今週狙えそうなレースは3鞍です｡

■下総S(中山ダート1800m)
1位:1分50秒6(重)トラモント
2位:1分50秒8(稍)カフェスペランツァ
3位:1分51秒9(不良)チェルアルコ

■福島民報杯(福島芝2000m)
1位:1分57秒7(良)ゴーフォザサミット
2位:1分57秒8(良)シュヴァリエローズ
3位:1分58秒4(良)ダノンマジェスティ

■サンシャインS(中山芝2500m)
1位:2分31秒9(良)ロードトゥフェイム
2位:2分34秒0(良)サトノラディウス
3位:2分34秒3(良)ノーチカルチャート

下総Sは“想定持ち時計"比較で2頭が抜けている一戦｡1位が1分50秒8のカフェスペランツァ､2位が1分51秒0のトラモントで､3位を0秒9以上リードしています｡ここはカフェスペランツァ､トラモントの2頭を狙います｡

ハンデ戦･福島民報杯の“想定持ち時計"1位は1分57秒3のゴーフォザサミット｡2位を一応の基準としている0秒5引き離しています｡ただ､持ち時計を記録したレースはアーモンドアイが1分56秒2で完勝した2019年天皇賞･秋で､ゴーフォザサミットは⑪着でした｡ここはゴーフォザサミットを控えめに狙ってみます｡

ハンデ戦のサンシャインSはロードトゥフェイムが“想定持ち時計"比較で抜けていて､2位を2秒1リード｡ただ､芝2500m戦なので､この距離を未経験の馬もいます｡ロードトゥフェイムを一応の軸として考えてみます｡

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続いて､新馬券術｢未勝利戦は初ダート馬作戦｣の検証に移ります｡先週はこの新馬券術での的中はありませんでした｡

というのも､先週のダートの未勝利戦へ出走した初ダートの馬は[1.1.1.24](勝率3.7%､複勝率11.1%)とやや不振｡このうち前走8番人気以内に絞ると[1.1.1.7](勝率10.0%､複勝率30.0%)でした｡先々週は前走が9番人気以下だった馬の激走が目立ちましたが､先週馬券圏内に入った3頭はいずれも前走8番人気以内でした｡

とはいえ､この新馬券術の妙味は条件の変化による変わり身｡人気薄が大激変して頭まで突き抜けるケースもしばしば発生しています｡｢馬券の軸は8番人気以内｣､｢9番人気以下はとりあえず馬券に入れておく｣という従来の作戦は継続した方がいいかもしれません｡


また､先週はダートの未勝利戦へ出走した初出走の馬も[0.0.0.18]でした｡狙い目として浮上している｢4番人気以内｣の馬も2頭いましたが､どちらも馬券圏外｡

ただ､そのうちの1頭トップオブジェラス(9日中山2R､ダート1800m)は､馬番1番で出遅れながら0秒3差④着(③着馬とはクビ差)でした｡好走しやすい条件として挙がっていた｢偶数馬番｣ではなかった点は考慮する必要がありそう｡今週も4番人気以内の馬､特に偶数馬番なら積極的に狙っていきます｡

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続いては､新馬券術｢牝馬限定戦は大きな馬作戦｣も簡単に振り返ります｡人気薄の中では阪神牝馬Sで馬体重5番目タイだったメイショウミモザが9番人気①着､忘れな草賞は馬体重5番目だったグランスラムアスクが7番人気③着､桜花賞は馬体重5番目だったスターズオンアースが7番人気①着など､牝馬限定戦9鞍のうち､4鞍で馬体重の重い馬が激走しました｡的中馬券は手元にありませんが…｡

忘れな草賞は8頭立てながら､馬体重上位5頭までで馬券圏内を独占｡桜花賞もスターズオンアースが激走しました｡今週はこの新馬券術と相性の良い3歳限定の特別競走はありませんが､平場戦や少頭数のレースを狙っていきます｡

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さて､桜花賞はやや波乱の決着となりましたが､馬券圏内に入った3頭はいずれも馬番8番以内｡先週は阪神芝で馬券圏内に入った馬は､いずれも馬番11番以内でした｡その要因として考えられるのがBコース替わり｡桜花賞の人気馬の敗因は､外枠に入ったことが挙げられるかも｡

そこで先々週と先週それぞれで､阪神芝のレースで馬券圏内に入った馬の馬番を全て足し､レース数で割ってみました｡

すると､Bコース替わりの先週は馬券圏内に入った馬番の合計が151で､芝のレース数10で割ると15.1｡Aコース最終週の先々週は馬券圏内に入った馬番の合計が177で､芝のレース数9で割ると19.7｡数字が少ない先週の方が内枠有利だったことが見えてきます｡

ちなみに､中山で計算してみると､Aコース最終週の3週前は17.4､Bコース替わりの先々週は19.6､先週は27.6｡コース変更後も徐々に外枠有利にシフトしているように思えます｡皐月賞も外枠勢が好走する結果になるでしょうか?

頭数が少ない週は数字が少なくなりやすいので､枠番で計算する方法も考えられますが､この計算によって､最終週でも内有利､開幕週でも内があまり良くないなどの傾向が見えてくることもありそう｡ひょっとすると新馬券術のタネになるかもしれません｡今後､成果があれば発表したいと思います｡


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