馬迷男の挑戦
3連単479.3倍的中! 高配当をゲットした馬券術と天皇賞・春の狙い目は!?
どうも! “馬迷男"八木たかおです! 4月8日に新しい名古屋競馬場がオープンしました。ネットで中継を見ていると、向正面に入ったあたりで馬群を内ラチ側から斜めの角度で広く捉えるカメラに切り替わります。その角度からの映像が、僕はこれまでにあまり見たことのないアングル。これまでに無数に見てきたはずの競馬中継でも、カメラアングルが変化するだけで新鮮な気分にさせてくれるものなんですね。構成作家として映像に関わることもあるので勉強になります。
先週は名古屋競馬場のカメラアングルのように変わり身を見せる馬を狙う新馬券術「未勝利戦は初ダート馬作戦」が炸裂! 23日(土)福島1Rの3連単479.3倍と馬連46.3倍が的中しました! 土曜の朝イチから好発進!
▲23日福島1Rは11→10→1で決着
このレースは初ダートの馬が2頭いて、そのうちの1頭、ゴッドクインビーを馬券の軸に決定。購入の流れとは少し違う手法で狙ってみました。
■「未勝利戦は初ダート馬作戦」購入の流れ(暫定)
[1]馬券の軸は、初ダートの馬の中から前走8番人気以内
[2]軸から初ダートの馬&気になる馬に流す
[3]軸になった馬が4番人気以内であれば単式①着付けも検討
[1]馬券の軸は、初ダートの馬の中から前走8番人気以内
[2]軸から初ダートの馬&気になる馬に流す
[3]軸になった馬が4番人気以内であれば単式①着付けも検討
初ダートの馬2頭はどちらも前走ふた桁人気で、購入の流れと照合するとどちらも馬券の軸になりません。ただ、気になったのが人気の激変。ゴッドクインビーは最終的に5番人気となりましたが、僕が購入したタイミングでは4番人気でした。「前走芝で14番人気だった馬が、今回ダートで4番人気?」と違和感が発生。そこでこれは初ダートがかなり前向きに捉えられているのでは、と推理して、3連単①着付け流しと馬連流しで勝負しました。
レースは5→4→3番人気の決着。比較的上位人気の馬が馬券圏内を占めたにも関わらず、400倍超の高配当になりました。これまでの傾向では、初ダートの馬が好走する場合は①着まで突き抜けるケースがよく見られましたが、このレースは傾向通りの結果でした。そもそもゴッドクインビーは、デビュー戦で2番人気に評価されていて、前走が人気を落としすぎだったのかも? このレースを参考にすると、前走9番人気以下であっても、初ダートで人気急上昇の馬は狙えるのかもしれません。
購入の流れに合わせた馬券も的中しています。松山弘平騎手の復帰初戦、そして復帰後初勝利となった23日阪神2Rは前走芝で5番人気→今回ダートで3番人気だったソクラテスから入って3連単20.2倍が的中。追加馬券でプラス収支に持ち込めました。
▲23日阪神2Rは8→7→1で決着
先週、ダートの未勝利戦へ出走した初ダートの馬の成績は[2.1.3.22](勝率7.1%、複勝率21.4%)。このうち前走8番人気以内に絞ると[1.0.2.9](勝率8.3%、複勝率25.0%)。全体としてはそこまで好成績とは言えませんが、初ダートで勝った2頭をきっちり馬券的中に繋げられました。
一方、ダートの未勝利戦へ出走した初出走の馬は[0.0.1.16]。このうち、狙い目として浮上している「4番人気以内」が1頭いましたが⑩着でした。ちなみに③着に入った馬は5番人気。
⑩着に敗れた1頭は、牝馬で16頭立ての馬番1番。先々週も牝馬&16頭立て&馬番1番の馬が1番人気に支持されながらシンガリ⑯着に敗れています。当コラムでは、「内枠の牝馬で、しかも初出走となれば、揉まれて嫌気が差す恐れも考えられます」と推測していましたが、同様の傾向が2週連続で見られました。人気でも思い切って軽視することができるかもしれません。
続いて新馬券術「前走の上がりに注目作戦」ですが、先週はオアシスSがクリーンヒット! このレースの対象馬は2頭いて、サンダーブリッツが2番人気①着、アドマイヤルプスが6番人気②着と期待に応えてくれました。この2頭からそれぞれ流した3連複37.2倍がダブル的中。さらに馬連18.3倍も的中しました。
▲オアシスSは6→3→7で決着
ページ最下部の対象馬まとめでは、サンダーブリッツとアドマイヤルプスは前走から『直線距離延長』となる「◯」付きでした。過去の検証では『直線距離延長』の馬は意外と勝ち切れないことが多かったため、3連複と馬連を購入。しかし、今回はサンダーブリッツが勝利を収めました。
先週の対象馬はオアシスSを含めて7鞍に18頭。馬券が的中しなかったレースでも、晩春Sでテンハッピーローズが4番人気②着、鎌倉Sでレモンポップが1番人気①着、甲南Sでオンザフェーヴルが1番人気③着と好走しました。
■前走で速い上がりを記録した馬をもっとも狙えるのは『直線距離が同じ』
■『直線距離延長』『直線距離短縮』は馬券の頭から狙わない
■『直線距離延長』『直線距離短縮』は馬券の頭から狙わない
◆各競馬場の直線距離による分類
●ロング
芝:東京、阪神外回り、新潟外回り
ダート:東京、中京
●ミドル
芝:阪神内回り、京都外回り、中京、新潟内回り
ダート:新潟、阪神
●ショート
芝:中山、京都内回り、福島、小倉、札幌、函館
ダート:中山、京都、福島、小倉、札幌、函館
今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単・馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の「★」付きということになります。『直線距離延長』の「◯」付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。今週も週末の天気予報が微妙なので、道悪になった場合は芝・ダートを問わずやや割り引いた方がいいかもしれません。
そして、特に簡単な新馬券術候補として検証を続けている、「3歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦」はフローラSの対象馬ルージュスティリアが1番人気で⑮着でした。こちらは次走での巻き返しに期待します。
これで今年の3歳OPにおいて、出走前時点でメンバー中最も速い上がりを使っていた馬の成績は[7.6.2.20](勝率20.0%、複勝率42.9%)となりました。今週の対象馬は青葉賞のレヴァンジル、スイートピーSのシークルーズとフィールシンパシー、端午Sのラヤス。こちらも馬場状態が気になります。
続いて、新馬券術「牝馬限定戦は大きな馬作戦」に移ります。「牝馬限定高配当バージョン」によって、23日(土)福島3Rの3連複47.4倍が的中しました。
▲23日福島3Rは6→11→5で決着
馬券の軸に指名したのは馬体重4番目タイで5番人気だったエピックジョイ。先行策から③着に粘ってくれました。また、勝ったバイロイトは馬体重1番目で2番人気でした。
■「牝馬限定高配当バージョン」購入の流れ
①馬体重の重い馬上位5番目までをチェック
②その5頭の中から「6番人気以下」or「単勝10倍前後」を軸にする
①馬体重の重い馬上位5番目までをチェック
②その5頭の中から「6番人気以下」or「単勝10倍前後」を軸にする
そして24日(日)東京7Rは11頭立ての少頭数ということで、3連単で勝負しました。ここは近3走連続の②着を含め5戦続けて馬券圏内に入っているキングスフィリアが強いとみて①着付けにして、7頭流しを購入。馬体重1番目で3番人気だったダイナストーンが③着に入り、18.6倍が的中。1→2→3番人気と人気通りの決着でも、追加馬券でトリガミ回避に成功しました。
▲24日東京7Rは4→1→5で決着
このほか、23日(土)福島8Rは馬体重2番目のララサンスフルが10番人気②着、3番目のチカリヨンが5番人気③着に入りましたが、馬券は的中ならず…。
今週の牝馬限定戦は13鞍。この新馬券術と相性が良いキャリアの浅い馬たちによるレースであるスイートピーS、矢車賞も含まれています。どちらも少頭数のレースなので、3連単で狙い撃ちしたいところです。
続いて、新馬券術「持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦」の検証です。先週は狙い馬が4鞍に4頭いて、そのうち難波Sのサターンが4番人気①着。しかし、馬券を当てることができませんでした…。
このレースは7頭立ての少頭数でしたが、②着はシンガリ7番人気のヒルノダカール。この馬は持ち時計比較でも、持ち時計をベースに今回の斤量1kg増減=0秒2で計算する“想定持ち時計"比較でもメンバー中3位でした。この時計に注目できていれば、①着サターンとの馬連87.5倍に手が届いていたかも…。
今週狙えそうなレースは下記の4鞍です。
■東北S(福島ダート1700m)
1位:1分43秒1(重)ギブミーラブ
2位:1分43秒5(不良)サトノガイア
3位:1分44秒1(良)スペロデア
■天王山S(阪神ダート1200m)
1位:1分8秒5(重)ヒデノヴィーナス
2位:1分10秒2(不良)サダムスキャット
2位:1分10秒2(重)ゼンノアンジュ
■吾妻小富士S(福島ダート1700m)
1位:1分41秒6(重)メイショウウズマサ
2位:1分43秒1(重)ダンツキャッスル
3位:1分43秒6(不良)ヴィーダ
■陣馬特別(東京芝2400m)
1位:2分24秒5(良)ヴィント
2位:2分24秒7(良)シュブリーム
3位:2分25秒2(良)レッドヴェロシティ
東北Sの“想定持ち時計"比較は、1位が1分43秒5のサトノガイア、2位が1分43秒7のギブミーラブ。この2頭が3位の馬を0秒6以上引き離しています。ここはサトノガイアとギブミーラブの2頭を狙えそうです。
天王山Sの“想定持ち時計"は1分8秒7のヒデノヴィーナスが抜けていて、2位の馬を1秒6リード。1年半の長期休養明けですが、持ち前のスピードを発揮できれば、いきなりの好走もありそう。
吾妻小富士Sの“想定持ち時計"比較は1位が1分41秒8のメイショウウズマサ。2位の馬を1秒3引き離しています。ただ、メイショウウズマサが持ち時計を記録したレースは、日本レコードタイとなる1分40秒9(重)で決着した昨年のプロキオンS。当時の小倉ダートは道悪になると好タイムが続出していました。やや割引が必要かも…と思う反面、道悪になれば有利になる可能性も考えられます。ここは馬場状態に注意しつつ、メイショウウズマサを狙ってみます。
陣馬特別は“想定持ち時計"1位が2分23秒5のヴィントで、2位の馬に0秒7以上の差をつけています。この新馬券術と相性の良いハンデ戦で、ヴィントの好走に期待します。
さて、今週も最後に「内枠指数」について考えます。芝のレースで馬券圏内に入った馬の馬番を全て足し、レース数で割ることで、内外どちらが有利なのか馬場の傾向が見えてくるのでは…と研究を進めている数値。
開幕週だった東京芝は28.0。過去の2回東京1週目は、2019年が18.5、2020年が24.1、2021年が21.7でしたから、例年以上に外枠有利だったようです。
ちなみに僕のツイッターでも書きましたが、23日(土)だけでも26.2。この数値を見れば、日曜に関しても外枠の馬を買えるという判断を後押しできたかもしれません。実際、日曜の東京は芝で行われた6レースすべてで8枠の馬が馬券圏内に入りました。
そして今週はG1、天皇賞・春。気になる阪神芝の「内外指数」は桜花賞が行われた3週前(Bコース替わり)15.1、先々週23.1、先週17.0。一見、内枠勢が盛り返しているように思えますが、先週の阪神芝は9鞍のうち、7頭立てと8頭立てが2鞍ずつ。当然、数値は小さくなります。
試しに10頭立て以上のレースのみを対象として計算をやり直してみると、先週は21.2、先々週は25.9と数値が上昇します。ただ、先週の阪神芝は、先々週よりも内枠の馬が馬券に絡んでいたようです。今週はBコース4週目ですが、内側の馬場の荒れ具合はあまり意識しなくていい…のかもしれません。果たして、天皇賞・春はどんな決着になるのか、注目したいと思います。
★現在検証中の馬券作戦★
■「未勝利戦は初ダート馬作戦」
30日東京1Rの対象馬:エイシンドゥルガー
30日東京2Rの対象馬:ロードバルドル
30日阪神1Rの対象馬:スーパーチーフ
1日東京1Rの対象馬:ビーブルー、マルアズール
1日阪神3Rの対象馬:ドンクライベイビー
1日福島1Rの対象馬:ソプラノナイト
1日福島3Rの対象馬:セントレア
※初ダートで、前走が8番人気以内の馬を表記しています。
■「前走の上がりに注目作戦」
東北Sの対象馬:ステイブルアスク
横浜Sの対象馬:★ベルジュネス(同級)、★ラヴォラーレ(同級)
府中Sの対象馬:★グランオフィシエ(同級)、◯プレイイットサム
青葉賞の対象馬:◯エターナルビクトリ、◯メイショウウネビ
吾妻小富士Sの対象馬:★ケンシンコウ(同級)
ブリリアントSの対象馬:★スマッシングハーツ(同級)、◯デュアライズ(同級)、◯リッターシュラーク(同級)
スイートピーSの対象馬:◯コントディヴェール(同級)
端午Sの対象馬:ラヤス(同級)、リメイク(同級)
天皇賞・春の対象馬:★ディープボンド(同級)、ハーツイストワール、◯ハヤヤッコ(同級)、◯ヒートオンビート(同級)、★マカオンドール(同級)
※ハンデ戦、牝馬限定戦、古馬戦を重視、前走および今回が1200m以下の場合は対象外 ※中13週以上、前走が勝ち馬と1秒1差以上は割引 ※前走が同級以上の馬は(同級)を表記 ※前走よりも直線距離が長いコースを走る馬は馬名の前に「◯」、直線距離が同程度のコースを走る馬は馬名の前に「★」
■「持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦」
東北Sの狙い:サトノガイア、ギブミーラブ
天王山Sの狙い:ヒデノヴィーナス
吾妻小富士Sの狙い:メイショウウズマサ
陣馬特別の狙い:ヴィント
■「未勝利戦は初ダート馬作戦」
30日東京1Rの対象馬:エイシンドゥルガー
30日東京2Rの対象馬:ロードバルドル
30日阪神1Rの対象馬:スーパーチーフ
1日東京1Rの対象馬:ビーブルー、マルアズール
1日阪神3Rの対象馬:ドンクライベイビー
1日福島1Rの対象馬:ソプラノナイト
1日福島3Rの対象馬:セントレア
※初ダートで、前走が8番人気以内の馬を表記しています。
■「前走の上がりに注目作戦」
東北Sの対象馬:ステイブルアスク
横浜Sの対象馬:★ベルジュネス(同級)、★ラヴォラーレ(同級)
府中Sの対象馬:★グランオフィシエ(同級)、◯プレイイットサム
青葉賞の対象馬:◯エターナルビクトリ、◯メイショウウネビ
吾妻小富士Sの対象馬:★ケンシンコウ(同級)
ブリリアントSの対象馬:★スマッシングハーツ(同級)、◯デュアライズ(同級)、◯リッターシュラーク(同級)
スイートピーSの対象馬:◯コントディヴェール(同級)
端午Sの対象馬:ラヤス(同級)、リメイク(同級)
天皇賞・春の対象馬:★ディープボンド(同級)、ハーツイストワール、◯ハヤヤッコ(同級)、◯ヒートオンビート(同級)、★マカオンドール(同級)
※ハンデ戦、牝馬限定戦、古馬戦を重視、前走および今回が1200m以下の場合は対象外 ※中13週以上、前走が勝ち馬と1秒1差以上は割引 ※前走が同級以上の馬は(同級)を表記 ※前走よりも直線距離が長いコースを走る馬は馬名の前に「◯」、直線距離が同程度のコースを走る馬は馬名の前に「★」
■「持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦」
東北Sの狙い:サトノガイア、ギブミーラブ
天王山Sの狙い:ヒデノヴィーナス
吾妻小富士Sの狙い:メイショウウズマサ
陣馬特別の狙い:ヴィント
※投稿いただいた内容は、今後、弊社雑誌、書籍、ウェブ、その他の媒体へ掲載・収録させていただくことがあります。ご了承ください。