どうも! “馬迷男"八木たかおです! ゴールデンウィークといえば地方競馬｡僕の中ではいつの間にか定着していますが､そういう読者さん､競馬ファンも多いのでは? これは地方競馬関係者の皆さんが長年にわたって取り組んできた地道なPRの効果かもしれません｡各場で馬券の売り上げも好調のようですし､競馬界全体が盛り上がっていって欲しいものです｡

当コラムも一緒に盛り上がっていきましょう｡先週は青葉賞の3連複54.9倍が的中｡新馬券術｢前走の上がりに注目作戦｣の対象馬エターナルビクトリが6番人気③着と頑張ってくれました｡

▲青葉賞は3→7→12で決着

エターナルビクトリはページ最下部のまとめでは､前走から『直線距離延長』となる｢◯｣付きでした｡過去の検証では『直線距離延長』の馬は意外と勝ち切れない傾向にあったため､3連複を購入したことが的中につながりました｡

また､端午Sは対象馬のリメイクが1番人気①着｡この馬から流した馬連5.8倍が的中したのですが､トリガミとなりました…｡

▲端午Sは2→5→3で決着

ヒモ荒れの可能性もありそうとみていたのですが､①着1番人気→②着3番人気の順当な結果｡ただ､③着は9番人気ファーンヒルで､この馬が②着馬とは半馬身差でした｡馬連好配当まであと一歩｡トリガミにはなりましたが､狙いは良かったように思います｡

先週の対象馬は9鞍に19頭いて､府中Sのプレイイットサム(5番人気③着)､スイートピーSのコントディヴェール(6番人気②着)などが好走しましたが､馬券は的中ならず…｡


◆各競馬場の直線距離による分類
●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください｡3連単･馬単の頭､WIN5で狙うなら､『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります｡『直線距離延長』の｢◯｣付き､『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います｡

今週から東京､中京､新潟の3場開催｡比較的長い直線を持つコースでの競馬となります｡東京芝･ダート､中京ダート､新潟芝外回りは直線距離｢ロング｣のカテゴリー｡青葉賞を的中できたように､これらのコースでは『直線距離延長』となる｢◯｣付きの馬の扱いに注意したいと思います｡前走より直線距離が延びることが歓迎されて人気になっている馬がいる場合､逆張りすることで好配当を狙う手もありそうです｡

そして､｢3歳OP限定､メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣も検証します｡先週は3鞍で4頭が対象となっていましたが､いずれも馬券圏外でした｡それでも､今年の3歳OPにおいて､出走前時点でメンバー中最も速い上がりを使っていた馬の成績は[7.6.2.24](勝率17.9%､複勝率38.5%)で､まだまだ狙いの立つ数字です｡

今週の対象馬はプリンシパルSのダノンフューチャー､京都新聞杯のボルドグフーシュ､NHKマイルCのプルパレイ､橘Sのウナギノボリ｡NHKマイルCのプルパレイはどんな走りを見せてくれるでしょうか｡注目です｡

---

続いて､新馬券術｢牝馬限定戦は大きな馬作戦｣の検証です｡｢牝馬限定高配当バージョン｣によって､桑折特別の3連複60.0倍が的中しました｡

▲桑折特別は5→3→13で決着

馬券の軸となったのは､馬体重4番目で6番人気だったヘネラルカレーラ｡2番手追走から②着に粘り込み､好配当を届けてくれました｡


それ以外にも､先週は馬体重が重い馬が人気薄で好走するケースが多数｡4月30日(土)は東京1Rでフィーカが馬体重1番目で7番人気③着｡福島3Rでチェインストーリーが2番目で7番人気①着＆ラブロッソーが4番目で9番人気②着｡矢車賞のビジンが5番目で7番人気②着｡

5月1日(日)は､阪神1Rでエグモントが馬体重1番目で9番人気①着､スイートピーSのコントディヴェールが2番目で6番人気②着でした｡

これらを馬券的中に繋げられなかったのは残念ですが､道悪のレースが多く､馬体重の重い馬のパワーが活きたようで､これは傾向通りでした｡

今週の牝馬限定戦は3場で9鞍｡この新馬券術と相性が良い3歳限定の特別競走は組まれていないので､少頭数で3連単好配当を狙っていくパターンになりそうです｡

---

続いては､新馬券術｢未勝利戦は初ダート馬作戦｣の検証に移ります｡4月30日東京2Rは前走の芝が7番人気で､今回は6番人気だったロードバルドルが①着｡この馬から流した3連複52.8倍が的中しました｡

▲4月30日東京2Rは6→4→12で決着


ロードバルドルが6番人気だったので､購入の流れに照らし合わせて3連複を購入｡十分好配だったのですが､3連単を買っても良かったかなぁと欲が出ますw

そして､4月30日阪神1Rは手ごろな12頭立てということで3連単で勝負｡20.8倍が的中しましたが､トリガミとなりました…｡

▲4月30日阪神1Rは2→7→9で決着

近3走で連続②着のロードマゼランが強いとみて①着付けに｡前走の芝が6番人気で､今回2番人気のスーパーチーフが②着でしたが､③着は4番人気｡上位人気馬の決着となり､配当が跳ねませんでした｡

先週､ダートの未勝利戦へ出走した初ダートの馬の成績は[1.1.0.16](勝率5.6%､複勝率11.1%)｡このうち前走8番人気以内に絞ると[1.1.0.4](勝率16.7%､複勝率33.3%)でした｡初ダートの馬たちが全体的に不振だった中でも､前走8番人気以内の馬たちは安定感を示しています｡

そして､研究を進めているダートの未勝利戦へ出走した初出走の馬の成績は[0.0.0.12]｡一応の狙い目としている｢4番人気以内｣の馬がいなかったので､傾向通りと言える結果でした｡

例年この時期あたりから､芝の未勝利戦が増えて､ダートの未勝利戦が減少｡対象レースは少なくなりますが､その分､狙いすまして好配当ゲットを目指します｡

---

続いて､新馬券術｢持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦｣の検証です｡先週は狙い馬が4鞍に5頭いましたが､いずれも馬券圏外｡従って的中馬券もありません…｡

4鞍のうち3鞍がダートのレースで､その3鞍はいずれも道悪｡持ち時計のある馬が有利に思えますが､そうはなりませんでした｡実際､以前も芝の道悪で持ち時計上位の馬が好走したケースがあり､持ち時計に関するイメージを覆されました｡まだまだ研究の余地があるようです｡

今週狙えそうなレースは厳選1鞍です｡

■立夏S(東京ダート1600m)
1位:1分35秒3(重)サンライズウルス
2位:1分35秒5(重)ヘライア
3位:1分35秒8(重)ヤマメ

立夏Sは持ち時計をベースに今回の斤量1kg増減=0秒2で計算する“想定持ち時計"比較で2頭が抜けている一戦｡1分35秒5でサンライズウルスとヘライアが並び､3位に0秒9差をつけています｡この2頭を狙えそうです｡

---

さて､研究中の｢内外指数｣は先週から10頭立て以上のレースのみを対象とする方針にしました｡芝のレースで馬券圏内に入った馬の馬番を全て足し､レース数で割ることで､内外どちらが有利なのか馬場の傾向が見えてくるのでは､という推測の元､研究を進めています｡

天皇賞･春が行われた阪神芝の先週の｢内外指数｣数値は18.6｡3週前25.9､先々週21.2と､意外にも週を重ねるごとに数値が減少し､比較的内目の枠の馬が馬券に絡んでいました｡天皇賞･春は8枠2頭のワンツーとなりましたが､それでもこの数値｡毎週の数値の推移に注目していれば､開催進行→外枠有利というイメージに捉われず､美味しい馬券に辿り着けるかもしれません｡

開催3週目を迎える東京芝は先々週が28.0､先週が21.0｡先週は10頭立てのレースが3鞍ありましたが､それを考慮しても数値が大きく下がっています｡この傾向が続けば､今週の東京芝は内枠の馬が狙えそうですが?


※投稿いただいた内容は､今後､弊社雑誌､書籍､ウェブ､その他の媒体へ掲載･収録させていただくことがあります｡ご了承ください｡